柴田裕之のレビュー一覧

  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

    Posted by ブクログ

    序盤の第0章がとてつもなく長く、面白かった。
    暴力や飢餓などよりも、現代では砂糖(糖尿病)で亡くなる人の数の方が多いのだそう。
    そして、自殺者の数が戦争などの暴力で亡くなる人の数を上回ったということにも納得してしまった。
    人類を苦しめていた飢餓の時代は終わった。

    戦争も争いもない時代に人間はどこを目指すのか。
    人間は科学の発展によって長生きが出来るようになるのだが、そのためには健康な身体が必要なので、アップグレードしなければならない。神に近づかなくてはならない。ホモ・サピエンスではなく、ホモ・デウスになるのだと。
    大まかにいうとこのような内容。

    序盤でお腹いっぱいで読み終えるまで苦痛だった

    0
    2026年01月14日
  • ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・人間至上主義革命
    価値判断の基準が人間の感情になった
    浮気
    中世:相談:教会 神の教えに背くものとして、すぐに断罪された
    現在:セラピストや友人 自分自身の感情と向き合うようにアドバイスされる
    「で、あなたはどう感じるの?」

    政治:有権者が一番よく知っている
    芸術:観る人の目が決める⇒マルセルデュシャンの便器が芸術になる
    音楽:かつては、作曲家の才能ではなく神の手によるものだと考えられていた

    ・ヒューマニズムの経済への影響
    顧客が常に正しい
    ←ギルドや君主がパンなどの商品の「正しい」基準や生産量、価格を決めていた

    ⇒消費者が価格を決める=正しい価格
    それに合わせて商品を作る⇒乳房が重く

    0
    2026年01月12日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

    Posted by ブクログ

    情報とは何かを人類の歴史に沿って定義。「物語」としての伝達(主に口承)から「文章」主義、そして聖書やコーランの様な聖典による真実の伝達・伝承。これらが編纂される事で神の教えが人や時代の変化により変えられてしまうことのない様にする事(しかし、これは不可能)。また、情報手段の進化を軸に、民主主義と全体主義の歴史展開の中で情報はどの様な役割を果たし、社会秩序の維持にどの様に影響を与えてきたのか。
    西欧における「魔女狩り」の歴史と情報との関わり(情報技術が進化した事により、「魔女狩り」が本格化した)や同じ全体主義でもファシズムのナチスドイツと共産主義のスターリニズムでは全く違う展開や結構をもたらした事

    0
    2026年01月06日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    AI革命がもたらす人類の未来はユートピアかディストピアか。
    AI革命が活字印刷術やラジオ・テレビなどの情報革新をもたらす技術とは決定的に違う点がある。後者はあくまで人間の意思によって成り立つ技術(人間により使われる技術)であるが、AIは人間の意図を介さず情報を処理・生成し、しかもコンピュータ同士が新たな繋がりを持ち始める。これにより、人間の意図しない思いもよらない結果をもたらす危険性があり、これを人間が制御しきれない危険性が想定される(人間の想定する目的と一致しない「アラインメント(一致)問題」)。
    AIは政治にどのような影響をもたらすのか。民主社会と全体主義の社会でそれぞれ危惧される点を述べ

    0
    2026年01月06日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

    Posted by ブクログ

    人間がネットワークを構成するにあたり、情報が果たしてきた役割が解説されています。情報の影響力は、情報が正しいかではなく、より多くの人が信じるかによって決まるのだそうです。確かにそうですね。

    0
    2025年12月28日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    Audible

    サピエンス全史(Audible,漫画、子供向け)以来の著者のAIに関する警告と対策の本。

    AIがもたらしうるリスクをまず、情報とは何か?という問いから始める。
    肉体的にはこれほど脆弱な人間が、他の生物を圧倒できたのは、虚構を信じることができ、そのことが多くの人間を繋げ協力することができたから。

    それゆえ、情報は真実でもないし、多くの情報が真実に結びつくこともない。

    AIは人類が不可能な量の情報を処理できるだけでなく、創り出すこともできる。アンチロヒンギャのフェイクニュースはAIによりつくられた。人間は憎悪を駆り立てる情報や陰謀論の方を好む=再生回数が伸びるので、Face

    0
    2025年12月27日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

    Posted by ブクログ

    人類史を情報史の観点から、再構築した本書。これからのAI時代についても大きく触れ、今までの歴史を踏まえ、今後はどのような懸念が考えられるかを展開している。
    上巻では、主に今までの歴史を情報や情報ネットワークの観点から振り返る。
    情報と言っても、今のイメージされる情報(コンピュータやデジタル技術)ではなく、文書や書物、口承や物語なども含めて情報としている。
    その情報を人類はどのように扱い、歴史を構築していったのかを明らかにしている。
    情報の扱い次第では、魔女狩りやソ連のスターリンの粛正など大惨事を起こしてきており、その要因を情報の伝達や技術の部分に焦点を当てて、違う観点から歴史を考察できて面白い

    0
    2025年12月26日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み始めて下巻の初めで挫折してまた再開して読み終えるまでに一年かかった!!
    ・世界を席巻するのがホモサピエンスじゃなくなる日も近いのかもと思った。
    ・幸せとはなんなのか?わたしは仏教的な考えが好きなので少しは悟りに近づけるようにいろいろインプットしていきたいと思った。
    ・直訳感?があって読みにくいと正直思った。。けど原作をリスペクトした訳し方なのかな?とも思った。

    0
    2025年12月14日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

    Posted by ブクログ

    達成感...
    下まで読んだ今、最高の読書体験だったと言える。

    今までにないほど先が気になるのに、新たな興味をわかせてくるから寄り道(他の本の知識が欲しくなる)したくなった。

    今まで世界史や日本史はそれほど得意ではなく、ただの暗記科目としてとらえていた。
    でも「視点」をかえて「ストーリー」として読み解くことがこんなに面白いことだとは思わなかった。

    中学生で読んでいたら世界史専攻したかもしれない。
    でも中学生の自分はこんなの読めるレベルになかった。

    いま出会うべくして出会った本。
    本当に感謝です。

    0
    2025年12月12日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

    Posted by ブクログ

    上巻が、認知革命から農業革命と来て科学革命に至る貨幣・帝国・宗教のうち、どうして宗教だけを下巻にしたのか?と疑問に思っていましたが、下巻は科学と言うよりも宗教に似たイデオロギーと言うテーマが多く占める事から納得しました。

    ヨーロッパ人やキリスト教徒が野蛮だから、つまり悪い事を悪いと思わなかったから、帝国主義や資本主義が拡がり、科学革命が起きたんですね。そしてもう引き返せないって言われても迷惑なんですが、と言う感想もありますが、19章の幸福の定義の部分が特に印象的でした。

    今の日本は多くの人が日々の仕事はつまらない、通勤は苦痛、家族も負担、と感じるような世の中になってしまっているように思えま

    0
    2025年12月07日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

    Posted by ブクログ

    サピエンスは技術と文化を手に入れて幸せになったのだろうか…
    同じ歴史をなぞるのでと、見方を変えればこれだけ意味が変わる。
    進歩によって私たちの生活は向上したかもしれないけど、実は何も変わってないのかもしれない。
    そして後半、未来を考えると私たちサピエンスはどこに行き着くのかひたすら怖くなった。
    筆者が言うように、持て余すような技術を手に入れた私たちはこの先「どうなりたいのか」を考えて力を行使しないと、どうなってしまうのかもわからない。そしてそれはすぐこの先に起きてしまうこと、今もう起きているのかもしれない。

    0
    2025年12月02日
  • 21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考

    Posted by ブクログ

    現代のカントかなと思わせる程多岐にわたる論点を取り上げ、主張が展開されており、圧倒される。そこまで技術が発展するかなと感じる点もあるが、圧倒的な知識からの説明にただただ納得させられてしまう。同時に自分で考えないとダメだなあと反省させられる。今年一番の考えさせられた本。

    0
    2025年11月26日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

    Posted by ブクログ

    ◾️サピエンス全史は大きく4部構成。認知革命、農業革命、人類の統一の前半分が上巻。人類の統一の後ろ半分と科学革命が下巻。
    ◾️科学革命は人類が意図せず始めたものであり、現代では科学を意図的に活用して何かを成し遂げようとしている。でも、誰も答えを持っていないということだった。
    ◾️科学革命が起き始めた1500年頃から、現代までの歴史を巨視的に見る本書は、内容が濃密過ぎて消化しきれない。何度も読み返してみたい1冊だ。

    0
    2025年11月24日
  • TIME SMART(タイム・スマート)―お金と時間の科学

    Posted by ブクログ

    ・ほとんど誰もが時間とお金のトレードオフに直面している。しかし、それはいつでも意思決定を改善できる。

    ・ほとんどの人が時間をお金ほど大切にはしていない。お金にばかり目を向けると不安と孤独感が蔓延し、金銭的にもそれ以外の形でも高くつく。それが「タイム・プア」。
     
    ・テクノロジー(スマートフォン、SNSなど)はストレスとタイム・プアを招く。むしろ手持ち無沙汰は価値があるがある余暇携帯で、さらにタイム・リッチになるのを助ける。
     
    ・私たちはタイムトラップを克服する力を持っている。毎日、小さな計画的ステップを踏む必要がある。最初は楽ではない。体を鍛えるのと同じ。
     
    ・タイムリッチになる方法は、

    0
    2025年11月21日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

    Posted by ブクログ

    非常に大きな視野で歴史を解説している。
    資本主義について考えさせられる。
    幸福とは何か、哲学的な問いについても記述されている。
    人とは何か、クローンをどう考えるか、など根源的な問いを考える機会を本書は与える。
    単なる歴史を振り返るだけでなく、深く人について、考えさせる一冊。

    0
    2025年11月08日
  • 静寂の技法―最良の人生を導く「静けさ」の力

    Posted by ブクログ

    ずっと感想を書いたと思っていたぐらい、自分のものになった、自分の一部であり続けてほしい
    一冊だった。
    昔から、言葉にできない不安から逃れるために予定を埋め、目標を立て達成に向けて突き進む、という癖があったが、
    その生き方をいつまで続けるんだろうと思っていた矢先に出会った本だった。
    もともとは職場の騒音に悩まされて手に取ったが、生き方を見直すチャンスをもらえるとは思わなかった。
    この社会が忙しすぎると感じる人にぜひ読んでほしい。
    私は読み終えた側から、気づいたらまた細々としたことで脳を埋めようとしてしまっているが、その弊害を頭ではわかっているつもりなので、少しずつ余白を楽しめるようになれそうな気

    0
    2025年11月05日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

    Posted by ブクログ

    ダイヤモンド博士の「銃・病原菌・鉄」+「情報」にアップデートした作品

    人類史における「宗教の物語」から「情報の物語」への変容を描いている

    0
    2025年10月30日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・死は本人にとって何が悪いのか。剥奪説(相対的に、本来教授できたことのロス)、存在要件
    ・存在要件 存在しない無数のラリー 緩やかな存在要件。死後の剥奪と生前の剥奪の違い。過去と未来の価値は違いそう
    ・快楽主義 完璧なバーチャル人生はあり?
    ・死ぬのは良いことである(不死は永遠な長期的に見れば悪いこと。すべてに飽きても死ねない!)
    ・人生は、何もしないには長すぎるが、何かをするには短すぎる

    0
    2025年10月27日
  • ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来

    Posted by ブクログ

    いつものように著者の知識による比喩がとても分かりやすく理解しやすい。とは言えだいぶ難解でもあるハイカロリー本!

    科学が発展を遂げるに従って、人類が自由主義の到来からここ2世紀信じて来た内なる自己が生体アルゴリズムの結果に過ぎないことが明らかになり、ビッグデータによってすべて人間の意思の外の"外部"で決められる事が出来、自己決定すら危うくなる…自由主義の時代を担ってきた人間至上主義が崩壊する…その場合の未来にホモ・サピエンスは消滅する。著者のこの予測は当たるだろうか?この未来が気に入らなければ変えるよう何らかの努力することが必要だ…という内容。

    特にこの下巻での、人間の&

    0
    2025年10月05日
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

    Posted by ブクログ

    統合失調病については、現代も正式な治療というものがなく、発症したら完全に治ることはない。12人の家族がいて6人がこの病気を発症しているというノンフィクションの話。
    読みごたえがあり、読んでいる途中私にも同様な症状があったり、あるのかな?と考えてしまった。

    0
    2025年10月04日