上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 獣の奏者 III探求編

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    王獣保護場で教導師を務めていたエリンが、戦場の真ん中で王獣のリランによって助けられた「降臨の野(タハイ・アゼ)」での出来事から10年。かつて真王の護衛士であったイアルとエリンは結ばれ、ジェシと名付けられた息子と穏やかな日々を過ごしていた。しかし、またもや起きた闘蛇の大量死の真相を調べるうちに、家族の3人の平穏な暮らしは、終わりを迎えていくことになる。

    とにかく、エリンとイアルがかっこいい物語だと思った。
    獣たちが野にあるように自由に育つ。あらゆる争いや諍いからも自由に、家族とともに平穏な生活を営む。エリンとイアルは、そうした「自然」であるはずのことを望みながらも、国同士の政治は、獣を自由に操

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    2024年08月01日
  • バルサの食卓

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    上橋菜穂子さんの作品には美味しそうな食べ物がたくさん出てくる。単に美味しそうというだけでなく、「魚」や「果実」でもよさそうなところを、ゴシャとかナライとか名前も付いていて説明があるので、物語の世界がよりしっかりと立体的に見えてきて、食べたい気持ちが強くなる。そんなふうに感じる人は多いようで、実際に作ってみよう!と企画して作られたのがこのレシピ本。異世界の物語の食べ物を実際に作ってみるというアイデア自体が既におもしろい上に、上橋さんの説明でそうした食べ物がその世界での暮らしや登場人物のそのときの状況をふまえて考えられたものであることがわかるので、料理を作らなくても、上橋さんの作品(主に守り人シリ

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    2024年07月28日
  • 獣の奏者 III探求編

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    面白かった。ミステリーじゃないのに謎が謎を呼ぶ。野生の闘蛇と飼われた闘蛇の違い。大量死の秘密。あとづけの物語とは思えないほどよかった。
    Audibleでも途中まで聴いたので、最後まで聴こうと思う。

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    2024年07月20日
  • 月の森に、カミよ眠れ

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    ここのところヘボファンタジーが続いたが、やっとちゃんとしたファンタジーが来た。カミと人の真面目な物語。
    カミといっても、西洋的な唯一絶対神ではなく、ネイティブアメリカンやアイヌの神々に近い。こっちの考え方の方が好きだし、自然にやさしいと思う。
    色々あったが、他者(人とは限らない)への思いやりのお話に感じた。

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    2024年06月27日
  • 獣の奏者 III探求編

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    ネタバレ

    この本のここがお気に入り

    「考え方が、逆だと言っているのだ。できないかもしれぬから、やめておけ、というのは後退の思考だ。そうではないか?時は動き、状況は刻一刻と変化する。それに合わせて、もっともよい方策をとるよう考えを尽くすべきだと言っているのだ」

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    2024年06月08日
  • 獣の奏者 外伝 刹那

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    エリンの幼少期
    エリンとイアルの恋の始まり
    ふたりが家族・親になる姿
    エサル師の幼少期・切なく苦い恋

    それぞれの時代のみんなの感情を知り、あの時彼ら彼女達はこんなことを想っていたのか…と、更に物語が深まる。
    エサル師の学生時代はとても意外で、生々しくもあり、面白かった。

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    2024年06月06日
  • 鹿の王 水底の橋

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    面白かった。最後までどう物語が落ち着くのか予想が出来なかった。人物の役回りや、ストーリー展開、テンポが読みやすくちょうど良かった。最初は、ヴァンとユナのその後が知りたかったと落胆し、期待せず物語を読んでいたけど、だんだんと医術の面白さ、ストーリーに入り込んでいた。医療が東洋と西洋を彷彿とさせて、それもそれで何だか歴史を学んだ感覚になって面白かった。とはいえ、ヴァンのその後読みたいな〜。何も起きない平凡な日常でも良いから。

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    2024年04月22日
  • 獣の奏者 III探求編

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    ああ〜面白かった!3日かけてじっくり読んだけど、上橋さんがIIまでで一旦完結させたのがよくわかった。一旦完結させたものを深掘りして、エリンや国の成り立ちや歴史について裏付けをなされた感じがまたもう…!新たに生まれたジェシも、再び描かれたイアルやセイミヤがまたいい!イアルがなぜエリンと結ばれたのかがとてもよくわかって似たもの同士なのだなぁと感心。IVも早く読みたい!

    p.428 野にあるものを、野にあるようにと願いつづけてきたこと。
    愛しい人と添い遂げ、我が子とともに生きたいと願ったこと。
    (そのすべてを、わたしは、覚悟のうえで背負ったのだ)ならば、どんな状況が訪れたとしても、道を探しつづけ

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    2024年04月19日
  • 狐笛のかなた

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    再読 
    巨大なファンタジー群を持つ上橋さんには珍しく独立した和風ファンタジー。
    けれどいかにも上橋さんらしい、大きな存在(国家間の争いとか)に翻弄される主人公たちが、なにを選び、どう生きていくかを描いた物語。

    ラノベ脳的には途中、小夜と野火と小春丸との三角関係になるのかなと思うのだけどそんなことはなく(^^)、
    これは小夜と野火の純愛物語なのだ。
    自分を捨ててでも相手を助けたい。その想いは、終始物語の底に佇む暗い死のイメージの中でひと光の輝きを放っている。

    ラストがまたいかにも上橋さんらしい。
    手放しのハッピーエンドでもなく、かと言ってバッドエンドでもない。
    幸せの中にある彼女らを見る時、

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    2024年04月15日
  • 鹿の王 3

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    感染症をテーマにした壮大なファンタジー

    以下、3巻の公式あらすじ
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    全てを諦めた男と、救いをもとめる医師。二人の運命が交わる激動の第3巻!

    攫われたユナを追い、火馬の民の族長・オーファンのもとに辿り着いたヴァン。オーファンは移住民に奪われた故郷を取り返すという妄執に囚われていた。一方、岩塩鉱で生き残った男を追うホッサルは……!?
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    これまでの登場人物達が交差したり
    それぞれの思惑や、意図、更なる目的などが入り混じって、より一層面白くなってきた


    全部の感想は最終巻を読んでから

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    2024年04月10日
  • 鹿の王 3

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    ネタバレ

    話の展開が面白い。脇役のこれまでの半生をも語ってくれるので、感情移入できる。あと、とにかく主人公のヴァンがかっこいい。最後の若い兵士をまだ子どもだから殺さなくても良かろうと言ったセリフが全てを表してる気がする。これから最後に向かっていく。面白いし楽しみ。

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    2024年04月09日
  • 獣の奏者 外伝 刹那

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    ただのサイドストーリーかと思いきや、本の中の登場人物に更に血を通わせ人間味を表すような内容で、このシリーズにより深みを与えていると感じました。

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    2024年02月04日
  • 守り人シリーズ電子版 1.精霊の守り人

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    『鹿の王』が面白かったので、上橋氏の他の小説も読んでみたくなり、手に取りました。
    話の展開が早く、どんどんと進んでいくので、気がつけば一気読みでした。

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    2024年01月13日
  • 隣のアボリジニ――小さな町に暮らす先住民

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    本書を読んで、アボリジニのイメージが、非常に変わりました。町に住むアボリジニが、どのように悩み、苦労しながら生活してきたのかがよく分かりました。アボリジニの伝統を抱えながら、白人社会の中で生活する難しさ、そこから生じる様々な問題もありますが、明るく楽しく生活している隣のアボリジニが増えることを望みます。

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    2023年07月26日
  • 月の森に、カミよ眠れ

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    誰の話をしているのか途中読みづらかったけど、人が自然からはなれていく変遷、そこで起こる葛藤が分かりやすく描かれていて、ファンタジー小説とされているけれど歴史の話、現実世界に通じるところがあって考えさせられた。

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    2023年05月28日
  • 命の意味 命のしるし

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    他者の痛みが想像できること
    境界線上に立つ人ー「中間者」シャガール
    シカ猟で鉛中毒
    ピラミッドの頂点は猛禽類 -ライオンマン

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    2023年01月30日
  • 獣の奏者(3)

    ネタバレ 無料版購入済み

    エリンは獣医学部へと進学し…

    エリンとジョウンの過去が交錯し、ジョウンの教育者としての能力の高さが判明しますね。教え子にはなまじ公平に接していたので出来の悪い息子持ちの高級官僚に疎んじられ……まぁ学校組織とかには如何にもありそうなエピソードは、原作者の経験とも関連していたのかもしれません。
    エリンは勉強し続けて亡き母のようにもなりたいとの思いが強くなり、王獣の面倒をみるべく、寄宿舎付きの学校へと入りますね。
    良質な作品ですね。TVアニメは配信されていないようですが、見てみたくなりますし、原作も然りですね。

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    2023年01月19日
  • 獣の奏者(2)

    無料版購入済み

    王獣がカッコよくてイイですし…

    やはりだんだんと作品世界が広がりますね。ミツバチの生態等は現実世界とさほど差がないようです。主人公、とても好奇心旺盛で聡明っぽいですね。
    巻末には原作者とまんが担当者の対談等も再録されているのが良いです。
    王国の警備兵や、王族その他も出てきますし、森の中で遭遇する王獣も良いですね。
    良質で丁寧な作品ですね。

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    2023年01月19日
  • 獣の奏者(1)

    無料版購入済み

    東洋風ファンタジーの幕開けで

    龍のいる世界で、霧の民、その他、水田に恵まれている中央の国と、そことは異なる辺境よりの土地と。良い舞台ですね。
    原作者の作品も未読なのですが、丁寧な作画に惹き込まれますね。主人公の女の子も過酷な運命に翻弄されそうで、母は命を賭してでも守るべきものは守ったらしいのですが、詳細はまだ見えませんね。
    もう少し読み進めば一定、見えてくるのでしょうね。

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    2023年01月19日
  • 月の森に、カミよ眠れ

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    初めて作者の本を読んだ。この世界観、探していたものだった。聴き慣れない名前や言葉に理解が追いつきにくかったけれど、本当に素敵な世界観だった。

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    2022年10月30日