柴田裕之のレビュー一覧
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視覚に関する常識的理解をひっくり返してくれる面白い本。
個人的に面白かった点は、色の認識について書かれた第一章。青-黄の軸と赤-緑の軸があるから、感情や体調の変化を読み取れるということだったが、肌の色をイエベ、ブルベに分ける理由もそれで納得できた。そして、肌の濃淡に関わらずスペクトルは同じ、なのに自分とは肌の濃淡が大きく違う人の感情が読み取りにくいと思ってしまうのは、完全に慣れの問題らしい。ふむ。確かに。
それと、文字の形は言語に関わらず、自然界にあるものに似せて作られている、という話。ここから発展させて漢字表記の誤字を減らす研究が進んだりはしないものかしら?科学的な手法が開発されたら受験生に -
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<目次>
序文
人類は新型コロナウイルスといかに闘うべきか
~今こそグローバルな信頼と団結を
コロナ後の世界
~今行う選択が今後長く続く変化を私たちにもたらす
死に対する私たちの態度は変わるか?
~私たちは正しく考えるだろう
緊急インタビュー、パンデミックが変える世界
P30この大流行からより緊密な国際協力が生じれば~
P85監視システム~緊急事態が去ったあとも消えない
P86皮膚の内側で起こっていること~情報を収集する
システムの導入
このあとを想像することはできるが、予言することは
できない。しかし、正しく想像することは大切だと思う -
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Posted by ブクログ
利己的な行動を取る人間が多くいる市場は、いずれ廃れてしまう。
一方、お互いを信頼し、向社会的行動を多く取る市場は繁栄する。なぜか?
ここで筆者は「善循環」という概念を提示して、この繁栄のメカニズムを説明している。
善循環とは、共感→道徳的行動→信頼→オキシトシンの分泌→共感とサイクルしていくメカニズムである。
人は他人に信頼されてると感じると、オキシトシンの分泌量が増える。
オキシトシンの分泌量が多いほど、より他人に共感するようになる。
より他人に共感するようになると、道徳的行動をとるようになる
道徳的行動をとることで、相手は自分を信頼する。
また、オキシトシンが分泌されることで、ストレ -
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生物に起こる進化は特殊進化理論であり、世界には一般進化理論とも呼ぶべき進化の法則がある。すべてのものごとは進化している。そして進化は計画されたもの(=創造説)ではなく、小さな変化の積み重ねによって達成される。上からの計画はたいてい失敗するよ。…というのがあらましです。
進化≒ボトムアップと創造≒トップダウンの対立が本書のテーマです。そしてだいたいの章では成功したボトムアップが失敗するトップダウンにとって代わられてしまって嘆かわしい。という結論になります。
ここで疑問なのはトップダウン式の機構が作り上げられるのも進化の結果なんじゃないの?というものです。他のボトムアップものとトップダウンのものが -
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・人類の経済活動が世界規模の気候変動を引き起こしている,その気候変動は新たなビジネスチャンスにもなれば,今ある生活を追いやられる人
もいる.
・資本のある,また,温暖化の恩恵を受ける北側の国が気候変動をチャンスと捉えたビジネスを展開しやすい.
・しかし世界全体で共有地の悲劇起きている
・個々人や国の利己的で合理的な判断が必ずしも肯定されるべきとは言わないが「先進国は早急に気候変動に対する対策をとるべきだ」と安直で実現性がない綺麗事で締めないところは効果が持てる.
・気候変動に対する危機感が行動に結びつかないのは,他者を犠牲にすることが遠回りなプロセスになると途端に鈍感になる(鈍感なふりを -
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ネタバレIoTと3Dプリンターと再生可能エネルギーがシェアエコノミーしいては第3次産業革命を起こすということを書いた本(第4次産業革命とも言われているが、正確には第3次らしい)。内容もよく練れておりそれなりに納得感もあるが、最終的に限界費用が限りなくゼロに近くなる社会が訪れるということが俄かには信じがたい。マイケルサンデル張りのpublic societyが最終的な社会形態ということだが、人間は本当に自らの欲望(利己心)を克服して利他的に行動するようになるのだろうか?結局のところ、自分が最も得をするようい行動するという人間の本来の性向を考えると、なかなか実現しにくい社会だと思う。生産性が低すぎて協力し