村岡花子のレビュー一覧
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ネタバレ懐かしい感じのする本。氷室冴子さんのマイディアを読んでから読みたかった本。ついに上巻を読み終えた。期待を裏切らない、好きな世界観。女子高生が蛾を集めて学費と生活費に充てるという現代ではありえない設定も100年以上前の時代だと思えば、すんなりと受け入れられる。洋服の細かい描写、ヘアスタイル、お菓子やお料理。そして、自然。何だろう、確かに好きなものが全部詰め込まれている。主人公のエレノアの出来すぎている感じも全然嫌にならない。(ちなみに、いいこと探しのポリアンナは苦手だった。)母親の完全に虐待な対応は読んでいて、胸が痛むけれど、当時この描写が問題になっていないのだから、よくあること、とまではいかなくても、そういうこともあるかもしれない、と思われていたのか。そもそも小説、物語だから本当のことではないから良し、とされていたのか。何にしても、ちょっとどうなの?という言動が目立つ母親。最後の最後で帳尻合わせてきたのか?いやいや、無理だろう、と思いつつ、きっとエレノアは許してあげちゃうんだろうな。下巻が気になる、終わり方。
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わたしが初めて赤毛のアンを読んだのは少し遅くて、中学1年生の時でした。
風邪をひいて熱が出て2日寝込んだあと、熱が下がって暇を持て余していたわたしに、母が夕飯の買い物のついでに本屋さんで赤毛のアンの本を買ってきました。
一気に魅力に取りつかれて読み込んだ結果、また熱が出ましたw
でも、これは風邪のぶり返しだけでなく、知恵熱みたいなものも混ざっていたと思います。
さて、4月からNHKのEテレで再アニメ化されて、毎週土曜日の午後6時25分に『アン・シャーリー』というタイトルで放送されています。
今日は第六話「赤毛くらい、いやなものはないと思っていたの」が放送されました。
黒髪に憧れるアンが、家に来た行商人にだまされて(?)黒の髪染め剤を買い、赤と緑のまだらな髪になってしまって嘆き悲しむというお話でした。
頭の上の方が赤いままで、途中から緑色のツートンカラーになっています。
今なら、普通にみんなやっているヘアカラーなので、今の子どもたちの目から見たら「別にフツー」と思うかもしれないなぁ、などと思いながら見ていました。
結局、どうしても緑色は落ちなかったので、髪を切って赤毛のベリーショートになり、クラスの子にからかわれます。これもこれで今なら当たり前のヘアスタイルですよね。
なんか、時代の変遷を見た思いがして面白かったです。
まだこの番組をご覧になっていない方は、明日、5月11日(日)午後3時から第一話~第五話までの連続再放送がありますので、ぜひご覧ください。まだ間に合います。お子さまとご一緒にどうぞ♡
(第六話の再放送は15日(木)午後7時20分に)
いままた、赤毛のアンが熱いです♪
わたしの熱も上がりそうですw -
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ネタバレ赤毛のアンがこんなに面白かったとは!
言葉の洪水。アンは話し始めるのに、まず2ページくらい妄想を語る。目にするちょっとした事から盛大なファンタジーが展開して、予想外でめちゃくちゃ面白い。
頭の中にイマジナリー・アンがいれば、変わり映えしない・ストレスばかりの毎日でも彩り豊かになるのでは。これから実践したい。
子供の頃に読んだら、かなりポジティブに影響を受けたのではないかと思う。ちょっと残念。
ただ、もうマリラぐらいの自分が読むと、アンの豊かな感受性から来る世界のきらめきも、愛情豊かな家族と周囲の人間関係も、かけがえのないいっときのものだとわかっていて。マリラと一緒で、幸せが身にしむほど泣きたくなる。
それと最後まで読んで、子供の頃アニメを見て、アンが大学進学をあきらめて家に残ったことにどうしても納得できなかったのを思い出した。
今読むと、思った道に進めなくても、真っ直ぐの道から曲がり角に進んでも、その向こうには今までに見たことのない美しい花があるだろう、自分の想像力や家族や友情で、どんな道でも自信を持って進んでいけると思えるのはなんて素晴らしいんだろうと思った。
「夢をあきらめない」というのは聞こえはいいけれど、現実にはあきらめざるをえないことが多い。それは負け・挫折で、実力や努力が足りなかったからだとネガティブに捉える雰囲気がある。
でも道はひとつではない、夢のあり方が変わって、道を曲がっても胸を張って生きればいいというメッセージも大事だと思う。
私も、そういうことがすんなり認められる年になったということかもしれない。
美しい自然に想像力の装飾、うるさいほどに愛情豊かな世界。この優しい読後感にもう少し浸ってから続編を読もうと思う。 -
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新潮文庫の赤毛のアンシリーズを母が持っていて小さい頃から家にあったのに、字が小さすぎるのとフォントが昭和っぽい明朝体のためになかなか読みきれず、悔しい思いをしていたところ、この可愛い新装版を見て今度こそ読んでみようと手に取った本作。
村岡花子さんのお孫さん姉妹が翻訳を編集されたこともあり、とても読みやすかったです。
アンの豊かな感性とグリン・ゲイブルスの美しい自然描写が、噂に聞いて想像していたよりも見事で、それだけで心が満たされた気になりました。
話の緩急ももちろん面白く、せっかく実家に続きがあるので今度こそ新潮文庫の村岡花子さん完訳に挑戦してみます。 -
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男の子と間違われてグリーン・ゲイブルズに引き取られたアン・シャーリー。その奔放な性格や空想に、周囲の人は魅入られていく。
名著「赤毛のアン」 を初めて読みました。 中村佐喜子さん訳です。
とにかくアンの空想や、アヴォンリーの季節の風景の描写が素晴らしくてとても素敵な読書体験でした。名著といわれるのなるほどという感じです。アンのまっすぐな性格や豊かな空想力は、大人になったら沁みてきますね。しかし今だとADHDとかに分類されてしまうのでしょうか。ギルバートとのツンデレな恋もよかったです。
昔見ていたアニメの場面がごく断片的に記憶に残っていて、それがつながっていくのも面白い体験でした。アニメもまた見返してみたらどんな感想を持てるのだろう。 -
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『少女パレアナ』は子供時代に読んでいたのにどうしてもっと早く読んでいなかったのかと少し悔いながら手に取ったが、これは大人になってからだからこそ面白さを感じられる作品だったように思った。
前半は少女時代のパレアナの物語の続き。不幸と憂鬱に固く心を閉ざしてしまっている人の元にパレアナが光を連れてくる。
後半は大人の女性となったパレアナとそれをとりまく人々の物語。パレアナの成長した姿は彼女らしさを失わないまま、素敵なしっかりした大人の女性になっていて、実際的な面も増え、うれしいような、寂しいような。
少女時代のパレアナが初めて『喜びの遊び』をうまくできない事態に直面するのが印象的であった。どうにもできない困難のなかに生きている人と接するとき、こちらがどう捉え、どう接し、どう振舞うべきなのか、改めて考えさせられた。
大人になってからのパレアナのストーリーは、少女漫画かシェイクスピア劇かと思うほどどきどきはらはらしながら見守る場面もあれば、深刻にそれぞれの人物の心境に胸を痛める場面もあり、また目まぐるしく状況の変わる展開には「えっ? えっ?! ええっ?!」とほとんど声に出そうになるようだった。
辛い場面や困惑する場面が続いた後には、完璧なハッピーエンドで、前作同様、読み終えた後はとても幸せな気持ちになれる物語だった。
個人的には、ハンディキャップのある人に対する接し方の描き方に関して、普遍的なものを感じ、またこの時代にそういった感覚がすでにあったことに少し驚いた。
翻訳は『赤毛のアン』で有名な訳者村岡花子だが、やはりやはり少し古臭さが多くあり、読みづらさを感じる部分も少なくはない。慣れていればどうということはないが、『アン』のように完訳版があればそちらも読みたいと思う。 -
Posted by ブクログ
著者は、安楽椅子探偵の先駆けとも言われる『隅の老人』を書いた、ハンガリー生まれの英国女性作家。1905年発刊の本作は、宝塚の上演作品になったり、訳者は『赤毛のアン』で有名な村岡花子さんということで、てっきり女性向けラブロマンス小説かと躊躇していました。しかし、フォロワーさんお気に入りの本とのことで読んでみましたが、いい意味で期待を裏切る内容でした(natsuさんに感謝)。
時は、貴族たちが次々と断頭台に送られるフランス革命下。彼らを救い出してイギリスに逃亡させる”べにはこべ”なる秘密結社が活躍していました。ある時、イギリスのパーシイ卿に嫁いだフランスの花形女優だったマーガリートは、親同然に慕っている兄のアルマンの身の安全を保障する代わりに、その”べにはこべ”の謎の解明に協力するよう、フランス大使に脅迫されます。はたして”べにはこべ”の正体とはいかに……というストーリー。
前半は、この”べにはこべ”のヒーロー的な活躍の噂と、それに憧れつつも危機に陥らせてしまう自身を不甲斐なく思う主人公が、伏線として、過去にサンシール侯爵一家を断頭台へ送ることになった事件や、それを結婚後に夫のパーシー卿に話してからの冷めた関係などが、絡み合う人間関係などと共に語られています。転機は、16章”リッチモンド”で訪れて、そこから後半はハラハラするスリリングな進行で、終盤は驚きの展開が待っていました。そんなラストはハッピーエンドで清々しい読後感でした。また、マーガリートの愛する人を思う一途な気持ちからの行動力と苦悩に心打たれましたが、それ以上に”愚鈍な知性の持ち主”と揶揄されていたパーシー卿が実は明晰な考えと行動力の人だったことに感銘をうけましたね。今回、読むことが出来て良かったです。
それにしても、イギリス人から見たフランス人観や、ユダヤ人に対する偏見や嫌悪が半端ないことなど、当時のヨーロッパの世相の一端が垣間見れた気がして興味深かったですね。
正誤(初版)
P236の14行目:
もはや彼女はアルマンの上を気遣わなくなった。
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もはや彼女はアルマンの身の上を気遣わなくなった。