村岡花子のレビュー一覧
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シリーズ1を読んでから1年以上経ってしまったが、続篇を読み始めたら、何故もっと早く読まなかったのかと、やはり後悔した。
天真爛漫で空想好きな、ポジティブ詩人の「アン・シャーリー」にかかれば、気難しい隣人の「ハリソン氏」も、アンの生徒「アンソニー・パイ」も、双子の片割れ「デイビー」さえも、その素敵な人柄に魅きこまれる。
もちろん、最初から上手くはいかないけれど、アン自身、人には欠点がある方がより魅力的だということを知っているので、相手を信じ思いやる気持ちや、優しさがだんだんと伝わっていく。その過程が丁寧に描かれていて納得させられるし、ユーモラスに展開する点が多いのも、読んでて明るい気分になっ -
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ナイチンゲールの伝記
ナイチンゲールは裕福な家庭に生まれたものの、自分は幸福ではないと思っていました。
では、本当の幸福とは何なのか?
それは人それぞれ感覚が違いますから、これといった答えというのはないんです。
それがただ、ナイチンゲールの場合は人を助ける事が幸せだと感じたんですね。
皆さんの場合はそれが違って、もしかしたらお金持ちなのが幸福だと感じる人もいるかもしれない。
もしかしたら生きていることを幸福だと感じる人もいるかもしれない。
でも、良いんです。
別にナイチンゲールみたいにしないといけないわけでわないんです。
感覚は人それぞれだから。
いたずらをするのが幸福だと思っても良いんです -
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〝けっきょく、一番、幸福な日というのは、すばらしいことや、驚くようなこと、胸の湧きたつようなできごとがおこる日ではなくて、真珠が一つずつ、そっと糸からすべりおちるように、単純な、小さな喜びを次々にもってくる一日一日のことだと思うわ〟(276p)
アンの物語に流れている幸福感が凝縮されている言葉だなと思った。
何気ない日々の幸せを十二分に受け取り、味わえるアンが大好き。
アヴォンリーで小学校の先生になったアン、ポールをはじめとする児童たちや双子のドーラとデイビーとの奮闘ぶりが面白く。特にデイビーの奇想天外で先が読めない行動発言に笑った。
アンがポロポロ泣いてしまうシーンにハッとしたり。怒るよ -
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ネタバレレドモンドでの大学生活のお話。
引き込まれて毎晩どっぷりアンの世界で暮らしてた!
新たな登場人物フィルはかなりパンチの効いた友達で、最初クラッとしたけどどんどん魅力的になってよかった。
パティの家で自分も暮らしてる気分が味わえた(o^^o)
ギルバートから「えっ、そんな言葉を⁈」というような悪口出たり、ダイアナが大胆なことしてアンと共に目をチカチカさせたりと、これまでの登場人物たちのまた違った一面も見られてよかったな。
愛ってなあに?がテーマと思われるこの作品、肝心なアンだけがギルバートへの気持ちに全く気づいてなくて、だけど他の人の話の要はだいたいギルバートに繋がることだらけで、「ちょっとア -
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三月の青と銀色のある日の暮れ方
こんな言葉がちりばめられていて、舞台のプリンスエドワード島へのあこがれがつのる。
単純な家庭の物語なのにひきこまれ、すいこまれ、つい開いて読みたくなる。
子どもの頃も好きな本だったが、大人になって読み返して、違うものを読んだかのように響きに違いを感じた。
最近はの人は読んでもこの響きを感じないのかもしれない。
人気はなさそうで、書店でも見かけることは減ってきたが本屋大賞やベストセラーよりも面白いとおもう。
いいものを読んだと思える本のひとつだった。
物事がシンプルであっても退屈でない、重なりあう美しい日々のくらしがたくさん出てきて憧れてしまう。村岡花子の翻訳が絶 -
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ネタバレまず『Anne of Green Gables』を生み出してくださったルーシー・モード・モンゴメリ女子に感謝を。
『赤毛のアン』として日本で初めて出版しシリーズ10冊を私たち読者に届けてくださった村岡花子さま、関係者の皆様に心から感謝を。
第一次世界大戦下のアンと周囲の人々の生活をアンの末娘リラを女主人ヒロインに据え描かれる。
『リラはあまり突然に、そして完全に、この新しい世界へ移し植えられてしまったので、自分でわからないほど当惑してしまった。』(作中引用)
全くその通り。
現実では新型コロナで生活は一変してしまった。
戦争と比べるべきではない。
しかし、こういう現実だからこそ、今こそ今作 -
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アンシリーズは中だるみする箇所もありましたが、これはラストなだけあって、面白い展開でした。
喜怒哀楽あったけど、ラストの一行が面白くもジーンとする内容です。
さすがモンゴメリです。 -
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ネタバレ旧版の「虹の谷のアン」は子供の頃に何度も
読んでおり、大人になってからも1度ぐらいは
読んではいると思う。
ただ私の中で、他のアンシリーズの作品に比べて
あまり重要視されていない位置づけであった。
今回こちらの改訂版を読んでまず驚いたのが
旧版の3倍ぐらいの厚みがあったこと。
それゆえに旧版ではだいぶ端折られてる部分が
あるということが分かり、新たに読める部分に
楽しみを見出すことが出来た。
文字が大きいことも嬉しい。
今回読んでみて、全体的にどこをとっても大変面白く、
モンゴメリらしいユーモアに溢れた著作であることを
改めて実感した。
牧師館の子供たちをはじめとする登場人物は、
それぞれ存 -
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8巻が周りの人たちの短編なので、実質7巻の続きです。
7巻が単調で一番つまらなかったので期待していなかったのですが、ここに来て息を吹き返した感じがあります。
アンの子どもたちは真っすぐでいい子ばかりで、ある意味面白みがないので、この9巻は牧師館の個性的な子どもたちの話を主にしたのが成功したかなと思います。 -
購入済み
子供の頃から絵本や映画でストーリーは知っていましたが、大人になってから文字にして読むと、こんなにも素晴らしい本だったのかと感激しました。作者の、人を見る審美眼や繊細な表現力は、大人だからこそ味わい深いものだと思います。