柴田裕之のレビュー一覧

  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

    Posted by ブクログ

    序盤の「宗教的に考えません」って所でもう心を掴まれてたんだけど、形而上学的な考察が長くてって言うか終始それなんだけど中弛みがありはした。
    ただ、やはり、死の考察はそれぞれがやるべきだけど「宗教がこういうからこう思う」で済ませる人を否定も出来ないなと改めて思った。

    結局、この本の言ってる事を踏まえた上で抽象化すると、身近に例えると「人=細胞」かな。システムではあるんだけど、それを悪性や良性に分けたり、殺す意味や細胞の適齢を伸ばす意味、生まれ変わりとしての代謝、自浄作用などを自分の体内で起こってる事なんだけど俯瞰で見るとこういう言い方にもなるのかなとも思いながら。

    ただ、私の死に対する恐怖は単

    0
    2023年05月19日
  • 格差の起源 なぜ人類は繁栄し、不平等が生まれたのか

    Posted by ブクログ

    マルサスは社会を貧困の罠に閉じ込めてきたメカニズムを解明し説明した。人類がいかにマルサスの罠を抜け出し,現在の劇的な成長を成し遂げてきたか。今なお国家間に貧富の差があるのかを解説。未来志向、教育、技術革新を促し、男女平等や多元主義、差異の尊重を進める方策こそが、普遍的な繁栄のカギであるとしている。

    1
    2023年05月07日
  • 緊急提言 パンデミック 寄稿とインタビュー

    Posted by ブクログ


    私たちが科学を信頼し合っていて、独立した専門機関だけが最新のテクノロジーを駆使できる状態において、私たちは『プライバシー』と『健康』両方を享受できるということ。

    二つの選択肢を前提に議論されるものも、一旦冷静になって考えると、両方享受できるのではないか?という新たな視点を得られた。

    0
    2023年05月03日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

    Posted by ブクログ

    一貫して読みやすく言いたいこともかなりクリアーになっていたと思います。つまり人類はようやく最近になって(大規模な)飢饉、疾病、戦争をなくすことに成功した。さて次は何を求めるのか、ということで著者があげているのが不死、幸福、神性の3つです。この3つのキーワードは多少誇張されているとは言え、方向性としては同意できました。つまり寿命をいかに伸ばすか、幸福度をいかに高めるか、そしてその2つを達成できればできるほど人類は神に近づく、という論調ですが、これが全世界に当てはまるかといわれるとNOという印象は持ちました。つまりここで書かれていることの多くは一神教の宗教が浸透している地域の未来予想図であり(キリ

    0
    2023年05月02日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

    Posted by ブクログ

    人類がどこに向かうのか歴史から考察している本。考えさせられることが多く読みごたえがある。
    以下、印象的な一文。
    人間はつねにより良いもの、大きいもの、美味しいものを探し求める。人類が新たに途方もない力を手に入れ、飢饉と疫病と戦争の脅威がついに取り除かれたとき、私たちはいったいどうしたらいいのか?

    0
    2023年04月21日
  • TIME SMART(タイム・スマート)―お金と時間の科学

    Posted by ブクログ

    タイム・リッチになることの大切さが納得でき、自信の時間の使い方、配分を考えさせられる。
    時間のためにお金をもっと使うべきとの考えは人生観を大いに変えてくれる。後半やや冗長さがあるが一読に値する。

    0
    2023年04月09日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

    Posted by ブクログ

    人類が世界の完全なる支配者に進化してきた過程を考察した前著「サピエンス全史」の続編。
    まず、本編が著されてから6年後に書かれた冒頭の「文庫版への序文」で新型コロナ拡大とロシアの侵略戦争への危惧と克服を期して始まる。そして第1章で「この予測は予言というよりも現在の選択肢を考察する方便という色合いが濃い。この考察によって私たちの選択が変わりその結果予測が外れたなら考察した甲斐があったというものだ。予測を立ててもそれで何一つ変えられないとしたらどんな意味があるというのか。...歴史を学ぶ目的は私たちを押さえつける過去の手から逃れることにある。...歴史を学んでも何を選ぶべきか分からないだろうが少なく

    0
    2023年04月06日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

    Posted by ブクログ

    死とは何か、死はなぜ悪いのか、人生の価値をいかにして測定するか、といった死にまつわる諸論点の哲学的説明を試みる本。

    機会費用的な考えを応用した剥奪説に対してエピクロスやエピクロスの再解釈、ルクレーティウスをぶつけ、さらに反論を加えたあたりはなかなかエレガントだったように思う。

    また著者の主張の本流ではないかもしれないが、カート・ヴォネガットの著作の一節から引用した考え方が素敵だった。
    死に向き合おうとするときの適切な反応は、生への感謝であるという。起き上がることを許された我々「幸運な泥」たちは、多大なる幸福に浴している。

    一つの論点に網羅的な可能性を提示し平易な言葉で十分な検討を加えてく

    0
    2023年03月26日
  • サーチ・インサイド・ユアセルフ ― 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法

    Posted by ブクログ

    マインドフルネスについての説明や科学的な根拠が非常に分かりやすい所がよかった。他の人にマインドフルネスを紹介する時に役立ちそうだと思った。

    0
    2023年03月01日
  • 21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考

    Posted by ブクログ

    オーディブルで拝聴。AIが自分の代わりに判断してくれるようになるし、世界は勝手に広がって自分の目の届かないところで何かが起きてるし、相変わらず宗教や国民性といった”常識”もある。でも考えることをやめないこと。知れば知るほど絶望するかもしれないし、滅入ることもあるかもしれないけど、考えること、知ろうとすることをあきらめないこと。

    道徳的であるということは、知ろうとするということである。

    0
    2023年02月25日
  • 格差の起源 なぜ人類は繁栄し、不平等が生まれたのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    初期の農耕社会は狩猟採集民より生活水準は低下した。
    狩猟技術の向上で、獲物が減少し農耕に移行せざるを得なかった。
    イースター文明は魚の取りすぎで人口が80%近く減少した。
    統一成長理論=現代の経済成長とマルサスの時代の停滞を統合する理論。
    産業革命のころは4歳から働かされた。小さな手は繊維工場の機械の詰まりを取り除くのに好都合。
    工業化の進展で子供に可能だった単純作業が自動化され、児童労働の恩恵が減った。同時に教育を受けさせる価値が高まった。工場法で1833年に9歳未満のこどもの労働は禁止された。

    人口転換=1870~1920年ごろに出生率が30~40%低下した。
    食糧難の時代に平均結婚年齢

    0
    2023年02月07日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版

    Posted by ブクログ

    死とうまく向き合えば成功するかも

    成功するには具体的な目標を立て、イメージしろとはよく言われている。
    そして、7つの習慣では自分が弔事を読んでもらうイメージを持てと書いてあった。
    人生の最終目標は死ぬことである。ということは死をイメージしておけば人生は成功するのかもしれない。死については怖いイメージしかなく、ある本には怖いのは情報が少ないからだと書いてあった。
    この本を読んで、死に対する怖さの原因、死のイメージを変えてうまく向き合って利用の2点を学ぶことができた。

    ・死んだところで、世界は大して何も変わらない
    ・死んだあとは無になる。夢見ずに寝てるのと同じ。いつも経験してるし怖いことなんて

    0
    2023年01月12日
  • 格差の起源 なぜ人類は繁栄し、不平等が生まれたのか

    Posted by ブクログ

    人類の「発展」にこれだけの格差がついた理由を解き明かす一冊。まずは素直にそうだろうなと読める。気候、それがもたらす害虫などの生態系も人類の発展に大きな影響をもたらした。また、人類の誕生の地であるアフリカから遠くなればなるほど、集団の多様性が薄れていくという指摘には驚いた。漫然と逆だと思っていた。すると、日本人の均一性、移民を忌避する気質にも、人類誕生の日からの必然性がともなっているのだろうなというのが感想。

    1
    2022年12月08日
  • 生存する意識――植物状態の患者と対話する

    Posted by ブクログ

    事故や病気で脳が損傷し、生きてはいるが反応がない、意識がない、いわゆる植物状態となった患者さんたち。実は、そのうちの15%〜20%の方は、周囲で起こっていることを認識し、理解しているし、コミュニケーションを取ることができることがわかったという驚愕の事例。まだまだ検証が必要ではあるものの、技術の発達や、診療の工夫により、今までわからなかったことがわかるようになり、それによって、定義や判断基準が大きく変わることになる。今まで話しかけても意味がないと考えられていた患者さんが、実はそのことを認識していて、我々にわかるように反応はできないけれど、ちゃんと思考している。これは、その後の治療方針や、もっとい

    0
    2022年11月24日
  • それはあくまで偶然です 運と迷信の統計学

    Posted by ブクログ

    生きていれば運が良かったとかついてなかったとかいう経験を何度もすることだろう。この本は、そんな運について因果関係を持たせることが可能かということを、運が良かった人の実際の話、宝くじ、占星術、運にまつわることわざといった例をたくさんあげて、一つずつ解説していく。

    人は出来事に対して物語を欲してしまうのだ。それが神を生み、救われることもあれば、争いになってしまうこともある。しかし、科学には物語など必要なくて、出来事はただ起こるだけなのだ。それでももしかしたらと神頼みをしてしまう自分がいる。

    0
    2022年11月03日
  • 生存する意識――植物状態の患者と対話する

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。植物状態の人間に意識は、人格はあるのか?どうすればそれを証明できるのか?という謎にせまる研究者の本。なかば著者のエッセイのような趣で、植物状態となった患者の人となりにも触れ、家族の献身にも目を向ける。著者は子供の頃に生死をさまよう壮絶な闘病生活を経験しており、母親の脳腫瘍による死、元恋人の突然の植物人間化という個人的な事情にも突き動かされ、たくさんの患者との実験、ふれあい、科学技術の進歩を通して植物人間の隠された意識へと手を伸ばしていくのだ。
    意識があるのかないのか不明な「グレイ・ゾーン」と呼ばれる状態はまさに人の生と死のはざま。必然的に常にドラマティックになり、どうか実験でいい成

    0
    2022年08月28日
  • ヒトの目、驚異の進化 視覚革命が文明を生んだ

    Posted by ブクログ

    ・人の眼は、人の肌の色の変化を捉えるように進化してきたか、なるほど。さすが社会的生物。
    ・顔の前に二つの目があるこの形態、立体視のためではなく、(目と目の間隔も小さい)障害物の向こうを透かしてみるために有利か、一理あるな。
    ・錯視は見て処理している間に過去になる現在(未来)を見るための情報処理(未来予見)の副作用。まあ、表現はともかく、ね。
    ・ただ、4勝の「霊読」とおどろおどろしい表現をしているが、文字を読む事については、「自然を視覚的に理解できるように進化した脳で文章(文字)をたやすく読めるのは、文字が数千年かけて自然に類似するように進化させられたからだ」
    「眼のための文字」と「手のための

    0
    2022年08月07日
  • 限界費用ゼロ社会 <モノのインターネット>と共有型経済の台頭

    Posted by ブクログ

    全く図表が出てこないのでなかなか読むのに疲れます。IoTしかり太陽光しかり限界費用ゼロの世界観が詳述されます。他方でネットゼロ排出の世界に向けては水素や二酸化炭素の吸収のような途方も無いコストがかかる分野への研究開発・インフラ投資も必要な訳で分野に応じたメガトレンドの見極めは大事になるでしょう

    1
    2022年07月18日
  • TIME SMART(タイム・スマート)―お金と時間の科学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    "Time is money"というが、お金よりも時間中心のマインドセットにする方が総じて幸せになれるのに、人はお金を増やすことに執着しがちだと述べた上で、"タイム・リッチ"になるための方法を具体的に紹介した本。

    よくあるタイム・トラップとして、
    ・テクノロジーとの絶え間ない接続
    ・働くこととお金を稼ぐことへの執着
    ・時間の価値の過小評価
    ・多忙のステータスシンボル化
    ・手持ち無沙汰の嫌悪
    ・「イエス」と言った(引き受けた)後、しまった(時間がない)となりがち
    といったことが挙げられているなど、わかっていてもやりがちで、なるほどと思うことが多かった。

    0
    2022年06月11日
  • 21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考

    Posted by ブクログ

    この人が結局言いたいのは、現実に多く広がる虚構に騙されてはいけない。そのためには、まずは虚構を知ることであり、その上で自ら調べることである。
    この人が大切にしたいことを1つ述べるなら、真実と言う言葉が1番あうと思う。真実とは一体何なのか?自分の心の中に出てきた疑問と向き合い続け、読者に最良の教えを伝えようとする姿勢がこの人から伝わってくる。だからこそ、世界的ベストセラーになるんだと思う。この人の新刊がでたら、また読みたいと思う。

    0
    2022年05月12日