柴田裕之のレビュー一覧

  • ケンブリッジ大学・人気哲学者の「不死」の講義

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    ネタバレ

    「ヒトは死を恐れるあまり、4つのシナリオを作ることで”死”から目を背け、一方で文明を興してきた」とする。
    確かに今でもそのシナリオは形を変えて我々の日常にも存在し続けていて、なるほど、と思わせる。

    とても面白い切り口だし、多くの知見が取り込まれていて筆者の博学ぶりもよくわかり、最後までじっくりと読み込めた。
    ただ(邦訳の影響?)文章がやや冗長で読み取りにくいところがあるのは残念。

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    2023年06月11日
  • それはあくまで偶然です 運と迷信の統計学

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    つまりは、宝くじに当たるのも人生真っ当に寿命を果たすのも、結局は偶然ということなんだろうな。こうすれば当たるかも、こうすれば悪いことは怒らないかも、という日常は楽しさもあるし安堵感もあるけれど、100%の保証はないわけで。
    まぁ、色々な本をこれまでもこれからも読んできたし読んでいくのだろうけれど、日々が満たされた状況は幸せだろうけれど、もう読みたい本がないという状況はやはり自分にとっては不幸なのだが、それでもやはり満たされた日々を過ごしている偶然に、恵まれたいものだな。

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    2023年06月04日
  • サーチ・インサイド・ユアセルフ ― 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法

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    マインドフルネスという技法を使って、自分自身を常に客観視できる状態に保つ方法と受け取りました。喜怒哀楽など、気持ちをもってしまうのは人間なのでだれしもある。それを、常に客観視することで、怒っているのは自分ではない、自分の中に怒っている感情があるのだと思って、どんな感情にも冷静な対処をすることができるようにすることと思いました。

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    2023年05月26日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

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    序盤の「宗教的に考えません」って所でもう心を掴まれてたんだけど、形而上学的な考察が長くてって言うか終始それなんだけど中弛みがありはした。
    ただ、やはり、死の考察はそれぞれがやるべきだけど「宗教がこういうからこう思う」で済ませる人を否定も出来ないなと改めて思った。

    結局、この本の言ってる事を踏まえた上で抽象化すると、身近に例えると「人=細胞」かな。システムではあるんだけど、それを悪性や良性に分けたり、殺す意味や細胞の適齢を伸ばす意味、生まれ変わりとしての代謝、自浄作用などを自分の体内で起こってる事なんだけど俯瞰で見るとこういう言い方にもなるのかなとも思いながら。

    ただ、私の死に対する恐怖は単

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    2023年05月19日
  • 格差の起源 なぜ人類は繁栄し、不平等が生まれたのか

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    マルサスは社会を貧困の罠に閉じ込めてきたメカニズムを解明し説明した。人類がいかにマルサスの罠を抜け出し,現在の劇的な成長を成し遂げてきたか。今なお国家間に貧富の差があるのかを解説。未来志向、教育、技術革新を促し、男女平等や多元主義、差異の尊重を進める方策こそが、普遍的な繁栄のカギであるとしている。

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    2023年05月07日
  • 緊急提言 パンデミック 寄稿とインタビュー

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    私たちが科学を信頼し合っていて、独立した専門機関だけが最新のテクノロジーを駆使できる状態において、私たちは『プライバシー』と『健康』両方を享受できるということ。

    二つの選択肢を前提に議論されるものも、一旦冷静になって考えると、両方享受できるのではないか?という新たな視点を得られた。

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    2023年05月03日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

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    一貫して読みやすく言いたいこともかなりクリアーになっていたと思います。つまり人類はようやく最近になって(大規模な)飢饉、疾病、戦争をなくすことに成功した。さて次は何を求めるのか、ということで著者があげているのが不死、幸福、神性の3つです。この3つのキーワードは多少誇張されているとは言え、方向性としては同意できました。つまり寿命をいかに伸ばすか、幸福度をいかに高めるか、そしてその2つを達成できればできるほど人類は神に近づく、という論調ですが、これが全世界に当てはまるかといわれるとNOという印象は持ちました。つまりここで書かれていることの多くは一神教の宗教が浸透している地域の未来予想図であり(キリ

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    2023年05月02日
  • ホモ・デウス 下 テクノロジーとサピエンスの未来

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    難しくて読みづらい部分も少しあったが面白かった。人類が繁栄してきた歴史を振り返りつつ、それに基づいて今後の未来を予測していく。今後、人類とAIやアルゴリズムがどのように共存していくのか、はたまた人類はオワコンとなっていくのか。これからを生きていく上で頭に入れておいて損はない考え方の1つを提供してくれる本だった。

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    2023年04月26日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

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    人類がどこに向かうのか歴史から考察している本。考えさせられることが多く読みごたえがある。
    以下、印象的な一文。
    人間はつねにより良いもの、大きいもの、美味しいものを探し求める。人類が新たに途方もない力を手に入れ、飢饉と疫病と戦争の脅威がついに取り除かれたとき、私たちはいったいどうしたらいいのか?

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    2023年04月21日
  • TIME SMART(タイム・スマート)―お金と時間の科学

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    タイム・リッチになることの大切さが納得でき、自信の時間の使い方、配分を考えさせられる。
    時間のためにお金をもっと使うべきとの考えは人生観を大いに変えてくれる。後半やや冗長さがあるが一読に値する。

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    2023年04月09日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

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    ネタバレ

    サピエンス全史とやや重複した内容(続編なので当然ではあるが)になっている。
    具体例も多く世界史の知識は必要。

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    2023年04月06日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

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    人類が世界の完全なる支配者に進化してきた過程を考察した前著「サピエンス全史」の続編。
    まず、本編が著されてから6年後に書かれた冒頭の「文庫版への序文」で新型コロナ拡大とロシアの侵略戦争への危惧と克服を期して始まる。そして第1章で「この予測は予言というよりも現在の選択肢を考察する方便という色合いが濃い。この考察によって私たちの選択が変わりその結果予測が外れたなら考察した甲斐があったというものだ。予測を立ててもそれで何一つ変えられないとしたらどんな意味があるというのか。...歴史を学ぶ目的は私たちを押さえつける過去の手から逃れることにある。...歴史を学んでも何を選ぶべきか分からないだろうが少なく

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    2023年04月06日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

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    オーディブルで拝聴。歴史を学び、歴史から自由になる。
    人間はどんな生き物で、何を克服してきて、どうなっていくのか。
    人類は発展しすぎて、民主制も機能しづらくなってきているんだろうな、というのは実感もあったり。この辺をAIで解決していくのかな。

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    2023年04月01日
  • ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来

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    人類はどう生きてきて、どこへ向かっていくのか。ざっくりそんな話。上巻なので、どう生きてきたかの部分を詳しく語っている。ところどころ難しいが、納得の行く解説も多々あり、歴史や人類の成り立ちについて新たな視点で考えることができる。

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    2023年03月26日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

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    死とは何か、死はなぜ悪いのか、人生の価値をいかにして測定するか、といった死にまつわる諸論点の哲学的説明を試みる本。

    機会費用的な考えを応用した剥奪説に対してエピクロスやエピクロスの再解釈、ルクレーティウスをぶつけ、さらに反論を加えたあたりはなかなかエレガントだったように思う。

    また著者の主張の本流ではないかもしれないが、カート・ヴォネガットの著作の一節から引用した考え方が素敵だった。
    死に向き合おうとするときの適切な反応は、生への感謝であるという。起き上がることを許された我々「幸運な泥」たちは、多大なる幸福に浴している。

    一つの論点に網羅的な可能性を提示し平易な言葉で十分な検討を加えてく

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    2023年03月26日
  • サーチ・インサイド・ユアセルフ ― 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法

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    マインドフルネスについての説明や科学的な根拠が非常に分かりやすい所がよかった。他の人にマインドフルネスを紹介する時に役立ちそうだと思った。

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    2023年03月01日
  • 21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考

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    オーディブルで拝聴。AIが自分の代わりに判断してくれるようになるし、世界は勝手に広がって自分の目の届かないところで何かが起きてるし、相変わらず宗教や国民性といった”常識”もある。でも考えることをやめないこと。知れば知るほど絶望するかもしれないし、滅入ることもあるかもしれないけど、考えること、知ろうとすることをあきらめないこと。

    道徳的であるということは、知ろうとするということである。

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    2023年02月25日
  • 格差の起源 なぜ人類は繁栄し、不平等が生まれたのか

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    ネタバレ

    初期の農耕社会は狩猟採集民より生活水準は低下した。
    狩猟技術の向上で、獲物が減少し農耕に移行せざるを得なかった。
    イースター文明は魚の取りすぎで人口が80%近く減少した。
    統一成長理論=現代の経済成長とマルサスの時代の停滞を統合する理論。
    産業革命のころは4歳から働かされた。小さな手は繊維工場の機械の詰まりを取り除くのに好都合。
    工業化の進展で子供に可能だった単純作業が自動化され、児童労働の恩恵が減った。同時に教育を受けさせる価値が高まった。工場法で1833年に9歳未満のこどもの労働は禁止された。

    人口転換=1870~1920年ごろに出生率が30~40%低下した。
    食糧難の時代に平均結婚年齢

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    2023年02月07日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版

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    死とうまく向き合えば成功するかも

    成功するには具体的な目標を立て、イメージしろとはよく言われている。
    そして、7つの習慣では自分が弔事を読んでもらうイメージを持てと書いてあった。
    人生の最終目標は死ぬことである。ということは死をイメージしておけば人生は成功するのかもしれない。死については怖いイメージしかなく、ある本には怖いのは情報が少ないからだと書いてあった。
    この本を読んで、死に対する怖さの原因、死のイメージを変えてうまく向き合って利用の2点を学ぶことができた。

    ・死んだところで、世界は大して何も変わらない
    ・死んだあとは無になる。夢見ずに寝てるのと同じ。いつも経験してるし怖いことなんて

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    2023年01月12日
  • 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

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    「死」とは何か?この深遠なる謎に対して、まったく未知の、あるいはこれまで抱いていた概念がガラリと変わるような、そんな知識を授かることを期待していましたが、その期待は外れました。著者はドラスティックに断言します。「人は機械である」と。機械は壊れてしまえばもうおしまい。つまり、魂など存在せず「死」は一巻の終わりであり、その後は無であると。私も、もとよりこの考えでしたが、それでは救いがない。どこかで永遠不滅の魂というものが存在することに期待を寄せていました。けれども、本書を通じて、そもそも「死」を深遠なる謎などと見なすことが不適切である、と考え直しました。そこには「死」に面と向き合うことを避ける心理

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    2022年12月24日