柴田裕之のレビュー一覧

  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    文章はとても読みやすい、がしかし、とても長かった。
    偶発性と収束性、収束的に見えるが偶発的なのが現実。
    ヘンリー・ルイス・スティムソン陸軍長官が京都都ホテルに泊まっていなければ今の京都は存在しない。
    一方で悲劇的な長崎の例もある。
    これは偶然以外の何者でもない。

    映画『スライディング・ドア』を例に、偶然の巡り合わせの重要性に触れている。

    カオス理論の様にわずかな調整、違いだけでも予測不可能になりうる。天気予報ですら2週間先は予測不可能。決定論とは食べ合わせが普通に考えても悪い。

    大腸菌の例では、人間は神のようにポーズボタンや、巻き戻しもできる。そんな中でも偶発的に新たな長期進化実験はとて

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    2026年08月13日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    一度挫折し、何度もおすすめされ、、どう考えても興味のある中身であることが明確になり再読。面白すぎた。差別、ヒエラルキー、神話、宗教。この辺りの学びは、なぜ今まで学ばなかったのか……と悔しくなるほど。なんて興味深い生き物なんだ、ホモサピエンス。知れば知るほど、ここに、真理が詰まってる。

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    2026年08月09日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    人類が、どのように進化し、どのように社会や国を構成してきたのか、その背景がよく分かった。

    地球史や生物学史的に見れば、サピエンスが社会や国を構成し始めたのはほんの最近のことで、生物学的な進化がそれに追いついていないという話はとても興味深い。
    それは、生物学的な追いつきもそうだが、近年の社会の急激な変容に対して思考が追いつかない(多様性の尊重、パワハラ、セクハラなど)のも似たようなことが起こっているように感じた。

    農耕革命の文脈では、それまでの狩猟採集生活から、労働の負担や階級の創出、疫病のリスクが生まれたという観点はとても面白い。
    生活を豊かに、食糧を楽に安定的に確保するために畑を耕し作物

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    2026年08月07日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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    人類は情報を必ずしも真実として扱うのではなく、秩序を立てる、あるいは維持するために活用してきた。例えば、貨幣、国家、宗教など。これらについて著者は「共同主観的現実」と呼び、水は水素分子と酸素分子からできているといった事実と区別している。そしてこの共同主観的現実を形作る能力がホモ・サピエンスを地球上で優位な種となる原動力となったと指摘している。著者は、この「共同主観的現実」が人間ではなく  AIが形作るという、今まで人類が経験したことのない時代がいまや今やすぐそこに来ているという。
    ここで著者は、自己修正メカニズムという考えを提示する。例えば、聖書や共産主義、全体主義などは自己修正メカニズムがな

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    2026年08月07日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    ネタバレ

    小説が好きなのは、プロットがしっかりしていて、予期せぬことご起きても、それは伏線があり、回収されただかだと思うと、スッキリしたり、愕然としたりする。
    それに対して、現実は筋書きはないし、本当に予期せぬことが起きる。想定したようにならないことが、いくつもの偶然によってカオスになっていく…文章で書くと混沌しか描けないが、だからこその彩を感じ、この本を読む前と後では世界が違って見える。
    正直、全くわからないところもあり、読むのに時間がかかったが、これは何度でも捲り返したい。

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    2026年08月03日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    なんと素晴らしい内容だろう。この一冊を書き編んでくれた全ての人に感謝したい。新たに買い足し、家族に贈ろうと思う。

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    2026年07月30日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    面白い話多いけど抽象的なので読むの時間かかる
    神話の話は目からウロコだった、あと社会的な属性って人間が全部作り出したものなんだって思ったらだいぶ生きるの楽になってきた

    男らしさ女らしさ、消費主義ロマン主義とかめちゃくちゃ現代の我々はそれに振り回されてるけど、実際は時代や文化によって変わるからそこまで気にしなくていいんだな。生きたいように生きよう

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    2026年07月28日
  • 「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

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    ネタバレ

    社会に出てから、XだからYであると行った一次関数的な要因と結果の関係性が過度に強調されすぎていることに違和感を感じていた。
    単純明快で理解しやすい構図が好きではない。そこまで世の中は単純化できないのに人間が理解しやすいように整理されすぎている自己啓発本に対する嫌悪感もこの違和感に起因していたと思う

    だからといってあまりにも決定論すぎる考えもいかがなものかと思い自分が抱いているこのモヤモヤの解決に一歩近づけたらと思って手に取った。

    冒頭はあらゆる事象から「ランダム性」をとき、私たちがコントロールできると信じている事柄が本来はどれだけコントロールができないことであるかということを論じていた。

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    2026年07月25日
  • NEXUS 情報の人類史 上 人間のネットワーク

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    ネタバレ

    「情報」を取り扱った本。

    物語
    ・「物語」がホモ・サピエンスを霊長類たらしめた
    ・「宗教」は代表的な「物語」

    ・物語⇔官僚制(トップダウン、索引)
    ・クラーマーの『魔女への鉄槌』

    ツール革命
    ・文書→活版印刷→電信・ラジオ・電話→インターネット→AI

    誤り
    ・民主主義⇔社会(全体)主義→不過謬

    ・知能≠意識

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    2026年07月26日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    私たち、ホモサピエンスの歴史を客観的にみていて面白い。
    人類は虚構(法律や紙幣、宗教、国)を信じることで発展してきた。
    私が生きているこの環境も虚構で成り立っている。この虚構を信じることで生活ができている。
    でも生物学的に見ると、存在することのないもの。

    自分が正しいと信じていた価値観でさえも、覆りそうな考え方にさせられる一冊。

    あと、この本を読んでから、
    周りの人たち全員同じホモサピエンスだよね、みたいな考え方になれるので、ちょっと生きやすくなった。

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    2026年07月23日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

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    人間としての価値基準が変わるぞ。

    世の中を見る目が変わる。
    人生について考え直す機会をくれる。

    本当に難しい本だった。

    けど、今はAIがある。

    わからない話や背景、表現はAIに投げて答えをもらいしっかりと自分に落とし込む。

    長い時間をかけてじっくり味わってモノにしてほしい。

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    2026年07月15日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

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    上下巻を通読。こんないかにも難しそうな本を読む人はどんな人なのだろうね、と思っていたけど...これは面白い。
    まさに人類のハイライトですね。

    長い本だけど、泣く泣く削った部分とかあったんだろうなぁ...もっと色々書きたかったんだろうなぁ...と勝手に想像できる。全然違うかもしれないけど。

    世界中の見方は正直変わらないのだろうけど、本質のようなモノを抽出して言語化できる著者は見えてる世界が違うのはよく分かった。
    難易度みたいなものは特に高くない、普段使いしない漢字をめっちゃ繋げて使用してくるくらい。

    ある程度、本を読む人には文句無しに勧められる。
    翻訳本は読むの疲れる。

    ホモデウスは読む

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    2026年07月06日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

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    本書は、死についての答えを与えてくれる本というより、「死」を入り口に哲学の面白さを体験させてくれる本だった。

    特に印象的だったのは、「私とは何か」「死はなぜ悪いのか」といった、一見当たり前に思える問いを徹底的に掘り下げていく姿勢だ。

    私は、死そのものが怖いというより、恋人との時間や、まだ出会っていない本や映画など、未来の可能性を失うことを惜しいと感じていることに気づいた。

    また、本書を通じて、私の直感と論理は必ずしも一致しないことにも気づかされた。死後には私が存在しないのだから死を恐れるのはおかしいのかもしれない。それでも、別れは悲しく、死を惜しいと思う。

    そうした答えの出ない問いを考

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    2026年07月01日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

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    すごく面白かった。
    一見するととても難しそうなテーマだけれど、読み進めるのにそこまで苦にならないのは、内容を論理的に噛み砕いて説明してあるからかなと。
    変に強い思想が入りすぎることなく、自然科学も宗教も全てフラットに評価し解説している点がとても好きでした。
    これまでの歴史で判明している事柄や予測される事象、これからの人類に考えられる可能性まで、本当に一貫してひたすらフラットに話しているような印象でした。私が理解しきれていないだけかもしれませんが。
    特に宗教や神話について、一般的にそれに対して求められる事を踏まえつつも、ひとつの文化やあくまで物事を捉えるひとつのアプローチとして説明してあるのが個

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    2026年06月26日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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    歴史学者ハラリの描くAI脅威論に関する本書、下巻だけ読みましたが大変面白いです。技術者の感覚的な議論と異なり、歴史に基づく地に足ついた議論とロジックが構築されているので、説得力が全く違いますね。
    ハラリはAIを「artificial intelligence(人工知能)」ではなく、「alien intelligence(異質の知能)」と名付けた方が良いと論じていますが、人類が理解できる範疇ではない無機的なアルゴリズムが現れた事によって起こるリスクを諸々論じています。
    ただ、タイトルのNexusは「繋がり」という意味。情報によって人類が繋がり、良くも悪くも変化してきた歴史を踏まえつつも、新たなア

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    2026年06月22日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    おもしろい。自分がよく考えている幸せについての答えまでとはいかなくとも最適解を得られた気がした。
    歴史を学んでいけるのも面白いが、そこから今の人類は、人が作り上げた物の中から幸せを感じるもの、成功というものを作り上げているのではないかと思う。
    社会的真実と自然的真実の違いは自分からしたらとても驚きでこの二つは混ざり合い、人生の幸せとはなにか?という問いの時にこれが混ざってしまうことが多い。そして社会的真実だけを考え人の考えが正しいと思ってしまうことをあると思う。
    この本を読むことでそのような考えは人が作り出したものなんだと分かることができる。

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    2026年06月14日
  • ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来

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    現代分析から、近い将来の予測まで。

    「人間至上主義」によって、一人ひとりの内面の重要性や平等性が成り立っていること。

    知能と意識が切り離され、知能についてはAIが人間を上回ることにより、社会にとって人間が本質的に不要になっていくという流れ。

    人間至上主義から「データ至上主義」が台頭してきている。
    世界のありとあらゆる情報をインターネットに繋ぐことで、人間には処理しきれない情報をAIが深く解析して何かしらの出力に繋げる。それに誤りが含まれていたとしても、人間より確からしさが上回るのであれば重用される。
    自然の各種情報、各人の健康情報や心象をデータとしてAIに渡すことにより、自分自身について

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    2026年06月10日
  • サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福

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    人類史というと専門的で固く聞こえるが、実際読んでみると人類の誕生から今までの歴史をわかりやすく記している。
    自分たちが当たり前に理解していると思っていたものがどう生まれたか、人間の特徴であるイマジネーションを軸に、身の回りの現象の本質を見つめさせる本。
    哲学的でもあり、世界の見方を変えさせる素敵な一冊!

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    2026年06月07日
  • NEXUS 情報の人類史 下 AI革命

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    今までの情報ツールとAIは根本的に違う。それは行動主体になり得る。ともあれ、人間が扱うという点については変わらんから、慎重にいこうぜって話。

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    2026年06月02日
  • サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福

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    幸福について「期待とそれに対する満足」「快感という生理的な反応」「内外の感情を追求しないこと」など様々書かれていましたが、私は物事に対する前向きな解釈が幸福であると思っていますし、その解釈を固めるために外部を変える必要もあると思っています。仏教はちょっと実用的ではないかな…特に快感を知った今となっては

    絶対的な共同体がなく、個人主義の加速する今、自由を手にした私たちはどう幸福を考えるべきか…日々考えることの整理に良い作品でした。

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    2026年05月31日