無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2020年07月15日
こりゃあすごい本を読んじゃったな。ヒトの視覚認識に関する教科書が書き変わるような定石破りの仮説が目白押し。目のウロコは4枚落ち。開き両王手の飛車角取りだ。
著者は冒頭でこんな事を言う。ヒトの視覚は四つの超人的な能力を持っている。テレパシー、透視、未来予見、霊読(スピリットリーディン...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月09日
視覚に関するなぜ?を説明する本です。とても面白く、新しい発見に満ちています。
「どういう」仕組みか?に対する説明ではなく、「なぜ」そのような仕組みなのか?に対する説明がなされている点に、本書の特徴があります。
そしてその説明が軒並み突飛で、今まで学校で学んだことを覆すようなものなのです。
「なぜ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月07日
テレパシー、透視、未来予見、霊読といった超能力のように思われるものが実は人間の目には容易く、日常的に行われているという目からウロコの内容。キャッチーで、目を引くテーマに終始せずに、確かな学術的証拠や実験データを豊富な図やグラフでわかりやすく提示されており非常に読みやすい。本書を読めば、普段私たちがど...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月28日
アメコミのヒーローのような超人的な能力を、見方によっては人は既に持っているのだぞ、という趣旨から始まり、目(と文字)がいかに進化し、能力を獲得して今の我々の顔にハマっているのか、ということが書かれている本。
個人的にはテレパシーの一章が一番興味深かった。次点で未来予見。
円城塔さんがこの本のSF風...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月22日
ヒトの視覚について、発達した色覚、前方につく両眼、錯覚、表記の読み取りに着目し、従来の説を丸々ひっくり返す論で進化の駆動力を考察した本。
通説「色覚は果実を発見するのに優位」
→違う、「相手からの情報受信の高度化を目的に、肌の色をよく見るた目に発達した」
⇒なぜなら、ヒトの目は、肌色近辺のスペクト...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月28日
ヒトの色覚はヒトの肌の色の変化をしっかりと見分けることを基準に定まった。であるから、それ以外の色の見え方は偶然の産物。りんごが赤く見えるのも、その色覚の進化の結果であるらしい(場合によれば黄や緑に見えるようになったかもしれない)。肌の色は血流量や酸素飽和度の変化により変わる。それが健康保持や生命保持...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月21日
なかなかおもしろい視点で描かれており、読後に子供に話してみた。目にはテレパシー、透視、未来予見、霊読の4つのがあるそうだ。
透視がいちばんへぇと思えたし、子供も同じ感想だった。次に未来予見。脳科学の世界とつながる。ホモサピエンスは生き延びるために透視し予見するのだ。
見る、観る、視る、診る、覧る...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月07日
・人の眼は、人の肌の色の変化を捉えるように進化してきたか、なるほど。さすが社会的生物。
・顔の前に二つの目があるこの形態、立体視のためではなく、(目と目の間隔も小さい)障害物の向こうを透かしてみるために有利か、一理あるな。
・錯視は見て処理している間に過去になる現在(未来)を見るための情報処理(未...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月10日
認知と進化について独創的な研究で知られる進化神経生物学者である著者の学術論文をベースに、ユーモアたっぷりの語り口と、様々なデータを駆使した推論により、ヒトが色を知覚する能力を発達させた理由、どうして両目が前向きについているのか、なぜ錯視が起こるのか、どのように読字の能力を獲得したのか、についてこれま...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。