作品一覧

  • マシュマロ・テスト 成功する子、しない子
    3.9
    「マシュマロをすぐ1個もらう? それともがまんして、あとで2個もらう?」これは、行動科学で最も有名なテストのひとつ、マシュマロ・テストである。このテストの考案者である本書の著者ウォルター・ミシェルは、マシュマロを食べるのをがまんできた子・できなかった子のその後を半世紀にわたって追跡調査し、自制心と「成功」との関連を調べた。人生で成功する子は、初めから決まっているのか? それとも、そうではないのか? 長年の追跡調査でわかってきた、人間の振る舞いの不思議を、マシュマロ・テストの生みの親自身が綴る待望の一冊。
  • マシュマロ・テスト 成功する子、しない子

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    子育て教育本の範囲からはみでて、大人になった今からでも試していこうと思える内容。
    印象に残ったのは、色眼鏡の話とIf〜thenのホットシステム自制方法。
    将来のビジョンを明確にイメージできることは、自分の未来をイメージできる力につながる。つまりは、人生に意味を見出せる希望がある。外的環境も重要とのことで、自制心を助長できる空間を創造できるようまずは自分が俯瞰した存在認識を意識的に行えるようにしなければ。

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    2017年03月27日
  • マシュマロ・テスト 成功する子、しない子

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    4歳か5歳の保育園児がひとりで机の前に座っている。研究者は園児の目の前に大好物のマシュマロを置いて部屋を出ていく。園児はマシュマロを食べたくなったら、いつでもベルを鳴らして研究者を呼び、マシュマロを1個食べて構わない。でも、研究者が部屋に戻ってくるまで我慢して待つことができたら、マシュマロを2個もらえる。こんな状況に置かれた子どもはどのような行動をとるだろう。目の前の報酬を取る事を選ぶか、それを先延ばしにしてより多くの報酬を得ることを選ぶかというのが「マシュマロ・テスト」だ。このテストに参加した園児のその後数十年の追跡調査を行ったところ、驚くことに、園児の時に欲求の先延ばしに成功したか、失敗し

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    2016年07月15日
  • マシュマロ・テスト 成功する子、しない子

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    マシュマロテストで人生の先行きが分かってしまうとは。でも、比較的簡単な指導で忍耐力が付くということなので、救いがある。日本でもこの指導を広めるべき。子育て世代、教育関係者は必見、そうでない人も読む価値大いにあり!

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    2015年11月28日
  • マシュマロ・テスト 成功する子、しない子

    Posted by ブクログ

    目の前の欲求を抑えて、合理的な選択を出来るか=マシュマロテスト
    本能的に衝動で行動する=ホットなシステムと認知的で複雑、ゆっくり活性する=クールなシステム
    のバランスによってマシュマロを判断する
    クールなシステムを活性化させることで、合理的な選択ができるようになる

    ホットなシステムが強めの子でもクールを育てれば、そのバランスを必要な時に必要な形で働かせることができる
    ストレスによってクールなシステムは活動が鈍るケースが多く、脳は可塑性によって長くストレスにさらされるとクールなシステムの働きが失われてしまう例もある
    (長期的に合理的な判断が可能かについては、幼少期に身の回りの人を信頼できると感

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    2019年11月18日
  • マシュマロ・テスト 成功する子、しない子

    Posted by ブクログ

    自制心のききにくいときの対策のヒントにしたくて読んだ。自分の弱い刺激を知ったり、

    ♧気持ちが明るくなることを考えると、目の前の衝動や誘惑への反応が和らぐ

    ストレスが長引くと脳の萎縮を起こし、思考力が落ちる
    ♧予め、特定の事態が起きたときにとる反応を決めておくと、衝動的な反応を起こしにくくできる(人間が変われることへの可能性)
    ♧嫌悪条件付け:衝動が発生したときに生じる行動を、自分の嫌いなものに変える
    ♧嫌な思い出を反芻することは痛みの再発を誘うこともあるが、自分から距離を置くことは有効
    ♧拒絶感受性(RS)という見捨てられ不安
    ♧課題をすることで元気になると思えば、意志の疲弊が防げる

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    2019年10月24日

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