村岡花子のレビュー一覧

  • アンの幸福―赤毛のアン・シリーズ5―

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    アンがグリーンゲイブルスを離れて校長になり、ギルバートに日々のことを手紙で知らせるさまが、やっとくっついたからこその愛おしさが溢れています。最後校長の任を解かれて、とうとうギルバートとの夢の生活が次にスタートするところが楽しみです。

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    2015年10月17日
  • そばかすの少年

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    子供向けの物語。といっても子供騙しというのではなく
    子供に正直さや誠実さや善良であること、
    自分が主人公でなくても、主人公の側の脇役としてでも
    他者への愛情について感じてもらいたいから子供向け。
    完全に勧善懲悪であるけど、意外にも悪の化身にも
    愛嬌があり、と思ったら思いがけない報いが・・・
    また主人公は純粋・高潔すぎるに加え、生い立ち、
    肉体のハンディキャップが足かせとなり、面倒くさい
    くらいにブレーキがかかり、ヒロインは自分の魅力を
    上手く使える現代的な小悪魔な面を持ちながら、
    現代の自由奔放とはいかない枠組みを持ち、
    まどろっこしいったらありゃしない。
    けど、読み終わったら幸せな気持ちにな

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    2015年05月13日
  • リンバロストの乙女 下

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    ネタバレ

    アンでもパレアナもそうだけど、ヒロインが美しく育ったら次はロマンス。
    相手も非の打ちどころのないぼっちゃんです。
    ただし、超わがままで美少女な婚約者がついてますけど。
    結末はハッピーエンドというのは分かってるので、消化試合を見ているような感じ。

    完全無欠なヒロインって微妙に面白くないときもあるのねということがよくわった小説でした。
    欠点だらけのアンが熱狂的なファンがついたのわかります。
    綺麗で賢くて心が美しく悪漢まで味方にしてしまう無邪気さ、欠けてるものは何もない。
    当然、略奪になってしまうのですがそれだってヒロインが責められるところなんて全くないと来ている。上巻のオチを思い出すたび、かなり

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    2014年12月23日
  • リンバロストの乙女 上

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    ネタバレ

    昔、何かでタイトルを見て読みたくてたまらなかった小説。
    いいですよねこの『リンバロストの乙女』って邦題。
    イメージ的には表紙のまんまです。

    が、可憐な乙女は虫を集めてました…。
    そりゃまぁ、日本には『虫愛づる姫君』という超ぶっとんだヒロインが千年前にいましたけどね。
    この可憐な乙女はそれをドレスやら教科書代に替えるわけです。
    たくましすぎる可憐なヒロイン。
    父親の死のせいで、娘に対しひどい仕打ちをする母親。
    シンデレラの継母なんか尻尾まいて逃げ出すような行状です。
    周囲はそんな母親に怒り乙女をかばいますが、ヒロインは自力で何とかしようと努力を重ねます。
    そしてまぁ母親が心を入れ替えるんですけ

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    2014年12月23日
  • リンバロストの乙女 下

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    母娘の確執、物語の展開についていけない部分も、自然への造詣の深さ、当時の生活描写の細やかさは素晴らしく、特筆すべきはエルノラのお弁当!
    描写が優れているだけで物語はどうでもいいというか、納得できなくてもまあいいやって思ってしまえるからすごい。
    下巻におけるエディスには同情を禁じ得ない。

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    2014年11月07日
  • 村岡花子エッセイ集 腹心の友たちへ

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    旧仮名遣いは改められているけれど、古風なエッセイです。ドラマにあったエピソードがたくさん入っています。

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    2015年02月13日
  • リンバロストの乙女 下

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    下巻は、やはりエルノラの恋が中心。
    キャサリンは上巻の仕打ちがどこへ!というくらいに、麗しき母親に。

    そしてフィリップ登場。というか、私としては密かにアウトロー•ピートの再登場を期待していたのに。
    やはり、出自も正しく品行方正な王子様がいいのかー。

    この作品では圧倒的にエルノラが美しく、その他の登場人物は皆彼女を愛し、変化する。
    そうした一方的展開に、少しひねくれた私は、影が欲しいと思ってしまう。

    そんな人物描写とは別に、リンバロストの森は神秘的で、美しさも畏ろしさも兼ね備えている。エルノラさえも超えた、リンバロストの森。

    そんな印象で読んでも、面白いと思う。

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    2014年10月13日
  • リンバロストの乙女 上

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    村岡花子訳で登場。母の棚から借りる(笑)

    リンバロストの美しい森に住む、貧しいが優しく聡明な少女エルノラ。
    夫を亡くした痛みの癒えない冷徹な母、キャサリンとの暮らしは、彼女にとって決して幸福なものではなかった。

    念願の高校に通うために、自力で蛾の収集と売買を行なうエルノラの気品にも魅了される。

    しかし、同じくらいチャーミングなのが、酒乱の父に粗暴に扱われて育った少年ビリーだと思う。
    シントン夫妻の元で育てられるようになってからは、ますます彼の可愛らしさが全開になっていていい。

    上巻では、母と娘の隔たりが軸となり、そこで母の深い葛藤が描かれている。
    単にエルノラが可哀想なだけではなく、キ

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    2014年10月13日
  • べにはこべ

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    「花子とアン」人気の恩恵で、村岡訳の古典が復刻!訳本としては、かなり読みやすい。冒険小説は波乱万丈の大長編も多いので、それらと比較するとやや物足りなさを感じるが、歴史、恋愛、ミステリーなどあらゆる要素がコンパクトな文庫一冊にまとまっているので、ちょっとしたスリルを楽しむには丁度良かった。

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    2014年09月25日
  • アンをめぐる人々―赤毛のアン・シリーズ8―

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    アンの周りには何と偏屈で頑固者が多いのだろう。
    クオリティーは前半が高く、読み進めるに従い寄せ集め感が…。
    男性が主人公の短編は希少価値。

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    2014年09月10日
  • リンバロストの乙女 下

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    懐かしい本、下巻。
    上巻が“母と娘”物。
    下巻は“恋愛物”
    海外文学の恋愛物は、どうも私の肌には合わない。
    ヒロインよりも、ライバルのエディスに同情してしまった。
    生まれてこの方、自然に親しみ、生物学の知識を深め、なおかつ、母との人間関係に置いて苦しみの中で人間性を磨いてきたヒロイン。
    20年あまりの年月をかけて磨かれてきた人間性は、ここに到って揺らぐことはない。
    しかし、美貌にも生まれにも財産にも恵まれ、長年をかけて築いてきた女王様気質を覆すに至ったエディスの変化の方に、むしろ注目してしまった。

    梨木香歩氏の解説も、とても良い。

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    2014年08月30日
  • スウ姉さん

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    読みのがしていた村岡訳本が復刊。しかし…現代女性にはつらい内容だなあ。自分をあきらめて尽くして、得られる最大の報酬は愛。オースティンくらい昔だとそんな社会だしと、お伽話に近い受け入れ方ができるけど、1920年のアメリカだ…。ただ、オレオレってならずに大切な人をいちばんに考えようって、ちょっと反省する材料にはなる。
    「そんなことは承知のすけよ」にはわろた。

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    2014年07月13日
  • 村岡花子エッセイ集 曲り角のその先に

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    エッセイ集なのに、学術論文か新聞の社説であるかのような固い文体。自分の生活を楽しむより、他人の生活を指導しようという感じが鼻について、読みづらいなぁと最初は思ったのです。
    が、何編か読んでハッとしました。今読むと当たり前の「常識」「良識」だけれど、発表当時の旧弊な社会では、かなり革新的な意見だったかもしれないと。
    新しい価値観が、斬新な意見が、こんな風に書かれ、読まれるうちに、だんだんこなれて現代にいたるのかと、うたた感慨にたえません。

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    2014年07月12日
  • 村岡花子エッセイ集 曲り角のその先に

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    朝ドラの影響で村岡花子さんがどんな方なのか、気になって手にしてみた。
    言葉が凝縮されたエッセーで、美しい文章がつづられている。
    翻訳家としても母親としも苦労をされて来た人ならではの強い信念を感じさせてくれた。
    これからのドラマも並行して観て行きたい!

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    2014年07月05日
  • アンの友達―赤毛のアン・シリーズ4―

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    アンのスピンオフ短編集
    いずれの作品も、頑なで純粋で悪戯心のあるアヴォンリーの住民たちの悲劇や喜劇を最後に心がほんのり温かくなる作品として仕上げられている。
    中でも「ロイド老淑女」の、陰ながら献身的にシルヴィアを想う姿に胸を打たれた。
    本編でアンの描くのロマンティックやドラマティックな物語は、きっとこのような作品であろう。

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    2014年03月11日
  • 虹の谷のアン―赤毛のアン・シリーズ9―

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    アンの子供達が主役の1冊でした。前作までは小さな守られる子供達もそれぞれに個性がでてきて、世界が広がっていきます。それにしてもエレンの都合の良いこと・・・いるんですねぇ。

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    2013年11月25日
  • アンをめぐる人々―赤毛のアン・シリーズ8―

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    夢の子供がせつなく、失敗した男に感動しどの話にも家族や誰かを思いやる気持ちがあふれていて暖かい気持ちで読めました。

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    2013年11月04日
  • エミリーはのぼる(新潮文庫)

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    けっこうおもしろかった、のに、感想を書き忘れて数か月。
    すっかり話を忘れてしまった・・・。

    大きくなったエミリーは、前ほど親戚たちからひどい扱いを受けていないのが安心できた、と思った。

    なかなか入手しにくい本なのが残念なところ。

    作者の自然への優しい素直な視線、周囲の人々への厳しい目、文学への強い熱情を感じて嬉しくなる。

    しかし、モンゴメリがウツで死んでいたのはショックだった。
    そういうものの対極にあるのがアンシリーズだったが、やはりあれは一種の「営業」なのね。

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    2013年07月11日
  • アンの夢の家―赤毛のアン・シリーズ6―

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    アンの幸せと悲しみがたくさん詰まった1冊で、夢の家という表題に合っていたように思います。それにしてもギルバート!大きな決断がレスリーといろんな人の人生を変えました。医学ってすごい。

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    2013年06月09日
  • アンの幸福―赤毛のアン・シリーズ5―

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    アンとギルバートの婚約時代のお話でした。最近では手紙を書くことはホントになくなりましたが、思いを伝えるのに手紙っていいですよね。字で誰からきたのかわかったり。昔は手紙を書いてたのに電話で内容全部しゃべってしまってまた書き直すなんてこともしてたなぁ。ギルバートもポストを覗くのが楽しみだっただろうな。

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    2013年05月26日