柴田裕之のレビュー一覧
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「時間がない」と感じながら、気づけばSNSや細かいタスクに追われて一日が終わっている——そんな日々に心当たりがある人に、ぜひ手に取ってほしい一冊です。
『TIME SMART』は、「お金」ではなく「時間」に注目し、私たちの幸福の正体を科学的にひも解きます。本書が突きつけるのはシンプルな事実です。お金は取り戻せるが、時間は取り戻せない。そして、時間に追われる「タイム・プア」の状態は、健康や幸福に深刻な影響を与えるということです。ドキッとさせられます。
特に印象に残ったのは、「お金で時間を買う」という発想です。家事の外注や時短サービスを使うことにためらいを感じがちですが、本書はそれを“人生の質 -
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生物的、制度的、心理的などの側面からなぜ権力を持つ人が腐敗しやすいのかを明らかにしていく。
「神の目」が腐敗を防ぐ。しかし「神の目」を設定するのは権力者であり、それを設定させることができるのだろうか?トランプさんは悪人だと私は思う。けど彼を制する「神の目」を誰がどうやってせっていするのだろうか?
一般社会への監視の目は強くなる一方で、上位層にいる人たちへの監視は果たしてどうなんだろうか。
会社を考えた時もそうだ。
隣近視との付き合いの大切さや宗教が役立つ意味などまで考えが広がっていく。
隣近所や村が共同体として生きていた時代の日本は、相互監視が成立していたと思うが、それが腐敗の抑制に役に立っ -
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人間の行動を決めるもの、存在を決めるもの、意思を決めるもの、状況を決めるもの、いろんなことは「偶然」に支配されている。
偶然とは、人が自分でコントロールできないもの、という意味で使っているようだ。
複雑系におけるほぼカオスの縁。人は実は常にそこにいる。
自分でコントロール出来ないものは、歴史でもあり空間でもあり、あらゆる関わりであり得る。
人が世の中を理解する様々な手段は所詮、モデル、経験であり、シンプルなものは常に誤っており、複雑なものは役に立たないのが現実だ。
本書ではさまざまな「偶然」の具体例を挙げている。
かなり面白く読める。
最後の方よく繋がりがわからなくなって来 -
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Posted by ブクログ
社会学・生物学・考古学などの視点から、人類史を広いスケールで読み解いていく一冊。
「人とは何か」を考えるのが好きな人にとっては、世界の解像度が一段上がるような内容だと思う。
軽い気持ちで人におすすめできる本ではないが、こういう本が存在し、それが広く知られていること自体には、とても意味があると感じる。
現在の常識や倫理、人権やコンプライアンスは、歴史の中で見ればごく最近のものに過ぎない。
膨大な時間軸の中で見たとき、我々ホモ・サピエンスの本来の生き方から、かなり遠いところまで来ているのだと実感する。
この先の未来は、本質は変わらないまま進んでいくのか、それとも都合よく変わっていくのか。
そ -
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Posted by ブクログ
つい感情にとらわれて考えがちな「死」「自殺」といったテーマについて、感情を排し、徹底的に論理で考察している点は興味深い。
自殺も場合によっては必ずしも悪いことではない、という考えは、社会的に反発を受けかねないが、合理性の観点で多少うなずける部分もあった。現にスイスなど、安楽死を認めている国もあるし。
(個人的には、内容が少し回りくどいと感じる点も多かったが、、)
少し話は逸れるが、死や自殺だけじゃなく、世の中には、考えるときに感情が付随しやすい物事がたくさんある(お金、人間関係、仕事など)。それらもあえて論理で考える習慣をつけると、俯瞰力が鍛えられ、余計なストレスを減らし、生きることがよ -
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Posted by ブクログ
より悪質な人が権力を掌握するのか?、権力が人をより悪質にするのか?、私たちはなぜ自らを、明らかに支配権を握らせるべきではない人に支配させるのか?といった問いを命題として権力の腐敗について述べた本。各章の結論めいた部分にたどり着くまでのエピソードが冗長に感じられ、なかなか要点のわかりづらい構成だった。
腐敗しやすい人は権力に引きつけられ、権力を手にするのが得意であることが多い。汚れた手(目的のために清濁併せ呑む覚悟)、学習(人間心理の急所を突く学習)機会(善人が躊躇する一瞬の隙)、精査(他者を監視し、自分の化けの皮を剥がされないように計算する能力)
という4つの要因のせいで、人は権力を持つと実際