柴田裕之のレビュー一覧

  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    社会に出てから、XだからYであると行った一次関数的な要因と結果の関係性が過度に強調されすぎていることに違和感を感じていた。
    単純明快で理解しやすい構図が好きではない。そこまで世の中は単純化できないのに人間が理解しやすいように整理されすぎている自己啓発本に対する嫌悪感もこの違和感に起因していたと思う

    だからといってあまりにも決定論すぎる考えもいかがなものかと思い自分が抱いているこのモヤモヤの解決に一歩近づけたらと思って手に取った。

    冒頭はあらゆる事象から「ランダム性」をとき、私たちがコントロールできると信じている事柄が本来はどれだけコントロールができないことであるかということを論じていた。

    0
    2026年07月25日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「情報」を取り扱った本。

    物語
    ・「物語」がホモ・サピエンスを霊長類たらしめた
    ・「宗教」は代表的な「物語」

    ・物語⇔官僚制(トップダウン、索引)
    ・クラーマーの『魔女への鉄槌』

    ツール革命
    ・文書→活版印刷→電信・ラジオ・電話→インターネット→AI

    誤り
    ・民主主義⇔社会(全体)主義→不過謬

    ・知能≠意識

    0
    2026年07月26日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

    Posted by ブクログ

    私たち、ホモサピエンスの歴史を客観的にみていて面白い。
    人類は虚構(法律や紙幣、宗教、国)を信じることで発展してきた。
    私が生きているこの環境も虚構で成り立っている。この虚構を信じることで生活ができている。
    でも生物学的に見ると、存在することのないもの。

    自分が正しいと信じていた価値観でさえも、覆りそうな考え方にさせられる一冊。

    あと、この本を読んでから、
    周りの人たち全員同じホモサピエンスだよね、みたいな考え方になれるので、ちょっと生きやすくなった。

    0
    2026年07月23日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

    Posted by ブクログ

    人間としての価値基準が変わるぞ。

    世の中を見る目が変わる。
    人生について考え直す機会をくれる。

    本当に難しい本だった。

    けど、今はAIがある。

    わからない話や背景、表現はAIに投げて答えをもらいしっかりと自分に落とし込む。

    長い時間をかけてじっくり味わってモノにしてほしい。

    0
    2026年07月15日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

    Posted by ブクログ

    上下巻を通読。こんないかにも難しそうな本を読む人はどんな人なのだろうね、と思っていたけど...これは面白い。
    まさに人類のハイライトですね。

    長い本だけど、泣く泣く削った部分とかあったんだろうなぁ...もっと色々書きたかったんだろうなぁ...と勝手に想像できる。全然違うかもしれないけど。

    世界中の見方は正直変わらないのだろうけど、本質のようなモノを抽出して言語化できる著者は見えてる世界が違うのはよく分かった。
    難易度みたいなものは特に高くない、普段使いしない漢字をめっちゃ繋げて使用してくるくらい。

    ある程度、本を読む人には文句無しに勧められる。
    翻訳本は読むの疲れる。

    ホモデウスは読む

    0
    2026年07月06日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

    Posted by ブクログ

    本書は、死についての答えを与えてくれる本というより、「死」を入り口に哲学の面白さを体験させてくれる本だった。

    特に印象的だったのは、「私とは何か」「死はなぜ悪いのか」といった、一見当たり前に思える問いを徹底的に掘り下げていく姿勢だ。

    私は、死そのものが怖いというより、恋人との時間や、まだ出会っていない本や映画など、未来の可能性を失うことを惜しいと感じていることに気づいた。

    また、本書を通じて、私の直感と論理は必ずしも一致しないことにも気づかされた。死後には私が存在しないのだから死を恐れるのはおかしいのかもしれない。それでも、別れは悲しく、死を惜しいと思う。

    そうした答えの出ない問いを考

    0
    2026年07月01日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    すごく面白かった。
    一見するととても難しそうなテーマだけれど、読み進めるのにそこまで苦にならないのは、内容を論理的に噛み砕いて説明してあるからかなと。
    変に強い思想が入りすぎることなく、自然科学も宗教も全てフラットに評価し解説している点がとても好きでした。
    これまでの歴史で判明している事柄や予測される事象、これからの人類に考えられる可能性まで、本当に一貫してひたすらフラットに話しているような印象でした。私が理解しきれていないだけかもしれませんが。
    特に宗教や神話について、一般的にそれに対して求められる事を踏まえつつも、ひとつの文化やあくまで物事を捉えるひとつのアプローチとして説明してあるのが個

    0
    2026年06月26日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

    Posted by ブクログ

    歴史学者ハラリの描くAI脅威論に関する本書、下巻だけ読みましたが大変面白いです。技術者の感覚的な議論と異なり、歴史に基づく地に足ついた議論とロジックが構築されているので、説得力が全く違いますね。
    ハラリはAIを「artificial intelligence(人工知能)」ではなく、「alien intelligence(異質の知能)」と名付けた方が良いと論じていますが、人類が理解できる範疇ではない無機的なアルゴリズムが現れた事によって起こるリスクを諸々論じています。
    ただ、タイトルのNexusは「繋がり」という意味。情報によって人類が繋がり、良くも悪くも変化してきた歴史を踏まえつつも、新たなア

    0
    2026年06月22日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

    Posted by ブクログ

    おもしろい。自分がよく考えている幸せについての答えまでとはいかなくとも最適解を得られた気がした。
    歴史を学んでいけるのも面白いが、そこから今の人類は、人が作り上げた物の中から幸せを感じるもの、成功というものを作り上げているのではないかと思う。
    社会的真実と自然的真実の違いは自分からしたらとても驚きでこの二つは混ざり合い、人生の幸せとはなにか?という問いの時にこれが混ざってしまうことが多い。そして社会的真実だけを考え人の考えが正しいと思ってしまうことをあると思う。
    この本を読むことでそのような考えは人が作り出したものなんだと分かることができる。

    0
    2026年06月14日
  • ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来

    Posted by ブクログ

    現代分析から、近い将来の予測まで。

    「人間至上主義」によって、一人ひとりの内面の重要性や平等性が成り立っていること。

    知能と意識が切り離され、知能についてはAIが人間を上回ることにより、社会にとって人間が本質的に不要になっていくという流れ。

    人間至上主義から「データ至上主義」が台頭してきている。
    世界のありとあらゆる情報をインターネットに繋ぐことで、人間には処理しきれない情報をAIが深く解析して何かしらの出力に繋げる。それに誤りが含まれていたとしても、人間より確からしさが上回るのであれば重用される。
    自然の各種情報、各人の健康情報や心象をデータとしてAIに渡すことにより、自分自身について

    0
    2026年06月10日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

    Posted by ブクログ

    人類史というと専門的で固く聞こえるが、実際読んでみると人類の誕生から今までの歴史をわかりやすく記している。
    自分たちが当たり前に理解していると思っていたものがどう生まれたか、人間の特徴であるイマジネーションを軸に、身の回りの現象の本質を見つめさせる本。
    哲学的でもあり、世界の見方を変えさせる素敵な一冊!

    0
    2026年06月07日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

    Posted by ブクログ

    今までの情報ツールとAIは根本的に違う。それは行動主体になり得る。ともあれ、人間が扱うという点については変わらんから、慎重にいこうぜって話。

    0
    2026年06月02日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    幸福について「期待とそれに対する満足」「快感という生理的な反応」「内外の感情を追求しないこと」など様々書かれていましたが、私は物事に対する前向きな解釈が幸福であると思っていますし、その解釈を固めるために外部を変える必要もあると思っています。仏教はちょっと実用的ではないかな…特に快感を知った今となっては

    絶対的な共同体がなく、個人主義の加速する今、自由を手にした私たちはどう幸福を考えるべきか…日々考えることの整理に良い作品でした。

    0
    2026年05月31日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

    Posted by ブクログ

    上巻での歴史的考察を終え、今後の情報ネットワークの高度化や生成AIと人類がかかわる中で、どのようなことが起きうるか、といった未来予測が中心となっています。

    読み進めて、預言書を読んでいるような錯覚を覚えました。情報ネットワークと生成AIの発展が進むにつれ、デストピア的な将来になる可能性もぬぐえず、それを防ぐためには、強力な情報ネットワークを導入するにつれ、強力な自己修正メカニズムも必要となる、との話で締めくくられています。

    緻密な考察や論拠をもとに書かれており、強いリアリティがあります。考え方や情報との向き合い方についても、良い刺激を受けました。

    0
    2026年05月31日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

    Posted by ブクログ

    翻訳本なのでどうしても特有の読みにくさや引っ掛かりがあることに加え、西洋の宗教、特にユダヤ教やキリスト教が話の中で自然に出てくるのですんなりとは進まないのですが、内容については刺激されるところも多く、時間をかけて読んでいます。

    上巻は、AIなどこれからのテクノロジーに目を向けた話というよりも、過去の歴史から洞察を得ることを目的としています。

    中身について少しお話しますと、情報というものを有機的な物語と無機質な文書に分け、両方が必要だと説かれていますね。加えて、情報の伝達手段として、昔は活版印刷、今はインターネットのようなテクノロジーが発達し、それが人類に対してどういった影響を与えたのかとい

    0
    2026年05月17日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

    Posted by ブクログ

    人類とホモサピエンスの違いは虚構を扱えるかどうか
    私たちは虚構の上に社会が成り立っているけれど、宗教や神話が薄れた個人主義の現代に私たちが目指すべき道はどこにあるのか、どこを向いているのか

    正解はないけれど社会、未来、自分をまた違った視点で考える機会になる良い作品です。

    ホモ・デウス含めた全てを読んで、ディストピア作品やユートピア作品との違いを考えたい……!

    0
    2026年05月16日
  • ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来

    Posted by ブクログ

    最後の三つのは問いが頭にずっと残る。特に、生き物は本当にアルゴリズムに過ぎないのか?
    後半はディストピア的な記述であるが,そうならないためにという警告だと捉えたい。
    人の在り方について様々な選択肢があることを気が付かせてくれる稀有な一冊。

    0
    2026年05月08日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

    Posted by ブクログ

    21 Lessonsを先に読んでしまったのであれだが、同書に内容が少し似ている。意識とは何なのか、そう言われるとよく分からない。
    人は、共同主観的意味のウェブ、虚構を作れるという説明にはとても納得させられた。下巻が楽しみ。

    0
    2026年05月03日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

    Posted by ブクログ

    1. 認知革命と「虚構」が作った世界
     本書の根幹にあるのは、「人類がなぜこれほどまでに世界を支配できたのか」という問いへの答えだ。著者のハラリ氏は、その要因を「認知革命」による「虚構(フィクション)を信じる力」だと断じている。

     サピエンスは、国家、法律、人権、そして貨幣といった、物理的には存在しない「概念」を共有することで、見知らぬ人同士が何万人、何億人と協力することを可能にした。
     特に貨幣についての「最も効率的な相互信頼の制度」という定義は面白い。誰もがその紙切れに価値があると信じ込むことで、大規模な経済活動が成立している。裏を返せば、私たちが日々一喜一憂している社会の仕組みの多くは

    0
    2026年04月29日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

    Posted by ブクログ

    AIを「便利な道具」として使っているつもりが、気づけば自分の判断まで委ねてしまっている——そんな感覚に心当たりはないでしょうか。本書は、その違和感の正体を一段深く言語化してくれる一冊です。

    『NEXUS 情報の人類史 下』でハラリが描くAIは、単なる技術ではありません。自ら判断し、新しい発想を生み出す「存在」としてのAIです。人間の延長ではなく、まったく異なる論理で動く「異質な知能(エイリアン・インテリジェンス)」という視点は、これまでのAI観を大きく揺さぶります。

    本書を読んで強く感じたのは、このテーマが単なる未来予測ではないということです。むしろ、私たちの想像力をかき立てるSFであり、

    0
    2026年04月20日