村岡花子のレビュー一覧

  • 丘の家のジェーン(新潮文庫)

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    三月の青と銀色のある日の暮れ方
    こんな言葉がちりばめられていて、舞台のプリンスエドワード島へのあこがれがつのる。
    単純な家庭の物語なのにひきこまれ、すいこまれ、つい開いて読みたくなる。
    子どもの頃も好きな本だったが、大人になって読み返して、違うものを読んだかのように響きに違いを感じた。
    最近はの人は読んでもこの響きを感じないのかもしれない。
    人気はなさそうで、書店でも見かけることは減ってきたが本屋大賞やベストセラーよりも面白いとおもう。
    いいものを読んだと思える本のひとつだった。
    物事がシンプルであっても退屈でない、重なりあう美しい日々のくらしがたくさん出てきて憧れてしまう。村岡花子の翻訳が絶

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    2020年07月01日
  • アンの娘リラ―赤毛のアン・シリーズ10―

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    ネタバレ

    まず『Anne of Green Gables』を生み出してくださったルーシー・モード・モンゴメリ女子に感謝を。
    『赤毛のアン』として日本で初めて出版しシリーズ10冊を私たち読者に届けてくださった村岡花子さま、関係者の皆様に心から感謝を。

    第一次世界大戦下のアンと周囲の人々の生活をアンの末娘リラを女主人ヒロインに据え描かれる。
    『リラはあまり突然に、そして完全に、この新しい世界へ移し植えられてしまったので、自分でわからないほど当惑してしまった。』(作中引用)

    全くその通り。
    現実では新型コロナで生活は一変してしまった。
    戦争と比べるべきではない。
    しかし、こういう現実だからこそ、今こそ今作

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    2020年06月29日
  • アンの娘リラ―赤毛のアン・シリーズ10―

    購入済み

    アンシリーズは中だるみする箇所もありましたが、これはラストなだけあって、面白い展開でした。
    喜怒哀楽あったけど、ラストの一行が面白くもジーンとする内容です。
    さすがモンゴメリです。

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    2020年06月17日
  • 虹の谷のアン―赤毛のアン・シリーズ9―

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    ネタバレ

    旧版の「虹の谷のアン」は子供の頃に何度も
    読んでおり、大人になってからも1度ぐらいは
    読んではいると思う。
    ただ私の中で、他のアンシリーズの作品に比べて
    あまり重要視されていない位置づけであった。
    今回こちらの改訂版を読んでまず驚いたのが
    旧版の3倍ぐらいの厚みがあったこと。
    それゆえに旧版ではだいぶ端折られてる部分が
    あるということが分かり、新たに読める部分に
    楽しみを見出すことが出来た。
    文字が大きいことも嬉しい。

    今回読んでみて、全体的にどこをとっても大変面白く、
    モンゴメリらしいユーモアに溢れた著作であることを
    改めて実感した。
    牧師館の子供たちをはじめとする登場人物は、
    それぞれ存

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    2020年05月06日
  • アンの青春―赤毛のアン・シリーズ2―

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    アンがすこし成長した後の物語。
    最初は1巻の『赤毛のアン』の主人公である子どものアンがいなくなってしまって、後日談のような、少し寂しいなあという感じで読んでたけど、読み進めてくにつれてそれとはまた違った魅力がこの本にはあると思う。
    アンが大人と子どものはざまで生きてて、読んでるじぶん達と同じようなことを悩んだり、考えたりしていて、アンや他の登場人物達が、そのひとつの答えを見せてくれているような。
    おとなも子どもも読むべきだね。

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    2020年03月20日
  • 虹の谷のアン 赤毛のアン(7)

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    この「虹の谷のアン」にはアンはあまり登場しない。けれどやっぱり面白い!読んだ後、心優しい気持ちになれます。次のお話も楽しみにしています。

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    2020年03月07日
  • 虹の谷のアン―赤毛のアン・シリーズ9―

    購入済み

    8巻が周りの人たちの短編なので、実質7巻の続きです。
    7巻が単調で一番つまらなかったので期待していなかったのですが、ここに来て息を吹き返した感じがあります。
    アンの子どもたちは真っすぐでいい子ばかりで、ある意味面白みがないので、この9巻は牧師館の個性的な子どもたちの話を主にしたのが成功したかなと思います。

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    2020年02月14日
  • アンの友達―赤毛のアン・シリーズ4―

    購入済み

    シリーズの中で一番の名作だと思います。作者のユーモアや愛がつまった、アン以外のプリンスエドワード島の人たちの話です。

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    2020年02月07日
  • アンの愛情―赤毛のアン・シリーズ3―

    購入済み

    今も昔も、大学時代が一番青春だなと思えます。アンの一番輝かしい時期の希望や友情がいっぱいで、特に面白いです。

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    2020年02月07日
  • 赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―

    購入済み

    子供の頃から絵本や映画でストーリーは知っていましたが、大人になってから文字にして読むと、こんなにも素晴らしい本だったのかと感激しました。作者の、人を見る審美眼や繊細な表現力は、大人だからこそ味わい深いものだと思います。

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    2020年01月19日
  • 青い鳥文庫 赤毛のアン(1)

    匿名

    購入済み

    面白い

    小学生の子にプレゼントしようかと考え、自分でも読んでみようと購入。とても面白いし、わかりやすく書かれていると思う。読んでいるとどうしても親目線になってしまい、最後の方は涙が止まらなくなってしまった。挿絵も適度に品があって良い感じだと思った。

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    2019年12月07日
  • 王子とこじき

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    子ども時代は読んだことがなかった作品。著者がとくべつな愛情をこめて書き下ろした作品であるとのこと。また翻訳者の村岡花子さんにとってもとくべつに大切な1冊だったとあり、完訳版を読んでみたくなった。

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    2019年10月22日
  • 王子と乞食

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    名作の陰に隠れた最高傑作。
    風刺、ペシミズムなど、作品により癖が強いというイメージがあるが、王道的だしど直球で気持ちがいい。
    風刺、批判が強く込められているということでいうと、大人向きの作品。
    サブタイトルに「あらゆる時代の若い人々のための物語」という一文を、読み終わった後に発見して感動を覚えた。
    こんなありふれた言葉をサブタイトルにつけた、著者の心境を想像し、余程自信があった作品なのだろうと感じる。そして、その通りだと思う。

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    2019年05月26日
  • 村岡花子童話集 たんぽぽの目

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    童話集でありますが、大人が読んで楽しいお話もあれば、じーんと感じるお話もあります。文章はとても簡単で読みやすいのでちょっとした心の休憩にいいのではないでしょうか。

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    2019年05月03日
  • アンの愛情―赤毛のアン・シリーズ3―

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    鼻がつんとしてる。涙が出そうになる。あぁアン・シャーリー、良かったね。ギルバートと幸せになるのよアン・シャーリーって気持ちでいっぱいになる。
    大学生のアンが楽しいことや悲しいことをたくさん経験して本当に愛しているずーっとそばにいた人をちゃんと見つけた。幸せのお裾分けをもらったみたいです。
    次は『アンの友達』を読む!!

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    2019年04月08日
  • アンの青春―赤毛のアン・シリーズ2―

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    アン・シャーリーは美しいという人もいればそうでもないと思う人もいる。そこがアンの魅力的なところだと思う。誰もにみんな同じでなくて、個性的で面白くていつも一生懸命なところ。
    2巻ははじめて読んだけれど、年をとってから読んでもアンのことが大好きになれる。物事は詩的に見るとロマンチックで散文的にしか見れないのはそうではないとか、面白い表現やなぁと思う。でも詩についてまた考えたくなった。ありがとうモンゴメリ!さて『アンの愛情』も買ってきたので読みます!

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    2019年04月04日
  • アンの愛情―赤毛のアン・シリーズ3―

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    アンの大学時代のお話。
    友達の死だったり結婚だったり子供が生まれたり。
    若くして死ぬということ・・は悲しかったなあ・・・
    アンが真実の愛に気づくまでが長すぎて!
    個人的にはフィルがとても好きです。

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    2019年04月02日
  • 赤毛のアン

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    ・ダイアナ・バーリーの妹が病気になって、アンがたすけることができるのが、ハラハラドキドキしておもしろかった。

    ・こじいんからきたアンが、まわりの人となかよく、つらいことがあっても前むきに生きていくものがたりです。いっきに読める、たのしいお話です。

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    2019年01月11日
  • 赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―

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    シリーズだけど1巻だけ好き

    10巻までシリーズがありますけど、2巻は微妙で3巻の途中で挫折してしまった。
    しかし、1巻の内容は少女が主役の青春小説として最高の作品だと思います。
    アンの口からあふれだす妄想の数々は非常に色鮮やかな印象を与えてくれ、こんな少女と10代の時に出会っていたら、恋に落ちずにはいられなかったでしょう。

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    2018年10月27日
  • アンの夢の家―赤毛のアン・シリーズ6―

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    約40年前の高校生の時から持っている、黄ばんでしまって多分虫もついている・・・新潮文庫を久々に読んだ。アンシリーズはみんな好き。その世界に浸ると、沈んでいた心に、じわじわと優しさが湧いてくる。

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    2018年02月01日