柴田裕之のレビュー一覧

  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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    人同士のつながり、AIがもたらす脅威、人間の判断について詳しく述べられていた。アルゴリズム、かびゅう、ネットワーク、シリコンのカーテン、データを支配する等これからを予言させる本だと思った。

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    2025年07月30日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

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    情報はあればあるほど良いものではなく、繋がりが大切、真実の伝搬と秩序の維持が大切とのこと。不可謬性、自己修正メカニズム、AIとの競合、大事なのは物語、自己修正の限界等哲学的で難しいところもあるが凄い良書だと思った。

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    2025年07月25日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    サピエンス全史、予てより読みたかった本である。衝撃である。

    我々ホモ・サピエンスは、同時代にかつて存在したネアンデルタール人等のヒト族を凌駕して唯一生き残った。

    ホモ・サピエンスがヒト族の中で生き残り、更に地球の生態系の頂点に立てた最大の理由は、複雑な状況を説明できるコミュニケーション能力を持ったことに加え、何億人もの間で「神話」を共有できるようになったこと。

    資本主義や、法律、国、人権、宗教、お金など、本来は存在しないものを「存在する」と皆が信じることにより、それらを存在させている。その仕組みの中で我々は生きているとは、改めて言われると驚異的である。あたりまえに「ある」と思っていたこと

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    2025年07月22日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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    この作者は歴史学者なんですね。
    上巻の情報の歴史も全てこの下巻のAI革命の問題に繋げているのですね。流石です。

    私なりにこの本で述べたい事はこんな感じと捉えました。
    ⚫︎AIも一つの道具。使う人によっては凶器にもなる。
    ⚫︎これまで以上に情報が重要。情報を集めた者(国家)が覇者になる。
    ⚫︎情報の分断→世界はグローバルから分断に。
    ⚫︎世の中に絶対の倫理はない。その倫理をどの様にAIに植え付けるかがこれからの課題。
    ⚫︎今までは人間のみが考えることが出来たがこれからは人間以外のもの(AI)が考える未知の世界が始まる。

    個人的にはこの作者ほど未来には悲観的には考えてはいませんがAIという道具

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    2025年07月22日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

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    自己修正メカニズム
    →聖典、カトリック教会、ソ連のような全体主義体制にはない
    →科学、民主主義にはある

    世の中の体制には神話と官僚制が内在されている。神話は統治のために共同幻想を生み出す。官僚制は、秩序維持のために真実を犠牲にして、尺度の中に入れ込む。

    ソ連は共産主義という神話、共産党や中央政府といった官僚制を両方持っていた(それも近代の情報テクノロジーにより秦朝の頃より強力な形で)。

    しかし、アメリカなど民主主義国家に比べて自己修正メカニズムが脆弱だったため(マスコミや裁判所が無力化されている、全ての情報が中央集権的)、失敗してもそれを反省して修正する能力が低かった。それが20世紀にお

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    2025年07月20日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    初版は2016年。読んだのは99刷発行、2023年。
    こういう本は新刊のうちに読んだ方が良いのでしょうが、今からでも遅くはないのでは?と思う重版っぷりです。

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    2025年07月17日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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    ネタバレ

    AI革命が起きた後の民主主義はどうなるのか、情報のあり方、人のつながりはどうなるのか、といった点が描かれている
    少し、小学生の頃に読んだ、星新一のショートショートを思い出した

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    2025年07月15日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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    全体主義体制では、独裁者は国民を監視・管理しやすくなる。しかし同時に、独裁者一人が情報操作の対象となることで、容易に生成AIに支配されてしまう危険性もはらんでいる。

    では、民主主義はどうだろうか。生成AIの力によって、より良い社会が築かれることが期待されている。だが、それだけでは済まされない。偽情報の拡散により、民主主義そのものが機能不全に陥る恐れもあるのだ。

    だからこそ重要なのは、情報の管理や監視を一極集中させず、分散しておくことだ。そして何より大切なのは、AIを単なる「技術」として扱うのではなく、「文化と人間性を問い直す鏡」として見直し、深く考え直す姿勢である。

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    2025年07月15日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    ホモ・サピエンスが生き残ってきた歴史。
    なぜ生き残ったのか。本の中で1番唸りました。

    本で挫折してしまい、オーディブルで再挑戦。
    面白かった。

    男性優位の構造や、いつから未来志向になったのか。
    知らないことだらけで、面白かった。

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    2025年06月30日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

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    「死」について、論理的に考えてみるのは、確かに興味深い。
    意識が無くなったら死と言えるのか。
    肉体が残っていても、それは死と言えるのか。
    様々なパターンを例として挙げながら、学生たちに「あなたはどう考えるか?」と問う形式の授業内容をまとめたものだ。
    本書の中に、余命宣告を受けた学生が、この授業を受講したエピソードが記載されている。
    その学生が、この授業をなぜ選択したのかは分からない。
    死に向き合おうとしての選択なのか。
    単純に「死」を知識として探求したい目的の受講なのか。
    当たり前であるが、死を体験して自身で理解することは、論理的に不可能だ。
    死ぬ瞬間については想像できるかもしれない。
    しかし

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    2025年06月29日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

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    情報がいかに社会をつくり、支配し、壊すか

    歴史を振り返ると、バカらしいことを命かけてやっている。
    現代の「魔女狩り」は何だろ。
    文春砲的な袋叩きも「魔女狩り」の一種かな。

    スターリンの死に様が、哀れ。
    倒れてもスルーされる最期って、かわいそうに。
    スターリンのお母さん、どんな子育てしたんだろう。自分が母親になると、いろんな人のお母さんがどんな子育てしていたのか気になって仕方がない。
    お母さんもスターリンが悪名高い人物になるなんて、思いもしなかっただろうな。

    人間は、真実よりも、物語や幻に振り回されて生きているね。
    お金だって、真実は、ただの紙やからね。日本通貨は、日本人に共通の幻想を浸透

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    2025年06月29日
  • サーチ・インサイド・ユアセルフ ― 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法

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    ジョークと具体例の中にポイントが紛れていることがおおくやや冗長で読みづらかった。
    何回も読まないと実践できないくらいのTIPがたくさん。
    まずは簡単な瞑想から習慣化スタート。
    ===

    ・幸せとは心のデフォルト設定
    ・情動は心ではなく体に現れる(呼吸や汗、肩のこわばり)
    ・注意とメタ注意
    ・エンジニアでさえ求められる能力のほとんどはEQ(ナイスガイが一位になる!)
    ・優秀なのはポジティブで穏やかで達成基準と意欲が高く社交的
    ・EQ=情動的能力→自己認識→情動の自覚(情動と影響/正確な自己査定(長所と限界)/自信(価値と能力の実感)
    ・山のようにおだやかで隙がなく座り、思考の流れをただ眺めlet

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    2025年06月26日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    ほぼすべての文化で男性優位になったのか。その理由として、(女性の)身体的な弱さ、体力や攻撃性は確固たる理由にはなり得ない、というのが目からウロコ。説明されてみれば、確かに…

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    2025年06月24日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    ようやく現在進行形の十冊の内一冊読み終わりました。独り言は置いておいて、この本はホモサピエンスの歴史について語っており普通に面白いです。下巻が楽しみ

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    2025年06月23日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

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    52冊目『「死」とは何か [日本縮約版] イェール大学で23年連続の人気講義』(シェリー・ケーガン 著、柴田裕之 訳、2018年10月、文響社)
    イェール大学で哲学や倫理学を教える教授による、「死」についての哲学本。「死」とは本当に悪いものなのか、恐れるべきものなのかを論理立てて突き詰めてゆく。
    著者自らが「入門書」であると述べている様に、文章は平易で読みやすい。「死」を専門的に追究したい人には物足りないかも知れないが、「生」を見つめ直す入り口にはなるだろう。

    〈思うに、死を恐れるのは不適切な対応だ〉

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    2025年06月21日
  • TIME SMART(タイム・スマート)―お金と時間の科学

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    お金と時間との比較
    金を貯めるために時間を犠牲にする
    時間を大事にするためにお金をつかう
    無意味な時間や有意義な時間を過ごすために
    何を選んで何を捨てるか
    後悔してからでは間に合いません

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    2025年06月17日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    犬や猫は何種類もいるのに人間は1種しかいないって常識が覆された本。
    大昔少なくとも人類は4種類はいたらしいって巨人族や小人族も存在してたようで嬉しくなる。
    また、ホモサピエンスより優秀だったネアンデルタール人が滅んでしまった訳とか。認知革命にあったとか。
    ある時、脳の配線が変わって唯一フィクションを創造できるようになったサピエンスが150人以上の大集団を統制できる能力を身につけたことによって今日に至るって内容が興味深った。
    後半はしつこく家畜化された気分になりました。

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    2025年06月15日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版

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    死生観を公平な視点と哲学で「死」とは何かについて説く良書である。
    死は必ず誰にでもどんな存在でも訪れる不変なもの。本著では、人間という死の先には無があると説く。
    世の中には、死後の世界についての経験を語る人は少なくない。本著はそれらも否定しない。純粋に人間として、死とは何か、今生きる私たちが幸福でいられるためにはどう過ごせばよいのか、そして、死を問うことで生きることに繋がると本著は強いメッセージを私たちに伝えてきてくれる。
    死生観は十人十色だ。本著を通じて学べることは、死を極端に怖がる必要ないこと。自殺について否定的であり、「死を問うことで、未来の可能性を見いだし、生きる希望を持つこと」を説く

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    2025年06月13日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

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    ハーロウのサルによる発達の研究
    児童虐待における子どもの発達への影響を説明する際使われるが
    う〜ん誰しも冷たい鉄よりタオルケットに触れている方が心地よい。それが(タオルケット)母親の愛情につながるのか

    サピエンスの幸福論について
    パレスチナとイスラエルが和平しても
    喜べない人がいると比喩していて
    それかなぁ〜と思っていたら著者がイスラエル人
    世界的ベストセラーの裏には・・・
    なんちゃって

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    2025年06月05日
  • TIME SMART(タイム・スマート)―お金と時間の科学

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    私達の生活がますます多忙を極める中、人生に残された時間の重要性を説く一冊。日々の時間の使い方とその幸福度合いを記録して改善していくプロセスはとても合理的だし、僅かな節約のために多くの時間を浪費している事実に気付ければ、時間節約の良い動機づけになりそう。

    お金という指標は分かりやすくて便利だ。
    簡単に数値化できるし、貯蓄したり貸し借りしたり、他人の収入と比較することも容易だ。

    一方の時間は、とても移ろいやすい。
    今という一瞬はすぐに流れて貯蓄できないし、直接目に見えないので重要視されにくいのは体感的によく分かる。

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    2025年06月04日