柴田裕之のレビュー一覧

  • オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史3 帝国の緩やかな黄昏

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    訳はいまいちだったが、公に語られてこなかったアメリカの歴史がよく分かった。改めてアメリカへの見方が変わった。

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    2015年06月02日
  • 経済は「競争」では繁栄しない

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    ネタバレ

    人間の道徳的な行動のカギはオキシトシンという化学伝達物質。平均的に女性の方が多い。

    オキシトシンを増やすには、信頼を込めて人と接するだけでよい。それだけで相手はオキシトシンが急増する。

    自然界では、環境からのシグナルによって、リラックスして安全な事がわかるとオキシトシンが急増する。

    オキシトシンの分泌が促されると、今度は快感を生じさせるドーパミンとセロトニンが分泌される。セロトニンは不安を減らして気分をよくする効果があり、ドーパミンは目標志向行動や衝動、強化学習に関わっている。

    「共感」はオキシトシンレベルの上昇と直結している。

    信頼されるとオキシトシンレベルが上がり、より信頼される行動を取り始めるので、より信頼されるようになる。するとさらにオキシトシンレベルがあがり、さらに信頼される行動を取り始める。これを善循環という。

    母親は赤ん坊を目にしたり、匂いをかいだり、鳴き声を聞くだけでオキシトシンが上昇し、物の見方が暖かく母性愛に満ちたものに変わる。

    人間の脳は他者の快感や苦痛を自分自身のものであるように文字通り経験する。だから、人にしてもらいたい事を人にするのは自分の為でもある。

    人間の赤ん坊は、もともと他者を助ける傾向があり、たとえ相手が生き物でなくても優しくふるまうものを好み、そうしないものを嫌う。

    スポーツなどの友好的なゲームに参加してもオキシトシンが豊富な絆を結ぶ。

    オキシトシンの拮抗物質にテストステロンがある。女性よりも男性が10倍多く、筋肉量を増やし、骨の密度を高めるので、運動能力を著しく向上させる。持久力、攻撃性が増し、暴力と競争を司る。

    テストステロンレベルが高いほどオキシトシン反応が妨げられ、共感を経験し辛くなる。

    善循環が始まり、善に報いるだけでなく、悪を制裁する事によって向社会的行動を奨励する制度が最高の見返りをもたらす。

    男女の視点のバランスを上手くとる事が長期的には最善の結果をもたらす。

    長い間いつも必ず競争に勝っていると、テストステロン過多となり、特有の醜悪な男性的行動が強化される。

    人に好かれると組織で出世する助けになるが、トップに立つと嫌な人間に変わる。それは、視線を合わせる事によって伝え合う社会的な合図を捉える能力がテストステロンによって抑えまれるから。テストステロンレベルが高いトップが他人を評価する時に、固定観念や一般論に頼りがちな理由や、自分自身の失敗を正当化する理由の一端となっている。

    言葉はとても重要で、「パートナー」と言うだけで、「対抗者」と言った時の2倍以上の信頼レベルになる。

    集団の外側と内側の区別をつけるせいで共感が抑えられ、非常によくない場合があるのは、人間は群衆に従うとドーパミンが作動して集団浅慮や服従が快くなる事。

    社会には人口の5%が無条件非返礼主義者であり、彼らはオキシトシンが過剰に検出されている。受容体のオフのスイッチが働かず、機能障害を起こしている。(分泌すべき時に分泌できない。)

    エピネフリンとコルチゾールのどちらかが高まると、オキシトシンの分泌が抑えられ、善循環が阻まれる。


    eBayが他国に拡大する際、倫理規範や趣味の良し悪しの基準の翻訳が次第に問題になった時、彼らが考え出した基準は、「あなたは自分がしている事を堂々と母親に告げられますか?」だった。

    偉人とは童心を失わぬ人なり。

    移民は短期的には社会の信頼を減らすが、彼らが同化するにつれて解消される。問題は、あまりに激しい敵意に直面した移民が分離したままになる点にある。

    オキシトシンレベルを上げる方法として、1日8回ハグをする事。善循環はハグから始まる。

    誰かと会う時、「この訪問を最高に価値のある充実したものにする為には自分は何をしたらよいか?」を問う事。その場に完全に身を置き、相手に傾聴する。

    オキシトシンが支配する共感的な人間のつながりは、信頼と愛と繁栄のカギを握っている。共感的な人間のつながりこそが、我々の追い求める善である。

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    2015年01月15日
  • 繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史

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    「昔は良かった」という人達がいるが、現在の世界は50年前に比べて格段に良くなっている。便利なものはより便利に、より安く入手・使用することができるようになった。平均寿命も延び、乳児死亡率も低下している。

    著者は自分が「合理的な楽観主義」だという。資源の枯渇や環境汚染が騒がれているが、新たな資源の可能性はいくらでもある。また環境汚染でも、排気ガスが発する有害物質は減っている。この先の世界もそう悲観するものではない。
    ということが具体的なデータを並べて示されている。


    著者は原子力発電が主力になっていくとしているが、これは東日本大震災による福島の事故から修正されるべきだろう。著者の今の考えはどうなっているのだろうか。

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    2014年11月22日
  • 繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史

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    人類の10万年史を振り返ると、近現代の生活水準の向上は驚くべきものである。現代社会の抱える恐るべき貧困でさえ、個別的な事例の悲惨さはさておき全体的な視点から見れば、過去の歴史における破局的な貧困よりはマシであるのは間違いない。ことによると我々人類がマルサスの罠に捉えられていたころの平均的な生活水準でさえ、現代人の感覚からすれば貧困状態と言っても間違いかもしれない。我々は、ともすれば、この科学技術社会を語る際に、産業革命以前の社会のノスタルジックな側面と対比しがちであるが、ノスタルジックな幻想を抱くことも多いが、「世界は常に良くなってきた」ことを、もっとキチンと認識すべきである。

    というのが、本書の主題。そこまでは文句なしに☆5の内容。そこから派生的に、「世界はこれからも良くなるだろう」という主張が繰り広げられるが、その部分は☆3かな。

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    2014年08月02日
  • 繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史

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    分業、専門化、交易が知識と情報の発展を促した。
    この本に通底する楽観論に同感。
    具体的な例を多く盛り込んでいるが、もう少し簡略化したほうが読みやすいのでは。

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    2014年03月22日
  • 経済は「競争」では繁栄しない

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    「あなたは自分がしていることを堂々と母親に告げられますか?」
    これはebayが他国に進出する時、倫理規定を考えた時に考え出した言葉である。はっとさせられる言葉である。
    コンピュータはプログラムを忠実に実行するだけだが、ヒトは何らかの意図を持ち、複雑な行動を組み合わせて何らかの結果を生む。
    海馬により短期記憶、睡眠により定着すると言われている記憶はいずれも過去のモノである。
    各種ホルモンは未来の行動の方向性、意思決定の際のバイアスであると考える。これの異常が、うつ、発達障害などや影響しているのはもはや疑いは無いだろう。
    本書が示すのは、我々の行動、特に他者へのいたわり、優しさの根源には、オキシトシンが関わっているという研究結果である。
    さらには、オキシトシンとは逆の働きをするテストステロン、そしてそれらのバランスを我々はとっているらしいという調査結果である。
    オキシトシンの分泌を増やすことも可能だ。手をつなぐ、ハグする。個人的にはメールときたま電話でもいいから、日々感謝することが大事だと思うし、そう実感する。
    我々はときたま後悔をする。その後悔もこういうホルモンのなせるワザなのかもしれない。
    後悔とは何かをなす前に出来ないから後悔なのだろうが、最初に引用した言葉を都度思い出すことで、より良い決定が出来ると信じる。

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    2014年01月04日
  • 経済は「競争」では繁栄しない

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    人の信頼関係を、小さな分子(ペプチド)で、脳の中で信号を送る神経伝達物質と、血液中でメッセージを運ぶホルモンの両方の働きを持つ「オキシトシン」に着目して、どのような時にそれが分泌されるのか、あるいはそれを注入した場合にどのような影響を与えるのか等の実験から「愛と共感」との相関を導き出し、それこそが経済を繁栄に導くと説く。

    共感あるいは信頼関係が経済活動にブラスに働くというのはパットナムの『哲学する民主主義』以降、定番とも言える言説ですが、ハグやマッサージのようなスキンシップあるいは宗教やダンスそして感動の物語でオキシトシンが分泌され共感と信頼に繋がるとの実験結果はとても新鮮で良かった。

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    2013年11月24日
  • 経済は「競争」では繁栄しない

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    信頼とか思いやりとか共感とか。主観的な感情を本気で科学した本。結論部はごく平凡にまとまっちゃった感はありますが、パプアニューギニアの部族からサンプルを採ったり、スカイダイビングをしてみたり、ユニークな実験の数々とその考察はすごく面白かったです。

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    2013年11月22日
  • 経済は「競争」では繁栄しない

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    脳科学、生物学的な知見も含めた行動経済学に興味があり、新しい社会のモデルについて知りたくなり手に取る。

    伝達物質のひとつである「オキシトシン」が信頼と共感を生み、資本主義に代わる新しい経済のあり方について研究の成果に基づいて説明している。

    オキシトシンは女性ホルモンであり、他者からの信頼を得ることで一時的に自らもオキシトシンが増加することで、利他的で非合理的な行動をとるという。

    公共財ゲームや信頼ゲームといった実験を重ねることで、特に愛情を受けて育った人、信仰の深い人は他人を信頼し幸福度が高いことが分かる。

    しかし、進化の過程で人間は生存するために、知能をもった他の生物から生き延びるために「テストステロン」といった競争を促す男性ホルモンをもって進化してきたと述べる。

    テストステロンが分泌されることでオキシトシンは分泌を抑えられるが、他人から騙されることもなく、敵対心をもつことで危険から身をまもることにもなっている。
    特にテストステロンは罰を与えることに快感をもつため、社会の秩序を保つことにも自然となっているという。

    現に、先述のゲームでも罰を与える(法を規定)することで他人を裏切ることはなく、安定した秩序を保てることも述べている。


    資本主義の限界が各方面で言われているなか、新しい経済モデルを人間の生物学、脳科学の知見を取り入れて考えることは非常に面白いと思った。

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    2013年11月10日
  • 繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史

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    マット先生の主張をまとめると「悲観主義にとらわれて萎縮するな、世界を良くするために、ただ進め!(確かに社会問題は数え切れないほどあって、悲観したくなる気持ちもわかる。だからこそ私のような人間が率先して、楽観主義者であろうと思う)」てなところ。その主張を確かなものにするために、膨大なデータと分析事例が詰め込まれており、噛みごたえはじゅうぶん。

    生まれでた限りは、どんなに些細なことでも社会を前に進める義務があると思う。勇気が出る一冊。

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    2013年10月18日
  • オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史3 帝国の緩やかな黄昏

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    三巻目はフォード大統領から最近のオバマ大統領まで。カーター大統領あたりからなんとなく記憶があるので生々しく読めた。これまでのほほんと生きてきたけど、核戦争直前の危機が何度もあったとわかって改めて驚愕。しかも概ね米国が悪いとらしい。中でもレーガンとブッシュ ジュニアが危な過ぎ。よく人類生きてるな。

    安倍首相も同類のような気がしてならないのだが。

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    2013年07月24日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    Xで誰かが「面白い」と言っていたのを見て読んでみました。
    最初の方、特に原爆と京都の話は特に興味深く読むことができた。どんどん話が深くなっていって、自分の身の周りで起こっていることって遡るとどんな偶然が重なって今に至るんだろう、とどんどん本にのめり込んでいった。
    が、途中から「話をミクロに捉えすぎではないかな、、」と思うようになった。
    当たり前だが、私たちは化学で習うようなとても小さな物質でできていて、その振る舞いによって自分の行動が変わる。そんな人間が地球にはわんさかいるのだから、ちょっとしたことが影響し合って思いもよらない結果につながっていく、というのはわかるのだが、そうすると私たちの考えること、判断することもただただ成り行き任せ、その場の偶然、で片付けられてしまう。
    そういう事例がいくつも設定されているが、マクロで見ればそういった偶然につながるような事象もたくさん打ち消しあって、自分が考えていること、やろうとしていることはある程度の確率で一本芯の通ったもの、になっているとは思う。
    全ては偶然の産物である、という考え方はミクロでみれば反論はてきないが、肝心なところを見落としている、と私は感じた。

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    2026年10月10日
  • 独裁者の倒し方―暴君たちの実は危うい権力構造

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    「独裁者ってどうやってやっつけるのかな」と思って読み始めたものの、なかなか答えは出てきません。そもそも、そんな方法が体系化されているのなら、とっくにプーチン政権はなくなっているはずです。
    本書では、権力者とその周囲の関係者が複雑に絡み合う構造が解説されています。さらに、民衆や外国など、さまざまな立場の人々と独裁者との関係も紐解いていきます。
    印象的だったのは、「独裁者もつらいよ」ということ。本書では「終わりのないランニングマシン」に例えられていますが、引退しようにもできず、亡命も容易ではない。暗殺されるリスクもつきまといます。権力を手放せば身の安全が脅かされるため、走り続けるしかない。そんな構造を知ると、独裁者がいなくなる平和な世界は、もう望めないのではないかと絶望的な気持ちになります。
    とはいえ、組織論として読むと、また違った面白さがあります。自分の所属する組織などに当てはめてみると、権力者が裸の王様と化し、周囲から正しい情報が届かなくなることで判断を誤り、組織そのものが弱体化していく。そんなメカニズムが見えてきます。

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    2026年10月09日
  • 独裁者の倒し方―暴君たちの実は危うい権力構造

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    自分の意のままに国を操る独裁者。怖いものは何も無さそう見えるが、ラットレースのように走り続け無ければ体制を維持できず、常に恐怖に怯える日々を過ごさなければならない。一般人には全く想像のつかない内容で面白かった。
    民主主義時代の日本に生まれて生活出来ていることに、改めて有り難さを感じた。

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    2026年09月27日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    人類史や世界史を違う切り口で学べ、なぜ現代が今のように形作られているか背景を理解できた。下巻も楽しみ。

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    2026年09月19日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    かなり文量があったので、興味のある章だけを拾い読み。全体的に具体なエピソードがたくさん書かれており、中でもサッカーボールがとある男性の命を救った話が興味深かった。

    「今の小さな選択なんて、たいしたことない」と思いがちだけど、その一瞬一瞬が未来を形作っている。さらに、自分の行動は自分だけでなく、知らない誰かの人生にも影響しているかもしれない。自分の選択だけでなく、偶然や他人との交差が今の自分をつくっていると思うと、人生の見え方が少し変わるかも。

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    2026年08月29日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    ゆっくり読みたい本だったが事情のため急いで読んだ

    この世界は今自然に存在する全ての事象が相互に影響しあい、要らないものなどないのではないか
    私が出かける寸前に忘れ物をして取りに戻ったその行為すら、なにかに影響を与えているかもしれない
    そう考えると面白いなあと思いつつ、一寸先は闇というか、なにが生死を分つかわからない怖さもあり、結局のところあれこれ考えたって仕方ない、なるようになるさというところに落ち着く
    本自体は少々冗長で眠くなるところもあったが色々な事例は面白かった
    もし原爆が京都に落ちていたら、私の子供はいなかったかもしれない

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    2026年08月24日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    この世は決定論に従っているのか、自由意志はあるのか、筆者は自由意志はないとし、ただ、自分の行動が世界の全てに影響すると考えている。
    少し論理が矛盾しているように感じる。

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    2026年08月19日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    偶然というものの存在について。
    世界を完全に制御することなんて不可能であって、自分自身の行動も巨大な相互作用のネットワークを通じて、未来へ影響を与えている。

    響きあうこと。今この瞬間にどう立ち振る舞って世界とどう関わっていくか。
    自分の身体と感性に集中する
    偶然の波に乗る
    無駄や余白を抱えるという強さ

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    2026年08月07日
  • 独裁者の倒し方―暴君たちの実は危うい権力構造

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     近代における独裁政治についてのわかりやすいレポートという感じで、表題にある印象とは大分乖離しているように感じた。
     独裁者が置かれている状態を細やかに解説し、いずれ最終的には破綻してしまうこと、なぜ独裁政治というものが絶えないのかについても詳細に説明している。
     地政学の知識があれば、もっと実感して理解出来るのだろうが、あいにくそのあたりの知識は薄くて、結果として隔靴掻痒な感が強かった。
     著者の主張としては独裁政治というのは、爆弾を抱えて、地雷の上で綱渡りをしているようなものだから、平和とはほど遠い。破綻が約束されているというのに、独裁者が破滅したり、亡命して国からいなくなっても、独裁政治の構造だけは残って、別の誰かが独裁者になることは多分にあるという。
     危うく権力構造は脆弱で均衡に欠くと書きながら、存外と長く続くそれや、長命な独裁者の存在を例に挙げたりするので、なんかこう……アンビバレントだなあと、モヤつく部分もあった。
     わりとだらだらと事例というかレポートが続く感じなので、読んでいると中だるみを覚える。著者の主張は最終章である9章にぎゅっとつまっているので、こちらを先に読んだ方が理解が早いかもしれない。
     時代は変化する。あたらしい技術は、新しい体制の基礎となって過去に有効だった前提自体が通じなくなっている。その事実を踏まえての臣民の目という古くも新しいギアがこれからは重きを成すだろうという、割と楽観的な主題だったんじゃないかな?

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    2026年08月02日