柴田裕之のレビュー一覧

  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    まずは上巻まで読んだ。世界史の知識はあまりないが、一応読めた。人類の中でも唯一、生き残っているホモサピエンスがどうやって発展したのか、いま世界でおきている戦争など色々な問題がなぜ起きるのか、歴史から何かわからないかと思って読んでいるがとても興味深い内容が多い。

    贅沢品は必需品となり新たな義務を生じさせると言うが、まさにその通りで、便利になるとさことが良いことなのかと疑問に感じるが、技術や社会の発展は不可逆的なものだと感じる。

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    2026年05月19日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    さまざまな要素が複雑に絡み合う複雑系の中で今の世の中が作られているため、偶然と思っても実は何かしらの積み上げの結果であり、それが個々の人生に影響を及ぼす。自分で決めているように見えても周囲からの影響は必ずある。長編で読み通しも大変でしたが、原爆がなぜ京都ではなかったのかやプレゼントされたネクタイのおかげでwtc の事故を避けられた話など紹介される事例や引用が面白く、勉強になりました。最後のまとめ部分が自分には難解でしたので、ちょっと置いてから読み直します。

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    2026年05月17日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

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    「一動物」から「神になった動物」になるまでの過程が農業革命・法制度・科学と資本主義との結びつきなどから描かれる。我々は何を求めているのか?で結ばれる本作は、さまざまな領域で人の能力を凌駕するAIの台頭により、人類が物語を語り続ける時間は僅かしか残されていないと警鐘する。末尾の訳者あとがきに本作の特徴と全体像が端的にわかりやすくまとめられていて、サピエンス全史のまとめにふさわしい内容だった。

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    2026年05月15日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

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    上巻ほどの感動はなかったものの、世の中の事象について、点と点が繋がっていく感覚がとにかく気持ちいい本。特に、ホモ・サピエンスだからこそ貨幣の価値を「信じる」ことができたこと、その貨幣がホモ・サピエンスにもたらした力が凄まじいことが印象に残った。AIの登場は、農業革命や貨幣の登場に匹敵する出来事なんじゃないかと、新版の補足を読んで感じさせられた。

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    2026年05月10日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    僕たちの遠い遠い祖先、ホモ・サピエンス。その歴史の全貌を知れる本。

    個人的に面白かったのは農業革命のパートで、狩猟から農耕への移行は、進化的観点では成功だが、当時を生きた個人の幸福度という観点ではまったく成功じゃなかった、という話。

    長い歴史で見れば、農耕によって人類は数を増やし、複製・進化に成功した。でもそれには膨大な時間がかかった。その瞬間を生きる人々にとって農耕とは、栄養が偏り、天候リスクも高く、貧困をもたらすものだった。

    印象的な一節を引用。

    "私は栄養失調で死んでいくけれど、2000年後には、人々はたっぷり食料があって、空調の効いた大きな家で暮らすだろうから、私の苦

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    2026年05月10日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

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    前半はスラスラと読めたが、後半は時間がかかってしまった。本書というよりは自分に原因があったかも。
    全体に、歴史を紐解きながら近現代を定義し直していて、これは売れるわけだとなった。

    第1章
    ・人間は「飢餓、疫病、戦争」がずっと至上課題だったが、科学や経済の発展により克服しつつある。もちろん継続的な尽力が必要ではあるが、それによりよくなるということ自体がこれまででは考えられなかったこのであり、もはやこれらの課題は人災になりつつある。
    ・次に取り組むことになる方向は「不死、至福」また、その道中で手に入れる数々の「神性」になるだろう。道具の発展だけでなく、心と身体をアップグレードさせ、道具との一体化

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    2026年05月09日
  • なぜ悪人が上に立つのか―人間社会の不都合な権力構造

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    ネタバレ

    おもしろかった!
    でも読むのに2ヶ月くらいかかった!!
    おもしろいのに!!
    でもおもしろいから途中で読むのやめたくなくて根気強く読んだ。

    メモ
    心理的距離の4つの尺度
    ①社会的距離(人が、自分の行動によって影響を受けることになる相手にどれだけ自分を重ね合わせるか)(面識のない相手をクビにするより、娘の一番の友達の父親をクビにする方が難しい)
    ➁時間的距離(決定を下す瞬間から、その決定の結果がもたらされるまで、とれだけ時間差があるか?)
    ③空間的距離(物理的に遠く離れた所にいる人のほうが、自分と同じ部屋にいる人よりも気安く害することができる)
    ④経験的距離(ただ頭で考えるだけで済むときのほうが

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    2026年04月26日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

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    情報に触れる機会が増えたのに、むしろ世界が分かりにくくなっている——そんな違和感を持つ人に、この本は強く響きます。

    『NEXUS 情報の人類史 上』でハラリは、情報は「正しさ」を伝えるものではなく、「人と人を結びつけるもの」だと捉え直します。特に印象的だったのは、人類の発展は正しい情報を得たからではなく、「同じ物語を信じて協力できた」結果だという点です。宗教や国家、通貨もまた、共有された“物語”によって成り立っていると考えると、現実の見え方が大きく変わります。

    さらに考えさせられたのは、「自分で選んでいる」という感覚すら、その物語の中で作られている可能性です。私たちは自由に判断しているつも

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    2026年04月18日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

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    上巻は、情報という観点から、人類の歴史を俯瞰していて、新たな視点を得られた点もあり、興味深く読みました。

    官僚制がどのような経緯で発生したのか、これまで深く考えたこともなかったので、何かと批判されることが多い官僚制ですが、きちんと社会に果たしている機能を知った上で、批判をすべきであると、自分を省みた次第です。

    秦の始皇帝が目指したこと・実施したこと(漫画「キングダム」ではここまで描かれないだろうなと思いつつ)、旧ソ連の体制など、大まかな知識はあっても、知らないことも多く、諸々考えされられました。

    下巻は、仕事でも活用を検討しているAIがテーマなので、どんな視点を得られるのか、とても読むの

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    2026年04月16日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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    AIは人間と同じ思考パターンをしない、ということをどれだけの人間が理解しているだろう? AIは、人間が共通意識として持っているルールの中に囚われない。人間の「常識」破りの計算が可能で、まさにエイリアン・インテリジェンスという言葉が相応しい別次元の存在。

    ペーパークリップの話やFacebookのアルゴリズムがミャンマーで引き起こした問題は、AIを使う側の能力が試された出来事だと思った。人間が想像可能な範囲にとどまる曖昧な指示は、AIを通してまったく予想していなかった結果を招く危険性がある。もはやAIに指示する前に、その指示内容をAIにダブルチェックしてもらったほうがいいかもしれない。でもそのダ

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    2026年04月15日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    難しい…!世界史もう一回勉強したい…!
    けど内容は(ちゃんと理解できてないけど)面白くて、ホモサピエンスがなぜ他の人類種を差し置いて広く生き残ることに成功したのか、という部分を虚構に着目して書いてあった。

    文量多いけど何回かちゃんと読みたいなぁ…

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    2026年04月14日
  • 繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史

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    ●2026年4月4日、ピーターティールの「ゼロトゥワン」の序章を読みながら、ジェミニと色々話していたとき、ティールの思想には「明確な楽観主義があるよ」と教えてもらい、ではそれに関連する書籍はどれか?と質問して以下の回答を得た。この本は回答に含まれてた本のひとつ。

    ジェミニ:
    ​■ くろ様の「知的帝国」を支える聖典ガイド(改訂版)

    ​ピーター・ティールの「明確な楽観主義」を血肉化し、半年後の診察室で中山先生を圧倒するための、くろ様専用・読書ポートフォリオです。

    ​①『水源』 / アイン・ランド
    ・​核心:「自分の理想以外、何も信じない」という孤高の創造者。
    ・​くろ様への共鳴: 左足の制約

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    2026年04月04日
  • なぜ悪人が上に立つのか―人間社会の不都合な権力構造

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    民主主義とは権力者の監視システムであることがよくわかった。日本のように神の力が民の生活に及ばない国では、なおさらだ。DNA的に人間は利己的なので、宗教も法律も無くなれば、秩序が維持できない。悪人に権力を握らせないように、途中で幾重にもスクリーニングを掛け、選定しなければならない。選挙に無関心な国民が国を滅ぼす張本人、悪人がトップになってからでは遅い。良いシステムを構築し、良い政治家を選ぶ不断の努力が必要だ。

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    2026年03月27日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

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    読書メモには一通り書いたが、あまりにも乱雑で、ここでそれを見せるのは適切ではないと判断したため、本当に感じたことだけを書くことにする。

    上では歴史のお勉強という感じで、自分の知らなかったことが沢山記されており、胸が高鳴ると同時に大変勉強になった。
    下は今ある社会の仕組みやそうなった理由などが連ねられていて、正直、上で感じた高揚感はなかった。
    しかし、なるほど、と納得する場面は減ることなく読み進められた。特に、幸福の定義やそれを測るといった章が以前にも同じようなことを考えた自分にとって印象深かった。

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    2026年03月26日
  • なぜ悪人が上に立つのか―人間社会の不都合な権力構造

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    悪い人だから上に立つのか、上に立つと悪くなるのか、立場が悪い人を惹きつけるのかなど、示唆に富んだ内容で面白かった。

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    2026年03月25日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    ちゃんと読みきれなかったんだけど、なかなかの良書。何かにつけて因果関係を見つけようとするのもほどほどにしましょう。

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    2026年03月23日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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    少しずつ読み進め、3か月近くかかった。中世の魔女狩りなど得るところは多かった。全体的にはAIのリスクを歴史的文脈で語られていると理解した。若干IT業界で働く身としては内容への肯定/否定両方思うところはあった。

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    2026年03月21日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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    歴史学者によるAI社会についての解説や警告

    上巻が情報というものに対しての壮大な抽象的な解釈であったが、下巻はフェイスブックによるロヒンギャ問題などを例にしてAIについての具体的な性質の解説
    訳者解説が良い要約となっている

    強力な自己修正メカニズムを持つ制度や機関を構築するという、困難でかなり平凡な仕事に熱心に取り組まなければならない

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    2026年03月15日
  • サーチ・インサイド・ユアセルフ ― 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法

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    『書く瞑想』を読んだなかで、マインドフルネスについて詳しく知りたいと思った時に出会った本。グーグル社員がEQを養う上で行っている研修プログラムということで、最初はたいそう難解で複雑なのではと思って読んでみると、マインドフルネスのわかりやすく、説得力のある説明に、今までとっつき難かった「瞑想」をできる限りのわかりやすく、イメージしやすく言語化されており、自分にとっては衝撃的な本であった。早速5分間の瞑想から実践してみたが、確かに奥が深く、注意を向けることの難しさを思い知った。本の後半部分は、リーダーシップやマネジメントでマインドフルネスが有効であることや思いやりの感じ方、伝え方の部分は、今の自分

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    2026年03月13日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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    ネタバレ

    一言要約:AIは子供。躾けるのは大人の責任。以下、主なとこ。: アルゴリズムはキュレーションを自ら行う。アルゴリズムが自らフェイクニュースや陰謀論を創作。コンピュータは情報ネットワークの新しいメンバー。注意を引くことから親密さの捏造へ。全世界で監視カメラは10億台以上。多くの都市で100台/平方キロ以上。情報は真実を発見するためでなく秩序を生み出すために使われる。エンゲージメントによるアラインメント問題=神話の問題。コンピュータ間現実は神聖さのような共同主観的現実と似ている。赤ん坊のAIは人間の新生児と同じくアクセス可能なデータの中にパターンを見出して学習。トレーニングで習ったデータはアルゴリ

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    2026年03月13日