【感想・ネタバレ】アンの愛情―赤毛のアン・シリーズ3―のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年11月19日

久しぶりにアン・シャーリーに会えた!第3作目はアンが大学生となり、ダイアナと離れ離れになる。アンの大学生活は学業も人間関係も活発に展開。中でもギルバートから愛の告白をされるが、友情の域を出ないので不成立。ダイアナが結婚し、さらに女性友人のフィルも結婚。アンにもロイという長身で上品な容貌の男性が現れる...続きを読む。アンもこれが恋?と思うが、ロイの魅力って?最終的に断る。いよいよラストでギルバートがアンに再チャレンジ!そして・・・この作品でアンがさらに人間的に成長する。アンの明るさ、面倒見の良さを誰もが応援している。⑤

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Posted by ブクログ 2023年04月18日

何度目かの再読。

アン・シリーズ3の読みどころは何といってもクライマックスで、アンが本当の自分の気持ち、というと陳腐な表現になるので、ここは思いきって言葉にしよう、「真実の愛」に気づくところでしょう。そうでしょう。

そのクライマックスまでの、アンの華やかな大学生活は、時代が違う今でも羨ましいもの...続きを読むがあり、自分のかつての大学生活との充実ぶりの違いに今更ながらガックリくる・・・

前回までは全く注目していなかった、ボーリングブロークの生家を訪れるシーンは、なかなかに感動した。そして、もっと感動したのが、それに続くアヴォンリーへの帰郷で、マリラの「自制を失い、わが娘をひきよせ・・・」という喜びように胸がつまった。なんという深い愛情。「マリラは来しかたを振り返っていた」とあるとおり、今のマリラはアンの存在あってのもの。逆も然りで、今のアンはマリラ(とマシュー)があってのもの。血より濃いものをここに見ることができた。

さて、次はアン・シリーズ4。実は初めて読むので、楽しみ!

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Posted by ブクログ 2022年04月09日

赤毛のアンシリーズで1番好き。アンとギルバートの関係が素敵すぎる!最後のページの接吻の意味が小学校の頃分からなかった思い出

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年10月03日

アンシリーズが好きだったのはここまでだったな。アンは永遠に青春のままでいて欲しかった。
もちろん、赤毛のアンは別格だし、アンの青春も大好き。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年04月02日

パティの家で友達と暮らすのがとても楽しそう。フィルは最初あんまり好きじゃなかったけどどんどん好きになった。

ギルバートとアンが結ばれて本当に良かった。

みんな大人になってて読んでる側としても寂しくなった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年09月14日

レドモンドでの大学生活のお話。
引き込まれて毎晩どっぷりアンの世界で暮らしてた!
新たな登場人物フィルはかなりパンチの効いた友達で、最初クラッとしたけどどんどん魅力的になってよかった。
パティの家で自分も暮らしてる気分が味わえた(o^^o)
ギルバートから「えっ、そんな言葉を⁈」というような悪口出た...続きを読むり、ダイアナが大胆なことしてアンと共に目をチカチカさせたりと、これまでの登場人物たちのまた違った一面も見られてよかったな。

愛ってなあに?がテーマと思われるこの作品、肝心なアンだけがギルバートへの気持ちに全く気づいてなくて、だけど他の人の話の要はだいたいギルバートに繋がることだらけで、「ちょっとアン!あんたの心にも刺さっているんじゃないの!気づいて気づいて!!」とフィルやダイアナ、マリラやリンドおばさんと同じ気持ちで終わりまでハラハラひやひやさせられた。
引っ張って引っ張って、ようやく本心に気づくアン…なかなか鬼なことをなさる…。
ギルバート、がんばったね…。よかった…。゚(゚´Д`゚)゚。

ダイアナの結婚式に子ども時代を思ってうるうるしたり、ポールやデイビーがだんだん大人になってたりに少し寂しくなったりと、3倍4倍に楽しい時間でした。
フィルがクリーム色の絹地にバラの蕾を刺繍したドレスを着たアンの姿を想像してうっとり。見てみたいな。

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購入済み

2020年02月07日

今も昔も、大学時代が一番青春だなと思えます。アンの一番輝かしい時期の希望や友情がいっぱいで、特に面白いです。

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Posted by ブクログ 2019年04月08日

鼻がつんとしてる。涙が出そうになる。あぁアン・シャーリー、良かったね。ギルバートと幸せになるのよアン・シャーリーって気持ちでいっぱいになる。
大学生のアンが楽しいことや悲しいことをたくさん経験して本当に愛しているずーっとそばにいた人をちゃんと見つけた。幸せのお裾分けをもらったみたいです。
次は『アン...続きを読むの友達』を読む!!

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Posted by ブクログ 2019年04月02日

アンの大学時代のお話。
友達の死だったり結婚だったり子供が生まれたり。
若くして死ぬということ・・は悲しかったなあ・・・
アンが真実の愛に気づくまでが長すぎて!
個人的にはフィルがとても好きです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年12月03日

アンがレドモンド大学で学ぶ時代。この頃、ダイアナが結婚し、大学の級友たちも結婚が決まっていく。アンにも恋の相手ができたと思ったら・・・結末は泣けてしまうくらい最高ですね。

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Posted by ブクログ 2016年09月03日

勉学と、遊びと、将来への希望と、自由に満ちた大学生活が描かれており、自分自身の学生時代の楽しかった記憶を刺激する。以前読んだときは、輝かしい学生生活という印象を強く持ったが、今回はそれ以上に、叶わぬ夢や行き違い、過去との変化を目の当たりにして感じるある種の哀愁といったものが強く感じられた。読むたびに...続きを読む新たな魅力を感じる、これからも大切に読んでいきたい作品。

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Posted by ブクログ 2016年04月16日

赤毛のアン3作目
大学にいったアンの話です。
アンにもようやく?
色恋沙汰がきます!
でも他人の恋愛を手伝ってばっかのアンは自分の恋愛となるとわたわたしててわかるよわかるってなりました。
しかし作中で
病死してしまう人がいたり子供が産まれたり人生の中で死と生を深く感じる年齢になったんだなと思いました...続きを読む
実際この年齢になった時に死と生を近くで感じることが起きる気がします。

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Posted by ブクログ 2015年09月05日

アンの大学生活と恋で充実した日々を送るお話。思い描いていた男性と付き合うことになり、幸せを感じながらも、ギルバートのことも気になって、二人のすれ違いにハラハラします。

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Posted by ブクログ 2015年06月04日

赤毛のアンの3巻目。アンの大学生としての日々。輝くようでいて悩ましい生活の先に、ギルバートとの未来をようやく垣間見られそうな結末で、思わず涙が出ました。

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Posted by ブクログ 2015年03月03日

「赤毛のアン」シリーズの三冊目。少女から女性へと成長していくアン。でも、彼女の核は変わらない。
学校時代、何回も読んで、楽しみました。小学校のころは、少女漫画の恋愛ものを読んだけど、少しずつ、小説で恋愛に対する憧れを募らせていった。

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Posted by ブクログ 2014年12月12日

18歳から22歳のアンを描いた作品です。
大学進学によって新たな生活、新たな友人、結婚について、人生のあらゆる転機がこの物語に詰まっています。
ギルバードとの恋の行方もこの巻が読みどころです❤

アンシリーズで1巻の次に大好きな巻になりました。

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Posted by ブクログ 2016年11月30日

アン・シリーズ3作目。
大学に進学したアンとギルバートとの不器用な恋愛模様が、多くの女性の感性を揺さぶる作品だと思います。
読み終わって、とっても気分爽快でした!

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Posted by ブクログ 2024年03月06日

さらに訳が酷くなっているのがもはやあっ晴れだがまあそれは置いておく。原作があるのに翻訳者が自分の解釈入れるなんておかしいとずっと思っている。
アンモテすぎやろ!あとパリピすぎ!という感想と、やはり何事もこれで終わりなのかとびっくりするほどあっさり進むので気持ちいい。3巻は思い切り恋愛付けだな。ルビー...続きを読む・ギリスにはびっくりだったな…。周りが自分を置いて大人になっていくと感じるアンには共感する。続きが気になる本よりこういう日常を追う本の方が公園で日光浴をしながら読むにはいい。
最後の最後をここでネタバレされて読んだのでそいつには適当なバチが当たれば良い。あと、裏表紙もしっかりネタバレなので次巻からは見ないよう気を付ける。本としてありえないだろどういう神経?

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Posted by ブクログ 2022年01月28日

空想好きなアンも大学生となり、過去二作には無かった、戸惑いや、嫌な一面が垣間見えたのが印象的で、そこには大人になっていくにつれて、ものの見方もそうだし、周囲の友人たちも変わっていくことへの、一種の諦観に近いものを感じたからではないでしょうか。

健全な物語といいながらも私には、そうした年齢を重ねるに...続きを読むつれて、どうしても向き合わねばならない鬱陶しい思いをアンも味わうのだといった、予想だにしなかった思いは、逆に言えば、アンに何か神々しい偶像めいたものを、私が勝手に抱いていたんだなと悟り、こうした現実的な描写も見せてくれるところに、名作と呼ばれる所以があるのかもしれないなと思いました。

また、「見えないものは永遠に不滅」、「わからないほうが素敵」と思っていたアンが、初めて、自分のそうした思いと相反する気持ちに立ち会えたことに、人生の複雑さと、生きていることのありがたみを思い知り、とりあえず、ほっと胸をなで下ろしたが、結末を知らなかった私は、読んでいる途中から、もうアンのことだけが気懸かりで、他の登場人物はあまり目に入らなかったことに、少々申し訳ない思いがしました。

実際、物語の内容として、アンのことだけではなく、今を生きているからこそ共感できる、現実的なフィルのキャラクターや、マリラのアンへの思いの深さを改めて知ったり、アンの両親の家を訪ねて、その愛の深さを知ることができたなど、色々、読み所はあったのですがね。

まあ、次はもう少し落ち着いて、ゆっくり読むことができそうです(笑)

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Posted by ブクログ 2020年12月26日

大学時代のアンの話。主にギルバートとどう結ばれるかについて書かれている。子供時代とはまた違った楽しみ方になるが、相変わらず赤裸々なアンの気持ちが、ある意味とてもリアルに思えた。アン以外の人も含め、恋愛小説の要素が強くなっている。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年09月29日

ミーガン・フォローズ主演の映画『アンの青春』では原作の2、3巻が下地になっている。
本巻は映画には現れない様々な人物が登場する。古き良き大学といった感じで好ましい。
フィリパのお嬢さんぶりはまるで若い世代にジェネレーションギャップを感じつつ感心するような気持ち。面食らう発言が多いのに全く嫌味がなく、...続きを読むここぞと言うところでグッとアンの人生を後押しする。
パティの家に住むみんなが学生生活を振り返るシーン、猫たち、帰省した時のアヴォンリーの様子、手紙のやりとりなど本筋に関係ない場面も面白い。
アンが数名から求婚されて屈辱を感じる気分など、ひどいけど、でもわかる、若いなあと思う。人に好かれるという事実はその人を慰めもするし傷つけもする。特に本命と出会っていない、あるいは気がついていないうちは。
まあロイについては長く付き合いすぎた感はあるが、現代でいえば学生時代の恋人と必ずしも婚約しないのは普通だし、アンが自分の理想に酔っていたのと同様ロイも持って回ったような振る舞いをし、二人とも恋愛ごっこっぽかったのではないかと思う。若者はこんなものということで。その点やはりギルは頭がいい。
ギルバートが異常に辛抱強いのは1巻で証明済みだが、まあ女子に都合の良いキャラ設定ではある。作者の夢かもしれない。
ルビー・ギリスの死によって、「天国での暮らしはここ地上から始めなくてはならないのだ」と悟る場面、ジョゼフィン・バーリーとの別れ、ダイアナの結婚、ダイアナが母になり、自分はダイアナの過去に属しているだけで現在には必要ないのだと侘しく感じる場面など、大人になって読むからこそしみじみする話が多い。
ところでギルバートへの気持ちに気づくクライマックスが案外短かった。
映画ではミニー・メイが危篤をバラしたけど、原作はデイビーなんですね。
どちらにせよシリアスシーンなのに子供が無自覚でサクッとバラす、ちょっと笑える場面。うまいですね、そういう効果も。
大人になって再読して本当によかった。本との出会いはタイミング。慌てて読むものではないと改めて気付かされた。

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Posted by ブクログ 2020年04月23日

アンや周りの人の成長が分かる第3巻。アンは大学生になり、新しい友達も増えたり恋をしたりして大人になっていく。

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Posted by ブクログ 2017年01月04日

夢の大学生編。
双子もちょっぴり大きくなったなぁ。
そこかしこで成長を感じられた巻でした。もちろんアンも。
長い長いすれ違いがようやっとね!まとまったのも素敵なところ。
このシリーズはのんびり集めよう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年10月09日

やっとおさまる所におさまった。って感じですね。
以前はこのシリーズ、アンの気持ち先行で見すぎてて、他の描写があまり頭に入ってこず、アンとギルバートの関係以外印象が薄かったんだけど、
今回はアンの周囲の人たちの話もちゃんと把握しつつ読み進めることが出来ました。

さて、4巻目からは読もうかどうしようか...続きを読む。。
結婚してしまうとアンも普通の人になっちゃうイメージがあるので、今までよりも読む気が進まない感じはある。。(^^;)

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Posted by ブクログ 2023年01月22日

題名の通り、アンやその友達の恋愛が中心の一冊。
アンの恋愛事情については、ちょっとご都合主義なところは否めないが
最後の方のダイアナに対して抱く気持ちはきっと誰しも持つものだと思う。

村岡さんの解説も毎回興味深いので読んでみてほしい。
赤毛のアンは、500ドル買い切りとしたために、出版でも映画でも...続きを読むルーシィ•モンゴメリに印税は入らなかったらしい。びっくり。

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Posted by ブクログ 2020年09月26日

第1巻と比べ、第2巻はあまり面白くなかったので、第3巻を読もうか迷ったが、既に買ってあったので読んだ。
初めの『赤毛のアン』が大好きだったからこそ、これ以上見ていられない。第4巻は読まないと思う。その方がアンの将来に「空想の余地」があって楽しい。
ただ、同巻の完訳版は読んでみようと思った。
当時のカ...続きを読むナダの文化、風俗は大変に興味深く、教育制度や移民たちの地位などにも興味を持った。解説書籍やオンライン講義などもあるようなので、調べてみようと思う。泥だらけになる描写はよくあるのに、入浴についての言及が少なくとも3巻まではなく、どうしていたのかとてもに気になる。

■追記2020.11
アンシリーズの完訳に取り組まれている松本侑子先生のオンライン講座を受け、いくらかアンの世界への造詣が深まった。カスバード家やバリー家、リンド家などアンと近しい人物はケルト系であり、パイ家はイングランド系である等の知見を得た。「ブレア」がスコットランド系のファミリーネームであるというような知識は全くなかったが、そういったことを知っていると、なぜマシューが「ブレアの店」を贔屓にしているかが分かるようになる。
在留外国人は少なくないのだろうが、日本にいると、在日韓国、朝鮮人かアイヌの人くらいしか、〇〇系のとして思い浮かばない。在日の人たちも国籍をとったり、とらなかったり、日本国籍者であっても〇〇民族としてアイデンティティを持っていたり、いなかったりするのだろうが、人のルーツというものは変えられないがゆえに、本人の自意識や肯定感、否定感を規定するバックボーンにならざるを得ないと思う。異なるルーツの人々の中にあって初めて意識されるものも多いのだと思う。
自分の父祖が異国に移り、苦労しながら開墾し、職を得、家庭を築き、まわりとは違う信仰を持ち、まわりとは違う年中行事を行いながら生活してきていたらどうだろうと考えてみる。自分はすでに日本語が分からなくなるくらい同化していても、日本や日本文化に対して想い入れを持ったり、同じ日系移民と新たな移民文化を築いたりするのだろうか。
 予備知識があるだけで、同じものを読んでも情報量が全く違う。適切に読解するために、より楽しく本を読むために、あらゆることを知り、考えていきたい。

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Posted by ブクログ 2020年01月31日

おさなじみのルビーが死ぬ前日にアンと話したことが死にゆく人の本音だろうな…
特に若くして逝ってしまう人の偽らざる気持ちだと思った。
それにしても頭よくてモテて色々友達がいたり、やっぱり小説だなぁ。アンが書く小説もこんな感じのものなのかも(笑)

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Posted by ブクログ 2014年11月15日

最後のシーンはロマンチックで震えました。ほんとに。
この巻で一通り満足してしまったので、以降を読もうか迷い中。少し寝かせてから、やっぱりアンが恋しくなるかもしれない。

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Posted by ブクログ 2014年06月12日

長い物語ほど読み進めていくほどに、それぞれのキャラクターが愛しくなるものです。
一方で、可愛らしい子ども時代を経て、友情の形が変わったり、分別をそなえた大人になっていくことは、どうにも淋しかったりもします。それほどにこのシリーズの登場人物、ストーリーは魅力的だということなのでしょう。

▲「なにもか...続きを読むも変わってしまうのね──変わろうとしてるんだわ」ダイアナは悲しげに言った。
「あたし、ものごとが二度と元の通りにはならないという気がするのよ、アン」
「あたしたち、わかれ道にきたのじゃないかと思うわ」アンは考えこみながら言った。
「どうしてもこなければならなかったのよ、ここへ。ねえ、ダイアナ、大人になるって、あたしたちが子供のころ、いつも想像していたほどに、ほんとに素敵なことだと思って?」
「わからないわ──素敵なこともすこしはあるにはあるわね」▲

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Posted by ブクログ 2014年06月12日

本書でアンは18歳から22歳までの大学生。友達4人で一軒家をシェアして借りたり、学業やキャンパスライフも書かれてはいるが、全編通して流れるテーマはズバリ恋話!
アンがギルバートの求愛を断り、その後絵に描いたような金持ちでハンサムな恋人が出来るものの、本当に好きなのはギルバートだと気づくまでの話。
...続きを読むの間ダイアナをはじめ多くの友人が結婚したり恋人を作る。10代の終りから20代の始めは人生のほぼ全てが恋愛⁈かと思われる時代、むしろこの間に恋愛出来ない人の方が稀だろう。
本書から登場するフィルは大金持ちのお嬢さまで美人で成績もいいけど、とっても自信家で一見鼻持ちならない奴だけど、何故か憎めない奴で、最後は貧乏な牧師さんの奥さんになる。アンに負けず劣らず明るく意欲的な人物で、その後の消息を是非知りたい。
この刊でも20年つきあってやっと結婚したカップルの話が載っているが、ラベンダーとポールの父のようなロマンチックな感じではない。
夢見る少女達が現実と向き合って成長して行く過渡期の物語だ。

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Posted by ブクログ 2014年02月25日

アンの大学生時代を描く。
前作ではアヴォンリーでの教師としてそして改善委員としての活躍が描かれているが、高校生程の年頃にしては大人びて理想の高い少女だった。
今作では、自由と恋愛を楽しみ、今の大学生と変わらず青春を謳歌している感じだ。
オジサン目線として「思わせぶり過ぎやしないか?」。
好意を寄せる...続きを読むギルバートを何度も拒絶し、散々貢いだロイを求婚の場で袖にする。
きっとそこが少女のロマンティズムなのだろうが、男性としては… 
天国のお父さんは「そんな娘に育てた覚えはないぞ」と言っていたに違いない。
それにしても、ロイはいい人過ぎないか?ギルバートは辛抱強すぎないか?

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