柴田裕之のレビュー一覧

  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私にとっては難しくて何度も読んでいる途中寝てしまったのだけど(苦笑)
    情報の主な仕事は真実を表すことではなく、人々をつなげることであり、情報ネットワークは歴史を通じてしばしば真実よりも秩序を優先してきたことや、AIの台頭により危惧される未来のことなどを具体的な事例とともに教えてもらった本ではある。宗教の話は避けては通れないのだろうけど、私にとっては理解が難しく何度も寝落ちしてしまった…読み応えがあった書。

    0
    2026年01月24日
  • 21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本作を読むにあたって前2作を改めて読み直したので、彼の作品を通しで5冊読んだことになる。
    ホモ・サピエンスが覇権を握った理由の一つに虚構を信じる認知革命の影響があると言われるが、故にフェイクと真実を切り分けるのも苦手だったりする。
    本作は、これまでの歴史を踏まえながら我々の思い込みを暴き、今をどう生きるか?を考えさせる一冊だ。
    相対的にキリスト教文化圏にシンパシーを感じる反面、そのキリスト教の歴史を知る人はこの国には少ない。イスラム教やユダヤ教も同様に、変な思い込みが陰謀論を生み、フェイクニュースに騙される。
    科学が暴いた真実によれば、人間の意識や心なんて崇高なものはなく、単なる電気アルゴリズ

    0
    2026年01月10日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

    Posted by ブクログ

    ソ連とナチスドイツの全体主義を例に取り上げていたので、あまり馴染みのなかった地球上の組織についてもイメージすることができた。
    重要なのは宗教と科学。それらはどちらが正解ではなく、互いに作用し合いながら歴史を紡いでいる。
    そこに関与するネットワークの効用に触れつつ、過去について、考察する本である。

    0
    2026年01月02日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

    Posted by ブクログ

    下巻では、これまでの情報の人類史とは決定的に異なり、「AI」についての話となる。
    ハラリ氏は、AIを単なる「道具」とは考えていない。
    今世間を騒がせているAIは、情報を自ら消費し、分析し、人間が理解できない論理で自ら決定を下す「独立したエージェント(行為主体)」であると定義しているのだ。
    AIの「A」はArtificial(人工)ではなく、Alien(異質な、エイリアン)だと説いたのは、なるほどと思った。
    AIと人間は、動く目的が全く異なっている。
    人間には当然感情があるし、そもそも意思がある。
    AIには、まったくそれらがない。
    その代わりに、AIが備える、人間には全く理解できない動きがあるの

    0
    2025年12月28日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

    Posted by ブクログ

    我々人類にとって、情報とは何なのか。
    確かに改めて考えてみると、様々な解釈があって面白い。
    情報には実態が無いし、それを何かと説明することは意外と難しい。
    上巻はまさに情報の歴史について。
    下巻は現在から未来に向けた、AIについての内容となっている。
    出だしから予想もしない方向に話を展開させるのは、著者の得意なパターンだ。
    「情報の正体は、真実を伝えるものではない」と、堂々と喝破したのには、舌を巻いた。
    見たまま、ありのままが真実であり、それが情報として単純に伝わるものだと思っていたが、人類にとっての情報はそうではない。
    一歩進んで本来の役割は、「大勢の人を繋ぎ、秩序を創り出すこと」にあると説

    0
    2025年12月27日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

    Posted by ブクログ

    だいぶ面白い。AI脅威論を聞くたびに、ゆうたってAIはデータ食って統計的判断してるだけで言語理解はできてない、自律的判断なんてもってのほか、まったく別の技術革新でも起きない限りこのままディープラーニングがいくら進んでも質的変化は起きない、そう思っていました。しかし、これ読んで納得しました。AIはヤバいと。人間の知性とは違う種類だからどんな思考をしているかわからないから、特定の目的を与えても予想外の手段をとって目的を達成したりする。人間にはそれをあらかじめ想定することは不可能。
    こりゃヤバい。

    0
    2025年12月26日
  • ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    以下のあたりの記載が印象にのこった

    現代の契約を一文にまとめると、人間は力と引き換えに意味を放棄することに同意する
    現代の生活は実際的なレベルでは、意味を持たない世界の中での力の追求からなる
    現代文化は絶え間なく成長を続けているが大きな実存的不安に苛まれている
    個人は巨大システムの中の一つのチップになってきている

    0
    2025年12月21日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

    Posted by ブクログ

    人類史を概観できるとともに、我々サピエンスがいかにして他の動物種を圧倒し生態系の頂点に君臨したのか、そして地球を征服するに至ったのかが理解できます。最初から最後まで知的好奇心かき立てられっぱなし。壮大なタイムスケールの中にダイブして、我々サピエンスの来し方行く末に想いを馳せる、そんな読書体験ができます。ロマンティックで刺激的な本。人類必読書!

    0
    2025年12月19日
  • ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来

    Posted by ブクログ

    (上巻のレビューから続く)
    下巻のポイントは概ね以下である。
    ◆近代に入るまで、人間は、全能の神或いは自然の永遠の摂理により、何らかの宇宙の構想の中で役割を与えられている、即ち、(力を制限されるのと引き換えに)人生に意味を与えられていると信じていた。しかし、現代においては、人間はどんなドラマの役割も与えられておらず、人生に意味はないことが明らかになり、代わりに制限のない力を持つようになった。いわば「人間は力と引き換えに意味を放棄することに同意する」という「現代の契約」を結んだ。また、この契約では、何らかの宇宙の構想を基盤とせずに人生の意味を見つけた場合、契約違反にはならず、人間は、人間の知識(

    0
    2025年12月16日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

    Posted by ブクログ

    ユヴァル・ノア・ハラリ氏は、1976年イスラエル生まれの歴史学者。オックスフォード大学で博士号を取得(中世史・軍事史を専攻)し、現在はエルサレムのヘブライ大学歴史学部教授。代表作の『サピエンス全史』(2011年ヘブライ語版、2014年英語版、2016年日本語版、それぞれ刊行)は世界的ベストセラーとなり、60以上の言語に翻訳され、累計販売部数は2,500万部を超えている。ダボス会議など国際舞台でも講演を行う。
    本書は、人類の誕生から文明発展までの歴史を俯瞰的に描いた『サピエンス全史』に続き、科学技術とAIの進歩を背景に、人類が向かう未来とそれに対する警鐘について書かれたもので、2015年ヘブライ

    0
    2025年12月16日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本書は、死生観を通じて「人が何を価値とみなし、どのように生きるべきか」を再定義する一冊です。経営者が読む意味は、宗教的・哲学的関心ではなく、意思決定の基準を長期視点で再構築するための思考資源にあります。

    本書が提示する核心は、死を避けるのではなく、有限性を前提に人生と選択をデザインする視点です。これは経営における本質と重なります。すべての資源は有限であり、だからこそ何に時間を投じ、何を捨てるかという“選択の質”が結果を左右します。また、死とは何かを科学・哲学・倫理の各側面から検討するプロセスは、経営者が複雑な問題を扱う際に必要な多面的な思考の訓練として有用です。単一視点での判断は誤りを生みま

    0
    2025年12月03日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

    Posted by ブクログ

    普段本を読まない人たちが本書だけを読み、感銘された!とか言って随所に『サピエンス全史では〜』の枕詞と共に講釈を垂れる感じが嫌いで、この本を読まず嫌いしていた。何のきっかけか分からないけど、読んでみた所、なるほど!?の連続で未知を色々開拓してくれた。

    内容では、ゴーギャンの「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」の絵を思い出す。この作画の意味する所、というかタイトルは抽象的かつキャッチーなため、様々な文脈で自由に引用される。サピエンス全史についても、様々な文脈で自由に引用されている。それも、この本が包括的でキャッチーだからだと思う。ただ違うのは、サピエンス全史はとにかく具

    0
    2025年12月02日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

    Posted by ブクログ

    人間の知能が発展することで世界がどう変わってきたのかと、その進化のストーリーが壮大!

    宗教や通貨などの共通認識がどうやって生まれて、人間社会を形作ってきたのかがこの二冊で描かれていて、歴史を一気に俯瞰できる感覚!

    0
    2025年11月27日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版

    Posted by ブクログ

    死とは何か――その問いに人類は古来無数の答えを試みてきた。だがイェール大学の哲学者シェリー・ケーガンは言う。「死の講義」を23年続けてもなお核心には届かないと。いくつもの命題を積み重ねても死は霧の向こうにある。だが彼は諦めない。死を恐れず考えることで生の意味が少しずつ浮かび上がるからだ。死を学ぶとは生きる哲学を磨くことにほかならない。

    0
    2025年10月27日
  • ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来

    Posted by ブクログ

    歴史パートに関しては、面白く読めた。ジャレドダイアモンド的な壮大なお話。

    後半、知能と意識を分けて考えるということ、テクノロジーに意識はないはずと言い切れないこと、が1番考えさせられたポイント。

    テクノロジーの波が脅威と感じていたけれど、キリスト教、資本主義、データ教と歴史が移り変わってきたので、ある意味時間の流れの中で少しずつ変わっていくことだから、流れに身を任せるしかないという気持ちになることもできた。※著者は問題提起しているので、読後そんな受け身な気持ちになってほしいとは思っていないかもしれないが…

    0
    2025年10月25日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版

    Posted by ブクログ

    人生の指南書を読んでいる気分

    感情を排し論理を積み重ねる説明は面白く感じた。
    誰でも理解できるよう簡単な言葉で長々説明されている。でも、抽象的過ぎる説明より良いか、、

    死に対する漠然とした不安・恐怖はかなり薄まった気がする。

    0
    2025年09月28日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

    Posted by ブクログ

    虚構、かたちのないもの、考えに人々は動かされ帝国が出来た。
    今でも人々はあらゆる物語に熱狂し、踊らされて生きていて、認知の重要性を痛感。

    今の私たちも力付くで統一を果たした人の子孫と思うと、国籍問わず他の人にもっと優しくなれるかもしれない。

    普段美味しく食べるお肉に刹那的に心が痛む。

    0
    2026年07月02日
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

    Posted by ブクログ

    ノンフィクションなことを除いてもいろんな怖さを感じた一冊だった。統合失調症、考えなしに子供をたくさん持つこと、現実に向き合わずに過ごし続けること、いまだに原因と治療が完全でないこと‥。人間だけが生み出す恐怖。
    必ずしも良いとは思わないけれどある程度の教育(一般的なというよりも生活面)や制度、罰則は必要だと思った。

    0
    2025年09月20日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    サピエンス全史が非常に良かったので、こちらも今更ながら読んだ。
    個人的にはサピエンス全史ほどの衝撃はないかなと。
    ホモサピエンスが世界を征服してきた歴史を振り返り、人間権威主義について考えさせ、人間はどこに向かうのかを問う。テクノロジーが発展する中で、我々は新たな人類の下等生物に成り変わり、我々が動物を支配してきたのと同様に支配されるようになるのか。我々はどこへ向かうのか、人間を人間たらしめているものは何かを考えさせる内容

    0
    2025年09月08日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

    Posted by ブクログ

    飢餓・疫病・戦争。数千年人類を苦しめた課題は、科学技術で“解ける問題”になった。
    次に問われるのは「どう生きるか」ではなく「なぜ生きるか」。

    宗教も科学も、“意味”を与えるシステムという点で同じ。やがてAIとビッグデータが人間至上主義を超え、「データイズム」という新しい“信仰”が世界を導くかもしれない。

    便利さの先にあるのは楽園か、淘汰か——。
    読み終えても考えが止まらない、挑発的な未来予測本。

    0
    2025年08月15日