柴田裕之のレビュー一覧

  • オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史3 帝国の緩やかな黄昏

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    三巻目はフォード大統領から最近のオバマ大統領まで。カーター大統領あたりからなんとなく記憶があるので生々しく読めた。これまでのほほんと生きてきたけど、核戦争直前の危機が何度もあったとわかって改めて驚愕。しかも概ね米国が悪いとらしい。中でもレーガンとブッシュ ジュニアが危な過ぎ。よく人類生きてるな。

    安倍首相も同類のような気がしてならないのだが。

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    2013年07月24日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    ネタバレ

    はじめに

    本書を読み終えたとき、私はまず「偶然」を単なる例外ではなく、世界の基本構造として捉え直すことになるだろう。努力や意思決定を否定する本ではない。むしろ、私たちが自分の人生を「自分で完全に選んでいる」と思い込みやすいことへの、静かだが強い異議申し立てとして読んだはずだ。

    認知の偏り

    特に印象に残るのは、人間の脳が世界を正確に写し取るのではなく、少ないエネルギーで素早く判断するために、差分や異常を拾うようにできているという視点だ。これは認知の歪みであると同時に、生存のための合理性でもある。私たちは世界を「正しく理解する」より先に、「すぐ動けるように理解する」ようにできているの

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    2026年07月04日
  • 独裁者の倒し方―暴君たちの実は危うい権力構造

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    一旦独裁政権を手にすると、そこから円満に降りることは難しいし、それを倒すことにどんな困難があるか、できるとしたらどんな手段があるか。

    言ってることは、ちょっと考えればそうだよね、って言うことばっかり。
    散りばめられた具体的なイベントが面白い。少なくとも日本でのんべんと生活していれば聞いたこともないような国で、こんなんことが起きていたのかと。報道されない、情報に触れない世界は、ないのと同じと言うことを改めて知る。

    文章が、婉曲的すぎてちょっと読みづらい。

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    2026年07月01日
  • 独裁者の倒し方―暴君たちの実は危うい権力構造

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    新聞の書評を読み興味が湧き、積読リストに入れていた本です。

    まず、世界にはこれほど多くの独裁国家が存在するのかと驚きました。
    本書は、独裁者がどのように権力を握り、人々を支配していくのかをたくさんの事例と共にに示されていて、その残虐性に気が重くなりました。
    独裁者になると、やるかやられるかの世界だから、必然的にそうならざるを得ない。さらに、人を信用できなくなり、精神を患うことも多く、読めば読むほど独裁者のデメリットが多くて驚きました。

    また、独裁者の話とはちょっと違うけど印象深かったのは、監視用ソフトウェアがイスラエルで開発され、外交戦略として各国に販売されているという事実でした。販売の可

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    2026年06月30日
  • なぜ悪人が上に立つのか―人間社会の不都合な権力構造

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    ネタバレ

    「なぜあんなヤツが偉くなるのか」

    組織に属する多くの人が一度は抱くこの素朴な疑問にブライアン・クラークスは実証的な検証をしている。権力と腐敗の関係を心理学、進化生物学、人類学といった多角的な視点から分析した労作。ありとあらゆる分析はさすがと言えるし、あまりに書きすぎて冗長に思われることもあるだろう。

    2007年に読んだ 山極 寿一 の書いた 『暴力はどこからきたか 人間性の起源を探る 』でも 面白い事が書かれてあった。あれは人間もサルだよね、じゃあサルの世界で暴力の起源をみてみようというような書かれ方でチンパンジーとボノボを相対的に取り扱った事で見えてくるものがあった。

    さて、

    本書の

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    2026年06月27日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

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    読者ターゲットが広すぎて前提の部分の話がメインになっていた。
    「死」に対しての捉え方に、様々な手法を紹介しているものの、もっと著者自身の主張の部分を知りたかったように思う。少し大衆用になりすぎていたかな。
    まだ自分が若いからか、幸運からか幾つかの論点に関しては興味のない論点もあり、また年を取ってから読むと面白いと思う。
    サブタイトルにある「どう生きるべきか」の部分は思ったより語られておらず最後のほうに載ってある。
    ちょっとだけ面白かったのは、死を扱っている作者が全ては消えゆくものと断定せず、後世に何かを残すことに生の価値を見出していたことが意外だった。
    そこはペシミズムに捕らわれず、生きる目標

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    2026年06月16日
  • 独裁者の倒し方―暴君たちの実は危うい権力構造

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    独裁者が様々な脅威に晒され、安全に退くことも極めて困難であるからこそ、「降りることのできないランニングマシン」のように体制が維持されていく。また、もし独裁者が失脚したとしても、政権交代に当たっては内戦のリスク、再び別の独裁者が生まれるリスクがあり、民主的な政権に代わる可能性は低い。
    これまでの事例を基に独裁体制を論理的に分析されていて興味深かったが、独裁体制というシステムでは、指導者がエリート層と軍をアメとムチでいかにコントロールするかが極めて重要であり、国民に関心を向ける動機が生じにくい。読む程に民主制を維持することがいかに大事かを痛感した。
    この本の後半では、タイトルの通り独裁者の倒し方が

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    2026年06月14日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    「私たちは何もコントロールしていないが、あらゆることに影響を与えている」
    このフレーズが本書の主張であり、論拠になる歴史や、所謂自己啓発の矛盾を指摘することでそれを示す。
    この本を読んでも人生はなんでもできるとか、何処にでも行けるという勇気は得られない。しかしこの世界はコントロールは出来ないが、思いもしない偶然が私たちに驚きを与え、また自分も与えるという小さな確信を与えてくれる

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    2026年06月09日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    なかなかな読み応えのある本でした。
    ものすごく簡単にいうと、「この世はすべて偶然の積み重ねである」という話です。
    最後の愛犬ゾロへの感謝の言葉が、全てのような気がします。
    一瞬、一瞬を大切に。
    結局、最後、だいじなことは犬から教えられた(笑)

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    2026年06月08日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版

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    かなり難しかった。。
    「完全翻訳版」は、「日本縮約版」よりも、第2〜7講が追加になっていて、追加された方がおもしろいかも。。と、こちらを読んでみたが、実際は第8講以降(特に、11.12.13が面白かった)を読むのがよかったなーと思うので、「日本縮約版」でよかったかな。。。

    とにかく、ややこしい。。。
    そりゃ、「哲学」の分類だから、おいそれと簡単にわかるわけはなく。
    でも、「なぜ、死を恐れるのか」は、腑に落ちた気がする。

    『人生は、何もしないには長過ぎるが、何かするには短過ぎる。』
    ああ、たしかに。
    ただ、その「何か」ってなんだろうなー。。って気にもなる。
    著者のように学問を教えるとか、本を

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    2026年06月07日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    世界中全てに分布する、僕たちホモ・サピエンスの全史。
    一言で言うと面白い。

    取るに足らない、特別でもない、そんなご先祖さまがいかにして生物の頂点とも言える今に至ったかの話。

    もう関心しきりだった、自分が知らなすぎた部分が多いだけかもしれないが...知恵がまわるし、数多いし、残虐だし、人類は地球の特異点。それらの理由についても語ってあり納得。これは著者の論考?

    前半部分はスルスル読めたけど、後半は睡眠導入剤みたいになった。取りこぼしがないように、著者が色んな例を用いて、細かく説明してくれたからだと思う。

    よく言えば読者を置いていかない本かな。

    下巻も読む。そのうち。

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    2026年06月06日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版

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    ソクラテスなど過去の哲学者に果敢に挑むスタンス。たとえが多すぎて分かりにくかった。
    あ、分かりにくくて良いのか。
    自分で考えろ
    なんで

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    2026年05月30日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

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    情報は武器ではなく、人々を繋ぐネットワークの構築手段です。しかし、秩序維持や権力を優先すると、官僚制や宗教組織のように「誤りを認めない不謬性」が生まれ、現実との乖離が始まります。以前は情報を単なるツールと捉えていましたが、印刷機が魔女狩りを広めた歴史や、AIが分断を招く現状を知り、技術をどう制御するかの重要性を痛感しました。
    大切なのは、人間もAIも完璧ではないと認め、誤りを正し続ける「自己修正メカニズム」を機能させることです。組織のKPIや目先の秩序に固執しすぎると、本来の目的を見失いかねません。常に現場の声に耳を傾け、自発的な違和感を拾い上げる。既存のルールを疑い、柔軟に軌道修正を図る姿勢

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    2026年05月15日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    私たちは複雑でランダムで多様な不確実性の中にいる。
    「私」もまた不確実である。
    不確実であるほど、多様性が必要であり、その多様性の不確実性を受け入れる必要がある。

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    2026年05月10日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

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    上巻では、「人類がいかにして地球の覇者になったか」をテーマにサピエンスの歴史に迫っている。
    下巻では、「ヨーロッパ人(白人・アリーア人)がいかにして世界を征服するに至ったか」をテーマにしている。

    前提として、歴史というのは決定論では説明できないし、混沌としているから予想できるものではない。
    歴史はいわゆる二次カオスである。一次カオスは、たとえば天気である。天気は無数の要因に左右はされるものの、その構造は複雑ではなく予想することは可能。
    それに対して二次のカオスとは、複雑であり過ぎるため予想することは決してできない(バタフライ効果ともいう)。歴史に加え株式市場も二次カオスである。

    それでは、

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    2026年05月08日
  • TIME SMART(タイム・スマート)―お金と時間の科学

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    「時間がない」と感じながら、気づけばSNSや細かいタスクに追われて一日が終わっている——そんな日々に心当たりがある人に、ぜひ手に取ってほしい一冊です。

    『TIME SMART』は、「お金」ではなく「時間」に注目し、私たちの幸福の正体を科学的にひも解きます。本書が突きつけるのはシンプルな事実です。お金は取り戻せるが、時間は取り戻せない。そして、時間に追われる「タイム・プア」の状態は、健康や幸福に深刻な影響を与えるということです。ドキッとさせられます。

    特に印象に残ったのは、「お金で時間を買う」という発想です。家事の外注や時短サービスを使うことにためらいを感じがちですが、本書はそれを“人生の質

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    2026年04月28日
  • なぜ悪人が上に立つのか―人間社会の不都合な権力構造

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    生物的、制度的、心理的などの側面からなぜ権力を持つ人が腐敗しやすいのかを明らかにしていく。
    「神の目」が腐敗を防ぐ。しかし「神の目」を設定するのは権力者であり、それを設定させることができるのだろうか?トランプさんは悪人だと私は思う。けど彼を制する「神の目」を誰がどうやってせっていするのだろうか?
    一般社会への監視の目は強くなる一方で、上位層にいる人たちへの監視は果たしてどうなんだろうか。
    会社を考えた時もそうだ。

    隣近視との付き合いの大切さや宗教が役立つ意味などまで考えが広がっていく。
    隣近所や村が共同体として生きていた時代の日本は、相互監視が成立していたと思うが、それが腐敗の抑制に役に立っ

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    2026年04月27日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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     人間の行動を決めるもの、存在を決めるもの、意思を決めるもの、状況を決めるもの、いろんなことは「偶然」に支配されている。
     偶然とは、人が自分でコントロールできないもの、という意味で使っているようだ。
     複雑系におけるほぼカオスの縁。人は実は常にそこにいる。
     自分でコントロール出来ないものは、歴史でもあり空間でもあり、あらゆる関わりであり得る。
     人が世の中を理解する様々な手段は所詮、モデル、経験であり、シンプルなものは常に誤っており、複雑なものは役に立たないのが現実だ。

     本書ではさまざまな「偶然」の具体例を挙げている。
     かなり面白く読める。

     最後の方よく繋がりがわからなくなって来

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    2026年04月22日
  • 独裁者の倒し方―暴君たちの実は危うい権力構造

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    たくさんの国の独裁者が出て来る
    皆周りからの脅威を感じていて残虐な行為をしてしまう心理
    転覆すると自分の命が危ないという危機感

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    2026年04月17日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    人生はなぜ思い通りにならないのか。すでに起こったことに対して説明することはできるが、それが決定的に原因と言うことはできるのか。

    この世界は、運命は最初から決められたものであるという決定論的なのか、それとも非決定論的なのか。そして、そこに私たちの自由意志はあるのか。

    本書では、個人の人生から世界的な出来事についてのいくつもの事例を見ながら、わたしたちがどのようにつくられて来たのかを考察していく。

    今生きているわたしたちは、宇宙の誕生から延々と続いて来た宇宙全体の歴史の一部であるということを感じさせてくれる一冊だった。


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    2026年04月14日