柴田裕之のレビュー一覧

  • なぜ悪人が上に立つのか―人間社会の不都合な権力構造

    Posted by ブクログ

    悪人が上に立つあるいは上に立ったら悪人になったということに関して、その傾向と事実は良く分かったが、そのなぜ?の部分があまり入って来なかった。なので、本書にも述べられているようだが、その対応策に現実味がなくパッとせず、結局、悪人が上に立つというのは、そんなもんなんだと、いつも漠然と感じるところに帰結してしまう。

    0
    2025年02月10日
  • TIME SMART(タイム・スマート)―お金と時間の科学

    Posted by ブクログ

    時間とお金のトレードオフ、それによる満足度や幸福度、充足度について研究されてきたアシュリー先生の1冊。

    難易度が自分には少し高い気がしましたが、
    実践的な内容も多くあり、今すぐにまねできる知識が豊富に乗っていた本だなと思いました。

    働きすぎかなって感じている人が、読むと刺さる言葉が多くあると感じます。

    0
    2025年02月02日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    難しい!
    「サピエンス全史」を勧めてくれた職場の同僚が、この次「ホモデウス」っていうのがあって、更にすごいことになるんですよ~笑、って言いつつ貸してくれたので読みました。そういう彼も、ホモデウス難しすぎて、上巻だけ買って読んだあと、下巻はまだ買ってないとか。しかし、やっとのことで読み終わって、最後にこの後の章の予告が書いてあったので、私はやはり続きも頑張って読もうと思いました。
    著者は「サピエンス全史」でも、「宗教」というのは我々が一般的に認識する「キリスト教」「イスラム教」といった神をあがめるものではなく、人類が創り上げた虚構のことを言うのであって、「資本主義」とか「人権」とか「共産主義」も

    0
    2025年01月30日
  • サーチ・インサイド・ユアセルフ ― 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    EQを高める活動には、マインドフルネス瞑想が使える。
    注意力のとレーニング、
    自己認識と自制、
    役に立つ心の習慣の創出=誰であろうと「この人が幸せになりますように」と反射的に思う習慣を身につける。
    のためのプログラムを組んだ。

    マインドフルネスは2分間でできる。誰でも集中できる時間。注意を呼吸に向ける。瞑想はスポーツジムのようなもの。
    歩く瞑想=一歩一歩に注意を向ける。
    ボディスキャン=身体をスキャンするように注意を向ける。
    自己査定のためのジャーナリング。
    価値観を発見するエクササイズ=自分の価値観を探る
    自分の理想を見つけるエクササイズ。
    善良さを増す瞑想。

    今や、瞑想は運動と同じ。

    0
    2025年01月14日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

    Posted by ブクログ

    驚くほど期待はずれな一冊。というのもこれは日本版で縮小されているからであり、本来読みたい形而上学的な問いはほぼ省かれてしまっており、倫理の側面のみにスポットライトを当てているから。仕方ないことだけど、求めているものではなかった…!

    この縮尺版で至った答えは、死はなんら特別なことではなく当たり前であること。それを受け入れる心を養えるかどうかに、本当の豊かさはあるのではないかと考えられるようにはなっている。言葉だけであれば陳腐だが読み進めるにすれその言葉の真意を読み取れたとは到底思えないほど、やはり死は遠い

    0
    2025年01月10日
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

    Posted by ブクログ

    統合失調症について前提知識なしで読んだが、原因や治療法の解明がこんなにも進んでいないのかと驚いた。
    ノンフィクションと思えないほど壮絶な家庭環境だが、血縁関係とは呪いのようなもので、捨てきれないのだよなあと、複雑な感情に振り回される子どもたちに同情を禁じ得なかった。終盤でリンジーが口にした、皆んなそれぞれの人生だから、それぞれの家族との関わり方があり、過去からの立ち直り方がある、といったありがちな言葉から、修羅場を生き抜いた者にしか出せない重さを感じた。

    0
    2025年01月06日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

    Posted by ブクログ

    誰もが知っているようでいて、突き詰めて考えるとわかっていないような、「死」をテーマに、イェール大学で長年行われているという哲学の講義をまとめた本です。宗教的な考えは一切排除して客観的に善か悪か、外堀を少しずつ埋めていくように一歩一歩これでもかとあらゆる可能性について検討して、結論へと向かっていく様は、途中なかなか進まないので読むのに苦労した箇所もありましたが、さすがの内容でした。この著作(講義)は大きく二部からなっていながら、日本語版では前半部分をザバッと削ってしまい後半の論理的なところだけを収録するという荒ごとをやってのけています(収録されなかった経緯については最初にページが割かれて説明があ

    0
    2025年01月04日
  • なぜ悪人が上に立つのか―人間社会の不都合な権力構造

    Posted by ブクログ

    悪人を上に立たせない(権力を与えない)ためにどうすれば良いかをまとめた本。
    腐敗しない人を権力者にして、責任の重みを自覚させ、監視の目を意識させる。そして、模倣的な指導者になるような人を待つのではなく生み出すようにする。

    海外の本は事例やエビデンスにウェイトを置いているものが多く、結論が見えにくく読んで理解するのに時間がかかるので慣れない。もっと簡潔に書いてくれたらうれしいなぁ。

    0
    2024年12月07日
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

    Posted by ブクログ

    専門的過ぎて斜め読みではあるが、統合失調症を家族に持つ身としては、ノンフィクションで12人の子供のうち6人が病気になる事は衝撃。私にも、遺伝的に潜んでいるのかも

    0
    2024年11月24日
  • ヒトの目、驚異の進化 視覚革命が文明を生んだ

    Posted by ブクログ

     本書は、4つの超人的な「視覚」の能力、すなわち、①色覚、②両眼視、③動体視力、④物体認識、の正体を突き止めようとする試みである。

     第1章では、なぜ人間は色覚を進化させたのかが論じられる。従来は、人間が食べ物を探しているときに葉の背景から果実を区別するため、あるいは食べられる若葉が見えるように進化してきたとの仮説が唱えられていた。それに対し著者は、肌の色の変化を見るために進化したのだと主張する。

     第2章は、なぜ人間の両眼は前向きについているのか?が検討される。従来は立体視、奥行きを捉える能力に利点があると考えられてきた。著者は、障害物にさえぎられながらも、その向こうの知覚対象をみること

    0
    2024年09月17日
  • 21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考

    Posted by ブクログ

    非常に内容が濃いこともあり、理解しきれない、読みきれない、読み飛ばしてうことがあった。

    そのような中で印象に残った話題を記す。
    ・ITとバイオテクノロジー
     両者が今後世界を大きく変えうることは他の本等で知ってはいた。本書ではこのフレーズが多く用いられていたこと、無用化の時代が来る可能性があると言及していたことが印象的だった。改めて、ITに関する知識を身につける必要性があると感じた。

    ・移民
    移民に対し、賛成派と反対派に分かれて議論が起きていることはめよく目にしており、どちらの意見も正しいように思えるため、着地点はどこになるのかという疑問を私は持っていた。
    本書では、受け入れる地元住民が移

    0
    2024年07月17日
  • ケンブリッジ大学・人気哲学者の「不死」の講義

    Posted by ブクログ

    死は避けられない。
    しかし、恐れる必要もない。
    毎日生に感謝して、今を懸命に生きる。
    そうありたいと思う、、、

    0
    2024年06月28日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

    Posted by ブクログ

    ひたすらに「死」について考える本です。
    時々アメリカンな例えが出てくるのでクスッとしたり、これは何を言っているんだ?と咀嚼するのに時間がかかったりしましたがなんとか読み切れました。

    0
    2024年06月22日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

    Posted by ブクログ

    死への深い考察。死は悪いのか、不老不死は良いのか、について、あらゆる状況から検討する。漠然とした恐怖を紐解き新しい気づきがある。

    0
    2024年06月20日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

    Posted by ブクログ

    日本語訳がおかしいのか
    自分の理解力が足りないのか
    理解しにくい箇所が多々あって気になった

    無闇に死に怯えている人や自死を考える人に読ませたい

    0
    2024年06月12日
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

    Posted by ブクログ

    12人の子どものうち6人が統合失調症になった家族の話と、統合失調症の研究の歴史が一緒になったノンフィクション。
    それが、ごちゃ混ぜで時系列もバラバラなので、とにかく読みにくかった。

    この時代では普通のことだったのか分からないが、普通にどの子もマリファナなどの薬にも手を出してるけど、依存症とかなかったのかな?
    子どもも多すぎて、絶えず揉め事も起こってるみたいだし、統合失調症にならなくてもまともに育つのが難しそうな家庭で、さらに兄からの性的被害にもあってる中で、最終的に幸せ?になっている女の子2人はすごいと思った。

    0
    2024年05月16日
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

    Posted by ブクログ

    原作をオーディオブックで聞きました。下記はgoodreadsに掲載した感想を日本語に書き直したものです。
    >>>>>>>>>>>>
    個人的には★★★★☆。だけどそこには邪心が含まれている気がするので、星3つに落とした。

    その理由を説明する前に、この本が誰の立場から書かれているのかについて説明したい。コルカー氏はリンジー(生まれはマリー)とマーガレットから、自分たちの体験をもっと多くの人に知ってもらいたい、と依頼されて本書を執筆した。結果として、この本は失調症と診断されていない二人の末娘たちの視点から書かれている。彼女たち

    0
    2024年04月19日
  • ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来

    Posted by ブクログ

    データ、データ、データ。
    確かにそうだなーと。
    私たちは単なるアルゴリズムだと言われると、そんな気もする。
    私はアップデート出来る気がしない、、、

    0
    2024年04月08日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

    Posted by ブクログ

    サピエンス全史が面白かったので、隣に並んでいたこっちも買ってみました。
    サピエンスはどこから来たの?をワクワク読んだけど、こっちはどこへ行くの?をヒンヤリした気持ちで読んでました。
    面白いんだけど、とても怖い。

    0
    2024年04月08日
  • サーチ・インサイド・ユアセルフ ― 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法

    Posted by ブクログ

    東洋人には、日常的なところもあり。

    ただ、感情を扱う方法については、とても参考になりました。他人は自分と同じ。怒りや嫌悪の感情は、呼吸して、心を落ち着かせて流してしまうのが一番です。

    平常心でいることが、一番の幸福

    0
    2024年03月24日