柴田裕之のレビュー一覧
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目の前の欲求を抑えて、合理的な選択を出来るか=マシュマロテスト
本能的に衝動で行動する=ホットなシステムと認知的で複雑、ゆっくり活性する=クールなシステム
のバランスによってマシュマロを判断する
クールなシステムを活性化させることで、合理的な選択ができるようになる
ホットなシステムが強めの子でもクールを育てれば、そのバランスを必要な時に必要な形で働かせることができる
ストレスによってクールなシステムは活動が鈍るケースが多く、脳は可塑性によって長くストレスにさらされるとクールなシステムの働きが失われてしまう例もある
(長期的に合理的な判断が可能かについては、幼少期に身の回りの人を信頼できると感 -
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自制心のききにくいときの対策のヒントにしたくて読んだ。自分の弱い刺激を知ったり、
♧気持ちが明るくなることを考えると、目の前の衝動や誘惑への反応が和らぐ
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ストレスが長引くと脳の萎縮を起こし、思考力が落ちる
♧予め、特定の事態が起きたときにとる反応を決めておくと、衝動的な反応を起こしにくくできる(人間が変われることへの可能性)
♧嫌悪条件付け:衝動が発生したときに生じる行動を、自分の嫌いなものに変える
♧嫌な思い出を反芻することは痛みの再発を誘うこともあるが、自分から距離を置くことは有効
♧拒絶感受性(RS)という見捨てられ不安
♧課題をすることで元気になると思えば、意志の疲弊が防げる
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未就学児(4〜5歳くらい)の子供に今マシュマロを一つもらうか少しの間我慢してあとで2つもらうかというテスト(のちにマシュマロテストと言われる)を1960年代に実験した著者がその後半世紀に渡って追尾調査した結果、子供の頃に我慢出来た(自制した)子供は数十年後どのような人生を歩んでいるか?というとても引きのある有名な実験について。気になる結果がどうなったかというと自制することができた子供たちは、概ね社会的な成功を収めていることが分かった。やはり「自制する」という能力は「成功」に必要不可欠である。では社会的な「成功」は先天的に決まっているのか?それとも後天的に変える事は出来るのか?が気になってくる。
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原題:INTO THE GRAY ZONE A Neuroscientist Explores the Border Between Life and Death
原題の通り、「グレイ・ゾーン」と呼ばれる生と死の境目の状態にいる患者の意識について挑んだ神経科学者の本である。著者は、植物状態と診断された患者の15〜20%に実は意識があることを発見した。反論に対抗するため、脳がただ刺激に応答して自動的に反応しているのではなく、確かに患者に意識があり意図的に刺激に応じていることを実験で示した。「テニスをしているところを想像してください」と「家の中を歩き回るのを想像してください」という問いかけで植物状 -
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植物状態と診断され、見かけからは全く反応がないように見えるひとに、意識がある場合があるという事実に、驚いた。これまでは、専門医師が診断しているので、植物状態イコールその時点で意思を持たず、かつ、将来も回復は困難なものと思い込んでいた。
植物状態と診断されても、見た目には何の反応も示さなくとも、意思がある場合があることは、当事者やその家族にとってはものすごく重要な事実だ。医療やケアの仕方も変える必要がある。
また、著者も言われている通りだと思うが、人間は一人では今の我々のような人間にはなれない。他者との関係が自分であり、他者もまた同じである。 -
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ネタバレネット等の台頭により、単位増加に伴う限界費用がゼロに近づき、あらゆるものの価値観が変わろうとしていることを幅広く深く紹介した本。3年前ではありながら名著。
<メモ>
・スマートシティ文脈のIoT。構造的健全性を評価し、修理を判断。自動車や歩行者の最適化を図る。駐車スペースを知らせる。交通情報。保険料率の適正設定。照明の最適調整。ごみ収集ルート最適化。
・IoTは地球の生態系管理の向上のため。急速に自然環境に適用されつつある。
・セキュリテイシステムの高度化。
・第三次産業革命では、IoTにより、生物圏の複雑な構成の中へ人類が自らを再統合し、地球上の生態系を危うくすることなく、劇的に生産性をあ -
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なんとなく気になっていた「限界費用ゼロ社会」、詳しく読んで納得。今後の社会の変化の基礎となる、前提条件を学んだ気がする。限界費用ゼロということは希少性を生み出すことができなくなるわけで、購入=所有では利益が出せなくなる。シェアリングエコノミーの勃興はこれがベースになっていると考えると腹落ちする。著者は、エネルギーさえコストゼロに近づくと予想していてその先端がドイツであると評価。日本は建設コスト・維持コスト・管理コストが高い原発にこだわっていて両者の差は広がるだろうと予言している。一方、西洋では当たり前の「共有地の悲劇」が起こらない数少ない地域が日本であるとして期待もしている。
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まず読み切った自分褒めたい 笑
人類は交換と専門化によって発見や発明を繰り返して進化してきた。今、世界的な社会問題としてある貧困や人口爆発、地球温暖化だって、乗り越えられるはず。
このことを大量のデータや過去の前例を踏まえて理論的に説明した「合理的楽観主義」の本。
読み終わって思ったのは、社会全体が変わっていくことを恐れてはいけないということ。状況は変わっていくのに自分たちが変わらなければ当然自分たちが苦しくなっていく。その変化に対応する、むしろ、その変化を自分で引き起こすくらいの気持ちと力が求められてる気がした。
少なくとも、今の自分の周りの人たちは安定を求める人が多い。きっとその価値 -
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ネタバレシェアリングエコノミーの話をこえた未来予測に非常に感銘を受けた。
これまでの第1次、2次産業革命の社会の変容と合わせての現在起こりつつある第3次産業(社会)革命ととらえるアプローチが斬新かつ面白かった。
これらの革命は決して、産業にとどらず社会自体をかえていく、第3次革命がたどり着くところが、1次革命以前のコモンズ(共有地)と言う。ただし、規模はインターネットを基盤とする世界規模の。
そこには、資本主義の次に来る、協働社会。語られている事象をとらえれば、確かにこのまま資本主義が続くというより協働社会の実現を感じずにはいられない。
その原動力は、物欲より共感を重視するミレニアル世代。
ミレニアル -
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【子供の為にできる事5つ】
*どう育って欲しいか手本を子供の人生で重要な人物が手本を自ら示す事。大きな影響を与える。
→ストレス、欲求不満、情動への対処法。自分が成し遂げた事を評価するときの基準。他人の気持ちに対する共感、感受性。態度、目標、価値観。躾の戦略、規律の欠如など全て
*子供との約束を守る事
→欲求充足の先延ばしを厭わないようにする為
*幼いうちから「自分には選択肢があってそれぞれの選択肢には結果が伴うのだ」と学ぶ手助けをする事が大事。
ご褒美を上手く利用すれば適切な選択肢を促せる。
*「良い選択→良い結果、悪い選択→悪い結果」を幼いうちに認識するのを手伝う事。
*楽しいけれ