懐かしい本、下巻。
上巻が“母と娘”物。
下巻は“恋愛物”
海外文学の恋愛物は、どうも私の肌には合わない。
ヒロインよりも、ライバルのエディスに同情してしまった。
生まれてこの方、自然に親しみ、生物学の知識を深め、なおかつ、母との人間関係に置いて苦しみの中で人間性を磨いてきたヒロイン。
20年あまりの年月をかけて磨かれてきた人間性は、ここに到って揺らぐことはない。
しかし、美貌にも生まれにも財産にも恵まれ、長年をかけて築いてきた女王様気質を覆すに至ったエディスの変化の方に、むしろ注目してしまった。
梨木香歩氏の解説も、とても良い。