柴田裕之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ以下読書中のメモからAIに纏めってもらった内容。
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『サピエンス全史 上』まとめ
ホモ・サピエンスはなぜ生き残ったのか
約7万年前まで、地球にはホモ・サピエンスだけではなく、ネアンデルタール人をはじめとする複数の人類種が存在していた。
サピエンスが彼らと交雑したのか(交雑説)、あるいは完全に置き換えたのか(交代説)は現在も議論が続いている。
しかし結果として生き残ったのはホモ・サピエンスだけだった。
その最大の理由は身体能力ではなく、「認知革命」によって獲得した高度な言語能力だったと著者は考える。
言語によって事実だけではなく、存在しないものまで語れ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ人類と他との違いは、虚構を扱えるかどうかという考え方が面白かった。現代の人間社会において法人という、個人とは異なる存在は虚構を扱えるが故に成り立っているなど。
進化の結果、産まれてすぐ立ち上がったり、生後まもなく自分で餌をとって食べる生き物もいる中で、人類はより未熟な状態で産まれ、大人達の庇護がなければ生きていけない状態であり、社会的な環境前提で成り立っている。
烏滸がましくも、ホモ・サピエンス(賢い人間)という名称をつけられている、人間が滅ぼした可能性の高い絶滅種がある〜等、著者は皮肉屋なところがあり、そこが面白い。
単純に数だけで見れば人類の次に多いのは家畜としての牛、豚、羊、鶏らしいが -
Posted by ブクログ
現代人が直面している21の重要な問いを、テクノロジー、政治、グローバル、真実、レジリエンス(適応力)の5つのテーマに分けて考察しています。
重要なポイントを凝縮して要約します。
本書を貫く3つの大テーマ
本書の膨大な思考は、大きく分けると以下の3つの危機と課題に集約されます。
1. テクノロジーの二重の脅威(AIとバイオテクノロジー)
情報技術(AI)とバイオテクノロジー(生命工学)の融合により、人間の心や体が「ハッキング」される時代が到来します。
「無用者階級」の出現: AIが人間の能力を上回り、単に搾取されるだけでなく、経済的・社会的に「まったく必要とされない人々」が大量に生まれる -
Posted by ブクログ
数ページにわたる謝辞が胸に残った。苦難だらけ、トラウマだらけの一家の歴史を、それでも臆せず語った当事者の方々に、作者も言及するとおりまずはリスペクトを贈りたい。自身は精神病を発現しなかった末の姉妹たち(本書の取材の中心にいるため、他の兄たちよりその心情にリーチしやすい)の、トラウマと向き合う、サヴァイヴの物語としてだけでも、とても読み応えがある。
しかしそれだけでなく、一家の年代記と同時に語られる、統合失調症に対する医学の向き合い方の変遷もとても興味深かった。そのため、最終的に前者のサヴァイヴァーと後者の研究が合流し、一家(とその他多くの家族)をサンプルとして研究が大きく前進するくだりには胸が -
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Posted by ブクログ
簡潔にまとめれば、これほどまでに人類が発達したのは「虚構(無から想像すること)」を生み出せるからだよねって話。
言われてみれば直接五感で感じたもの以外の、「無」を想像(創造)できるのって人類しかいないのかと考えさせられた。
「信頼」もそうだし、「政治」「価値」「国家」「貨幣」も言うなれば物理的な実態のない抽象的なもの。それを仮に生み出し、人類の間で共通認識として持たせ、維持しているからこそ、今の生活ができている。もし「虚構」が想像出来ず、見たまま聞いたままのことしか表現出来なければ、ここまで発展してないだろう。
個人的には神話の位置付けが新しい観点だった。神話は人を統治するために「人が」生 -
Posted by ブクログ
やっと読むことが出来た。面白いと思えた。学生時代話題に上ってて、読んだ後輩から熱心に勧められたりもした。数年前にハードカバーで買ったものの、その後に文庫本が出てこれからあと一冊、下手をするとあと三冊買うには、ちと荷が重いと思ったので、文庫本に買い換えもしたこの一冊。
農業革命によって狩猟採集民としての作業をすることが無くなって、いざ戻そうとしたら忘れて出来なくなってって流れで、余暇が出来たって確か『暇と退屈の倫理学』にも出てきて論の核になってた部分だと思うから、『サピエンス全史』の影響なのか元からそういう論があるのか、そこまでは知識不足だが、色々読んで来て色んな繋がりが見られたから今読んで良 -
Posted by ブクログ
第19章 文明は人間を幸福にしたのか 第20章 超ホモ・サピエンスの時代へ がとても面白かった。
上下巻通して読み、人間の時代による出来事(革命)の縦軸からなる説明を噛み砕いていたマクロ視点が、19章20章で人間そのものの未来に焦点をあてる横軸のミクロ視点まで経ていて、本書全体が人間について、人間とはなにかと根底から考えようとする試みの連続で感嘆と、頭を抱えるような作者の警鐘の音を余韻として聴く心地だ。
わたしたちはなにになりたいのか、わたしたちはなにをのぞむのか。
未知の海を泳ぐ不完全な頼りないいっそうの船であるわたしたちは、作者のその言葉を羅針盤のようにして大切に持ちこたえつつある限り -
Posted by ブクログ
ネタバレこの人は冷笑しながら世界を歴史を見つめているのだろうか笑
ちょいちょいおもしろくって。
虚構の上にねぇ。うんうん。
とか思って読んでたらロマン主義で刺さる。え、どうしよう反対かと思ってたのに笑
ホモサピエンスの歴史を”認知革命““農業革命”“科学革命”の観点から独自の視点で紐解く。上巻は認知革命と農業革命。
うる覚えだった認知革命以前のホモサピエンスとその他人類の整理がまず新しく、もはや新情報。え?そうだったっけ?とか、長年ぼんやり考えていたことを裏打ちする様な記述に心躍る。
未だ多くの謎に包まれた狩猟採集民族の進化(?)や農耕民族への移り変わりを痕跡を元に説得力のある説で展開。
想像上の秩 -
Posted by ブクログ
わたしたちの祖先、ホモ・サピエンスは果たしてわたしたちが信頼するに値する人物像だったのか。
血生臭い人類史に、当たり前とされる現代の常識的な足もとが容易く揺れる。
しかし、それがとても面白い。
認知革命により虚構(神話)を信じることで見知らぬ他人と協力し大がかりになにかを成し遂げることもできるようになったホモ・サピエンス。
宗教も貨幣も国も法律も、わたしたちはふたつの現実を生きている。
皆が信じているから(わたしも信じているというような事柄で)ようやっと成立している物事の多さに気づかされ、気づくことで改めて考えを揺さぶられる本書。
社会の見方が変わる本だと思う。
哲学的な人類史という感覚。
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