蛭田亜紗子のレビュー一覧

  • 自縄自縛の私

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    最後の一編、「渡瀬はいい子だよ」を 読み終わって、私は泣き出しそうだった。
    それぞれの女の子が抱えた秘密、性癖、がんじがらめになっている彼女たちが蛭田さんのつづる柔らかい眼差しの文章で描かれていて、どれも良かった。

    映画は表題作のみと知り、ほかのも観てみたかったなぁと思う。

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    2013年01月13日
  • 自縄自縛の私

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    どの話もすごくしっくり魅力的で文章が読みやすくてすきです。
    ひとりひとりに大事な譲れないものがあって、それはきっと退屈なものだったり、想像もできないものだったりするんだろうな。

    一回くらい縛ってみたくなるような、ちょっと新しい扉でも開いてみたいような、ステキな本でした。

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    2013年01月10日
  • 自縄自縛の私

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    すさまじく簡単にまとめると、特殊な性癖を持つ人たちの話、です。
    胸がざわざわして、落ち着かなくなる。のに、読むのを止められない。
    そこはかとない寂しさが漂っていて、どうしようもなく引き込まれてしまう。
    この人の小説はこれからも読みたいと思う。

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    2012年12月09日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

    ネタバレ 購入済み

    未来の有る話が良いな。「うさぎや」の真悟くんのように、未来に向かって、進んで行きたいと、思えるような。こんぺいとう商店街も、若い人達が、増えて来たみたいだし。

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    2026年07月05日
  • 共謀小説家

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    今まで読んだことがある本と結構違うので、結局読むのは楽しかったです。面白いところがあったし、すごく嫌なところもあったんですが、最初の気持ちと最後の気持ちが変えました。本の後半のおかげで、2.5⭐️から4⭐️になりました。なんかどうしてかわからないけど、(英語で)「吾輩は猫である」を読んでいた時と同じ気持ちになって、女性の側から話を聞くのは好きでした。

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    2025年08月17日
  • 夜更けのおつまみ

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    久々にアンソロジーを読んだ。お酒が好きな人も下戸の人にもおすすめ。居酒屋のおつまみや家飲みのおつまみが好きなので参考になるメニューがあった。自分で作るだけでなく、コンビニのおすすめおつまみなどで書いてる人もいて、それも面白かった。

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    2025年06月21日
  • 窮屈で自由な私の容れもの

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    結構しんどい決断を迫ってくる短編集。お気に入りは、不倫されて離婚した漫画家がブラジリアン柔術にハマる「コンバッチ!」。私も格闘技始めたくなった。環境変える時は運動した方が良いね。

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    2025年05月08日
  • フィッターXの異常な愛情

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    食事を通して物語が進む本が多い中、ランジェリーショップを介して人々の悩みを解決していくストーリー。新鮮だった。
    下着の表現の仕方もとても良かったと思う。

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    2025年04月15日
  • 凜

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    北海道の遊郭とタコ部屋の話でした
    遊郭の娼妓の生活、タコ部屋の男たちの生活
    いずれも壮絶で厳しいものでした
    その中で生きる人たちを少しでも感じながら
    読みました
    そんな時代もあったのか
    しかもこの日本で・・・
    娼妓には強さを感じました

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    2025年02月13日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    こんぺいとうの角って、24個あるんだなーと今さらですが知りました。

    知っている作家たちが描いて紡いでいくストーリー、私はとてもほんわかして好きでした。

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    2024年12月25日
  • 窮屈で自由な私の容れもの

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    ネタバレ

    女性の生き方を考えさせてくれる短編集。
    「森林限界のあなた」「コンバッチ」が良かった。はじめの方の三篇はそういう出会いもあるか〜という程度の感想だったけれど、あとの2つの短編は芯のある女の強さが感じられた。

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    2024年11月05日
  • フィッターXの異常な愛情

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    人には見せないし…まぁいいか。となりがちな下着。
    暑いし苦しいけど確かに補正下着を着てる日はしゃんとした気持ちにもなる。見られないからといって手を抜いていいものでもないなぁと思う。
    その一方で、下着姿やさらに脱いだ身体をそのまま受け止めることも大切ですね。

    補正下着、頑張って着ようっと。

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    2024年09月17日
  • 共謀小説家

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    蛭田亜紗子『共謀小説家』双葉文庫。

    先に読んだ『凛』『エンディングドレス』がなかなか良かったので、気になる作家として心に止めていた。『共謀小説家』とは一体どういう小説なのか、興味深いタイトルである。

    読んでみれば、明治時代の小説家をモデルにした不思議な夫婦関係を描いた文壇小説といった感じだった。小説家が創作することの難しさ、小説家として大成するために犠牲にする物の多さが描かれる。何とも言えない結末であった。

    明治時代、小説家になることを夢見て、愛知県から上京した17歳の宮島冬子は小説家の尾形のもとで、女中をしながら執筆に励む。ある時、尾形の強引な誘いで、ただならぬ関係となった冬子は身籠っ

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    2024年04月13日
  • 愛を振り込む

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    めちゃくちゃ面白かった、ほぼ一気読み!出てくる女の子が大体しょうもないと言うかなんと言うか。
    湿度たっぷりジメジメ系のお話なのに読むの止まらなかった。五話の不肖の娘が一番好き!
    あと千円が巡って最終的に返ってくるところで謎のテンションの上がり方をしてしまった。
    性の描写がだいたいあるのに、厭らしくないというかなんと言うか。自分の好きにぴったりのお話だったんだろうなあ。

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    2022年12月18日
  • エンディングドレス

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    最後、死ぬときに着たい服はなんですか?

    今の私には思い付かない。そもそもお裁縫が苦手です。
    洋裁を通じて人とかかわり、自分を見つめ直していくというストーリーがとても良かったです。
    心の傷は、時間と人によって癒されていくものなんだなと感じます

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    2022年10月11日
  • フィッターXの異常な愛情

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    狙い過ぎたタイトルは好みじゃないけど(これきっと版元の意向なんだろうな)、中身は大好き。

    あぁ、しばらく馴染みのショップに顔を出してないなあ。オンラインで済ませちゃってるな。そろそろきちんと採寸して体に合ったランジェリー買わなきゃなと思い直す。

    自分の身体と向き合うことは人生を見つめ直すことでもあるよね。
    下着ひとつで大袈裟だというのは簡単だけれど、ランジェリーを楽しむのは基本的人権だから!(鼻息

    次のお休みには、背筋を正して新しい下着を買いに行こうっと。

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    2022年07月10日
  • エンディングドレス

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    若くして夫に先立たれ死の準備をしていた麻緒。
    たまたま手芸店でみつけた死装束を縫う「終末の洋裁教室」に通うようになって、生きる希望や自分を見つめ直し立て直していくストーリー

    表紙が可愛くてジャケ買いしたけど、ずっとタイトルをウェディングドレスって空目してたのはここだけの話……笑

    終末の洋裁教室では、エンディングドレスを縫う前に、20歳の時に好きだって服、15歳の時に憧れた服…など思い思いに服を作っていきます。
    はじめは気の入らない麻緒でしたが、教室の生徒さんや先生、洋裁を通して自分の心の整理がつき生きる意志を持ち始めます。

    夫の闘病後の死など重たい話もありますが、麻緒の周りの人々が明る

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    2022年06月18日
  • エンディングドレス

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    ネタバレ

    「死に装束を縫う洋裁教室」というあらすじに興味を持って読み始めました。
    不器用なので洋裁は苦手なのですが…洋服作りの過程が丁寧に描かれているのがとても印象に残りました。(思わず何か作りたくなります!)
    心に残る場面がたくさんありましたが、特に千代子さんがエレベーターホールまで麻緒を追いかけてくるところでは思わず涙が溢れそうになりました。

    初めての蛭田亜紗子さんでしたが、とても良かったです❁⃘*.゚

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    2022年05月21日
  • エンディングドレス

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    主人公は少し苦手なタイプだったけれども、周囲の人たちがすごく魅力的だったし、死装束を繕うことで、生きることを考え直すことになるのだなとしみじみ。
    次々と出される『課題』に自分だったらどんな服と答えるだろうかと考えながら読み進めることもでき、なにかと学びの多い一冊。

    何より帯のコメントが山本文緒さんで『人は生まれることも死ぬことも自分では選べないけれど、何を纏って生きるかは選択することができる』
    この言葉がなによりも響いた。
    2020年の発売の文庫だから、彼女がその時どんな状況でなにを思いながらこの言葉を書いたのかはわからないけれど、今は亡き彼女のこの言葉がより一層刺さる。

    何を纏って生きて

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    2022年05月16日
  • 人肌ショコラリキュール

    購入済み

    読みやすい

    女性だけでなく男性も読みやすい恋愛・官能短編集です。
    また、ミステリーで見られるような、仕掛け(どんでん返し)ベースでストーリーを作っていると思われる話もあり、そういった所も読者を退屈させません。
    一人称も三人称も上手く、筆者の技量の高さが窺えます。
    難点としては、個性的なキャラクターが魅力的なのですが、同時に感情移入のしにくさに繋がっていることです。

    総評は「比較的、人に薦めやすい官能小説」です笑

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    2022年04月30日