柴田裕之のレビュー一覧

  • マシュマロ・テスト 成功する子、しない子

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    著者は長年子どもの行動から自制能力の発達について研究されていた方で、タイトルはその研究で使われたテスト方法からきています。
    子どもの育て方の参考になればと思い読みましたが、自分自身にとって参考になることが多く、特に「今を冷却して将来を加熱する」という自制の方法は使ってみようと思いました。

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    2015年07月18日
  • マシュマロ・テスト 成功する子、しない子

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    小さな子どもの時から、
    人は自制する事ができる子と出来ない子がいて、
    その結果、人生にどのように影響があるかを書いた本。

    考えされられた。

    我慢することは、大人でも難しいことである。

    それを幼少のころに身につけていれば、成功する確率はあがるだろう。
    本書はその事を半世紀の調査で実証したといえる。


    内容(「BOOK」データベースより)
    『マシュマロをすぐ1個もらう?それとも我慢して、あとで2個もらう?』これは、行動科学で最も有名なテストのひとつマシュマロ・テストである。このテストの考案者である本書の著者ウォルター・ミシェルは、マシュマロを食べるのをがまんできた子・できなかった子のその後

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    2015年06月28日
  • マシュマロ・テスト 成功する子、しない子

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    ネタバレ

    「今マシュマロを一つもらうか、しばらく待って二つもらうか」

    我々の意思決定には辺縁系を中心としたホットなシステムと前頭前野を中心とした認知的なクールなシステムがある(という二律背反構造をモデル化したものはセイラー以来、多数あるが、やはり代表的なのはカーネマンか)。
    未就学児童に対するマシュマロ・テストで、クールなシステムを働かせて待つことができる能力とその後の人生の成功との間には強い相関がある

    ただし、この能力は持って生まれたものではあるが、その後のトレーニングによって強めることもできるし、場合によっては(自制心があるはずのクリントンがモニカ・ルインスキーとの事件を起こしたように)ホットな

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    2015年06月22日
  • オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史3 帝国の緩やかな黄昏

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    訳はいまいちだったが、公に語られてこなかったアメリカの歴史がよく分かった。改めてアメリカへの見方が変わった。

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    2015年06月02日
  • 経済は「競争」では繁栄しない

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    ネタバレ

    人間の道徳的な行動のカギはオキシトシンという化学伝達物質。平均的に女性の方が多い。

    オキシトシンを増やすには、信頼を込めて人と接するだけでよい。それだけで相手はオキシトシンが急増する。

    自然界では、環境からのシグナルによって、リラックスして安全な事がわかるとオキシトシンが急増する。

    オキシトシンの分泌が促されると、今度は快感を生じさせるドーパミンとセロトニンが分泌される。セロトニンは不安を減らして気分をよくする効果があり、ドーパミンは目標志向行動や衝動、強化学習に関わっている。

    「共感」はオキシトシンレベルの上昇と直結している。

    信頼されるとオキシトシンレベルが上がり、より信頼される

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    2015年01月15日
  • 繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史

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    「昔は良かった」という人達がいるが、現在の世界は50年前に比べて格段に良くなっている。便利なものはより便利に、より安く入手・使用することができるようになった。平均寿命も延び、乳児死亡率も低下している。

    著者は自分が「合理的な楽観主義」だという。資源の枯渇や環境汚染が騒がれているが、新たな資源の可能性はいくらでもある。また環境汚染でも、排気ガスが発する有害物質は減っている。この先の世界もそう悲観するものではない。
    ということが具体的なデータを並べて示されている。


    著者は原子力発電が主力になっていくとしているが、これは東日本大震災による福島の事故から修正されるべきだろう。著者の今の考えはどう

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    2014年11月22日
  • 繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史

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    人類の10万年史を振り返ると、近現代の生活水準の向上は驚くべきものである。現代社会の抱える恐るべき貧困でさえ、個別的な事例の悲惨さはさておき全体的な視点から見れば、過去の歴史における破局的な貧困よりはマシであるのは間違いない。ことによると我々人類がマルサスの罠に捉えられていたころの平均的な生活水準でさえ、現代人の感覚からすれば貧困状態と言っても間違いかもしれない。我々は、ともすれば、この科学技術社会を語る際に、産業革命以前の社会のノスタルジックな側面と対比しがちであるが、ノスタルジックな幻想を抱くことも多いが、「世界は常に良くなってきた」ことを、もっとキチンと認識すべきである。

    というのが、

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    2014年08月02日
  • 繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史

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    分業、専門化、交易が知識と情報の発展を促した。
    この本に通底する楽観論に同感。
    具体的な例を多く盛り込んでいるが、もう少し簡略化したほうが読みやすいのでは。

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    2014年03月22日
  • 経済は「競争」では繁栄しない

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    「あなたは自分がしていることを堂々と母親に告げられますか?」
    これはebayが他国に進出する時、倫理規定を考えた時に考え出した言葉である。はっとさせられる言葉である。
    コンピュータはプログラムを忠実に実行するだけだが、ヒトは何らかの意図を持ち、複雑な行動を組み合わせて何らかの結果を生む。
    海馬により短期記憶、睡眠により定着すると言われている記憶はいずれも過去のモノである。
    各種ホルモンは未来の行動の方向性、意思決定の際のバイアスであると考える。これの異常が、うつ、発達障害などや影響しているのはもはや疑いは無いだろう。
    本書が示すのは、我々の行動、特に他者へのいたわり、優しさの根源には、オキシト

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    2014年01月04日
  • 経済は「競争」では繁栄しない

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    人の信頼関係を、小さな分子(ペプチド)で、脳の中で信号を送る神経伝達物質と、血液中でメッセージを運ぶホルモンの両方の働きを持つ「オキシトシン」に着目して、どのような時にそれが分泌されるのか、あるいはそれを注入した場合にどのような影響を与えるのか等の実験から「愛と共感」との相関を導き出し、それこそが経済を繁栄に導くと説く。

    共感あるいは信頼関係が経済活動にブラスに働くというのはパットナムの『哲学する民主主義』以降、定番とも言える言説ですが、ハグやマッサージのようなスキンシップあるいは宗教やダンスそして感動の物語でオキシトシンが分泌され共感と信頼に繋がるとの実験結果はとても新鮮で良かった。

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    2013年11月24日
  • 経済は「競争」では繁栄しない

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    信頼とか思いやりとか共感とか。主観的な感情を本気で科学した本。結論部はごく平凡にまとまっちゃった感はありますが、パプアニューギニアの部族からサンプルを採ったり、スカイダイビングをしてみたり、ユニークな実験の数々とその考察はすごく面白かったです。

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    2013年11月22日
  • 経済は「競争」では繁栄しない

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    脳科学、生物学的な知見も含めた行動経済学に興味があり、新しい社会のモデルについて知りたくなり手に取る。

    伝達物質のひとつである「オキシトシン」が信頼と共感を生み、資本主義に代わる新しい経済のあり方について研究の成果に基づいて説明している。

    オキシトシンは女性ホルモンであり、他者からの信頼を得ることで一時的に自らもオキシトシンが増加することで、利他的で非合理的な行動をとるという。

    公共財ゲームや信頼ゲームといった実験を重ねることで、特に愛情を受けて育った人、信仰の深い人は他人を信頼し幸福度が高いことが分かる。

    しかし、進化の過程で人間は生存するために、知能をもった他の生物から生き延びるた

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    2013年11月10日
  • 繁栄 明日を切り拓くための人類10万年史

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    マット先生の主張をまとめると「悲観主義にとらわれて萎縮するな、世界を良くするために、ただ進め!(確かに社会問題は数え切れないほどあって、悲観したくなる気持ちもわかる。だからこそ私のような人間が率先して、楽観主義者であろうと思う)」てなところ。その主張を確かなものにするために、膨大なデータと分析事例が詰め込まれており、噛みごたえはじゅうぶん。

    生まれでた限りは、どんなに些細なことでも社会を前に進める義務があると思う。勇気が出る一冊。

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    2013年10月18日
  • オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史3 帝国の緩やかな黄昏

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    三巻目はフォード大統領から最近のオバマ大統領まで。カーター大統領あたりからなんとなく記憶があるので生々しく読めた。これまでのほほんと生きてきたけど、核戦争直前の危機が何度もあったとわかって改めて驚愕。しかも概ね米国が悪いとらしい。中でもレーガンとブッシュ ジュニアが危な過ぎ。よく人類生きてるな。

    安倍首相も同類のような気がしてならないのだが。

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    2013年07月24日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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    ネットワーク、インターネット、AIにより文明が高度化していくほど、破滅に向かわないように、人類社会としての自己修正メカニズムが求められるようになる。エイリアン・インテリジェンス。

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    2026年04月10日
  • TIME SMART(タイム・スマート)―お金と時間の科学

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    必要なのは【p177】
    TIME Smartな体制のチェック。
    タイムプアからの脱却。

    ①なぜそれをするのかを問う。
    ②余暇(余白)の確保。
    ③意図を持つ。

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    2026年04月05日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

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    制御できない大きな力(宗教、AI、…)は呼び出すな。魔女狩りの話。情報・ネットワークの歴史の振り返り。上巻はAIそのものの話はそんなに無かった。長くてヘビー。

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    2026年04月09日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

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    死について。良い/悪いという2軸での検討は面白い。自身のなかで、生が善悪の2つを孕む同時性を有する…という点とは繋がりそうに思う。

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    2026年04月02日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    社会学・生物学・考古学などの視点から、人類史を広いスケールで読み解いていく一冊。
    「人とは何か」を考えるのが好きな人にとっては、世界の解像度が一段上がるような内容だと思う。

    軽い気持ちで人におすすめできる本ではないが、こういう本が存在し、それが広く知られていること自体には、とても意味があると感じる。

    現在の常識や倫理、人権やコンプライアンスは、歴史の中で見ればごく最近のものに過ぎない。
    膨大な時間軸の中で見たとき、我々ホモ・サピエンスの本来の生き方から、かなり遠いところまで来ているのだと実感する。

    この先の未来は、本質は変わらないまま進んでいくのか、それとも都合よく変わっていくのか。

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    2026年03月31日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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    ようやく下巻。下巻では、AIによる情報ネットワークが人知を超えてしまうことで、さまざまな弊害が起きており、それを防ぐには、AIにも自己修正メカニズムが必要と解く。
    神や天皇のような絶対的な無謬性を持った存在がいるからこそ人間はその下で平等に扱われ、民主主義が根付いた、とものの本で読んだことがあったが、AIは人間が作り出した技術にも関わらず理解できないものになり、それがポピュリスト政党やカリスマ的な指導者を生み出している原因になっている、という見解は興味深かった。

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    2026年03月24日