柴田裕之のレビュー一覧

  • ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来

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    歴史パートに関しては、面白く読めた。ジャレドダイアモンド的な壮大なお話。

    後半、知能と意識を分けて考えるということ、テクノロジーに意識はないはずと言い切れないこと、が1番考えさせられたポイント。

    テクノロジーの波が脅威と感じていたけれど、キリスト教、資本主義、データ教と歴史が移り変わってきたので、ある意味時間の流れの中で少しずつ変わっていくことだから、流れに身を任せるしかないという気持ちになることもできた。※著者は問題提起しているので、読後そんな受け身な気持ちになってほしいとは思っていないかもしれないが…

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    2025年10月25日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版

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    人生の指南書を読んでいる気分

    感情を排し論理を積み重ねる説明は面白く感じた。
    誰でも理解できるよう簡単な言葉で長々説明されている。でも、抽象的過ぎる説明より良いか、、

    死に対する漠然とした不安・恐怖はかなり薄まった気がする。

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    2025年09月28日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    虚構、かたちのないもの、考えに人々は動かされ帝国が出来た。
    今でも人々はあらゆる物語に熱狂し、踊らされて生きていて、認知の重要性を痛感。

    今の私たちも力付くで統一を果たした人の子孫と思うと、国籍問わず他の人にもっと優しくなれるかもしれない。

    普段美味しく食べるお肉に刹那的に心が痛む。

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    2026年07月02日
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

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    ノンフィクションなことを除いてもいろんな怖さを感じた一冊だった。統合失調症、考えなしに子供をたくさん持つこと、現実に向き合わずに過ごし続けること、いまだに原因と治療が完全でないこと‥。人間だけが生み出す恐怖。
    必ずしも良いとは思わないけれどある程度の教育(一般的なというよりも生活面)や制度、罰則は必要だと思った。

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    2025年09月20日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

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    ネタバレ

    サピエンス全史が非常に良かったので、こちらも今更ながら読んだ。
    個人的にはサピエンス全史ほどの衝撃はないかなと。
    ホモサピエンスが世界を征服してきた歴史を振り返り、人間権威主義について考えさせ、人間はどこに向かうのかを問う。テクノロジーが発展する中で、我々は新たな人類の下等生物に成り変わり、我々が動物を支配してきたのと同様に支配されるようになるのか。我々はどこへ向かうのか、人間を人間たらしめているものは何かを考えさせる内容

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    2025年09月08日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

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    飢餓・疫病・戦争。数千年人類を苦しめた課題は、科学技術で“解ける問題”になった。
    次に問われるのは「どう生きるか」ではなく「なぜ生きるか」。

    宗教も科学も、“意味”を与えるシステムという点で同じ。やがてAIとビッグデータが人間至上主義を超え、「データイズム」という新しい“信仰”が世界を導くかもしれない。

    便利さの先にあるのは楽園か、淘汰か——。
    読み終えても考えが止まらない、挑発的な未来予測本。

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    2025年08月15日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

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    「死」について、論理的に考えてみるのは、確かに興味深い。
    意識が無くなったら死と言えるのか。
    肉体が残っていても、それは死と言えるのか。
    様々なパターンを例として挙げながら、学生たちに「あなたはどう考えるか?」と問う形式の授業内容をまとめたものだ。
    本書の中に、余命宣告を受けた学生が、この授業を受講したエピソードが記載されている。
    その学生が、この授業をなぜ選択したのかは分からない。
    死に向き合おうとしての選択なのか。
    単純に「死」を知識として探求したい目的の受講なのか。
    当たり前であるが、死を体験して自身で理解することは、論理的に不可能だ。
    死ぬ瞬間については想像できるかもしれない。
    しかし、実際に死を体験する訳にはいかないのだから、本質の部分を理解することは、事実上不可能と言える。
    そんな制限された環境の中で、「このパターンはどう考えるか?あのパターンならどう考えるか?」をひたすら問い続け、探求していく授業だ。
    「自殺は本当に許されない行為なのか?」という問いも出てくるのだが、これだけ考えても相当に難しい。
    唯一の答えはないし、それこそ国や文化によっても、個人の価値観によっても、全然違う回答が出てくるはずだ。
    だからこそ「あなたはどう考えるか」という部分が重要になってくる。
    我々にとって「死」とは本当に何なのだろうか。
    死について深く考えることは、同時にどうやって生きるかを考えることだ。
    つまり「生き方」についても、唯一の正解はないと言える。
    そんなことは当たり前であるはずなのに、ついつい我々は「生き方の正解」を求めてしまう。
    お金持ちになる生き方が、正解だと思ってしまう。
    無条件の愛情を受けられる人生を、正解だと思ってしまう。
    出世して人に認められたり、褒められたりする人生を正解だと思ってしまう。
    そんな都合良い話があるはずがないし、そんな恵まれた生活を送れる人はほとんどいないはずなのに、そんな人生に憧れてしまう。
    自分なりに納得する人生を見つけるのは、簡単な話ではない。
    むしろ所詮人生はコントロールが効かないのだから、今の人生を受け入れて納得するしかない。
    そういう境地に至るのを「悟り」というのかもしれないが、そんな大そうな話にせずとも、「死」について考えることは「生」について考えるきっかけになることは間違いない。
    これから益々社会は変化していく。
    AIの進化は凄まじく、人間の能力を凌駕していくことは間違いない。
    そんな時に、人間だからこそできることは何なのか。
    それこそ、生も死も、人間だからこそ与えられた特徴と言えるだろう。
    こればかりは、AIでは決して代替できないことだ。
    人間として生きること。
    AIでは真似できないこと。
    これからの時代は、「人間だからこそ」の部分を突き詰めていく必要がある。
    AIが進化して、ロボットに組み込まれていく際に、最早人間とロボットの境界は曖昧になっていくだろう。
    そんな物語は、SF世界ではよくある話だが、いよいよ現実化し始めたということだ。
    人間が機械化していくのか、ロボットが感情を持って人間化していくのか。
    そんな時代には、「生と死」が非常に重要な意味を持つようになるだろう。
    これはそんなに遠い未来の話ではない。
    今から人間の生死について考えるのに、早過ぎることはない。
    そういうきっかけを与えてくれる書籍だ。
    死について真剣に考えて、自分なりの生き方を実践していきたいと思う。
    (2025/4/27日)

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    2025年06月29日
  • サーチ・インサイド・ユアセルフ ― 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法

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    ジョークと具体例の中にポイントが紛れていることがおおくやや冗長で読みづらかった。
    何回も読まないと実践できないくらいのTIPがたくさん。
    まずは簡単な瞑想から習慣化スタート。
    ===

    ・幸せとは心のデフォルト設定
    ・情動は心ではなく体に現れる(呼吸や汗、肩のこわばり)
    ・注意とメタ注意
    ・エンジニアでさえ求められる能力のほとんどはEQ(ナイスガイが一位になる!)
    ・優秀なのはポジティブで穏やかで達成基準と意欲が高く社交的
    ・EQ=情動的能力→自己認識→情動の自覚(情動と影響/正確な自己査定(長所と限界)/自信(価値と能力の実感)
    ・山のようにおだやかで隙がなく座り、思考の流れをただ眺めlet go
    ・自分の限界がわかるから人を頼れる
    ・ダニエルゴールマン EQの権威
    ・習慣化の個人的な順番呼吸→ジャーナリング→マインドフルリスニング
    ・情動は起きるもの
    ・執着しない、距離を置く
    ・情動は暴れ馬。押さえ込むのではなく、コントロールする
    ・仲間を作る最短は人の関心を引くより、人へ関心を向けること
    ・自分より大きなもののために自分にとって意味のあることの一部になる

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    2025年06月26日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

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    52冊目『「死」とは何か [日本縮約版] イェール大学で23年連続の人気講義』(シェリー・ケーガン 著、柴田裕之 訳、2018年10月、文響社)
    イェール大学で哲学や倫理学を教える教授による、「死」についての哲学本。「死」とは本当に悪いものなのか、恐れるべきものなのかを論理立てて突き詰めてゆく。
    著者自らが「入門書」であると述べている様に、文章は平易で読みやすい。「死」を専門的に追究したい人には物足りないかも知れないが、「生」を見つめ直す入り口にはなるだろう。

    〈思うに、死を恐れるのは不適切な対応だ〉

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    2025年06月21日
  • TIME SMART(タイム・スマート)―お金と時間の科学

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    お金と時間との比較
    金を貯めるために時間を犠牲にする
    時間を大事にするためにお金をつかう
    無意味な時間や有意義な時間を過ごすために
    何を選んで何を捨てるか
    後悔してからでは間に合いません

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    2025年06月17日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版

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    死生観を公平な視点と哲学で「死」とは何かについて説く良書である。
    死は必ず誰にでもどんな存在でも訪れる不変なもの。本著では、人間という死の先には無があると説く。
    世の中には、死後の世界についての経験を語る人は少なくない。本著はそれらも否定しない。純粋に人間として、死とは何か、今生きる私たちが幸福でいられるためにはどう過ごせばよいのか、そして、死を問うことで生きることに繋がると本著は強いメッセージを私たちに伝えてきてくれる。
    死生観は十人十色だ。本著を通じて学べることは、死を極端に怖がる必要ないこと。自殺について否定的であり、「死を問うことで、未来の可能性を見いだし、生きる希望を持つこと」を説く。私も同感だ。仮にあの世があるとして、自殺したからといって救いがあるとも証明はされてはいない。
    私は、私という人生の終わりの先が無であれ、人生の最後の言葉は「ああ、善く良く生きたな。疲れたな、満足だ」と言って死にたいと思っている。
    現代の私たちもこれからの私たちにも刺さる良書といえよう。

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    2025年06月13日
  • TIME SMART(タイム・スマート)―お金と時間の科学

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    私達の生活がますます多忙を極める中、人生に残された時間の重要性を説く一冊。日々の時間の使い方とその幸福度合いを記録して改善していくプロセスはとても合理的だし、僅かな節約のために多くの時間を浪費している事実に気付ければ、時間節約の良い動機づけになりそう。

    お金という指標は分かりやすくて便利だ。
    簡単に数値化できるし、貯蓄したり貸し借りしたり、他人の収入と比較することも容易だ。

    一方の時間は、とても移ろいやすい。
    今という一瞬はすぐに流れて貯蓄できないし、直接目に見えないので重要視されにくいのは体感的によく分かる。

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    2025年06月04日
  • ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来

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    ちょっと具体例というか個々のトピックに文章さき過ぎではあったので、知ってる、あるいはここは丁寧に説明されなくてもまぁわかるって所はサクサク読むくらいのつもりで。現実見てると書いてる事薄っすら当たってきてるように見える一方で、ある程度、(いい面でも悪い面でも)スムーズに技術面の進化と現実への運用が進んだシナリオではあるんじゃないかとは思う。ここ数年の人類の悪戦苦闘から見るに賢い人らが予想もしてないような事で色々つまずきながら現実は進んでくようで、なんというか事あるごとに停滞しながらの歩みになってるのでこの通りになるにしても進捗は思ったより時間かかるんじゃなかろうか?

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    2025年05月29日
  • 格差の起源 なぜ人類は繁栄し、不平等が生まれたのか

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    そもそもの経済成長がどのように行われてきたかの話が始まり、そこから歴史を現代から過去にさかのぼりながら格差がなぜ起きたかを解明しようと話が進む。
    様々な要因があるのではないかと疑問を投げかけつつ、その要因を深彫りしていって、最終的に多様性というところに着地している。そしてアフリカからの距離と多様性の相関について話しており、その点に面白さを感じた。
    完全に納得してはいないものの、私の思いつかない色々な観点での洞察があり、非常に感心した。

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    2025年05月18日
  • ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来

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    超簡単に本の内容を説明すると、自然科学と社会科学の幅広い分野から人類の歩みとその未来を語るって感じなのですが兎に角、内容が難しい。結論、未来は予測出来ない!こんな感じで如何でしょうか。

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    2025年05月18日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

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    「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義
    著:シェリー・ケーガン
    訳:柴田裕之
    出版社:文響社

    死についての西洋哲学的考察の本です。

    購入してから、一読するのにかなりの時間がかかりました。

    聖書からは離れられないかと思いましたが、いったん宗教からはなれて死というものは何かを考えなおしたものと受け止めました。

    当然、深く考えるためには、仏教や神道を中心とした、東洋的、日本的な考察も参考にすべきであるとは思いましたが。

    気になったのは、以下です。

    二元論および、物理主義、2つ考え方の対比ではじまる。

    二元論とは、物質的な身体と、非物質的な魂があるというもの
    対して、物理主義とは魂は存在せず、身体があるだけであるというもの

    死を科学の観点からとらえると、解明すべき詳細の点は多々あるが、哲学的な観点から死とは、身体が作動し、それから、壊れる。死とはただそれだけだのことである。

    死ぬときは、けっきょく独り、それは必然か、偶然か。この自明となる命題にも、著者が疑問を投げかける

    死はなぜ悪いのか、本当に悪いのか、そして、もし、そうなら、死のどんな側面のせいなのか
    ⇒死は、死んだ人にとっては悪くないが、残された人にとっては悪い
    ⇒死が悪いのは、主に何のせいかを考えているのなら、本人が死んでいることに的を絞るべきのようだが

    エピクロスの言

    あらゆる災難のうちでも最も恐ろしい死は、私たちにとっては取るに足りないものなのだ。
    なぜなら、私たちが存在している限り、死は私たちとともにはないからだ。
    だが、死が訪れたときには、今度は私たちが存在しなくなる。
    ならば、死は生者にも死者にも重要ではない。
    前者にとっては存在しないし、後者はもはや存在しないのだから。

    生まれる前と、死んだ後の時間は同じ価値をもつか
    死後の期間のほうが悪いのは、死には喪失が伴うのに対して、誕生前の非存在は喪失を伴わない

    不死こそが人間にとって最善なのか
    長く生きるほど人間は幸せなのか

    いずれ死ぬ私たちー人生で何をするべきか
    死ぬか死なないか以前に、人生を台無しにしないこと
    人生は、何もしないには長すぎるが、何かをするには短すぎる

    自殺の合理性に対する疑問
     ①どんな状況ならば、自殺は合理的な決断となりうるか
     ②自殺の決断は明晰で冷静になされうるか

    結論

     死は不快なテーマであり、私たちはそれを頭から追い出そうとする
     たいていの人は、どうしても死について考えたくない
     
     人生が価値あるおのをもう提供できなくなるまで生きる力が私たちにあったほうが、間違いなくのぞましいだろう

     死について考えるとき、死を深遠な謎と見なし、恐ろしくて面と向かえず、圧倒的でぞっとするものととらえるのは適切ではない。死に対する比類なく合理的な応答には程遠い。

     おもうに、死を恐れるのは不適切な対応だ。

    目次

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    第1講「死」について考える
    日本の読者のみなさんへ
    第2講 死の本質
    第3講 当事者意識と孤独感――死を巡る2つの主張
    第4講 死はなぜ悪いのか
    第5講 不死――可能だとしたら、あなたは「不死」を手に入れたいか?
    第6講 死が教える「人生の価値」の測り方
    第7講 私たちが死ぬまでに考えておくべき「死」にまつわる6つの問題
    第8講 死に直面しながら生きる
    第9講 自殺
    死についての最終講義 これからを生きる君たちへ
    訳者あとがき
    注

    ISBN:9784866510774
    出版社:文響社
    判型:A5変
    ページ数:384ページ
    定価:1850円(本体)
    2018年10月10日第1刷発行
    2019年02月18日第7刷発行

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    2025年05月17日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

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    ネタバレ

    読書メモ

    人類のこの先の課題
    人類は飢饉、疫病、戦争の問題を解決してきた。
    死を克服し、神になるのがその先の課題である。 
    また幸福の追求も課題。
    幸福の度合を測るのは難しい。古代人が得る幸福と現代人が得る幸福は脳内物質程度の点では同じ。

    人新世
    地質年代における完新世の中の最近7万年。サピエンス登場。地質的、生物的影響が地球レベルである。世界の動物の質量分布は人類とその家畜で90%におよぶ。

    アミニズム→他の動物たちの中の人間
    一神教→動物と話すことをやめ神と人が支配する世

    人が特別である理由
    やはり宗教でしか説明つなかい。
    意識は他の動物にもある。科学の進歩が人類の偽りの輝きを剥ぎ取る。

    古代の王や神はブランド
    ファラオは現代のアップル

    客観的という場合2つの種類ある
    科学的追証可能な観測的事実
    共同的主観もまた客観的と扱われることがある。

    互いに語り合う物語の意味のネットワークがおりあがって共同的主観が形成される。時代とともに意味のネットワークがかわり何百年後にはまったく共感できない行動基盤になることもある。

    結果、人間は3種類の世界で生きている。
    自身の内面世界である主観世界
    自分以外の他者や自然の観察から得られる客観世界
    人類どうしの意味のネットワークに存在する共同主観世界

    時に3つ目が最重視され、個人や世界が歪められる。物語がなによりも重要。 

    宗教なしには人は集団的にまとまりえない。
    個人は自身が属する組織が信じる虚構を信じるしかない。それが最上のものである保証や比較は難しい。

    科学と宗教は奇妙な夫婦。完全に互いを否定するものでもない。
    宗教は秩序、科学は力をもとめる。
    真理を求める点に話が及ぶと衝突する。

    人類至上主義という宗教と科学はこの500年非常にうまく共存してきた。現代はその流れの先端である。
    人類至上主義の到達点が神への到達であり、古代の人が信じた神を現実につくれる科学が目の前にきている。。
    人類至上主義のがその座を譲るつぎの宗教があるのか?下巻に続く。

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    2025年04月29日
  • 21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考

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    Audibleにて聴了
    ポスト・トルゥースの時代、社会情勢の変化に戸惑うことや無力感を感じることも多いなか、誰が何を見て、どのような意図で振る舞っているのかを理解する助けとなる書。
    一章のテクノロジーについての話はなかなか入り込むことに苦労したが、三章以降は非常に興味深かった。
    時間が経ったら、今度は読むことで理解を深めたい。

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    2025年03月09日
  • 21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考

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    ハラリが21のトピックについて自分の考えを書いたもの。ほとんどが納得できるものである。特にイスラエル人だからか宗教についての考察が多いが、ユダヤ教をはじめとする一神教への批判が鋭い。宗教的にも国家的にも軽くなっている日本人には受け入れられやすいように思う。
    しかし、気候温暖化、AIについての切迫感の強さは戦争よりも強いように思えた。
    早く行動すべきというのが紙面から窺える。

    個人的には人生には意味がないと繰り返し言っていることと瞑想を一つの解決方法としていることが面白かった。
    人生に意味はないが、自分を観察して適切に動くためには、自分を知ることが必要ということ。
    自分を知ることと世界へ行動を起こすことの繋がりはわかりにくい。
    仏教的諦観からは地球が温暖化し、人間が絶滅しても何の問題もないような気がするが、人類として生き残る努力をするべきということか。

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    2025年03月03日
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

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    12人の兄妹を持つ14人家族のギャルヴィン家。そして彼らのうち6人は統合失調症に苦しめられている。そんなギャルヴィン家のファミリーヒストリーと統合失調症の原因について「生まれか育ちか?」という研究の進展についてとが並行して進んでいく大著。非常に読み応えがあった。

    ギャルヴィン家が抱えた困難は単純に統合失調症だけではない。目まぐるしく変化していく社会情勢、精神病への偏見、管理的な治療が良しとされていた精神医療、家庭内で蔓延する暴力や虐待の連鎖とあらゆる問題が総体として押し寄せてくる。

    まさに家族が直面して来た困難は歴史そのものなのだ。人が生き、一族が生きるということは何かが書かれている。

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    2025年02月21日