柴田裕之のレビュー一覧
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ネタバレこの世界は決定論か非決定論か?
筆者曰く、この世界は因果的に決定される。これは目的論的な運命論とは異なり、個人の自由な選択含め全ての事象は"複雑に絡み合っていて予測もコントロールも出来ない(これを筆者は偶然性または不確実性と呼ぶ)原因の数々"の結果として必然的に引き起こされる、とする決定論。
…とすると自由意志なんてものはないのでは?と心配になるが、筆者は決定論と自由意志は両立しうる、いわゆる両立論の立場を取る。筆者の意図とやや異なる部分があるかもしれないが、ここに"偶然性"を絡めて考えると、自分の選択は因果的に決定されるものの、偶然という予測不可能性が -
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Posted by ブクログ
情報とは何か
→正しさや量より、どれだけ人や物事に作用するか
ネットワークを作り出すかが重要
聖書は間違いもあるけど多くの人に影響を与えている
人間以外の動物は
同じ物語を信じることにより知らない人同士でも繋がることができる
→数に上限がない
物語はデフォルメや嘘を入れることもできる
情報は真実と秩序をつくる→バランスが大事
ナチスは科学(真実)は発展したけど秩序が乱れた
リスト(数字などの情報)は物語より覚えづらい
→文書で記録するようになった
宗教と科学
全体主義と民主主義
→前者は神からの教えを伝える→不可謬
→後者は過去の間違いを認が更新される→可謬→自己修正メカニズム
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Posted by ブクログ
12人兄妹のうち6人が統合失調症を発症したギャルヴィン家。要因は遺伝なのか環境なのか。
家族の人生を紐解いていくノンフィクション。
こんな家族が実在した事に戦慄を覚えた。
長男の異変から家族の歯車が狂い始める。
兄弟喧嘩は血まみれ、窓ガラスは破壊され、家具は持ち出される。言動がおかしくなり、被害妄想により暴力沙汰を起こし、精神病院の入院を繰り返す兄達。一人また一人と異常な行動に走っていく。読んでいても誰が誰だかわからなくなるほど、混乱極まりない。
発症した息子達は元より発症していない健常な兄妹達にも不安と恐怖が広がる
家族が一緒に居る事が狂気に繋がっていくようだ。
ギャルヴィン家の症例は精 -
Posted by ブクログ
現生人類(ホモ・サピエンス:賢い人)は、もはや疾病や寿命まで技術的な問題として解決策を手に入れようとしている。高度な技術は高価であるため、その技術は富裕層しか入手できず、旧来の寿命を全うする層と寿命を改善する層に分離、対立が生まれるだろうと。
寿命をコントロールする神のような振舞いをする、アップデートした人類をホモ・デウス:神の人と称したのが、本書のタイトルの由来だ。
では、人類とその他動物とは何が違うのか。人類は物語を信じることができる唯一の存在だ。貨幣を基にした経済構造や宗教はその最たるものだろう。いずれの考察も身近な例を取り、流れるような語り口で説明してくれるので、読みやすさの -
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他の方の感想にあるように私も難しいと感じてしまったので読みたい内容のところだけかいつまんで読みました。
私は死というものに関して恐れていると言うよりは死んだ時どうなるのか気になるという好奇心の方が強い気がします。しかしながら人はいつか死ぬため、そこがゴールと捉え、日々の生活をどのように過ごすかを考えるべきだと思いこの本を読みました。その点で言うと私が知りたかった情報や治験も得られたので良かったです。
もう少し年齢が上がり死というものに関してもう一度考えるきっかけをこの本で得れるとまた違った学びがあると思います。今は大事に本棚に入れておきます。いつか再び手に取る日まで。 -
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Posted by ブクログ
平等だった人類
幼児は不正を嫌う?
戦争あるいは農業により階級社会が生まれた?
昔ながらのやり方「経路依存性」 QWERTYのアプローチ を打破する
1.腐敗しやすい人は権力に引き付けられる 多くの応募者から探し腐敗した人を除く
2.ランダムに権力を獲得すると謙虚に 競争で獲得すると傲慢に
3.人事異動 ピーターの法則 人は自分が無能であるレべルまで昇進する→停滞→腐敗
4.失敗も成功も プロセスを検証する 人は成果を良く見せようとする
5.権力を持つ人に責任を思い出させる
6.親身になるべき イノベーションが心理的距離を拡大 →距離を縮める
7.監視(神判)による善良
8.支配する