上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 狐笛のかなた

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    ネタバレ

    風景や状況などの表し方が本当に美しい。
    最近ミステリを読むことが多かったけど、やっぱりファンタジーは没入度がすごい。
    また、上橋さんの作品に触れ、心が綺麗になった気がした…

    登場人物では玉緒が好き。
    血の通ってないような冷血なイメージから、野火と小夜を助けてくれる優しさのギャップがたまらなかった。

    あと、野火と小夜のやり取りは優しくて、愛おしかった。

    あとがきに、心の底にある風景が紡ぎ出す何かを描きたかったとあった。
    それで小説が完成するんだから…次元が違う…

    切ない恋のお話しと聞いていたのでハッピーエンドでは無いと思っていたら、まさかのハッピーエンド。
    心が温まった。

    大切に取って

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    2023年11月01日
  • 鹿の王 水底の橋

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    本編より、この番外編の方が面白かった。

    鹿の王の番外編なのでヴァン達のその後が描かれているのかと思ったら、違っていてそれは期待外れでした。

    本編の方の感想にも書いたが、医療のついては、現代医学をもとに書かれているので、実在する人物の誰かの功績が、物語の中ではホッサル達の発見として描かれているのはちょっと納得できない部分もある。

    でも、色んな人のかけ引きは面白く続きが気になりサクサク読めた。

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    2023年10月13日
  • 鹿の王 3

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    2巻でようやく話が動き出した感じ。

    上橋菜穂子さんの獣の奏者と守人シリーズは、読み始めるとすぐに物語の世界に引き込まれたが、鹿の王はなかなかそうならない。

    今後の展開に期待。

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    2023年09月02日
  • 鹿の王 水底の橋

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    医術と政治が複雑に絡み合っていて、誰にどういう治療をすると政治的にはこういう意味合いになって…みたいな、単なる医療ものの話ではなかった。
    上橋さんの練りに練って作り上げられたファンタジーの世界でだからこそ書ける物語だなと思った。

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    2023年08月13日
  • 隣のアボリジニ――小さな町に暮らす先住民

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    本書を読んで、アボリジニのイメージが、非常に変わりました。町に住むアボリジニが、どのように悩み、苦労しながら生活してきたのかがよく分かりました。アボリジニの伝統を抱えながら、白人社会の中で生活する難しさ、そこから生じる様々な問題もありますが、明るく楽しく生活している隣のアボリジニが増えることを望みます。

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    2023年07月26日
  • 獣の奏者 外伝 刹那

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    ネタバレ

    獣の奏者の番外編。

    本編がとてもよかったので、こちらも期待して読みました。続編ではなく全て本編の途中もしくは過去のお話。

    本編では突然エリンとイアルが夫婦になっていたので、馴れ初めがわかって嬉しい。本編を読んでいる時に、少しでもいいから馴れ初めがあってもいいのに、と思いましたが、あとがきに「恋愛要素は本編の邪魔になる。」というようなことが書かれていて、それもそうかなぁと納得。外伝を書く前、本編を書いている時から著者の頭の中にはそれぞれの登場人物の細かいエピソードも浮かんでいたそうで、それもすごいなぁと思いました。

    獣の奏者全巻読み終わってしまい寂しい。

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    2023年07月23日
  • 獣の奏者 III探求編

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    1巻では闘蛇、2巻では王獣と向き合ってきたエリンに、
    守らなければいけない家族ができて、王国の歴史がだんだん明らかになって、ぐっと話が進んだ印象
    闘いのようなハラハラ感は1.2巻に比べて少なかったけれど、エリンの心情がどんどん変わっていく様子がおもしろい、、

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    2023年07月15日
  • 鹿の王 水底の橋

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    鹿の王のその後、医療物でもあるが次期皇帝をめぐる陰謀劇としても面白かった。手触りのある具体的な描写で、とてもファンタジーと思えないところが好きだ。

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    2023年06月09日
  • 月の森に、カミよ眠れ

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    誰の話をしているのか途中読みづらかったけど、人が自然からはなれていく変遷、そこで起こる葛藤が分かりやすく描かれていて、ファンタジー小説とされているけれど歴史の話、現実世界に通じるところがあって考えさせられた。

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    2023年05月28日
  • 鹿の王 水底の橋

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    鹿の王のその先の物語
    確かにホッサルとミラルのキャラクターが魅力的だったけど、そっちの話なのかよと思ってしまった。そして、あれよあれよという間に物語に引きずり込まれてしまう。
    色々な立場からの考察がとても深く、さすがという感じです。

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    2023年04月11日
  • 獣の奏者 外伝 刹那

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    メインストーリーで描かれなかった裏側。それがこの巻では描かれています。なぜメインストーリーとして描かれなかったのかは、上橋さんのあとがきに書かれています。それを読んで、深いなー、と思いました。
    物語を読むと、それぞれのキャラの個性がより際立つ印象でした。良かったです。

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    2023年04月07日
  • 獣の奏者 III探求編

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    愛した人と結婚し、子供も授かったエリン。
    しかし、運命はそんな簡単に安らかな暮らしを許してくれない。
    国を守る兵器に王獣を使わざるを得ない。
    しかし、それを操れるのはエリンしか居ないからだ。

    さて、この後どうなる?!!

    ストーリー展開がものすごく、テンポも良いので、どんどん読み進めてしまう。
    なかなかのストーリーテラーですな。
    上橋菜穂子さんは。

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    2023年03月30日
  • 獣の奏者 外伝 刹那

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    「獣の奏者」のストーリーは「獣」をめぐってストーリー展開がなされていく。
    そこには、いろんな人たちの思いがあるのだが、「獣」とは関係ない部分はあえて書かれていない。
    それを書くとボケてしまうからとか。

    が、この「外伝」は主人公以外のストーリーが書かれている。
    エリンの夫や、エリンの指導者の物語など。

    「獣の奏者」を読んだ方には、ここまで読むことをお勧めする。
    切ない話が多いけどね。

    あー、面白かった。

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    2023年03月30日
  • 命の意味 命のしるし

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    他者の痛みが想像できること
    境界線上に立つ人ー「中間者」シャガール
    シカ猟で鉛中毒
    ピラミッドの頂点は猛禽類 -ライオンマン

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    2023年01月30日
  • 獣の奏者(3)

    ネタバレ 無料版購入済み

    エリンは獣医学部へと進学し…

    エリンとジョウンの過去が交錯し、ジョウンの教育者としての能力の高さが判明しますね。教え子にはなまじ公平に接していたので出来の悪い息子持ちの高級官僚に疎んじられ……まぁ学校組織とかには如何にもありそうなエピソードは、原作者の経験とも関連していたのかもしれません。
    エリンは勉強し続けて亡き母のようにもなりたいとの思いが強くなり、王獣の面倒をみるべく、寄宿舎付きの学校へと入りますね。
    良質な作品ですね。TVアニメは配信されていないようですが、見てみたくなりますし、原作も然りですね。

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    2023年01月19日
  • 獣の奏者(2)

    無料版購入済み

    王獣がカッコよくてイイですし…

    やはりだんだんと作品世界が広がりますね。ミツバチの生態等は現実世界とさほど差がないようです。主人公、とても好奇心旺盛で聡明っぽいですね。
    巻末には原作者とまんが担当者の対談等も再録されているのが良いです。
    王国の警備兵や、王族その他も出てきますし、森の中で遭遇する王獣も良いですね。
    良質で丁寧な作品ですね。

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    2023年01月19日
  • 獣の奏者(1)

    無料版購入済み

    東洋風ファンタジーの幕開けで

    龍のいる世界で、霧の民、その他、水田に恵まれている中央の国と、そことは異なる辺境よりの土地と。良い舞台ですね。
    原作者の作品も未読なのですが、丁寧な作画に惹き込まれますね。主人公の女の子も過酷な運命に翻弄されそうで、母は命を賭してでも守るべきものは守ったらしいのですが、詳細はまだ見えませんね。
    もう少し読み進めば一定、見えてくるのでしょうね。

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    2023年01月19日
  • 月の森に、カミよ眠れ

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    初めて作者の本を読んだ。この世界観、探していたものだった。聴き慣れない名前や言葉に理解が追いつきにくかったけれど、本当に素敵な世界観だった。

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    2022年10月30日
  • 隣のアボリジニ――小さな町に暮らす先住民

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    人類学者の卵だった著者がオーストラリアに滞在し、街に住むアボリジニとイメージのなかのアボリジニのギャップにショックを受けながら、友情を通して〈理想の先住民〉ではない隣人としての姿を少しずつ知っていく過程を綴った体験記。


    管啓次郎の『本は読めないものだから心配するな』で紹介されていたので手に取ったのだけど、本当にいい本だった。文章は優しくとても読みやすく書かれていながら、オーストラリアに限らずありとあらゆる文化において他者を尊重するとはどういうことなのか、考えるヒントをくれる一冊だと思う。
    文化人類学というものがそもそも西洋のアカデミズムに拠っているという問題がある。先住民に〈野生〉の理想を

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    2022年09月24日
  • 月の森に、カミよ眠れ

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     大ファンである上橋菜穂子さんの初期作品。テーマなどは上橋作品そのものなのだが、最新作の「香君」などと比較すると、色々と分かりにくい印象。 
     デビュー作の「精霊の木」でも感じたが、「書きたいこと」と「ページ数」が整合していないのだろう。「荒削りでもデビュー作が一番面白い」という話はよく聞くが、この作品は逆で「テーマや面白さを伝える筆力が執筆当時は十分ではなかった」のだろう。

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    2022年09月18日