柴田裕之のレビュー一覧

  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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    イランで統制目的でカメラとAIによる監視がされていると聞いて、技術は使い方だと思った。しかし、企業として成功してきたYouTubeとfacebookであってもAI(アルゴリズム)を用いて、結果的に扇動的な役割を担っていた。正しいと思われる目的を人間が設定しても、AIが導く最適解が、人間が想定していたレールから外れた想定外の副作用を招くことがあるのだと理解した。

    AIに対して人間の身体性の優位性も面白い。既にロボットの分野は大きく発展傾向にあるが知識よりは難易度が高く遅い。聖職者のように人間だからこそ務まるものもあるというのも面白い。

    情報の分散化に関しても興味深かった。情報が分散しているこ

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    2026年02月01日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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    AIの発展が引き起こすかもしれない人類の危機について多面的に述べている本である。情報が非常に多いので、この書評で要約することがとてもできない。しかし、幸なことに、著者の書いたエピローグと、訳者の書いた解説を読むと、この本で著者が言いたいことが、比較的コンパクトにまとまって説明されている。なので、先にエピローグと訳者解説を読んでから本編を読むのが良いかもしれない。

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    2026年02月01日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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    AIが台頭するこれからの時代に、我々サピエンスはどのような心持ちで対峙したら良いのか。
    これから来るAIや情報の時代に対して、どのように思考し歴史から学ぶのか。
    上記について下巻では著者の見解を明かしてくれる。
    今までの産業革命や印刷などの技術の革命とは違い、AI革命は今までの前例にない変革になるそう。確かに歴史を考察すると今起こっているAIの進歩は、予想もつかない事態を起こしかねない。
    ただ、予測ができないから恐るのではなく、著者も繰り返し言うように歴史を考察し、学ぶ事で備える事ができると感じた。

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    2026年01月28日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

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    サピエンス全史上下巻読み終えた。
    感想をまとめるには内容が壮大かつ濃厚すぎた。

    「ヒトして」「サピエンスとして」「動物として」の私の感情が終始入り乱れ、過去現在未来を概観した上での私の在り方を見つめ直す必要があると感じた。

    この流れでNexusにも手をつけよう。
    著者のアップデートされた未来予測がどうなっているか、今から楽しみだ。

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    2026年01月26日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

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    昨年の参院選でポピュリズムや陰謀論が話題になったが、そのあたりの歴史や解説もあり面白かった。
    民主制は複雑でわかりにくいが、だからこそ成り立っていることを忘れず、簡単なわかりやすい答えを提示するような陰謀論やポピュリズムに流されないように気をつけなければならない。

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    2026年01月25日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

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    歴史的観点からAIを限りなく抽象化して眺めた深い洞察に感銘を受けた。作者の生物的なストーリーに捕らわれていたって良いから、人類がAIを巡る賢い選択を行い、人間、人間以外の全てのものとの協力のストーリーを眺めていきたい。

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    2026年01月18日
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

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    「遺伝か環境か」に対して明確な答えは得られないが、個人的には、冒頭に描かれる母ミミの子育て(完璧主義や冷酷さ、暴力を容認する放任主義)には、環境要因の影響を感じずにはいられなかった。

    統合失調症は人生を一変させる恐ろしい病であると改めて痛感させられたとともに、身内に当事者もおり、100人に1人がなる病とも言われているので、身近に苦しむ人がいる可能性にも想像力を働かせたいと思った。

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    2026年01月18日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

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    序盤の第0章がとてつもなく長く、面白かった。
    暴力や飢餓などよりも、現代では砂糖(糖尿病)で亡くなる人の数の方が多いのだそう。
    そして、自殺者の数が戦争などの暴力で亡くなる人の数を上回ったということにも納得してしまった。
    人類を苦しめていた飢餓の時代は終わった。

    戦争も争いもない時代に人間はどこを目指すのか。
    人間は科学の発展によって長生きが出来るようになるのだが、そのためには健康な身体が必要なので、アップグレードしなければならない。神に近づかなくてはならない。ホモ・サピエンスではなく、ホモ・デウスになるのだと。
    大まかにいうとこのような内容。

    序盤でお腹いっぱいで読み終えるまで苦痛だった

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    2026年01月14日
  • ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来

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    ネタバレ

    ・人間至上主義革命
    価値判断の基準が人間の感情になった
    浮気
    中世:相談:教会 神の教えに背くものとして、すぐに断罪された
    現在:セラピストや友人 自分自身の感情と向き合うようにアドバイスされる
    「で、あなたはどう感じるの?」

    政治:有権者が一番よく知っている
    芸術:観る人の目が決める⇒マルセルデュシャンの便器が芸術になる
    音楽:かつては、作曲家の才能ではなく神の手によるものだと考えられていた

    ・ヒューマニズムの経済への影響
    顧客が常に正しい
    ←ギルドや君主がパンなどの商品の「正しい」基準や生産量、価格を決めていた

    ⇒消費者が価格を決める=正しい価格
    それに合わせて商品を作る⇒乳房が重く

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    2026年01月12日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

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    情報とは何かを人類の歴史に沿って定義。「物語」としての伝達(主に口承)から「文章」主義、そして聖書やコーランの様な聖典による真実の伝達・伝承。これらが編纂される事で神の教えが人や時代の変化により変えられてしまうことのない様にする事(しかし、これは不可能)。また、情報手段の進化を軸に、民主主義と全体主義の歴史展開の中で情報はどの様な役割を果たし、社会秩序の維持にどの様に影響を与えてきたのか。
    西欧における「魔女狩り」の歴史と情報との関わり(情報技術が進化した事により、「魔女狩り」が本格化した)や同じ全体主義でもファシズムのナチスドイツと共産主義のスターリニズムでは全く違う展開や結構をもたらした事

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    2026年01月06日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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    ネタバレ

    AI革命がもたらす人類の未来はユートピアかディストピアか。
    AI革命が活字印刷術やラジオ・テレビなどの情報革新をもたらす技術とは決定的に違う点がある。後者はあくまで人間の意思によって成り立つ技術(人間により使われる技術)であるが、AIは人間の意図を介さず情報を処理・生成し、しかもコンピュータ同士が新たな繋がりを持ち始める。これにより、人間の意図しない思いもよらない結果をもたらす危険性があり、これを人間が制御しきれない危険性が想定される(人間の想定する目的と一致しない「アラインメント(一致)問題」)。
    AIは政治にどのような影響をもたらすのか。民主社会と全体主義の社会でそれぞれ危惧される点を述べ

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    2026年01月06日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

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    人間がネットワークを構成するにあたり、情報が果たしてきた役割が解説されています。情報の影響力は、情報が正しいかではなく、より多くの人が信じるかによって決まるのだそうです。確かにそうですね。

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    2025年12月28日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

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    ネタバレ

    読み始めて下巻の初めで挫折してまた再開して読み終えるまでに一年かかった!!
    ・世界を席巻するのがホモサピエンスじゃなくなる日も近いのかもと思った。
    ・幸せとはなんなのか?わたしは仏教的な考えが好きなので少しは悟りに近づけるようにいろいろインプットしていきたいと思った。
    ・直訳感?があって読みにくいと正直思った。。けど原作をリスペクトした訳し方なのかな?とも思った。

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    2025年12月14日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

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    達成感...
    下まで読んだ今、最高の読書体験だったと言える。

    今までにないほど先が気になるのに、新たな興味をわかせてくるから寄り道(他の本の知識が欲しくなる)したくなった。

    今まで世界史や日本史はそれほど得意ではなく、ただの暗記科目としてとらえていた。
    でも「視点」をかえて「ストーリー」として読み解くことがこんなに面白いことだとは思わなかった。

    中学生で読んでいたら世界史専攻したかもしれない。
    でも中学生の自分はこんなの読めるレベルになかった。

    いま出会うべくして出会った本。
    本当に感謝です。

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    2025年12月12日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

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    上巻が、認知革命から農業革命と来て科学革命に至る貨幣・帝国・宗教のうち、どうして宗教だけを下巻にしたのか?と疑問に思っていましたが、下巻は科学と言うよりも宗教に似たイデオロギーと言うテーマが多く占める事から納得しました。

    ヨーロッパ人やキリスト教徒が野蛮だから、つまり悪い事を悪いと思わなかったから、帝国主義や資本主義が拡がり、科学革命が起きたんですね。そしてもう引き返せないって言われても迷惑なんですが、と言う感想もありますが、19章の幸福の定義の部分が特に印象的でした。

    今の日本は多くの人が日々の仕事はつまらない、通勤は苦痛、家族も負担、と感じるような世の中になってしまっているように思えま

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    2025年12月07日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

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    サピエンスは技術と文化を手に入れて幸せになったのだろうか…
    同じ歴史をなぞるのでと、見方を変えればこれだけ意味が変わる。
    進歩によって私たちの生活は向上したかもしれないけど、実は何も変わってないのかもしれない。
    そして後半、未来を考えると私たちサピエンスはどこに行き着くのかひたすら怖くなった。
    筆者が言うように、持て余すような技術を手に入れた私たちはこの先「どうなりたいのか」を考えて力を行使しないと、どうなってしまうのかもわからない。そしてそれはすぐこの先に起きてしまうこと、今もう起きているのかもしれない。

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    2025年12月02日
  • 21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考

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    現代のカントかなと思わせる程多岐にわたる論点を取り上げ、主張が展開されており、圧倒される。そこまで技術が発展するかなと感じる点もあるが、圧倒的な知識からの説明にただただ納得させられてしまう。同時に自分で考えないとダメだなあと反省させられる。今年一番の考えさせられた本。

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    2025年11月26日
  • TIME SMART(タイム・スマート)―お金と時間の科学

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    ・ほとんど誰もが時間とお金のトレードオフに直面している。しかし、それはいつでも意思決定を改善できる。

    ・ほとんどの人が時間をお金ほど大切にはしていない。お金にばかり目を向けると不安と孤独感が蔓延し、金銭的にもそれ以外の形でも高くつく。それが「タイム・プア」。
     
    ・テクノロジー(スマートフォン、SNSなど)はストレスとタイム・プアを招く。むしろ手持ち無沙汰は価値があるがある余暇携帯で、さらにタイム・リッチになるのを助ける。
     
    ・私たちはタイムトラップを克服する力を持っている。毎日、小さな計画的ステップを踏む必要がある。最初は楽ではない。体を鍛えるのと同じ。
     
    ・タイムリッチになる方法は、

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    2025年11月21日
  • 静寂の技法―最良の人生を導く「静けさ」の力

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    ずっと感想を書いたと思っていたぐらい、自分のものになった、自分の一部であり続けてほしい
    一冊だった。
    昔から、言葉にできない不安から逃れるために予定を埋め、目標を立て達成に向けて突き進む、という癖があったが、
    その生き方をいつまで続けるんだろうと思っていた矢先に出会った本だった。
    もともとは職場の騒音に悩まされて手に取ったが、生き方を見直すチャンスをもらえるとは思わなかった。
    この社会が忙しすぎると感じる人にぜひ読んでほしい。
    私は読み終えた側から、気づいたらまた細々としたことで脳を埋めようとしてしまっているが、その弊害を頭ではわかっているつもりなので、少しずつ余白を楽しめるようになれそうな気

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    2025年11月05日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

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    ダイヤモンド博士の「銃・病原菌・鉄」+「情報」にアップデートした作品

    人類史における「宗教の物語」から「情報の物語」への変容を描いている

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    2025年10月30日