【感想・ネタバレ】赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―のレビュー

あらすじ

ちょっとした手違いから、グリン・ゲイブルスの老兄妹に引き取られたやせっぽちの孤児アン。初めは戸惑っていた2人も、明るいアンを愛するようになり、夢のように美しいプリンス・エドワード島の自然の中で、アンは少女から乙女へと成長してゆく――。愛に飢えた、元気な人参あたまのアンが巻き起す愉快な事件の数々に、人生の厳しさと温かい人情が織りこまれた永遠の名作。

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感情タグBEST3

購入済み

久しぶりの再読

何年かに一度は読んでいます。今回は後半涙が止まりませんでした。トシをとったのを実感した次第です。この話、女性がそれぞれ強くていいですよね。みんなイキイキと生活しています。それでもパフスリーブ、いちご水、オーガンジーなどの単語がてんこ盛りの女性らしい話です。訳もすばらしい。リンドの小母さんなんかの話し言葉、聞こえてくるようです。庶民的な言い回しと上品さとがうまくミックスされてますよね。続きも読み返します。

4
2014年02月28日

Posted by ブクログ

とにかく美しい小説だと思う。
特に自然の情景に関する表現。
森林の緑、花の色、香りまでもがリアルに感じられる。

子どもでも大人でも、何度読んでも楽しい。
読みすぎてボロボロになってるが、ずっと手放さずに置いておくだろうと思う。

0
2025年11月25日

Posted by ブクログ

「道にはつねに曲がり角があるのだ」

アンはなんて素敵なヒロインなんだろう。
読んでいると明るく、そして自分が強くなれるような気になる。
どんなことが起きても、アンのように人生を楽しんでいきたい。

0
2025年11月21日

Posted by ブクログ

100年以上前の小説とは思えないくらいおもしろい。
思わず病院の待合室で吹き出すくらいでした。

子供の頃に子供向けの本でストーリーを知っていましたが、大人になって読むとアンがかわいい子供として見れたりマリラに共感することが多いので、また違った視点で楽しめました。
また、短編がずっと繋がってるような構成なので少しずつ読むのに適していて、私は長文を読み続けるのが苦手なのでその点でも読みやすくて良かったです。

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2025年09月20日

Posted by ブクログ

昔読んだことがあったけど改めて読んだらすごく感動した。年齢と共に味わい方の変わる小説だと思う。
アンの生い立ちが思っていた以上に不遇で、アンの性格がそれを感じさせなかったんだなと思った。人生をどのように捉えるのか、頭の中で何を考えるのかは自分次第。考え方次第でいくらでも自由になれるんだと教えられた。
マリラとマシューが本当にいいコンビで、2人とも表現の仕方は違うけど心からアンを愛したからこそアンはあんなにグリーンゲイブルズを愛したんだろうなと思う。マリラとマシューはほんといい人!
恋愛話が殆ど出てこないのもすごい。

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2025年08月25日

Posted by ブクログ

マリラやマシュウ同様、アンの虜になってしまった。

アンが語る美しいグリン•ゲイブルスの風景や
心躍る出来事は、まるで宝石箱をのぞいているようで豊かな気持ちになれた。

何度も読み返したい1冊。

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2025年08月23日

Posted by ブクログ

小学生の時に青い鳥文庫で熱中してた赤毛のアン、村岡花子さん訳のが読みたくて、最初から全部読み返すことにした!!
私が読書好きになった原点でもあり、ずっと心の1番奥の方にある作品。
社会人になった今改めて読むと、毎日の生活を楽しもうという姿勢が失われていたことに気づいた。アンの発言、考え方、ページを捲る度に驚かされてばかりで、当たり前だけど小学生の頃と変わってしまったと思った。
あとは、マシュウの章は、今年親友を亡くしたことと重ねて、すごく悲しかったしアンに共感しながら読めた。
とにかくアンが愛おしくて愛おしくて、読んでる間じゅうずっと幸せな気持ちになって、私も人生がんばろうって思える。

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2025年08月02日

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ネタバレ

赤毛のアンがこんなに面白かったとは!
言葉の洪水。アンは話し始めるのに、まず2ページくらい妄想を語る。目にするちょっとした事から盛大なファンタジーが展開して、予想外でめちゃくちゃ面白い。
頭の中にイマジナリー・アンがいれば、変わり映えしない・ストレスばかりの毎日でも彩り豊かになるのでは。これから実践したい。
子供の頃に読んだら、かなりポジティブに影響を受けたのではないかと思う。ちょっと残念。

ただ、もうマリラぐらいの自分が読むと、アンの豊かな感受性から来る世界のきらめきも、愛情豊かな家族と周囲の人間関係も、かけがえのないいっときのものだとわかっていて。マリラと一緒で、幸せが身にしむほど泣きたくなる。

それと最後まで読んで、子供の頃アニメを見て、アンが大学進学をあきらめて家に残ったことにどうしても納得できなかったのを思い出した。
今読むと、思った道に進めなくても、真っ直ぐの道から曲がり角に進んでも、その向こうには今までに見たことのない美しい花があるだろう、自分の想像力や家族や友情で、どんな道でも自信を持って進んでいけると思えるのはなんて素晴らしいんだろうと思った。

「夢をあきらめない」というのは聞こえはいいけれど、現実にはあきらめざるをえないことが多い。それは負け・挫折で、実力や努力が足りなかったからだとネガティブに捉える雰囲気がある。
でも道はひとつではない、夢のあり方が変わって、道を曲がっても胸を張って生きればいいというメッセージも大事だと思う。
私も、そういうことがすんなり認められる年になったということかもしれない。

美しい自然に想像力の装飾、うるさいほどに愛情豊かな世界。この優しい読後感にもう少し浸ってから続編を読もうと思う。

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2025年05月04日

Posted by ブクログ

プリンスエドワード島に行く機会があり、その直前に初めて読んだ。子供向けの話かと思っていたら、家族や人の温かさが詰まっていて号泣。またすぐ読み返したくなった

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2025年03月08日

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どうあがいてもマリラ目線の年齢となりました。
こんなにも愛を注いでいたんだなと、マシュウ、マリラと同年代だからこそわかる事ばかりでした。
読み直して良かったです。

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2024年11月12日

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尊敬する宮本輝さんが、毎年読み返しているとのことで、読んでみた。還暦間近のおっちゃんが読んでも感動した。名作とはこういうものか。

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2024年09月30日

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昔、家の廊下の陽のあたる一角に、お気に入りのクッションを持ってきて座り、紅茶とアップルジャムパン片手にこの本を読むのが至福の時間だった。
大人になった今でも心のなかに架空の村「アヴォンリー」が存在し、陽の当たる心地よい一角をかたち作っている。

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2024年08月16日

Posted by ブクログ

アンの生い立ちから、たくましい想像力が育ったんだろうけど色々な失敗や葛藤や悲しみや喜びを想像だけでなく経験できたのは、マニラ・マシュー兄妹のおかげだと改めて思う。

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2024年08月14日

Posted by ブクログ

読み返すのはもう何度目になるのだろう。10歳でアンを知ってからもう38年!何年経っても、アンは愛すべき少女。本をひらけば、アンと一緒に泣いたり喜んだり。歳を重ねていけば、マリラの視点でアンをみることもできてきた。リンド夫人は職場や近所にもいそうな人だし、ダイアナはいつもエクボがかわいい。マシュウのような、口下手で仕事熱心なおじさんもまた近所にいそう。アンと同じ気持ちで最初から最後まで読むことが逆にできなくて、途中からはアンを見守るマリラとマシュウの視点で物語を読む自分。そんな自分を感じつつ、アンの数々の失敗や輝かしい出来事に胸踊るのは初めて読んだ10歳の私を思い出させます。私の素を作った赤毛のアン。ゆっくりと全シリーズを読み進めていきたい。

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2024年06月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とても素敵な本‥なんでいままで読まなかったのだろう…
アニメでは小さいときに見たことがあったけど、本だと細かいところまでわかってよかった
マシュウが袖の膨らんだワンピースを買ってくれるエピソードが好きで好きで…
アンの小さいときの想像力とおしゃべりがとても面白い
だんだん大人になって、失敗もしなくなって立派になって、野心を持って、それを達成するところに成長を感じた。
マリラの表に出さない愛情も素敵
アンが言う、ぞくぞくする、っていう表現方法が好きだった
割と、エピソードそのものを書くんじゃなくて、帰ってきてからアンがマシュウとマリラに話すっていう形が多くて、この本の特徴だなぁって思った
リンド夫人と仲良しなのか、アンの話にリンド夫人の教訓がいっぱい出てくるところも好きだった
マシュウが亡くなったあと、マリラの目もよくないってわかったときに、アンが奨学金を諦めて、グリンゲイブルズに残るっていうことを決めたとき、人の夢って一つじゃないんだなぁと改めて感じた
大学に行きたい、マリラの手伝いもしたい、って、夢はいくつもあっていいし、そのための手段もたくさんある
自分が納得できる手段なら、最短距離じゃなくてもいいんだって思えた。
これは、これからの人生で選択に迷ったとき、使えると思った
早く続きも読みたいー!!

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2024年05月19日

Posted by ブクログ

言わずと知れた名作。昔読んだが再読。それくらいたまに読みたくなる世界観。想像力逞しい赤毛の少女が、グリーンケーブルで様々な失敗や感性豊かな経験を積みながら成長していく物語。読めばわかる!読まねば理解できない。

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2024年04月09日

Posted by ブクログ

明るく聡明なアン。誰もが彼女を好きになる。
私もその1人です。
赤毛のアンの世界観が大好きです。
心温まる素敵な物語。

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2024年04月04日

Posted by ブクログ

よく喋るアン、歳を重ねるにつれて少しずつ口数が減っていくのがちょっぴり寂しい。プリンスエドワード島、いつか行ってみたい。

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2024年02月04日

購入済み

子供の頃から絵本や映画でストーリーは知っていましたが、大人になってから文字にして読むと、こんなにも素晴らしい本だったのかと感激しました。作者の、人を見る審美眼や繊細な表現力は、大人だからこそ味わい深いものだと思います。

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2020年01月19日

購入済み

シリーズだけど1巻だけ好き

10巻までシリーズがありますけど、2巻は微妙で3巻の途中で挫折してしまった。
しかし、1巻の内容は少女が主役の青春小説として最高の作品だと思います。
アンの口からあふれだす妄想の数々は非常に色鮮やかな印象を与えてくれ、こんな少女と10代の時に出会っていたら、恋に落ちずにはいられなかったでしょう。

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2018年10月27日

購入済み

年代を越えて楽しめる小説

もう何十年も前に夢中で読んだ赤毛のアン。実家の戸棚に古くなった文庫を見つけました。懐かしくなり、電子版を購入しました。再度シリーズ全巻読み直すつもりです。マリラと同年代になった私が読むとどんな感じかと思いましたが、一気に読み進めました。まるで自分がアンの年代に戻れたような気分になりました。年代に関係なく楽しめる事を確認できました。続巻も続けて読むつもりです。

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2023年01月24日

Posted by ブクログ

言わずと知れた、名作中の名作。
約120年前の小説なのに、全く色褪せる事なく子供から大人まで虜になるシリーズです。

改めて読むと、人情味が溢れる、優しい内容でした。少しずつ成長していくアンが可愛らしく、時に頼もしくもあります。
周囲を取り巻くマリラやマシュウも魅力的です。

アンはとにかく、よく喋る女の子で一緒にいると疲れるな‥と感じたものの、理解力があり前向きです。ただ、とても頑固で意地っ張り。そんな欠点を描く小説も、アン・シリーズの魅力の一つかも知れません。

ピクニックを待ち焦がれるアンが、「何かを楽しみに待つということが、そのうれしいことの半分にあたるのよ」とマリラに言った場面が印象的!

改めてそんなワクワク感を噛み締めてつつ、生活してみようかなぁと前向きになります。

大人でも、子供心を忘れてはいけないね。

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2025年10月04日

Posted by ブクログ

美しい情景描写とアンの明るい性格が、心を温めてくれた。活力あふれるアンを心に宿し、現代を生きていこうと思う。

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2025年11月02日

Posted by ブクログ

物語の前半では見開き1ページがアンのセリフで埋まってしまうほどおしゃべりだったのに、どんどん大人びた少女になっていく描写が素敵でした。マリラとマシュウの愛情がとても感じられ、心が温まりました。また、日曜学校や寝る前のお祈りなどあまり馴染みのない文化を知ることができて楽しかったです。

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2025年04月23日

Posted by ブクログ

アンの天真爛漫な姿と
その少女に、厳しくも温かい愛情で
包むマリラの姿が、胸に迫った。
『あんたには私がいるし
私にはあんたがいる』とマリラが
アンへの思いを口にする場面は
胸が温かくなった。


アン。あなたに出会えて
私も幸せな気持ちになれました
ありがとうね

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2025年04月21日

Posted by ブクログ

各章の話が短く、おやすみ読書に最適です。いい夢が見れます。
アンの純粋で素直な心やは、元気や希望と人生の大切なことを教えてくれます。特に自然に対する彼女の幸福な様子は読んでいてこちらも幸せになり、また私たちの身近な幸せというものを気づかせてくれます。

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2025年02月11日

Posted by ブクログ

『あしながおじさん』のジュディーを想起させるのは、「孤児だった」「学校で勉学に励む」という構造が何となく似ているからであって、人物像としてはかなり違った。天真爛漫というよりは夢想家で、初期は若干生意気な少女感があるのがアンである。しかし徐々に教養と知識を備える優れた女性に成長していくのはマリラだけでなく、我々読者としても寂しい思いになる。

それでもアンのマリラとマシュウという"両親"への愛情は紛れもなく尊く、アンを手のかかる子として扱っていたマリラがツンデレのようにアンを愛し、褒める様子も最高である。

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2024年10月27日

Posted by ブクログ

とにかく自然の描写がすばらしくてアンが魅入られたアヴォンリーの情景が目に浮かぶようだった

最後のマシュウの台詞にぐっとくる

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2024年06月29日

Posted by ブクログ

小学生か中学生の時に読んだと思っていたけど、漫画を読んだのであってたぶん小説は初めて。漫画のコマが随分鮮明に脳内に思い出されて自分の記憶力に驚く。一体どれだけ読み込んでいたのだ。今回小説を読まなければ思い出さなかった映像だ。
サクサク進む書き方。アンにはいつまでも子供でいてほしいのに大きくなるのを残念に思ってしまう。まるでマリラじゃないか。次巻以降楽しめるかな。マリラとマシューの老いも悲しい。自分の親もそうなるなんて辛いな。アンの成長を感じたマリラに感情移入して泣いてしまったが子供いないし欲しくないのになんで笑?どちらかと言えばいつまでも子供のままの未熟な私なのでアンよりマリラに共感できたことは喜ばしいことかもしれない。それともそんなことないんだろうか。
と、まあ最後の方は色々変化が起こったのでいつまでも子供のアンを読みたいと思った。また、あんな素敵な自然に囲まれて暮らせるなんてどれだけ羨ましいか。心の底からそんな所に生まれてみたかった。ああいう自然を味わいたいならそれこそアンのように想像しないといけないけどそれじゃ満足とはいかないな。アンブックスと言えば「腹心の友」だけど、そういう友達がいるのも羨ましい。自然と友達、今一番ほしいものなんだが。

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2024年09月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

子供の頃に何となく読みはぐった本を読んでみるなど。
いやー、有名すぎる作品だし、うっすらアウトラインは知ってたけど…ほんにようしゃべるお嬢ちゃんだこと(笑。
ギルバートが思ってたよりいいヤツだったり、アンが非情なほど頑固だったり。
こんなストーリーだったんだねー!
大人になって読んでも十分以上に楽しめました。
自然描写も良かったな~。アンの命名はちょっと少女趣味過ぎるけど、その辺はやっぱり子供の頃読んでたほうが受け入れやすかったかなと。

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2025年05月28日

Posted by ブクログ

ギルバートを永遠に許さないアンのプライドの高さに敬服する一方、和解のチャンスを逃してからは割とそのことを気にしているいじらしい面もありアンがアヴォンリーの皆に愛される理由がわかる。

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2025年04月18日

Posted by ブクログ

大好きな益田ミリさんがエッセイで若い頃に夢中で読んだと仰っていたので、読んでみました。
グリンゲイブルスの美しい自然の中に自分もいるようで、楽しい一冊でした。

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2025年01月17日

Posted by ブクログ

最初はなんてやかましい女の子だと思った
あまり面白いと思わなかった
中盤以降くらいから幾分のめり込んできたかな。
大きくなるにつれて魅力ある女性になってきた感じ
続編はもういいかなと思っていたけど読み終わったら読みたくなった

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2024年06月01日

Posted by ブクログ

生きることを楽しんでいる人って、とても魅力的ですね。何事にも楽しむことで、全てが良い方に転がっていくような気がします。

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2024年03月26日

購入済み

昔、児童用に翻訳されたものを読んだのですが、一般向けになると細かい内容が省略されずに書かれていて、「そういう話だったのか」と思いました。

児童用よりも現実的というか、ドロドロしたり(とは言ってもアンのドロドロは綺麗なものですが)、鬱々したり、駆け引きがあったり…でも、そういう、苦悩する所も含めてアンという少女も、その物語も素敵だなと改めて思いました。

特にイメージ変わったのがジョシー・パイ。そこまで嫌な奴だったのね…(笑)

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2020年06月22日

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