柴田裕之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
世界中全てに分布する、僕たちホモ・サピエンスの全史。
一言で言うと面白い。
取るに足らない、特別でもない、そんなご先祖さまがいかにして生物の頂点とも言える今に至ったかの話。
もう関心しきりだった、自分が知らなすぎた部分が多いだけかもしれないが...知恵がまわるし、数多いし、残虐だし、人類は地球の特異点。それらの理由についても語ってあり納得。これは著者の論考?
前半部分はスルスル読めたけど、後半は睡眠導入剤みたいになった。取りこぼしがないように、著者が色んな例を用いて、細かく説明してくれたからだと思う。
よく言えば読者を置いていかない本かな。
下巻も読む。そのうち。 -
Posted by ブクログ
情報は武器ではなく、人々を繋ぐネットワークの構築手段です。しかし、秩序維持や権力を優先すると、官僚制や宗教組織のように「誤りを認めない不謬性」が生まれ、現実との乖離が始まります。以前は情報を単なるツールと捉えていましたが、印刷機が魔女狩りを広めた歴史や、AIが分断を招く現状を知り、技術をどう制御するかの重要性を痛感しました。
大切なのは、人間もAIも完璧ではないと認め、誤りを正し続ける「自己修正メカニズム」を機能させることです。組織のKPIや目先の秩序に固執しすぎると、本来の目的を見失いかねません。常に現場の声に耳を傾け、自発的な違和感を拾い上げる。既存のルールを疑い、柔軟に軌道修正を図る姿勢 -
Posted by ブクログ
上巻では、「人類がいかにして地球の覇者になったか」をテーマにサピエンスの歴史に迫っている。
下巻では、「ヨーロッパ人(白人・アリーア人)がいかにして世界を征服するに至ったか」をテーマにしている。
前提として、歴史というのは決定論では説明できないし、混沌としているから予想できるものではない。
歴史はいわゆる二次カオスである。一次カオスは、たとえば天気である。天気は無数の要因に左右はされるものの、その構造は複雑ではなく予想することは可能。
それに対して二次のカオスとは、複雑であり過ぎるため予想することは決してできない(バタフライ効果ともいう)。歴史に加え株式市場も二次カオスである。
それでは、 -
Posted by ブクログ
「時間がない」と感じながら、気づけばSNSや細かいタスクに追われて一日が終わっている——そんな日々に心当たりがある人に、ぜひ手に取ってほしい一冊です。
『TIME SMART』は、「お金」ではなく「時間」に注目し、私たちの幸福の正体を科学的にひも解きます。本書が突きつけるのはシンプルな事実です。お金は取り戻せるが、時間は取り戻せない。そして、時間に追われる「タイム・プア」の状態は、健康や幸福に深刻な影響を与えるということです。ドキッとさせられます。
特に印象に残ったのは、「お金で時間を買う」という発想です。家事の外注や時短サービスを使うことにためらいを感じがちですが、本書はそれを“人生の質 -
Posted by ブクログ
生物的、制度的、心理的などの側面からなぜ権力を持つ人が腐敗しやすいのかを明らかにしていく。
「神の目」が腐敗を防ぐ。しかし「神の目」を設定するのは権力者であり、それを設定させることができるのだろうか?トランプさんは悪人だと私は思う。けど彼を制する「神の目」を誰がどうやってせっていするのだろうか?
一般社会への監視の目は強くなる一方で、上位層にいる人たちへの監視は果たしてどうなんだろうか。
会社を考えた時もそうだ。
隣近視との付き合いの大切さや宗教が役立つ意味などまで考えが広がっていく。
隣近所や村が共同体として生きていた時代の日本は、相互監視が成立していたと思うが、それが腐敗の抑制に役に立っ -
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人間の行動を決めるもの、存在を決めるもの、意思を決めるもの、状況を決めるもの、いろんなことは「偶然」に支配されている。
偶然とは、人が自分でコントロールできないもの、という意味で使っているようだ。
複雑系におけるほぼカオスの縁。人は実は常にそこにいる。
自分でコントロール出来ないものは、歴史でもあり空間でもあり、あらゆる関わりであり得る。
人が世の中を理解する様々な手段は所詮、モデル、経験であり、シンプルなものは常に誤っており、複雑なものは役に立たないのが現実だ。
本書ではさまざまな「偶然」の具体例を挙げている。
かなり面白く読める。
最後の方よく繋がりがわからなくなって来 -
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Posted by ブクログ
社会学・生物学・考古学などの視点から、人類史を広いスケールで読み解いていく一冊。
「人とは何か」を考えるのが好きな人にとっては、世界の解像度が一段上がるような内容だと思う。
軽い気持ちで人におすすめできる本ではないが、こういう本が存在し、それが広く知られていること自体には、とても意味があると感じる。
現在の常識や倫理、人権やコンプライアンスは、歴史の中で見ればごく最近のものに過ぎない。
膨大な時間軸の中で見たとき、我々ホモ・サピエンスの本来の生き方から、かなり遠いところまで来ているのだと実感する。
この先の未来は、本質は変わらないまま進んでいくのか、それとも都合よく変わっていくのか。
そ -
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