村岡花子のレビュー一覧
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去年の母の日、息子にお母さん何が欲しい?と聞かれた。
特に欲しいものはなかったので、特にないよと答えたら、絶対に何か答えて。たとえば本とか。と言ってくれたので、私が大事にしているシリーズの本を頼んだ。
『赤毛のアン』シリーズの第6巻の『アンの夢の家』を買ってきて。とお願いしたら、すぐに買ってきてくれた。
母の日のプレゼントとしては最高のものでとても嬉しい。
『赤毛のアン』シリーズは大事に大事に読んでいるので、途中で結構間があいてもおかまいなし。
かなり久しぶりに手にした。
アンはギリバートと結婚して、新しい住まいへと引っ越していった。
ギルバートがアンのことを思って探してくれた新しい家を、ア -
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言わずと知れた、名作中の名作。
約120年前の小説なのに、全く色褪せる事なく子供から大人まで虜になるシリーズです。
改めて読むと、人情味が溢れる、優しい内容でした。少しずつ成長していくアンが可愛らしく、時に頼もしくもあります。
周囲を取り巻くマリラやマシュウも魅力的です。
アンはとにかく、よく喋る女の子で一緒にいると疲れるな‥と感じたものの、理解力があり前向きです。ただ、とても頑固で意地っ張り。そんな欠点を描く小説も、アン・シリーズの魅力の一つかも知れません。
ピクニックを待ち焦がれるアンが、「何かを楽しみに待つということが、そのうれしいことの半分にあたるのよ」とマリラに言った場面が印象 -
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ネタバレ再読。
のんびり読み進めたため、またまた物語の初めの方の記憶があやふやですが・・・。
ついにギルバートと結婚して二人の新居に越してきたアン。その新居こそが「夢の家」です。
プリンス・エドワード島の全容を把握できていないうえに、ポロポロと読み落としているようで、アヴォンリーからどのくらい離れているのか、よくわからないまま読み終えてしまいました。
新婚で幸せ絶頂期といったアンとギルバートがこの家で出会い、語り合う友人たちがとても魅力的なお話でした。
灯台でひとりで暮らすジム船長、「男のやりそうなことじゃないですか」が口癖のミス・コーネリア、そしてなんといってもレスリー。
幸せ溢れるアンよりも影 -
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この『アンの青春』はアン・シリーズの第二弾。
16歳で少し大人になり、新任教師として働くアンだけど、やっぱり夢見がちで、美しい想像力が豊かなアンはそのまま。
こういう少女が主人公の本は読んでいてとても清々しい気持ちになってちょっと自分の心がきれいになった気さえするから、好き。
いろんな子どもが登場するが、子どもの純粋さが本当に微笑ましく描かれている。
デイビーは手に負えないいたずら好きで、子育ては大変そうだな、なんて思わせられるけど、それを埋めてあまりある可愛さがしっかり描かれている。
子どもならではの質問や理屈は絶品。
メープルシロップを欲しがるのに、「アン姉ちゃん、そのおさじは去年より、 -
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アンの青春に引き続いて読んだ。ややはまり気味。
今回は、紆余曲折を経て幼少のころからの親友であったギルバートへの愛情に気づくお話。
当初は、ギルバートの愛情を拒絶し、大学で知り合ったアンの理想通りのロイと付き合うアンには読みながらやきもき・・・。
ありきたりの展開でも、こういうのがやっぱり楽しい(笑)。
それでも、やはり名作。隋書に箴言が。
そして、アンの友達でお金持ちで贅沢な暮しをしていたフィルも本当の愛を得て、質素な暮しが余儀なくされる牧師との結婚を選ぶ。
その彼女の言葉も頼もしい。
「お金持ちだった時とおなじく、朗らかに貧乏になってみせるから!」
そう、卑屈な貧乏は苦しいからね・・ -
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小学生の頃繰り返し読んだ本。
劇団四季の舞台に少し違和感があっので再読しました。
昔読んだときの印象は、アンはいつも大げさな物言いで、そそっかしく失敗ばかり。孤児院から引き取ってくれたマリラとマシューに愛情豊かに育てられ、聡明で努力家で、ゆくゆくは先生になって大好きなアヴォンリーでマリラを支えていく話。容姿をからかったギルバートの頭に石板を打ちおろし、その後ずっと許さなかったのは痛快だった。
40年以上を経て、今読むと、結婚したこともなく子どもを育てたこともなくひっそり暮らしていたマリラとマシューの兄妹が、どんなにこの少女の素直さ、明るさに救われ、日々が輝き、どんなにこの少女を愛してい