上橋菜穂子のレビュー一覧
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「呪い」の呪縛を解くことができるのででしょうか。生まれ落ちて、すぐに使い魔とされた霊狐・野火。主の元での生活以外を知らないで育った。早くに親を亡くし、産婆とともに村の外れで暮らす少女・小夜。母親から異能を受け継いでいる。
小夜は、怪我をした野火を偶然助けたことで、二人の運命は重なり始める。
日本の山村風景、生活、日本の文化を織り込んでのファンタジー。
彼らは、領土を巡る地権争いに巻き込まれていく。決して、犯行できない主従関係をふたりの未来のために、呪いを解く術を探す。
もう少し読みたいぐらいのボリューム感。野間児童文芸賞受賞作。児童文学としてジャストサイズなのだと思います。母親を思う心、友情、 -
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ネタバレ獣の奏者の番外編。
本編がとてもよかったので、こちらも期待して読みました。続編ではなく全て本編の途中もしくは過去のお話。
本編では突然エリンとイアルが夫婦になっていたので、馴れ初めがわかって嬉しい。本編を読んでいる時に、少しでもいいから馴れ初めがあってもいいのに、と思いましたが、あとがきに「恋愛要素は本編の邪魔になる。」というようなことが書かれていて、それもそうかなぁと納得。外伝を書く前、本編を書いている時から著者の頭の中にはそれぞれの登場人物の細かいエピソードも浮かんでいたそうで、それもすごいなぁと思いました。
獣の奏者全巻読み終わってしまい寂しい。
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Posted by ブクログ
起承転結の承に当たる2巻!
疫病と戦う医師たちと陰謀に巻き込まれる父娘、このふたつの物語が交互に描かれます。
彼らが交わるのは3巻?
それとも4巻でようやく会うのかな?
医師たちの物語も惹き込まれるけれど、やっぱり気になるのは父娘の方です!
どうなるのかなぁ…どうか幸せになって欲しい…
幼い子ともが大人に愛される姿を読むのは大好きです。
ちゃんと大事に育てられていて安心します。
どこで血が繋がっていないことが発覚するんだろう…たとえそれを知っても、どうか幸せな親子として歩んで欲しいです。
ただ、物語の中で2人にはかなりの試練が…!
ちゃんと良い方向へ行きますように…! -
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