あらすじ
思い出多い「夢の家」に別れを告げて、アンは三色すみれでいっぱいの「炉辺荘(イングルサイド)」に移ってきた。いまや働きざかりの主婦となったアンは、忙しい夫ギルバート医師を助け、六人の子供たちの世話をし、次々に訪れる古い友人たちを歓待し、お手伝いのスーザン、猫のシュリンプとともに毎日息つく暇もない。しかし、必要とされる喜び、愛し愛される喜びは、なんとすばらしいものだろう。
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赤毛のアン・シリーズ7
アンが主婦になり、夫のギルバートと可愛い6人の子どもたちと明るく楽しい生活を送るお話。
アンの子どもたちが可愛らしい。愛に溢れた素敵な家族の姿に癒されました。
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主人公は、アンというよりも子供たち。小さな心かホッコリあったまるエピソードがいっぱいで思わず微笑んでしまう!でも、アンのヤキモチが一番可愛い!!
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赤毛のアンは読んだことはあっても、ここまで読み進める人は1巻目に比べて大分少なくなるのではないのでしょうか。
最後、アンとギルバートの関係がとても心配になりましたが、杞憂に終わり良かったです。
いつまでもユーモアの精神を持つのは大事なことなのですね。
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ババアいてこますぞワレェ!!
と思いながら読む部分があり、アン・ブックスを始めて読み飛ばした。人生良いことばかりではないけど、いや私は良い気持ちになりたくて読書をしているのだと思い、飛ばした。今までにもギブソン夫人だったか、極悪なババアが出てきたのでこういうところは短いといいな。
公園で読書するのにアン・ブックスはもってこい。他の本も読んでみたけど何故かアンには敵わない。訳がダメでも世界的大ヒットは読めるのがすごい。
シャーリーの話だけ何故かなかったので彼のことも知りたいけど、次巻はまたアンの周りの人たちのことなので出てこないだろうか。
最後は「おいおいギルバート、でもモンゴメリだもの信じてるぞ」って感じで読んだ。
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母親のアン。アンから子供たちに主役はうつってます。自分の子供時代を思い出します。あんまり遠慮しなかったり、別な面では遠慮したり、いろいろだったな。
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何と色彩に溢れた日々なんでしょう。ずっと恋人同士のような感じで続いていくのかと思わせて、でも今までと違うお互いにとまどって倦怠期?を感じるアンなど時の流れを普通に盛り込む、無いようであり得る生活が色あせない魅力でしょうか。
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≪内容覚書≫
夢の家での新婚生活時代から、
炉辺荘に移り、子育てに忙しいアンが描かれる一冊。
中心は、すでにアンより子供たち。
良き妻として、母としてのアンに出会える。
≪感想≫
6人の子持ち!
しかもギルバートは医者として信頼を得ている様子。
理想的な幸福像。
とは言え、6人も子供がいれば、入れ替わり立ち替わり、
小さな事件が起こる起こる。
さすが、アンさんのお子さんたち!と思わず笑ってしまう。
最後の方で、嫉妬するアンに喜ぶギルバートに、
前巻に続き、やはりにやけてしまう一冊。
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アンはすっかり普通のお母さんになっちゃってつまんないけれど、子どもたちの勘違いとか可愛らしくてほほえましいエピソード満載で楽しめます。最後はアンの勘違いも。ったく何だかなぁっ…ていうハッピーエンド。
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6人の子供の母となり、忙しい医師ギルバートを支え、大きな炉辺荘を女中のスーザンと共に切り盛りするアン。ここでは主役はアンの子供たちだ。様々な冒険や悩み事を乗り越え成長していく子供たちを見守るアンとギルバート。ちょっと不思議なのは5番目のシャーリーのエピソードが全くないこと。だからこの子のキャラクターが伝わってこない。この巻ではアンの意外な一面がうかがえる。けっこうカカア殿下ではないか?6人の子供たち全員に自分の実家にちなんだ名前をつけ、ブライス家よりクスバート家のほうを優先しているような気が・・・ギルバートはそんなアンにひたすら尽くす。そしてそんな夫に対して「近頃夫の態度が物足りないわ」なんて不満も抱くが、結局ギルバートが自分に対してどれだけ愛情を注いでいるかに気がつき一件落着。ラスト、美人独身キャリアウーマンとの対決でアンは「子供がいなくておかわいそうに。うちは大家族だわ」と勝ち誇ったようにつぶやく。「勝ち誇ったように」です。まるで一頃はやった勝ち組、負け組みたい。このキャリアウーマンは子供がいないことを指摘されてひるむのだ。ホントは辛いに違いない。アンにもちょっと小意地の悪いところがあるの発見して、完全無欠の優等生より人間味があってリアリティを感じた。
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ここまで来ると、アンよりも子供たちの細かい話の方が多くなります。最後はこれで終わり、ってかんじの終わり方でしたね。今までは、次の巻へつながる感じの終わり方だったのですが。
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医師のギルバートをささえるアンの生活を描く。前半は夫のおばとの暮らしが書かれる。こうした「何でもつまらなく」してしまう人というのはどこにでもいるものである。日本のホームドラマでもよくある嫁姑の関係である。だが、こうしたままならぬ人間関係に直面しても、ノイローゼにもならず、アンは柔軟な心を失わない。なかなか実際にはむずかしいことであろう。現代では下手をすればDVに発展しかねない。後半は6人の子供達の起こす事件が巧みに描写されている。子供のいだく恐れや、友だちからの嫉妬などは、子供の心理をよく捉えている。また、子供を育てるアンの「母としての智慧」には学ぶべき点が多い。最後に、結婚生活の倦怠期に陥りそうになりますが、ギルバートとアンの愛情は復活します。この過程で、大学時代のギルバートの恋人、クリスティンが介在してくるのは面白い点です。家政婦のスーザンもなかなかいい味をだしており、また、すでに婚約している恋人どうしをアンが仲介しようとする骨折りの話もユーモラスです。家庭生活をしっかり画いており、なかなか考えさせられる本です。
正直「赤毛のアン」は前作までかな、という気がします。ここからは子どもメインなので、蛇足もありますね。
あまり面白いストーリーではありませんでした。
モンゴメリが出版社から続編を期待されて、実生活は苦労の連続だったのに書き上げた、という背景がよく分かるような気がしました。