柴田裕之のレビュー一覧

  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

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    民俗学なんかの伝承や禁忌の源泉になってそうなことを考えたり勉強したりするのが好きで、これもずっと読みたいけど高くて買いそびれてたのをやっと買って読めた。サブタイトルに書いてあるけど当事者の足跡や治療や研究の歴史、包括して知ったうえでしかそのことは語るべきじゃないよなって思った。
    早川のサイエンス系のノンフィクションほんと良い本多い。

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    2025年09月24日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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    上巻でナラティブの威力を思い知らされたが、
    下巻はそこにAIわる。
    AIのアルゴリズムの危うさ。
    この辺りは昨今叫ばれているところで、
    もしかしてこの本が起点になっているのか?
    と思わせるほど。
    「人間のものとは異質の知能」(エイリアン・インテリジェンス)という表現で。
    それと、、、上巻の感想で書きそこなった無謬。
    教会、聖書は間違えない、という前提が、力を持っていた。
    一方AIは可謬、間違える。実によく間違える。
    しかし人々がそれをどう扱うか、どう利用するか、、
    そこに民主主義と全体主義という二つの体制がかかわると、どんな世の中になるか。
    トランプ大統領のふるまいを見ていると暗澹とした気分に

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    2025年09月24日
  • 21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考

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    「現代の社会が抱える問題を学ぼう!」などと、肩肘張って読むことは、おすすめしない。この本は、著者のエッセイ的な文体で、21個のトピックに関して、ときに問いを投げ、ときに歴史の事実を紹介し、ときに著者の想いは垣間見える。そういった本である。本全体に散りばめられているエッセンスを、自ら結んでいくことで、より楽しめる本になっているだろう。

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    2025年09月23日
  • 21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考

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    会社の読書会のテーマ本として取り上げた本。著書の他の本と異なり、テーマが多岐に渡り、一つ一つの章が基本的には独立して語られるエッセイのような形。なのである程度手に取りやすい。

    ただし、他の本と同様、内容は彼の膨大な知識やそこから導き出される深い知恵に溢れており、学ぶことは非常に大きい。何よりも、さまざまなテーマを人類の歴史と

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    2025年09月13日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

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    •科学革命はこれまで、知識の革命ではなかった。何よりも、無知の革命だった。科学革命の発端は、人類は自らにとって最も重要な疑問の数々の答えを「知らない」という、重大な発見だった。↔︎イスラムやキリスト、仏教といった近代以前の知識の伝統は、この世界について知るのが重要である事柄は偉大な神によってすでに全部知られていると主張した。

    •資本主義は、資本と富を区別する。ただ手元に置かれる富とは違って、資本は生産に再投資されるものだ。

    •従来、独身者の間を取り持つのは家族だったが、今日では、市場が私たちの恋愛面での嗜好をしたて結婚を促す。アパレルやジム、美容師や美容整形の銀行口は、市場の示す理想的な美

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    2025年09月07日
  • ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来

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    『ホモ・デウス(下)』では、上巻で描かれた「人類が神に近づく未来」の具体的な姿がさらに鮮明に語られます。AIやアルゴリズムが人間を超える存在になるとき、私たちが信じてきた「自由意志」や「個人の尊厳」はどうなるのか――本書はその問いを真正面から突きつけてきます。

    特に印象的だったのは、「人間よりもデータが自分を理解する時代が来る」という指摘。好きな映画や恋人さえ、アルゴリズムのほうが自分自身より正確に選び出す未来を想像すると、便利さと同時に強い恐怖を覚えました。

    また、宗教や思想を「物語」として捉え直す視点も興味深く、人類は常に物語を信じることで社会を作ってきたのだと改めて気づかされました。

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    2025年09月05日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

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    『ホモ・デウス(上)』は、『サピエンス全史』に続いて、人類のこれからを考える壮大なテーマの本です。かつては「飢餓・疫病・戦争」といった脅威に苦しんできた人類が、それらをある程度克服した今、次に目指すのは「不死」「幸福」「神のような力=ホモ・デウス」だと語られます。

    印象的だったのは、歴史を通じて人類が「神を信じる存在」から「データを信じる存在」へと変わってきたという視点です。AIやバイオテクノロジーが進歩するなかで、人間が本当に自由意志を持っているのか疑わしくなるという指摘にはゾッとしました。

    文章は専門的ながらも例えがうまく、読みやすくて引き込まれます。内容は哲学、宗教、科学、歴史と幅広

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    2025年09月05日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

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    非常に面白かった。
    人類史の書籍を初めて読んだが、これまでにない切り口で、人間とはなにか、どこへ向かうのかを考えさせられる内容だった。
    狩猟から農耕へのシフトが、これほどまでにインパクトを与えたというのは印象的だった。
    人間のもつ特性について、これまでの長いスパンでの進化という視点で考えると納得感のあるものも多々あり、その点も興味深かった。

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    2025年08月21日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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    禁酒の影響もあって
    夕食後の時間がヒマヒマになったので
    読書してたら
    上下巻、読み終えました。
    といっても、
    オーディブルで耳読ですけれども。

    情報が多ければ多いほど
    正しい選択ができると思っているけれど
    それは違うっていうようなことが
    印象に残った。

    あとは、歴史の学者さんだから
    いろんな例をだしてくれて
    そうだったのかと
    思うことがたくさんあった。

    エピソードがいろんなところで脱線して
    結局、何の話だっけと思ったりするので
    普段から、世界史や歴史や
    世界情勢に詳しい方には
    くどく感じるのかもしれないですね。

    静かに聞いた時間もあるけど
    ながら聞きして
    聞き逃したとこもあるから
    また

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    2025年12月15日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

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    名著読み終えた!
    学びも多かったが、達成感が強い。
    上下を読みながら、気になる分野の歴史に関する本を買ったり、都度調べてみたりした。
    難しかったですが、ずっと気になっていたから読めてよかったです。

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    2025年08月17日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

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    歴史を踏まえながら、現在の経済について書かれている本

    現在の資本主義経済は明日の生活の安全があるからこそ成り立つことがわかった。
    また、将来の安全が確保されているから他人を信用できる余裕を持つことができることがわかった。

    経済を支えてるのはホモサピエンスが得た見てないものを信用する力が根本にあると感じた。

    最後の「私たちは何を望んでいるのか」は自分が何をしたいのか考える良い言葉だと感じた。

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    2025年08月11日
  • 大惨事(カタストロフィ)の人類史

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    歴史的な大惨事(カタストロフィ)は予測不能である。これが本書の要点だろう。ほとんどの惨事は正規分布しておらず、ランダムもしくは冪乗分布している。
    もちろん、ある程度予測できる出来事(灰色のサイ)もある。また、予想を超えた惨事(ブラックスワン)がある。そして、手のつけられない大惨事(ドラゴンキング)・・。これらを予測することは不可能だ。そしてこれらの災害は、「天災」とも「人災」とも区別がつかず、重層的に絡み合っていることが多い。所謂複雑系であり、完全に防ぐことはもとよりできない。
    人類の歴史は、まさにカタストロフィの歴史であったわけだが、我々の未来はどのような展望を描くのか。当然の帰結として、予

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    2025年08月04日
  • サーチ・インサイド・ユアセルフ ― 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法

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    よかった。
    タイトルにあるように、仕事と人生をより良くするために、瞑想(とそれに類するもの)を活用することを勧める話。
    仕事で成果を出すために必要なことも、プライベートで友人、家族、恋人などと良い関係を作っていくために必要なことも、根本は同じで、練習することで後天的に身につけられるものであるというのが、なんだか不思議な感覚。多分この本に書かれた練習や瞑想を続けた人だけが身をもって体感できるものなのだろうと思う。
    自分と関わる人たちが、より幸せになれるように、少しずつこの本に書かれたことを実践してみようと思った。

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    2025年07月26日
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

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    統合失調症。

    自分にとっては、犯罪者が逮捕された後に「統合失調症のため不起訴となり…」といった文脈で耳にすことが多い言葉だ。

    よく分かってないのに、何となく近寄りがたいものだという印象。

    どうやら、統合失調症が発症するかどうかは、遺伝だけで決められるわけではないようだ。
    発症を誘発するトリガーとなるもの、それが生育環境だそうだ。

    ノンフィクション作品であり筆致に派手さはないが、その分ノンフィクションの持つ力のようなものを感じた。

    450頁近くの大部であり、読み切るにはそれなりエネルギーが必要だが、読んでよかったと思える一冊でした。

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    2025年07月25日
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

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    ◆感謝祭の場面
    険悪の仲である長男・ドナルドが次男・ジムと取っ組み合いになり、ついにドナルドはテーブルを持ち上げてジムに投げつける。母親の耳が手作りのお菓子の家を粉々に壊すシーンがせつない。

    ◆メアリー(小学5年生)
    「自分の部屋で何時間も、クローゼットや机の引き出しを整理しては、やり直すことに没頭し、自分には多少なりとも物事を意のままにする力があると思おうとした」(P.220)
    「まず、十二人も子供を儲けておいて、全員を理想的なアメリカ国民に育て上げられると考えること自体、自覚が欠けていると思います」(マーガレット P.404 )
    「彼のことは、安全な港と呼びたいです」(ワイリーと結婚した

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    2025年07月17日
  • ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来

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    自由意志など存在せず、人間は単なる有機アルゴリズムであり解明可能というスタンスで科学は突き進む。
    そうなのかもしれないけど、意識や心や思考(と呼ばれるもの)がどのように生じるか、完璧なメカニズムはまだまだ解明に時間がかかりそうだし、最後の1ピースが見つからずにやっぱり解明できないのかもしれない。

    なんだか、ぜひそうあって欲しい。

    でもその反面、データ至上主義の観点で世の中を解説されると妙に腑に落ちるところもある。
    データは人間に理解しきれないアルゴリズムの境地にいよいよ到達しているが、このまま我々を押しのけて地球の中心になるのか?

    本書では「すべてのモノのインターネット」に接続することで

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    2025年06月13日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

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    前作に引き続き、ホモサピエンス特有の強みである「集団で見えないなにかを信じる力」の解説から始まったので、ああそうだったと思い出しながら楽しくすんなり読めた。

    アニミズムから神の存在、ルネサンスと人権主義までどんどん人間の歴史の歩みが解き明かされていく。そして、現代のすべての秩序を宗教と言い切ってしまう。これは自分にとって新しい視座だった。
    たしかに資本主義ですら、信者が圧倒的に多いから現状上手く回っているだけの宗教なのかも。

    科学と宗教のライバル関係?奇妙な均衡?は、これからの時代どうなるのか。とんでもなく力を増していく科学に対して、新たな宗教が対抗してくるのか。
    下巻が楽しみ。

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    2025年06月12日
  • ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来

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    かなりおもしろかった。
    特に人間の人格は本当に分割不可能か、人間に自由意志はあるか、などの項目。テッドチャン「息吹」を彷彿とさせる。
    「歴史を学ぶのは過去から解放されるためだ」と言うように、膨大な歴史の知識を元にした人類への眼差しは、まるで宇宙人が人類を研究している本のようにも感じられ、SF的な感覚があった。

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    2025年06月11日
  • 21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考

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    今の時代に目を向けた作品
    改めてこれまでの著者の作品と同じ、一貫性のある姿勢(生化学的アルゴリズムなど)を持ちつつ、「物語」という観点に焦点を当てている
    これを読んで自分は何をするのか、テーマが広範で難しい。

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    2025年03月30日
  • 繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史

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    合理的な楽観主義により、未来は不確実だけど、なんだかんだ何とかなるという本。人間は文化・文明を築いたが、同じように道具を使うチンパンジーはなぜ文明を作れないのかから始まり、ヒトの可能性を信じよう!って内容。私も楽観的合理主義なので共感したのです。

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    2025年03月22日