村岡花子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ昔、何かでタイトルを見て読みたくてたまらなかった小説。
いいですよねこの『リンバロストの乙女』って邦題。
イメージ的には表紙のまんまです。
が、可憐な乙女は虫を集めてました…。
そりゃまぁ、日本には『虫愛づる姫君』という超ぶっとんだヒロインが千年前にいましたけどね。
この可憐な乙女はそれをドレスやら教科書代に替えるわけです。
たくましすぎる可憐なヒロイン。
父親の死のせいで、娘に対しひどい仕打ちをする母親。
シンデレラの継母なんか尻尾まいて逃げ出すような行状です。
周囲はそんな母親に怒り乙女をかばいますが、ヒロインは自力で何とかしようと努力を重ねます。
そしてまぁ母親が心を入れ替えるんですけ -
Posted by ブクログ
下巻は、やはりエルノラの恋が中心。
キャサリンは上巻の仕打ちがどこへ!というくらいに、麗しき母親に。
そしてフィリップ登場。というか、私としては密かにアウトロー•ピートの再登場を期待していたのに。
やはり、出自も正しく品行方正な王子様がいいのかー。
この作品では圧倒的にエルノラが美しく、その他の登場人物は皆彼女を愛し、変化する。
そうした一方的展開に、少しひねくれた私は、影が欲しいと思ってしまう。
そんな人物描写とは別に、リンバロストの森は神秘的で、美しさも畏ろしさも兼ね備えている。エルノラさえも超えた、リンバロストの森。
そんな印象で読んでも、面白いと思う。 -
Posted by ブクログ
村岡花子訳で登場。母の棚から借りる(笑)
リンバロストの美しい森に住む、貧しいが優しく聡明な少女エルノラ。
夫を亡くした痛みの癒えない冷徹な母、キャサリンとの暮らしは、彼女にとって決して幸福なものではなかった。
念願の高校に通うために、自力で蛾の収集と売買を行なうエルノラの気品にも魅了される。
しかし、同じくらいチャーミングなのが、酒乱の父に粗暴に扱われて育った少年ビリーだと思う。
シントン夫妻の元で育てられるようになってからは、ますます彼の可愛らしさが全開になっていていい。
上巻では、母と娘の隔たりが軸となり、そこで母の深い葛藤が描かれている。
単にエルノラが可哀想なだけではなく、キ