【感想・ネタバレ】鹿の王 水底の橋のレビュー

あらすじ

真那の姪を診るために恋人のミラルと清心教医術の発 祥の地・安房那領を訪れた天才医術師・ホッサル。しかし思いがけぬ成り行きから、東乎瑠帝国の次期皇帝を巡る争いに巻き込まれてしまい……!?

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

本編から引き続いて細部まで作り込まれた世界観と、政治や医学に絡めたダイナミックなストーリーに思わず引き込まれ、一気に読み切ってしまいました。

0
2025年03月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

要約
天才医術士のホッサルはすでに滅んだオタワル王国の末裔で東乎瑠帝国の清心教医術を脅かす存在として敵視されオタワル医術の存続は危ういものとなっていた。宗教と結びついた清心教医術は穢れを嫌い、分をわきまえることにより天ノ苑に昇れるという信念を大切にしている為、救える命も救えないことがあったが実はオタワル医術が現れる以前は人の命を第一に考える医術であった。ホッサルは清心教祭司の安房那候の親族を診るために所領に招かれるが遂には次期皇帝争いに巻き込まれていく。次期皇帝候補の比羅宇は清心教宮廷祭司の次期トップである津雅那が推しておりもう一人の由使候はオタワル医術を擁護していた。安房那候は比羅宇候こそが皇帝に相応しいと思ったので比羅宇候にオタワル医術を認めさせることで由使候にも比羅宇候を認めさせようとした。結果清心教医術とオタワル医術が相互に学び合うことで医術の対立も次期皇帝の対立も終結したのである。

感想
幼い頃から大好きだった上橋菜穂子さんの新作であるばかりか大好きな鹿の王シリーズの続編ということだけあって読めることに大きな喜びを感じて読み進めていったがやはり本作は期待を超えてくるものであった。彼女の作品の特徴なのだが話が壮大且つ複雑且つ彼女が伝えたいパーツが彼方此方に散りばめられている為上手く作品の素晴らしさを纏められない。だがやはり私が一番心を動かされたのはホッサルとミラルの愛の形だった。身分差があり結婚できない為、誰よりも相応しいホッサルの伴侶でありながら愛人という立場にしかいられない。それでも彼女は逞しく生きていき、天罰に自分があっても構わないから目の前の患者を救いたいという強い信念は比羅宇候のオタワル医術擁護への気持ちを動かし、最終的に安房那候の養女となってホッサルに相応しい身分になるのだ。胸を焦がすような熱い恋心はないかもしれないがホッサルは生涯誰よりもミラルと一緒にいたいと強く願っていた。花部に向かう際にミラルをとっさに守って怪我を負ったシーンはそれを強く表していて胸にぐっと来るものがあった。本作は人の命の他に愛の尊さをも伝えてくれる作品でもあった。

0
2025年01月14日

Posted by ブクログ

ホッサル激推しの私がこれを買わないわけがないじゃないですか!バンバンバン!!!!机を叩く音。ホッサルが衝撃の行動をします。しかも女のことで!!!たかが女、じゃないんです。彼にとってはどれほど大切な人であったか!!!!ミラルはいい女ですからね。最初、差別されてた彼女が自分の実力と優しさで皆に自分を認めさせるところが、本当に良かった。彼女は自分を蔑む者にもやさしくできる稀有な人です。そりゃホッサルも惚れるよ。おーけー!我が命に変えてもぉbyぎんた、、になるよ! ホッサル好きの人には絶対読んでほしい。できればヴァンの後日談も知りたかったけど、それはあえて書かないのかな。

0
2025年01月14日

Posted by ブクログ

番外編 
登場人物見ると次期宮廷祭司医長とか次期皇帝候補とか色々とめんどくさそう!と思ったけどきれいにまとまる 読後の満足感がすごい

ヴァンとサエ、ユナは出てこない
でも鹿の王で出てきた医術の話面白かったーという方にはおすすめできます 
鹿の王を読んでいないと、この独特な世界の言葉が入ってこないと思うので単独で読むにはむかない

↓ネタバレあり


水底の橋 

タイトルが良すぎる!オタワル医術と清心教医術 ホッサルとミラル 水の底でしっかりと繋がっている涙涙
偶然もあったけどこの結末を狙った安房那候の策がすごい まさかミラルがまとめるとは!
ホッサルとミラルを見るマコウカンの微笑がいい

0
2025年01月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

鹿の王が良かったので、購入後しばらくとっておいたのだが、鹿の王のシリーズの続編は読みたいような(キャラクターが死ぬのではないかとハラハラするので)読みたくないような微妙な気分になる。

前作のヴァンらは登場せずホッサル視点の物語だが、本作も命の物語なので、序盤から「死の迎え方」の描写があり重い。
ウマチや血友病の病名を変えたものが出てきたり、還元論(オタワル医術)と全体論(清心教医術)の比較のように我々の世界とつながる部分も多い。
オタワルは(ローマ時代と中世ヨーロッパの関係のように)科学技術が進んで合理的、近代的な考え方で思想面ではツオル帝国を優越しているように見えるが、ホッサルとミラルの婚姻が許されない身分制度が残るように全てが正しいわけではない。これも我々の世界の歴史そのものだ。
終盤のキーとなる土毒は症状からボツリヌス菌だろうか。

あとがきや解説の部分を読むことで実在の病気や細菌を元にしていたこと、鹿の王の黒狼熱は伝染病にしたくなかったこととなどとともに、文庫版の発刊前後の新型コロナウィルスによる社会情勢の変化とそれに対する著者の前向きな気持ちが書かれている。
文庫版に寄せたコメントは、初回の外出自粛の前に書かれたものであるのに1年後(著者の予想より1年遅れた)のデルタ株での惨状を予見しているのは門外漢であるのにすごいと思った。
日本の文系研究者は数学や理科に異常な嫌悪を示すバカがちょこちょこいる(逆は少ないはず)のだが、本当に優れている人はそんなことは毛ほども問題にせず、彼らの優れた感性を専門外の理系分野の問題に対しても発揮する(;ドキリとするような真理に切り込んだ質問や発言をすることがある)と、私は経験的に知っている。この著者も分野を問わない優れた感性を持つ人の一人だろうと本書を読んで思う。

タイトルは前作の「鹿の王」と一緒でミスリード。
前作で鹿の王の意味が明かされた時は「ヴァンの境遇が"鹿の王"とピッタリであり、終盤に仲間の盾となって死ぬ場面が来るんだ」と思ったものだ。
本書の中盤で「水底の架け橋」が出てくるときには「ホッサルは政略結婚をしてミラルとは心の中でつながりを持ち続けるしかないのか」と切ない気持ちになったが、上橋作品はそんな悲恋は許さない。
ミラルとホッサルが正面突破で正々堂々と結ばれることが出来るような優れた展開が用意されていた。全くの予想外の展開であった(終盤を読む前は、ホッサルが家を捨てる→オタワル医術を見捨てることになるので不可。政略結婚しミラルを愛人に→そんなに不誠実なことはしないだろう。ではどうする??と悩んだ)。

また、上橋作品は処女作から一貫して「優しい、後味の爽やかな作品」だと思っていたが、本作、特に終盤を読んで印象が一変した。
守人シリーズを読み切っていないので私の印象が間違っているのかもしれないが、
本書の終盤の由吏侯やリムエッル、津雅那、安房那侯らの政治的な駆け引き・策謀は非常に老獪で緻密、上橋作品では感じたことの無い高レベルのイヤラシさを感じた。良質なミステリーを読んでいるときのような、グルリと足場が入れ替わる感覚と、それに伴う背筋の冷や汗をノーガードでもろに喰らってしまった。

0
2024年04月13日

Posted by ブクログ

「私たちの武器は知識と想像力と忍耐力、そして他者を助けたいと思う気持ちです」あとがきより

どの登場人物も素敵だった。

私が中学生の頃にこの物語に出会っていたら医療従事者を目指していたと思う笑
ミラルもホッサルも安房那候も本当にかっこいい…

最後はとても心地よく、本当にシュダの花の香りがしてくるようでした。

0
2024年03月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった
二つの異なる医学が反目しあいながらもそれぞれの真理にふれ、理解と疑念両方を持ちながら歩み寄る姿は、医療に携わる人たちも色々な矛盾を抱えながら努力しているということに、改めて気付かされたと思う。
お医者さん、頑張れ!
そして、この本は後書き、解説が秀逸。
生き方について考えさせられるが、結局、前向きに楽しく人のために生きるのが一番、ってこと。

0
2024年03月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回『鹿の王 水底の橋』は、医師のホッサルと助手のミラルに焦点があてられた作品。
医療とは本来どうあるべきか?
命よりも優先されるものがあるのか?
が、改めて浮き彫りになり読者に問いかけてくれます。
たくさんの考え方があり、信念がある医師たち。
そして、目の前で苦しむ患者。苦しむ患者の家族たち。
たして、何が優先されるべきなのか…。
何が医療者として、果たさなくてはいけないのか…。
上橋菜穂子さんならではの作品だなと、沁みました。
個人的には、最後のミラルの医師としての言動に、心を揺さぶられました。

0
2024年01月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あぁそうだ、この問題が残ってたよね!という一冊。
鹿の王1〜4巻で切なさと希望を残すまとまりがある、ヴァンの話だったけど、
その時に取り残された問題があったわ!


「宗教」というのは、煩雑なものだなあ。
と、この本を読み始めて & 今の世界情勢を考えて思った。

信じるものを優先するというのは、人・民族・国のアイデンティティであり、対立するものや相反するものを受け入れるというのが、根幹を揺るがすことであるというのも理解ができる。

しかしながら、
信じるものを優先せるよりも、人命を第一に考えるのであれば、そこに宗教や方法を選んでいる場合ではない、と思うのだけど。

そうはいかないのが、物語の中でも実際の世界でも難しいところよね。

とにもかくにも、枠組みを確立させるための信念であるのか、信念があるから枠組みになるのか。
追求することをやめて枠組みに囚われていることも、他者が追求の手を止めずに糾弾するのもおかしな話よ。
と、p.217〜218のホッサルと真那の会話を読んでいて思ったな。


↓ネタバレ



今回は、鹿の王1〜4であまり描かれなかったホッサルとミラルの恋物語も焦点が当てられていました。
まるで長年寄り添った夫婦のような関係性の2人の様子は、マコウカンのようにほっこり感じていましたが、ここに“血筋”という現実味を入れてくるのがさすがよね。
大人の読者としては、そういうリアリティさというのもあるとグッと物語の要素が詰まってくる感覚。

どうしようもない問題だと思っていた事を、
その朗らかさでクリアしてしまうミラルに、最後は読者まで笑顔になってしまう。
ホッサルが惚れるのも無理はないよ!

0
2023年12月18日

Posted by ブクログ

タイトルにもあるとおり「鹿の王」の続編かと思ったけど、前作の主人公であるヴァンやユナは一切登場せず、ほぼ前作とは繋がりのないストーリでした。とはいえ前作とつながりがるかどうかなんてどうでも良く、めちゃめちゃ面白いストーリーでした。今作でも医療に関する壮大なストーリーが描かれており、現実でも未だ収束の兆しの見えないコロナウイルスのことを考えながら読むのも一つの楽しみ方だなと思いました。東えりかさんの解説にもある通り、またいつか読み直した時に「あの時はコロナで大変だったな。」と思い馳せるんだろうなと思いました。

0
2023年09月17日

Posted by ブクログ

鹿の王1〜4を読み終わってから読んだ方が絶対に良い。東洋医学と西洋医学が上手く混ざっていて、どちらが優れている劣っているとかではなく、両者の良いところをちゃんと表現している。そこに政権争いの話が絡み、人間の欲望も表現していて濃密でした。

0
2023年03月05日

Posted by ブクログ

後半のまとめが少し駆け足な感じもしたが、本編に引き続き読み応えがあった。

オタワル医学と清心教医術を二項対立的、盲目的に捉えていたホッサルが、様々な経験やミラルの影響で少しずつ考えを変えていく姿が心に残った。対立するより、認め合う・助け合うことで自らも成長できる。

ミラルの芯の強さやしなやかさに胸を打たれた。

0
2022年12月21日

Posted by ブクログ

読んでいる途中はホッサルに感情移入しながら読んでいたけれど、読み終わった時、私の中で印象に残ったのは、ミラルの生き生きとした後ろ姿だった。

0
2022年11月12日

Posted by ブクログ

『鹿の王』本編では大活躍はするものの、どことなくいけ好かない印象だったホッサルが主人公という、続編というか外伝的な作品。
それにしても感動した。ファンタジーやミステリーとしてはもちろん、ポリティカルな要素もあって読み応えがあった。歴史的な潮流と思われていたものが、意外にも近年勃興してきたものだったりとか、現実社会のメタファー的な要素も読み取れて興味深かった。
もちろん、ホッサルとミラルの関係もライトなモチーフとして絶妙なさじ加減で織り込まれていて読みやすさにつながっていたように思う。
なんにせよ本編も含めてコロナ禍の今、ぜひとも読むべき作品だなと思った。

0
2024年02月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

正直なところ、ヴァンやユナの描写がチラッとでも出ないかなぁと期待しながら読んでたんだけど、…残念だった…。でも物語は特に後半、引き込まれるように一気に読みました。相変わらずホッサルの医療に対する姿勢が素晴らしい!ミラルも素敵だし。途中ホッサルの縁談話でこっちも悲しかったけど、最終的に身分差がなくなって明るい未来が見える終わり方でとてもよかったです。

0
2025年02月28日

Posted by ブクログ

鹿の王のヴァンとユナが登場していないと友人に言われても、続編なんだから、きっと面白いはずと思いながら読み始めました。ホッサルとミラルが阿吽の呼吸で診察をする場面や2人が身分の差で一緒になれない…でも、身体を張ってミラルを助けるホッサル。2人の関係、暗殺未遂事件、その結末、楽しめます。自分がコロナ感染し、良くなってきた頃に、この本を読みました。倦怠感を感じていますがミラルの向上心に元気づけられました。

0
2025年02月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

昨年、子どもが角川つばさ文庫版の「鹿の王」を読んでいたので、復習もかねて久しぶりに私も読みました。
コロナ禍前と後では全く違う見方で読める内容で、自分の中の変化を感じる作品でした。

今作は鹿の王の続編、ホッサルとミラルが主人公の医療ミステリです。
私も中年になり健康が心配な年齢になりました。
私が病気になったらミラルみたいな先生にお願いしたいです。

0
2025年01月12日

Posted by ブクログ

上橋作品を読むといつも思う。ストーリーはもちろん面白く、登場人物もそれぞれよい意味で人間臭さがあり魅力的だ。そして民俗学的な要素があり、登場する土地の気候、風土、文化が特色を出しながら細かく描かれており、海外旅行を体験中のような臨場感がある。

0
2024年09月21日

Posted by ブクログ

面白かった。最後までどう物語が落ち着くのか予想が出来なかった。人物の役回りや、ストーリー展開、テンポが読みやすくちょうど良かった。最初は、ヴァンとユナのその後が知りたかったと落胆し、期待せず物語を読んでいたけど、だんだんと医術の面白さ、ストーリーに入り込んでいた。医療が東洋と西洋を彷彿とさせて、それもそれで何だか歴史を学んだ感覚になって面白かった。とはいえ、ヴァンのその後読みたいな〜。何も起きない平凡な日常でも良いから。

0
2024年04月22日

Posted by ブクログ

何となく終わらせたくなくて積んでいた作品。読んじゃった… 本編では断片的だったホッサルとミラルの関係を堪能しました。ミラルの生き方は素敵だった。

0
2024年04月18日

Posted by ブクログ

最後、怒涛の陰謀と種明かし。それぞれの正義がぶつかり合いすぎて混乱するも、最後見事なまとめ方にて、結構悪どいことしてるのに爽やかに着地していて趣深し。ちょいこじつけハッピーエンドなのも、ファンタジーとして◎なんでタイトル、「水底の橋」なんだ???読解力なくてよくわからなかった…
まぁ、「鹿の王」続編だったけど、個人的には本編の方が好き。

0
2023年12月14日

Posted by ブクログ

本編より、この番外編の方が面白かった。

鹿の王の番外編なのでヴァン達のその後が描かれているのかと思ったら、違っていてそれは期待外れでした。

本編の方の感想にも書いたが、医療のついては、現代医学をもとに書かれているので、実在する人物の誰かの功績が、物語の中ではホッサル達の発見として描かれているのはちょっと納得できない部分もある。

でも、色んな人のかけ引きは面白く続きが気になりサクサク読めた。

0
2023年10月13日

Posted by ブクログ

医術と政治が複雑に絡み合っていて、誰にどういう治療をすると政治的にはこういう意味合いになって…みたいな、単なる医療ものの話ではなかった。
上橋さんの練りに練って作り上げられたファンタジーの世界でだからこそ書ける物語だなと思った。

0
2023年08月13日

Posted by ブクログ

鹿の王のその後、医療物でもあるが次期皇帝をめぐる陰謀劇としても面白かった。手触りのある具体的な描写で、とてもファンタジーと思えないところが好きだ。

0
2023年06月09日

Posted by ブクログ

鹿の王のその先の物語
確かにホッサルとミラルのキャラクターが魅力的だったけど、そっちの話なのかよと思ってしまった。そして、あれよあれよという間に物語に引きずり込まれてしまう。
色々な立場からの考察がとても深く、さすがという感じです。

0
2023年04月11日

Posted by ブクログ

途中まで読んでいて完全に上下巻だと思い込んでいたぐらい一冊なのに深みのある医療ファンタジー。前作に世界観をきっちり描いているからその分スッキリとしている。水底の橋というモチーフが凄くしっくりとくる作品でした。一見繋がっていないし、渡ることはできないが、水の底では繋がっている。そして、かつては水の底ではなく繋がっていた。そのようなモチーフがとてもよく合い、よかった。ただ前作でも思っていたが、主人公がいまいちよく分からない性格で、これはわたしとの相性かもしれないが、脇にいる人々が輝いてみえた。

0
2022年11月29日

Posted by ブクログ

やっぱり上橋さんの描く物語は、小説の世界の素晴らしさを改めて感じさせます。何といっても世界観がいい。全く架空のファンタジーの世界ですが、見ているように情景が思い浮かびます。医学の宗派を巡る対立と政治的な陰謀とが絡まったストーリー。政治的な部分は、少しややこしく感じましたが、それをおいても十分楽しめました。互いを認め合ってお互いの技術を高めるとか、自分のいる世界から思い切って飛び出してみることって素晴らしいなぁと思ったストーリーでした。

0
2022年09月14日

Posted by ブクログ

あまり没頭できないままさらっと読み終わってしまった…
ホッサルもミラルも医療従事者として志が高くてかっこいい
宗教って不思議だよね。薬を使えば助かるものでも、穢れだと言って受け付けないなんて。人間らしい。医学の進歩に感謝。

ヴァンが出てこなくて残念だった笑

0
2025年11月20日

Posted by ブクログ

今回はホッサルとミラルの話。これまでの話より少し先の話だから、ヴァンたちのことも少しわかると思ったけどわからず、、もちろん、ホッサルとミラルの話も良かったけどね。ただ、今回も最後の最後は描ききらず、、こういう余韻のある終わり方をするタイプなのね。これもエピローグが読みたい(笑)

0
2023年09月08日

Posted by ブクログ

鹿の王の医術師ホッサル達の続編。恋人のミラルとの関係に、医術の行く末、読み進める度どんどん気になり世界にのめり込む。鹿の王も当然面白かったけど、今作も面白くて私は好き。次期皇帝争いがほんまに他人事じゃなくて我が事のように気になった。

0
2023年07月13日

「小説」ランキング