柴田裕之のレビュー一覧
-
-
-
-
Posted by ブクログ
ハラリさんの著書には毎回、ハッとさせられる。
GPT-4が人間かどうかを確認するパズルを解けなかった時、人に依頼する理由をでっちあげたシーンは、衝撃だった。。。
大英帝国は、紡績工場をカルカッタからマンチェスターに移転することはできなかった。しかし、情報は違う。マレーシアやエジプトから、高速で北京やサンフランシスコへ送れる。世界のアルゴリズムの力は工業力とは異なり、単一の中枢に集中させることができる!
AIは、artificial intelligenceの略だが、ハラリ氏さんは alien intelligenceだと言っている。人間とは全く異質のエイリアンの知能。その通りだなと認識。 -
Posted by ブクログ
簡潔な文章で様々な説を述べられ、とても面白い。知っている話も、改めて説明され納得できたように思う。ところどころにクスッと笑える箇所もあり、一気に読み進められた。
支配された国のエリート層が権利を求める例としてガンジーを挙げられていた点(ガンジーは英国式の教育を受けたが初期は弁護士としてうだつが上がらなかったし、アフリカ行きの列車では一等車の座席指定のチケットを持っていたため、一等車に乗ることを強弁したわけでもない、三等車に移れと言った車掌の方がおかしい)や、
オッペンハイマーにノーベル平和賞を与えるべきという言葉(終戦に繋がったかもしれないが、20万以上を殺し、後遺症により殺してきた事実は消え -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
Posted by ブクログ
サピエンス全史、予てより読みたかった本である。衝撃である。
我々ホモ・サピエンスは、同時代にかつて存在したネアンデルタール人等のヒト族を凌駕して唯一生き残った。
ホモ・サピエンスがヒト族の中で生き残り、更に地球の生態系の頂点に立てた最大の理由は、複雑な状況を説明できるコミュニケーション能力を持ったことに加え、何億人もの間で「神話」を共有できるようになったこと。
資本主義や、法律、国、人権、宗教、お金など、本来は存在しないものを「存在する」と皆が信じることにより、それらを存在させている。その仕組みの中で我々は生きているとは、改めて言われると驚異的である。あたりまえに「ある」と思っていたこと -
Posted by ブクログ
この作者は歴史学者なんですね。
上巻の情報の歴史も全てこの下巻のAI革命の問題に繋げているのですね。流石です。
私なりにこの本で述べたい事はこんな感じと捉えました。
⚫︎AIも一つの道具。使う人によっては凶器にもなる。
⚫︎これまで以上に情報が重要。情報を集めた者(国家)が覇者になる。
⚫︎情報の分断→世界はグローバルから分断に。
⚫︎世の中に絶対の倫理はない。その倫理をどの様にAIに植え付けるかがこれからの課題。
⚫︎今までは人間のみが考えることが出来たがこれからは人間以外のもの(AI)が考える未知の世界が始まる。
個人的にはこの作者ほど未来には悲観的には考えてはいませんがAIという道具 -
-
-
Posted by ブクログ
「死」について、論理的に考えてみるのは、確かに興味深い。
意識が無くなったら死と言えるのか。
肉体が残っていても、それは死と言えるのか。
様々なパターンを例として挙げながら、学生たちに「あなたはどう考えるか?」と問う形式の授業内容をまとめたものだ。
本書の中に、余命宣告を受けた学生が、この授業を受講したエピソードが記載されている。
その学生が、この授業をなぜ選択したのかは分からない。
死に向き合おうとしての選択なのか。
単純に「死」を知識として探求したい目的の受講なのか。
当たり前であるが、死を体験して自身で理解することは、論理的に不可能だ。
死ぬ瞬間については想像できるかもしれない。
しかし -
Posted by ブクログ
情報がいかに社会をつくり、支配し、壊すか
歴史を振り返ると、バカらしいことを命かけてやっている。
現代の「魔女狩り」は何だろ。
文春砲的な袋叩きも「魔女狩り」の一種かな。
スターリンの死に様が、哀れ。
倒れてもスルーされる最期って、かわいそうに。
スターリンのお母さん、どんな子育てしたんだろう。自分が母親になると、いろんな人のお母さんがどんな子育てしていたのか気になって仕方がない。
お母さんもスターリンが悪名高い人物になるなんて、思いもしなかっただろうな。
人間は、真実よりも、物語や幻に振り回されて生きているね。
お金だって、真実は、ただの紙やからね。日本通貨は、日本人に共通の幻想を浸透