柴田裕之のレビュー一覧

  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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    AIは便利な道具ではなく、自ら判断し、新しい情報を生み出す存在。

    だからこそ本書は「AIが人類の仕事を奪うか」ではなく、「AIによって政治制度そのものはどう変わるのか」という視点で語られている。

    民主主義にも全体主義にもAI時代ならではの弱点があるという指摘は非常に興味深かった。

    AI時代の本質を考えたい人にはぜひ読んでほしい一冊。

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    2026年07月29日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

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    人類の歴史を「情報ネットワーク」という視点から読み解くことで、宗教、国家、政治制度などを新しい角度から考えさせられる一冊。

    特に興味深かったのは「虚構」という概念。人間は必ずしも真実だけで動くのではなく、理解しやすく感情に訴える物語によって行動する。

    また民主制と全体主義の違いを、情報の流れ方から分析する視点も印象的だった。

    情報速度が加速する現代において、意思決定の速さと自己修正能力をどう両立させるか。政治制度について考えるきっかけになる作品だった。

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    2026年07月18日
  • TIME SMART(タイム・スマート)―お金と時間の科学

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    訳された本は基本分かりにくいものが多いが、これは面白かった。
    特に前半はスラスラと読めて、長いからか後半は飽きてしまったけれど勉強になるところはいっぱいあった。
    この本を読んでいる途中にも実際お金より時間を大切にする場面が多くなった気がする。

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    2026年07月17日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    ネタバレ

    以下読書中のメモからAIに纏めってもらった内容。

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    『サピエンス全史 上』まとめ

    ホモ・サピエンスはなぜ生き残ったのか

    約7万年前まで、地球にはホモ・サピエンスだけではなく、ネアンデルタール人をはじめとする複数の人類種が存在していた。

    サピエンスが彼らと交雑したのか(交雑説)、あるいは完全に置き換えたのか(交代説)は現在も議論が続いている。

    しかし結果として生き残ったのはホモ・サピエンスだけだった。

    その最大の理由は身体能力ではなく、「認知革命」によって獲得した高度な言語能力だったと著者は考える。

    言語によって事実だけではなく、存在しないものまで語れ

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    2026年07月12日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    俯瞰した立場で人類を見る感覚になる。歴史的な出来事も人類の統一に向かうための出来事のひとつに過ぎないようだ。読みやすい翻訳と感じた。

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    2026年07月11日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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    AIに依存した社会の未来の予測というか、むしろ予報という感じの生々しさを感じられる内容になっている。
    石器時代からローマ時代、産業革命、戦争など、人類のこれまでの歴史のターニングポイントとなった節目の出来事をなぞりながら綴っているだけに、余計に現実味を帯びてくる。

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    2026年07月09日
  • なぜ悪人が上に立つのか―人間社会の不都合な権力構造

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    結論はありきたりだが、提起された問題が興味深く、論理展開もよく考えられていて楽しみながら読むことができた。こなれた翻訳も良い。
    途中読み進めて行くなかで、特定の顔が思い浮かんできて参った。奴らは生まれつき悪党なのか、それとも権力の魔物に心を操られたのだろうか?
    どっちにしても迷惑なことには変わらないが。

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    2026年07月08日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    ネタバレ

    人類と他との違いは、虚構を扱えるかどうかという考え方が面白かった。現代の人間社会において法人という、個人とは異なる存在は虚構を扱えるが故に成り立っているなど。
    進化の結果、産まれてすぐ立ち上がったり、生後まもなく自分で餌をとって食べる生き物もいる中で、人類はより未熟な状態で産まれ、大人達の庇護がなければ生きていけない状態であり、社会的な環境前提で成り立っている。
    烏滸がましくも、ホモ・サピエンス(賢い人間)という名称をつけられている、人間が滅ぼした可能性の高い絶滅種がある〜等、著者は皮肉屋なところがあり、そこが面白い。

    単純に数だけで見れば人類の次に多いのは家畜としての牛、豚、羊、鶏らしいが

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    2026年07月08日
  • 21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考

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    現代人が直面している21の重要な問いを、テクノロジー、政治、グローバル、真実、レジリエンス(適応力)の5つのテーマに分けて考察しています。
    重要なポイントを凝縮して要約します。
    本書を貫く3つの大テーマ
    本書の膨大な思考は、大きく分けると以下の3つの危機と課題に集約されます。

    1. テクノロジーの二重の脅威(AIとバイオテクノロジー)
    情報技術(AI)とバイオテクノロジー(生命工学)の融合により、人間の心や体が「ハッキング」される時代が到来します。
    「無用者階級」の出現: AIが人間の能力を上回り、単に搾取されるだけでなく、経済的・社会的に「まったく必要とされない人々」が大量に生まれる

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    2026年07月07日
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

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    数ページにわたる謝辞が胸に残った。苦難だらけ、トラウマだらけの一家の歴史を、それでも臆せず語った当事者の方々に、作者も言及するとおりまずはリスペクトを贈りたい。自身は精神病を発現しなかった末の姉妹たち(本書の取材の中心にいるため、他の兄たちよりその心情にリーチしやすい)の、トラウマと向き合う、サヴァイヴの物語としてだけでも、とても読み応えがある。
    しかしそれだけでなく、一家の年代記と同時に語られる、統合失調症に対する医学の向き合い方の変遷もとても興味深かった。そのため、最終的に前者のサヴァイヴァーと後者の研究が合流し、一家(とその他多くの家族)をサンプルとして研究が大きく前進するくだりには胸が

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    2026年07月04日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

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    ちょっと忙しい時期が続いて読み終わるまでに時間がかかってしまったが、なんとか読み終えた。 人類の誕生から現代までをずっと読んでみて、我々の生きている時代も歴史の中の一部でしか無いことを感じた。 本書では歴史を研究する意味を、視野を広げ我々の目の前には想像しているより多くの可能性がある事を理解するためとかかれており、その通り、我々の子や孫の時代には世界やホモサピエンスがどうなっているのか、考えてみるのもおもしろい。

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    2026年07月01日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

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    「無知の知」が人類に与えた影響や、科学革命の与えるこれからの未来、そして幸福とはなんたるか、など、上巻に続き自分にはない観点から描かれていた。
    歴史学的知見から人類を考えた文章なので、知識としてそのまま吸収するのではなく、これをどう解釈するのかも読者にとって必要なプロセスだと思う。

    3:7くらいで人類の進化に憂いているような印象。
    未来より過去を対象にしている学者ならではの筆致かなと感じた。
    でもこのこの感受性は呑気に生きているだけではなくとても必要な知見だと感じた。

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    2026年06月30日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    例としてでてくる動物たちの話が面白かった
    バッタとか本当に?と思う話で誰かに話したくなるような小話としてもいい

    量子論の話になってついていけなくなったが、行動に意味があるとして前向きになれる本でもあった

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    2026年06月25日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    簡潔にまとめれば、これほどまでに人類が発達したのは「虚構(無から想像すること)」を生み出せるからだよねって話。

    言われてみれば直接五感で感じたもの以外の、「無」を想像(創造)できるのって人類しかいないのかと考えさせられた。
    「信頼」もそうだし、「政治」「価値」「国家」「貨幣」も言うなれば物理的な実態のない抽象的なもの。それを仮に生み出し、人類の間で共通認識として持たせ、維持しているからこそ、今の生活ができている。もし「虚構」が想像出来ず、見たまま聞いたままのことしか表現出来なければ、ここまで発展してないだろう。

    個人的には神話の位置付けが新しい観点だった。神話は人を統治するために「人が」生

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    2026年06月24日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    やっと読むことが出来た。面白いと思えた。学生時代話題に上ってて、読んだ後輩から熱心に勧められたりもした。数年前にハードカバーで買ったものの、その後に文庫本が出てこれからあと一冊、下手をするとあと三冊買うには、ちと荷が重いと思ったので、文庫本に買い換えもしたこの一冊。

    農業革命によって狩猟採集民としての作業をすることが無くなって、いざ戻そうとしたら忘れて出来なくなってって流れで、余暇が出来たって確か『暇と退屈の倫理学』にも出てきて論の核になってた部分だと思うから、『サピエンス全史』の影響なのか元からそういう論があるのか、そこまでは知識不足だが、色々読んで来て色んな繋がりが見られたから今読んで良

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    2026年06月20日
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

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    星4.5

    中々難しかったけど凄い作品だった
    リンジーがただただ凄い
    兄弟の半数が精神に異常を来し、周りからは白い目で見られ、親には構って貰えず、一番近しい姉とは引き離され、兄の数人から性暴力を受けたにもかかわらず、ミミが逝去してからはリンジーが病気の兄達の面倒を今でも見続けているなんて自分には到底出来ない
    統合失調症と結びついている遺伝子第一号を特定したのが1997年と凄く最近なことに驚いた

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    2026年06月19日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

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    第19章 文明は人間を幸福にしたのか 第20章 超ホモ・サピエンスの時代へ がとても面白かった。

    上下巻通して読み、人間の時代による出来事(革命)の縦軸からなる説明を噛み砕いていたマクロ視点が、19章20章で人間そのものの未来に焦点をあてる横軸のミクロ視点まで経ていて、本書全体が人間について、人間とはなにかと根底から考えようとする試みの連続で感嘆と、頭を抱えるような作者の警鐘の音を余韻として聴く心地だ。

    わたしたちはなにになりたいのか、わたしたちはなにをのぞむのか。
    未知の海を泳ぐ不完全な頼りないいっそうの船であるわたしたちは、作者のその言葉を羅針盤のようにして大切に持ちこたえつつある限り

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    2026年06月16日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    ネタバレ

    この人は冷笑しながら世界を歴史を見つめているのだろうか笑
    ちょいちょいおもしろくって。
    虚構の上にねぇ。うんうん。
    とか思って読んでたらロマン主義で刺さる。え、どうしよう反対かと思ってたのに笑

    ホモサピエンスの歴史を”認知革命““農業革命”“科学革命”の観点から独自の視点で紐解く。上巻は認知革命と農業革命。
    うる覚えだった認知革命以前のホモサピエンスとその他人類の整理がまず新しく、もはや新情報。え?そうだったっけ?とか、長年ぼんやり考えていたことを裏打ちする様な記述に心躍る。
    未だ多くの謎に包まれた狩猟採集民族の進化(?)や農耕民族への移り変わりを痕跡を元に説得力のある説で展開。
    想像上の秩

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    2026年06月17日
  • TIME SMART(タイム・スマート)―お金と時間の科学

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    本文中のハッとした言葉

    【多忙のステータスシンボル化】
    人々は、仕事に人生の意義を求め、仕事での多忙を利用して、自分のアイデンティティと自尊心を形成しようとします。
    【手持ち無沙汰の嫌悪】
    マインドフルで今この瞬間を楽しみ、何もしないでいることの価値が証明されているのにもかかわらず、人々は、外界との接続を遮断する価値がわかっていません。

    人生の目的について考え、その目的を果たすための戦略を練り、計画的に行動すること、お金や職業上の成功で幸せになれると思わないように。

    僕はお金よりも時間を優先するのが苦手だから。

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    2026年06月14日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    わたしたちの祖先、ホモ・サピエンスは果たしてわたしたちが信頼するに値する人物像だったのか。
    血生臭い人類史に、当たり前とされる現代の常識的な足もとが容易く揺れる。
    しかし、それがとても面白い。
    認知革命により虚構(神話)を信じることで見知らぬ他人と協力し大がかりになにかを成し遂げることもできるようになったホモ・サピエンス。
    宗教も貨幣も国も法律も、わたしたちはふたつの現実を生きている。
    皆が信じているから(わたしも信じているというような事柄で)ようやっと成立している物事の多さに気づかされ、気づくことで改めて考えを揺さぶられる本書。
    社会の見方が変わる本だと思う。
    哲学的な人類史という感覚。

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    2026年06月13日