柴田裕之のレビュー一覧

  • ゴースト・ワーク

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    いわゆるギグワーカーの実態を書いた本。自動化のラストマイルのパラドックスという提唱が印象的。テック企業のギグワーカーの取材が多めだが、他の業界にも通ずるとろこがあり、現代のテックがもたらす深刻な格差社会の拡大の一因となっているギグワーカーへの関心を集めるという点では素晴らしい本だ。

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    2023年09月14日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版

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    ヒトの人格の同一性が身体にあるというなら、所謂多重人格者(解離性同一障害)はどうなるのか、とか、脳死移植の議論はどうなるのか、とか、突っ込みたい所はあった。ケーガン先生は、死んだらそれでお終いであり、魂もあの世も無いのだから、死んだ本人は自分の死後を認識できず、そこには良いも悪いもないような事を仰るが、“その時”主観ではどうなるのかが判らないから、空恐ろしいのではなかろうか。

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    2023年09月06日
  • ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来

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     上巻では人類の行動原理を示した。下巻では、実際に行われるであろう具体的行動を考察していく。私たちがテクノロジーに従うべきなのか、感情や心の声に耳を傾けるべきなのかを考えるきっけになった。

     現代の人間生活は、食糧の生産から資本の拡大へと目的が移り変わっている。その例として、生態系や環境の保全が積極的に進んでいないことが挙げられる。経済の発展による技術の進化が問題を解決してくれると思い込んでいるからだ。
     神の権威よりも人間の感情を優先するのが近代だ。かつて、芸術者は神の意思を伝えるものとされていた。しかし、大衆の評価によって芸術者の価値が決まるように変わった。私たちが世界に意味をもたらすよ

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    2023年08月18日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

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     人類の未来を語るために重要となる要点をまとめた本。本書を読めば、人類の発展の法則から将来の私たちがどのようような方向性を目指していくのかを予測することが可能である。著者は、「サピエンス全史」の執筆者でもあり、合わせて読むことでより理解が深まるのではないかと思う。

     人類がこれまで克服するために取り組んできた事が飢饉と疫病と戦争である。これらが原因となって、死亡する人数は今日、生活習慣病や犯罪でなくなる方が高い。他にも、過食の方が飢饉よりも多いことや資源が人手から頭脳に変わっていったことが原因である。よって、完全とは言えない物の大幅な目標は達成したと言える。

     そこで、次は”不死”と”幸福

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    2023年08月18日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

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    今まで当たり前だと思っていたことがひっくり返された。人類史における宗教の影響力が分かった。一度読んだだけでは全ての内容は理解できなかった。改めて読み直したい。

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    2023年08月06日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

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    死というものの本質を哲学的に論じた本。死の合理性を冷静に語っている箇所もあり、ある種の冷酷さも感じられたが、余命一年を宣告された学生が受講を望んだというシーンにハッとさせられた。自分がそうなった時に何をしたく何を選択するだろうと考えながら思いを巡らせてみたが、答えが出ない。一つ言えるのは周囲の人に感謝を忘れずに日々を大切に過ごしていきたい。

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    2023年07月30日
  • ゴースト・ワーク

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    Webの修正 翻訳 不適切なコンテンツの削除などは個人契約の見えづらい労働者が低賃金で手修正している。
    それをゴーストワークと呼びどういったケースがあるか解説している。

    悪い面だけでなくこれのおかげで自宅で生計を立てられるような人もいる

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    2023年07月23日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

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    最終的な筆者の結論は、私にとっては受け入れやすく納得できるものであった。死についての様々な考察を巡らせており、普通の人がここまであらゆる角度から考えることはほとんどないと思われるため、一度読んでみるとモヤモヤとした形のなかった考えがスッキリとまとまる感覚が得られるかもしれない。
    ただ、翻訳した本であるという点も理由の一つと思われるが、日本人としては時折理解しにくい部分もあり、長く感じたのも否めない。
    総じて一読の価値はあると思うが、一気に読むというよりは、自分の頭がしっかり覚醒している時に少しずつ読み進めるのが良いと思う。

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    2023年06月03日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

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    企業は神であり宗教である。企業に限らず全ての組織はそうであり、だから、彼らの視線は内向きとなり、保身に走る。

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    2023年05月23日
  • 格差の起源 なぜ人類は繁栄し、不平等が生まれたのか

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    筆者の主張する世界的な経済格差の原因について、概ね納得できる。
    ただ、多様性の多寡と繁栄の度合いの関係について、その因果関係が明確には理解できなかった。
    ワシントン コンセンサスによる途上国への対応は明らかに間違っており、個々の国の状況を見極めて、長いスパンの支援による自律的な取り組みにするとこが必要である。出来上がった枠組みを押し付けても根付かせることは出来ない。

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    2023年05月09日
  • 格差の起源 なぜ人類は繁栄し、不平等が生まれたのか

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    我々人間は、産業革命により、人間の力とは別の機械の力を得て生まれた余裕を、子作りでなく子孫の教育に投資した結果、マルサスの貧困の罠を脱し、現在の繁栄を謳歌することができた。他方で、頭数が絞られた子孫側から見れば、現状の生活水準を維持するための社会的コストを負担にあえぐ結果となった。やはり、そこでもマルサスの貧困の罠を脱し切れていないのではなかろうか。

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    2023年04月30日
  • TIME SMART(タイム・スマート)―お金と時間の科学

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    同じようなメッセージだが、die with zero の方がよりわかりやすかった。
    お金と時間。時間の大切さは頭で理解していても実践するのは難しい。
    なぜ、これをいまやっているのか?と自分に問うことや、時間は有限であると思い出させてくれる出来事(きっかけ)を持っておくという工夫はすぐに使えそうだと思った。

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    2023年03月17日
  • それはあくまで偶然です 運と迷信の統計学

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    タイトルが本書のすべてを表している。
    宝くじなどのギャンブルや、傍から見ると運命とか奇跡としか思えないような出来事について、それらの事象は果たして「偶然」なのか、はたまた何かしらの作為(神の手を含めたもの)が介在した「必然」なのかを、確率や統計学の観点から判定し、結論からいうとほとんどの事象は「偶然」として説明できる、というのが本書の大まかな内容である。
    結論が最初から分かっているので、新鮮な驚きを得ることはあまり無く、人間がなぜ「偶然」を否定し「必然」を欲するのかの説明も44ページ目で早くも述べられている。一部の判定で使用される「統計的に有意か否か」および「P値」についても12章で軽く説明さ

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    2023年03月05日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

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    少しでも死の本質に触れられることを期待していたが、死についてというより哲学的な思考法についての造詣が深まった。要するに哲学の本。

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    2023年02月23日
  • 21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考

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    ネタバレ

    テクノロジーの支配、身近に感じる。スマホから逃げるのは今年の目標。お金や時間よりも意識を奪われることの怖さを理解。
    世界にはたった一つの文明しかない、っていうのは、確かに!って感じ。ここ数百年で一気に世界の均質性が高まっている。
    世俗主義の強さ、良さに共感。自らの陰の面を認めることによって進歩してきた。絶対は無い。宗教との違いであり、強さ。
    この世は物語で出来ている。物語を信奉することによって人はこんなに他の動物よりも進歩してきた。確かにその通り。何をするにしろどんな物語なのかを意識せずにはいられない。でも実は物語なんてなく、ただ有機化学反応によって感情や意識が形作られており、ただそれだけ。怒

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    2023年02月13日
  • サーチ・インサイド・ユアセルフ ― 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法

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    ネタバレ

    汝自身を最適化せよ
    心の基本設定状態

    リスニング
    ルーピング
    ディッピング

    ある考えを受け入れることなく、それについて考えられるのは、学識ある心のしるしだ

    この人が人生のさまざまな困難を乗り切れるような、強さや資質、情動的支援、社会的支援を得られますように。

    誠実さ、優しさ、率直さ

    政治的意識

    穏やかさと明瞭さと幸せだ。

    ふだん、いかに気が散っているか

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    2023年03月09日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版

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    死はこわいものではない。死を〆切とみなして生活しましょう。
    要約するとこうなると思う。
    剥奪説あたりの話は読み飛ばした。

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    2023年01月30日
  • TIME SMART(タイム・スマート)―お金と時間の科学

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    お金よりも時間を大切にせよ

    万人向けの方法はない、試してみよ



    第4章長期願望


    ・お金よりも時間を優先したほうが幸福度が高い

    ・1日3時間以上誰かと一緒にいる人はストレスが溜まりやすい


    ・幸運な人は先入観をもたずあれこれ試す
     不運な人はあらゆる角度から物事を考えた後でしか行動しない。その頃には世の中は先に進んでしまっている。


    ☆時間の使い方は訓練が必要


    活動に変化、

    ノーという、

    もっと時間を求める
    (休暇を取る、締切を伸ばしてもらうなど)、

    機会費用を思い出す
    (それをやる価値があるか?失うものは?)

    根本的な問いを自分に投げかける
    (目的は?なぜ時間を優先

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    2023年01月27日
  • 格差の起源 なぜ人類は繁栄し、不平等が生まれたのか

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    産業革命まで人類の生活レベルは生存水準から抜け出せていなかったが、産業革命後、人的資本への投資、人口転換などによりマルサスの罠から抜け出して、生活レベルが急激に上昇した。しかし、産業革命が早く始まった地域とそうでない地域には大きな格差が生じた。では、なぜ産業革命が西欧で始まったのか。本書は、その原因を制度、文化、地理、人の多様性に求め、それを人類の旅として検証していく。歴史的、地理的な壮大なストーリー。

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    2022年12月31日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

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    筆者の結論は「魂など存在しない。私たちは機械にすぎない。もちろん、ただのありきたりの機械ではない。私たちは驚くべき機械だ。愛したり、夢を抱いたり、創造したりする能力があり、計画を立ててそれを他者と共有できる機械だ。私たちは人格を持った人間だ。だが、それでも機械にすぎない。 そして機械は壊れてしまえばもうおしまいだ。死は私たちには理解しえない大きな謎ではない。つまるところ死は、電灯やコンピューターが壊れうるとか、どの機械もいつかは動かなくなるといったことと比べて、特別に不思議なわけではない。」
    したがって「死について考えるとき、死を深遠な謎と見なし、恐ろしくて面と向かえず、圧倒的でぞっとするもの

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    2022年12月26日