村岡花子のレビュー一覧

  • アンの幸福―赤毛のアン・シリーズ5―

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    アンの婚約時代。アンは中学校の校長先生に、ギルバートは医科大学へ進学。ギルバートが卒業するまでの3年間、2人は離ればなれになる。しかし、婚約時代は結婚生活のしがらみもなく、甘い夢を見ていられる一番幸せな時期ではないか。そんな時期が3年間も続くのだ。この巻ではアンとギルバートは何となく脇役になっているような気がする。主役はアンを取り巻くその他大勢の人たちではないか。これがまた、魅力的なキャラクターがたくさん出てくる。ただ、地元の名家との対立が、まるで魔法がかかったかのようにあっさり奇跡的に解決するエピソードはちょっと白ける。

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    2010年05月08日
  • アンの娘リラ―赤毛のアン・シリーズ10―

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    2010.4
    アンがアンではなく「ブライス夫人」になってしまい、ちょっとさびしい。WWⅡほどWWⅠの記憶(知識)がなかったので、世界史の本を久しぶりにひっくり返してみる。戦争の政治的な話が多くて、少しつまらない。カナダが参戦していたことを、昔歴史で勉強した時は知らなかったっけ。

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    2010年04月26日
  • 虹の谷のアン―赤毛のアン・シリーズ9―

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    2010.4
    メアリーはあまり好きではないなぁ。この頃のリラは、いかにも末っ子といった感じ。マリアは、この数年後にいなくなってしまったのかな…。「リラ」への伏線がたくさん張ってある。この小さな子どもたちが…と切ない。

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    2010年04月26日
  • アンの夢の家―赤毛のアン・シリーズ6―

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    2010.4
    教会ではなくて、自分の家の客間で結婚式を挙げるのが普通だった頃の話。アンがいてダイアナがいて、アンはやっぱり「グリン・ゲイブルスのアン」だなと思う。

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    2010年04月16日
  • アンの青春―赤毛のアン・シリーズ2―

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    アン・シリーズ2作目。
    1作目ほどの感動はないが、子供だったアンが成長していく過程が自然に描かれていて、読んでいて心地良かった。
    また、「ミス・ラヴェンダー」のエピソードは心に響くものがある。

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    2016年11月30日
  • 炉辺荘のアン―赤毛のアン・シリーズ7―

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    ここまで来ると、アンよりも子供たちの細かい話の方が多くなります。最後はこれで終わり、ってかんじの終わり方でしたね。今までは、次の巻へつながる感じの終わり方だったのですが。

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    2010年01月23日
  • アンの幸福―赤毛のアン・シリーズ5―

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    なんか、この、どこまでも必ずうまくいく感じが逆に新鮮というか・・・でも、もう読みたくないっていう気分にまでならないのは、やっぱりうまいのかな。

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    2010年01月01日
  • アンの友達―赤毛のアン・シリーズ4―

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    アンではなく、アンの周辺にいる人たちの短編集。特に後半は、どれも同じようなお話の運びで、簡単に予想がつき、飽きてしまいました。
    その中で、「ロイド老淑女」はけっこうおもしろかったです。

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    2009年12月12日
  • 虹の谷のアン―赤毛のアン・シリーズ9―

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    「赤毛のアン」新調から誕生100周年を記念して新潮文庫から刊行されたもの。
    従来の訳者・村岡花子さんのお孫さんが改訳に参加している。

    アンの子供たちは健やかに成長し、隣の牧師館にも新たな家族がやってくる。
    これは好みの話になってしまうけれど、登場人物をもう少し減らしていろいろな人物のストーリーを掘り下げてあったらよかったな。

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    2009年10月18日
  • 炉辺荘のアン―赤毛のアン・シリーズ7―

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    医師のギルバートをささえるアンの生活を描く。前半は夫のおばとの暮らしが書かれる。こうした「何でもつまらなく」してしまう人というのはどこにでもいるものである。日本のホームドラマでもよくある嫁姑の関係である。だが、こうしたままならぬ人間関係に直面しても、ノイローゼにもならず、アンは柔軟な心を失わない。なかなか実際にはむずかしいことであろう。現代では下手をすればDVに発展しかねない。後半は6人の子供達の起こす事件が巧みに描写されている。子供のいだく恐れや、友だちからの嫉妬などは、子供の心理をよく捉えている。また、子供を育てるアンの「母としての智慧」には学ぶべき点が多い。最後に、結婚生活の倦怠期に陥り

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    2009年10月07日
  • アンの夢の家―赤毛のアン・シリーズ6―

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    アンとギルバートの結婚式からはじまり、港町グレン・セント・メアリーでの新婚生活を描く。登場人物はそれほど多くない、独身の老いた船乗りジム船長・オールドミスのコーネリア・レスリー・オーウェンなど。とくに、記憶障害者の夫の世話に拘束され、人生に絶望しているレスリーとの関係では、アンは嫉妬というものを初めて向き合うことになる。アンの流産を通して、レスリーとの間に友情が芽生え、思いがけない方法で、レスリーが夫から解放され、小説家のオーウェンと結ばれていく過程は、爽快感があります。この辺りの展開は小説としてもよくできています。男ぎらいのコーネリアはちょっと戯画化されすぎており、しかも、最後に結婚するのは

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    2009年10月07日
  • アンの幸福―赤毛のアン・シリーズ5―

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    高校の校長となったアン・シャーリーの生活を書いている。有力者との確執とその解消、隣人である少女との心の交流、ウィンディ・ウィロウズの生活などが美しい言葉で綴られる。印象ぶかいのは、副校長キャサリン・ブルックスとの交流で、皮肉をいうことでしか人に印象を残すことができない彼女が、アンと出会い人生の扉を開き、変わっていく様子は感慨ぶかいものである。また、際限のない心配性の老女や、病的に気むずかしい老人や、不可解な行動をする恋人たちがむずばれる様子や、アンの生徒たちの様子など、どこにでもいる(実際に似たような人が日本の片田舎にもいる)人々とのままならぬ関係など、とても面白くよんだ。多少面白おかしく戯画

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    2009年10月07日
  • アンの友達―赤毛のアン・シリーズ4―

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    アン・シャーリーは脇役でしか出てこないが、面白い短編集だ。内容は主に3種類の話が入っている。1)おかしな求婚のようすとハッピーエンド(「ルドビック」「隔離された家」)、2)すれ違ってしまった恋人たちの復縁(「ルシンダ」「オリビア叔母さん」「縁結び」「争いの果て」)、3)老人・女性の救済(「めいめい自分の言葉で」「小さなジョスリン」、音楽や歌によるもの。「ショウ老人の娘」「競売狂」「カーモディの奇跡」は幼子による)。もっとも長い短編「ロイド老淑女」は、2と3の話の混在形態で、昔の報われなかった恋愛・周囲の誤解や隣人愛・老人の心の救済といったことが、ロイド老淑女とシルヴィア・グレイを中心に語られて

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    2009年10月07日
  • シリーズ・赤毛のアン(7) アンの友達

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    筆者は田舎プリンス・ネスビット島で育った自身の少女時代も作品に投影した。筆者を理解するために、紹介分を読んだ。孤児でありアンさんは11歳で外を出て、クィーン学院を卒業するまでの少女時代 5年間を描いた『赤毛のアン』は人気作となり、モンゴメリーはアンを主人公とする続編や周辺人物にまつわる作品を多数著しているって。モンゴメリーはイウリン・ネスビットの写真を雑誌から切り取り、書き物机の上に貼り、主人公アン・シャーリーのモデルにした。その本を読んだきっかけはタイトルだった。人としてタイトルでいいが、どうして赤毛もポイントなの?本を読むと、それは自分もわかった。アンさんは孤児だからこそ、友達の大事さがわ

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    2009年10月04日
  • エミリーの求めるもの(新潮文庫)

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    エミリーシリーズ最終巻。
    作家として認められてきたエミリーは、都会に出るチャンスを蹴り、あえて、プリンスエドワード島で書き続ける。
    幼馴染ケディと惹かれあい乍らも、遠くなっていく日々。
    田舎に取り残されたエミリーが、目指すものは??

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    2009年10月04日
  • エミリーはのぼる(新潮文庫)

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    エミリーシリーズの2冊目。子供時代から少女期へー。
    書く事に執念を燃やすエミリーとそれを阻止しようとする周りの大人達。
    一筋縄ではいかない彼女は、美しく成長していく。

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    2009年10月04日
  • 可愛いエミリー(新潮文庫)

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    モンゴメリ
    エミリーシリーズ全3冊の1冊目。
    アンよりモンゴメリ自身に近いと言われてる。
    「文章を書く」事で、自分を保ち続ける少女の話。
    敬愛する父を亡くし、みなしごになったエミリーは亡き母の故郷ニュームーン農場へ引き取られる。
    多感な少女と不器用なエリザベス伯母とのすれ違いや、親友イルゼとの出逢い。そして、ミステリアスな出来事・・・・。

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    2009年10月04日
  • 炉辺荘のアン―赤毛のアン・シリーズ7―

    購入済み

    正直「赤毛のアン」は前作までかな、という気がします。ここからは子どもメインなので、蛇足もありますね。
    あまり面白いストーリーではありませんでした。
    モンゴメリが出版社から続編を期待されて、実生活は苦労の連続だったのに書き上げた、という背景がよく分かるような気がしました。

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    2020年02月11日