村岡花子のレビュー一覧

  • 炉辺荘のアン―赤毛のアン・シリーズ7―

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    6人の子供の母となり、忙しい医師ギルバートを支え、大きな炉辺荘を女中のスーザンと共に切り盛りするアン。ここでは主役はアンの子供たちだ。様々な冒険や悩み事を乗り越え成長していく子供たちを見守るアンとギルバート。ちょっと不思議なのは5番目のシャーリーのエピソードが全くないこと。だからこの子のキャラクターが伝わってこない。この巻ではアンの意外な一面がうかがえる。けっこうカカア殿下ではないか?6人の子供たち全員に自分の実家にちなんだ名前をつけ、ブライス家よりクスバート家のほうを優先しているような気が・・・ギルバートはそんなアンにひたすら尽くす。そしてそんな夫に対して「近頃夫の態度が物足りないわ」なんて

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    2010年05月20日
  • アンの夢の家―赤毛のアン・シリーズ6―

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    アンの新婚時代。ここフォアウィンズが、アボンリーに代わってこれからの2人のホームタウンになる。新しい人生のスタートをきったアンとギルバートは、何人かの腹心の友を得る。特に大きな影響を与えたのが、ジム船長とミス・コーネリアだろうか。ジム船長はやがて亡くなるが、この人の人生哲学や人柄は実に魅力的だ。甘い甘い新婚生活を送るなかで、初めてのわが子を亡くすという幸福の絶頂から不幸のどん底に突き落とされるような試練も味あう。新しい友人レスリーは辛い生活を送っているが、それほど同情できないなぁ。自分で選んだことだ。拒絶しようと思えばできたそうだから、ギルバートの見方が正しいと思う。しかし、ここでもあり得ない

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    2010年05月09日
  • アンをめぐる人々―赤毛のアン・シリーズ8―

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    2010.4
    「偶然の一致」が一番好き。あんな偶然絶対ありえないだろうけれど、でも、この時代のこの島でなら、ありえそうな気がする。

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    2010年04月22日
  • 虹の谷のアン―赤毛のアン・シリーズ9―

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    アンシリーズではありますが、子供たちの物語で、アンはほとんど出てきません。
    宗教的な話はあまりわからないんですが、あるだろうな~と思えるようなお話が多いです。戦争の影が出始めていて、次のお話が怖いです。。。

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    2010年04月20日
  • 炉辺荘のアン―赤毛のアン・シリーズ7―

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    2010.4
    高校生の時に読んだときはピンとこなかったけれど、今読むととても面白い。でも「アン」が少し遠くへ行ってしまったような寂しさも。

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    2010年04月16日
  • アンの幸福―赤毛のアン・シリーズ5―

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    2010.4
    映画の記憶がちと混じる。昔は一番嫌いな巻だったけれど、読み返してみたら全然つまらなくなかった。アンがいじめられている印象があったからかな?

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    2010年04月05日
  • アンをめぐる人々―赤毛のアン・シリーズ8―

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    スピンオフ的なお話が大好きなので、
    大好きなアンのシリーズのスピンオフなんて、大好物v
    いいな~!

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    2010年04月02日
  • アンの幸福―赤毛のアン・シリーズ5―

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    アンが、少女から女性になっていく。

    でも、やっぱりアンの魅力はそのままだ。

    アンはキラキラしてます。

    アンから学ぶことはまだまだたくさんあります。

    アンは、ずっとずっと子供の頃のように成長し続ける。

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    2009年10月07日
  • エミリーの求めるもの(新潮文庫)

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    エミリーシリーズは、もしかしたら、もっといい邦題が付いてればもっと親しまれたのでは、と残念に思ったりします。

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    2009年10月04日
  • アンの娘リラ―赤毛のアン・シリーズ10―

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    読んだ後、暗い気持ちになった。第一次世界大戦が世界の人々に与えた暗い影響。それが重くのしかかった話だった。反戦本だと思う。

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    2011年07月21日
  • エミリーの求めるもの(新潮文庫)

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    エミリーシリーズ最後。エミリーはアンより気難しい子だけど今読んだからこそエミリーを受け入れられたんだと思う。昔読んだときはきっと何もわかってなかった。

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    2011年07月21日
  • 可愛いエミリー(新潮文庫)

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    もう内容さえも忘れてた「可愛いエミリー」読みました。アンのほうが柔軟で目が外に向いてると思った。エミリーは生き辛い子だなと思うけどとても魅力的な子。

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    2011年07月21日
  • パレアナの青春

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    『少女パレアナ』の続編。『少女パレアナ』を読んだ人は、一読の価値あるかも。好みが分かれるところだとは思いますが。

    この話は、純真無垢な少女だったパレアナが成長した時間を含む物語だ。それだけに、パレアナがどのように成長するのか―小説の中でしか存在しないような、明るく無邪気な少女が、一体どのような女性に成長したのかを見ることができる点で、興味がわく。

    純真さと成長というのは、反対の存在だと思う。しかし、『パレアナの青春』で作者は、パレアナをかつての純真さを秘めたまま、大人の女性として成長した好ましい女性として描くことに成長している。そこが非常に素晴らしく、また、パレアナの読者としても嬉しいとこ

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    2009年10月04日
  • 可愛いエミリー(新潮文庫)

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    モンゴメリは「赤毛のアン」が有名だけど、エミリーも忘れてはいけません。明るいアンには憧れを抱くけど、青い顔したエミリーには共感を抱いてしまう。

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    2009年10月04日
  • 丘の家のジェーン(新潮文庫)

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    モンゴメリの作品。アンと同じく少女の話。
    何をしてもダメと否定される少女が、プリンスエドワード島で父との暮らしを送る中で取り戻す、最も自分らしい自分。
    モンゴメリの話の中では、一番好きな物です。

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    2009年10月04日
  • 青い鳥文庫 アンの幸福 赤毛のアン(4)

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    ギルバート宛の書簡形式、素敵だった~~~♡
    透明感溢れるアンの人柄、心のうちが自然と浮かび上がってくる

    こんな手紙を受け取るギルバート、本当にアンのことが愛おしく感じるだろうな

    挿絵を見て、大人になったアンが当たり前にパフスリーブの服を着ていることに感動した

    最初の一年目、11、三伸、で急にきたギルへの愛!!
    急じゃないんだけどアンはずっとギルバートを愛しているんだけど、唐突な気がしてギュンときた



    第二年目のクリスマス休暇に、アンは駅からグリン・ゲイブルスまでのドライブがいつも楽しみで、
    “はじめて、ブライトリバーからマシュウといっしょに馬車を走らせてきたときのことが、かならず思い

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    2025年10月21日
  • スウ姉さん

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    基本的に淡々として簡潔でわかりやすいからこそ、ところどころ心が大きく動かされたときの強い描写が目立つ。すごく読みやすい文章だった。

    少女小説に関する本を読んだので、家にあったこれに手を出したのだけど、こんなに直球に、女性のしんどさを大きく出した展開なんだなぁとびっくりした。ある種王道というか。一気に読めちゃったからおもしろかったけど。

    いやー、でも、これをそのまま素直によく受け取るのは現代の読者には難しいのでは……わたしには難しかった。教授の言葉がすごくつらい。取り返せないものは絶対にあるから……。

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    2025年09月27日
  • アンの幸福―赤毛のアン・シリーズ5―

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    もはや、アンシリーズの第5弾に突入。

    ギルバートとの婚約時代で、アンが校長として赴任した町での生活が描かれている。

    だんだんと大人になったアンが伺えるが、やはり彼女の魅力的な人間性は変わることなく、人々に幸せをもたらす。

    皮肉な態度しかとれないキャザリンの心を溶かし、愛されずに育つ小さなエリザベスに笑顔を与える。
    この「小さなエリザベス」として描かれる少女もまた、とても可愛い。
    モンゴメリは、幼い子どもを愛らしく描くことにかけては私がこれまで読んだ中でも一番印象に残る。

    そして、これは第5弾に限ったことではないが、自然の美しさの描写力とそこに生きる人間の生活の美しさ。
    月夜の散歩の楽し

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    2025年09月14日
  • 炉辺荘のアン―赤毛のアン・シリーズ7―

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    これはもう、完全に「婦人」になったアンの話だ。
    六人のまだ幼い子どもを慈しみ育児をしている様子が伺える。それは、それでアンらしい育児方針や子どもたちの可愛らしいエピソードがあって楽しいのだが、なんだかもう少女の面影のあるアンはなかなか出てくることはなく、少し寂しい。
    ダイアナと久しぶりに会う場面があるが、ほんの一時、グリンゲイブルス時代の少女時代を懐かしみ、愛しく思い出すものの、やはり、二人とも現在の家庭や子どもを思い出し、そしてその現実に戻るのをむしろ楽しく思いながら休暇を終えるのだ。

    なんとなく夢見がちだった少女時代の話が好きだったが、その夢見る頃を過ぎてもなお魅力的に生きるアンを見て、

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    2025年09月14日
  • 青い鳥文庫 アンの愛情 赤毛のアン(3)

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    前作のラベンダーさんたちの結婚式直後のアンとダイアナの会話からはじまる

    レドモンドで大学生活を満喫するアン
    故郷の素晴らしさ、故郷への想いが際立つ

    婚約・結婚を意識した十代後半のアン
    質素ながらも華やかで麗しい姿がたくさん

    第一章 変化のきざし
    第二章 秋の飾り
    第三章 出発
    プリシラ・グラントとの再会
    第四章 四月の淑女
    フィリップ・ゴードンとの出会い!
    第五章 故郷からのたより
    グリン・ゲイブルスを懐かしく感じるアンの気持ち
    マリラの手紙から受け取る愛情やリンド夫人の“らしさ”満載の手紙が懐かしさ倍増させる
    第六章 公園で
    ふたりの“P”!!フィリパの頭文字も“P”!!
    第七章 帰省

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    2025年07月13日