村岡花子のレビュー一覧
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著者は、安楽椅子探偵の先駆けとも言われる『隅の老人』を書いた、ハンガリー生まれの英国女性作家。1905年発刊の本作は、宝塚の上演作品になったり、訳者は『赤毛のアン』で有名な村岡花子さんということで、てっきり女性向けラブロマンス小説かと躊躇していました。しかし、フォロワーさんお気に入りの本とのことで読んでみましたが、いい意味で期待を裏切る内容でした(natsuさんに感謝)。
時は、貴族たちが次々と断頭台に送られるフランス革命下。彼らを救い出してイギリスに逃亡させる”べにはこべ”なる秘密結社が活躍していました。ある時、イギリスのパーシイ卿に嫁いだフランスの花形女優だったマーガリートは、親同然に慕 -
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アンシリーズは全部大好きですが、最も読み返してるのがこの本です。
"アンの友達"の「隔離された家」も大好きなんですけど、ここに入っている「偶然の一致」「ジェーンの母性愛」「失敗した男」「ひとり息子」「ベティの教育」「没我の精神」が大好きで大好きで。
モンゴメリは短編が本当に上手い。短い話の中でキャラ立てと背景と心情とがしっかり表現されていてとても感情移入出来る。
特に「没我の精神」は本当に良い話。これはハッピーエンドでもなく、かと言ってアンハッピーでもない、今で言うメリバなんでしょうけど、理不尽さや家族愛やなんとも言えない不平等の中に成り立つ、もどかしい話なんですが、凄く好 -
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村岡花子 訳 お孫さん姉妹が翻訳編集している。
講談社から2022年に出た装丁が素敵。美しい本。
第一章 レイチェル・リンド夫人の驚き
第二章 マシュウ・クスバートの驚き
第三章 マリラ・クスバートの驚き
アン・シャーリーとの出会い初日、冒頭からここまで読んだだけで、さすが名作、、、あっという間に世界観の虜です。懐かしい気持ち。
第四章 グリン・ゲイブルスの朝
第五章 アンの身の上
第六章 マリラの決心
第七章 アンのお祈り
第八章 アンの教育
アンがグリン・ゲイブルスへ来て二日目の朝から翌日。ここからAnne of Green Gablesがはじまる。もうこの時点でマリラが大好き。ア -
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ネタバレめちゃくちゃ面白かったです。読書をしたという気分で満ち溢れています。
言葉古いが話は分かりやすく、章の終わり毎に「これからどうなるんだ?」という気持ちでいっぱいになって、最後は一気読みでした。
それにしても、外見だけでここまでわからないとは。親まで騙されてしまうのか。奇妙な運が重なれば乞食から王にまでなれてしまう。人生とは本当に不思議ですね。
ヘンドンの立場ならブチ切れてもおかしくない態度の乞食のなりをした王子様だけど、へんドンが王子のことを可愛いと思うと、こっちもそう思えてきました。気狂いだと相手にせず、子供に慈愛の気持ちで接した騎士道が、ヘンドンの最後に繋がったのでしょう。あれは見習 -
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読み返すのはもう何度目になるのだろう。10歳でアンを知ってからもう38年!何年経っても、アンは愛すべき少女。本をひらけば、アンと一緒に泣いたり喜んだり。歳を重ねていけば、マリラの視点でアンをみることもできてきた。リンド夫人は職場や近所にもいそうな人だし、ダイアナはいつもエクボがかわいい。マシュウのような、口下手で仕事熱心なおじさんもまた近所にいそう。アンと同じ気持ちで最初から最後まで読むことが逆にできなくて、途中からはアンを見守るマリラとマシュウの視点で物語を読む自分。そんな自分を感じつつ、アンの数々の失敗や輝かしい出来事に胸踊るのは初めて読んだ10歳の私を思い出させます。私の素を作った赤毛の