あらすじ
心も体も変わる、ランジェリーラブコメディ。
広告代理店に勤める32歳の國枝颯子は、うっかりノーブラで出勤したある日、慌てて駆け込んだランジェリーショップ「Toujours Ensemble(トゥージュール・アンサンブル)」で男性のフィッター・伊佐治耀に出会う。
「脚を組むくせがある」「夕食はいつも8時以降」「20歳の頃から5キロ以上太った」「2年以上、恋人がいない」――フィッティングをしただけで、伊佐治は颯子の生活習慣をすべて言い当ててしまう。いい加減な生き方を指摘された颯子は、自分を見つめ直すようになる。
自分の“女らしさ”を否定して生きてきた後輩の百田馨、旬を過ぎたスキャンダル女優の本城夕妃、女装の趣味があるクライアントの大狼社長、出産後のセックスレスに悩む同期の美鈴・・・・・・颯子をとりまく人々も、伊佐治のランジェリーの魔法によって少しずつ変わり始めて――!?
一歩前に踏み出せずにいる女子たちに贈る、前代未聞のランジェリー・ラブコメディ!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
是非、ドラマ化してほしい!個人的には高橋一生さんで…!下着という女性ならではの贅沢。読んでたら素敵な下着が欲しくなったし、彼のようなフィッターにフィッティングしてほしい。
Posted by ブクログ
女性には是非一度読んでいただきたい本です。
下着好きでもそうでなくても!
お洋服も自分のためのものだけど、下着は自分とパートナーにしか見せない、パーソナルなものだから、それを大事にすることって、自分を大事にすることだと思う。
自分の毎日を振り返り、もっと自分を大事にしてあげたくなる。そんな話が詰まっています。
男性フィッターさんには遭遇したことがないけれど、こんな素敵なフィッターさんなら会いたい!
Posted by ブクログ
食事を通して物語が進む本が多い中、ランジェリーショップを介して人々の悩みを解決していくストーリー。新鮮だった。
下着の表現の仕方もとても良かったと思う。
Posted by ブクログ
人には見せないし…まぁいいか。となりがちな下着。
暑いし苦しいけど確かに補正下着を着てる日はしゃんとした気持ちにもなる。見られないからといって手を抜いていいものでもないなぁと思う。
その一方で、下着姿やさらに脱いだ身体をそのまま受け止めることも大切ですね。
補正下着、頑張って着ようっと。
Posted by ブクログ
狙い過ぎたタイトルは好みじゃないけど(これきっと版元の意向なんだろうな)、中身は大好き。
あぁ、しばらく馴染みのショップに顔を出してないなあ。オンラインで済ませちゃってるな。そろそろきちんと採寸して体に合ったランジェリー買わなきゃなと思い直す。
自分の身体と向き合うことは人生を見つめ直すことでもあるよね。
下着ひとつで大袈裟だというのは簡単だけれど、ランジェリーを楽しむのは基本的人権だから!(鼻息
次のお休みには、背筋を正して新しい下着を買いに行こうっと。
Posted by ブクログ
ランジェリーがキーとなって進んでいく物語。
主人公は固定で毎話毎話登場人物の悩みが下着選びを通してうまく解決していくのが読んでいて楽しい。
お店で下着を選んだりフィッティングをするのはある程度体型に自信がないと無理、、と思って敬遠しているけど、こんなランジェリーショップとフィッターがいるお店があるのなら行ってみたいなぁ。
Posted by ブクログ
ランジェリーとお仕事と恋愛の物語。
ランジェリーにこだわったり、自分に合ったものを選んだりすることで気持ちが前向きになる。
すごく分かるな。
読みやすい本。装丁もかわいくて私好みでした✨
Posted by ブクログ
うっかりノーブラで出勤したため慌てて駆け込んだランジェリーショップ。そこでうける男性フィッターのダメ出しの数々。日頃の不摂生から癖、性格までをも見透かされる事に。
面白かった。凄く。
下着によってここまで変わるかなと眉唾も、解る解るとうなずきたくもなる。
見えないところのオシャレを楽しむだけで無く、心も身体も支えてくれる今の自分のための下着に出会ってみたくなった。
Posted by ブクログ
ランジェリーの描写が細かくてお店の扉を開けた時の色とりどりの様子が伝わった
男性は女性が色々考えてランジェリーを選んで身につけている事を考えなければいけない
Posted by ブクログ
2018年、26冊目は、年1位のペースで読んでる、蛭田亜紗子。
國枝颯子は、広告代理店の仕事に忙殺される日々を送っていた。ある日、ひょんなコトから、ランジェリーショップ、トウジュール・アンサンブルを訪れることとなる。ソコで口のキツい、イケメン、ランジェリーフィッター、伊佐治耀と出逢う。
女性のためのR-18文学賞(女性のための官能小説賞)出身の、蛭田亜紗子。得意とするのは、女性のフェチズム系と思ってたが、今回はまたベクトルが……。正直、六章までは、奥田英朗のDr.伊良部シリーズを思わせる、コメディー。分量的にも、中身的にも、かなり軽め。ソコから、七章で颯子の少し辛口ラブコメ、八章で少し重みもたせて、ハッピーエンドとなる。
正直、内容が内容だけに(扱うモノがモノだけに)、オッサン(男)には、解りにくい、映像喚起しにくい描写が多々ある。その枝葉取っ払っても、男性向けとは言い難いかな……。逆に、多くの女性に読んで欲しい気もする。女性のための、蛭田亜紗子入門編としては機能するんじゃないかな。ただ、『自縄自縛の私』とは振り幅デカいけど……。
★★★☆☆評価は、自分が期待した蛭田亜紗子作品ではなかったというだけ。ハードカバーの表紙と、文庫版表紙との違和感。官能コーナーで見つけた自分。それらを呪うつもりもない。コレはコレであり。だとは思えるから…… 。