上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 香君4 遥かな道

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    上橋さんの本は毎度ながら一気に読んでしまう。今回は植物学をふまえた物語。広大な自然や植物、生き物の瑞々しさや、麗しさがとてもよくイメージできる。動植物、生きるもの全てが、生きるために必死であること。そういった生の根底にあるものをまた今回も考えさせられた。あ〜楽しい冒険だったなー。

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    2026年05月24日
  • 獣の奏者 外伝 刹那

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    ネタバレ

    獣の奏者の力強くもあり穏やかな世界観に久々に浸ることができとても良かった✨
    本編では語られなかったイアルとエリンの馴れ初めやエサル師の若かりし日々について綴られており、あの空白はこんな感じだったのかと感慨に耽る。
    エサル師の物語が良かった。
    私もお一人様人生だからエサル師みたいに地に足つけて凛と格好良く生きたいものだけど、師みたいに人生捧げて熱中できるほどのものがない……ほどほどに生きよう…(*´-`)

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    2026年05月22日
  • 鹿の王 水底の橋

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    ネタバレ

    オタワルの天才医師・ホッサルは、祭司医・真那に誘われた安房那にミラルと共に訪れる。東乎瑠帝国の次代皇帝の座を巡る政争に根深く絡むオタワル医術と清心教医術の確執。異国の地でホッサルが遭遇する事件とは…。「鹿の王」の続編。

    ホッサル推しへの供給本。
    これはまさにホッサルファンブックです、本当にありがとうございます。「鹿の王」の続編で、ヴァンとユナのその後ではなく、ホッサルとミラルのその後を描いてくれて本当に嬉しかった。冒頭のミラルと真那の親密そうな様子に嫉妬して拗ねるホッサルに、にやにやが止まらなかった。それをまた母のように見守るマコウカンもまた良し。ああ、本当に供給過多。感謝の意で溺れそう。

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    2026年05月19日
  • 鹿の王 水底の橋

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    医療と宗教と政治が絡み合う中で起きる暗殺未遂事件。
    その真相は…
    上橋作品は、読み終わった後、いつもリアルで重厚だなぁと思う。

    ホッサルとミラルはハッピーエンドになりそうでよかった。
    途中まで、『獣の奏者』のエサル師の若い頃の話みたいだよな…と思って読んでた。

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    2026年05月19日
  • 狐笛のかなた

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    上橋菜穂子さんの小説は児童用の棚に分類されることが多いけれど、大人も読みたい!獣の奏者にもグイグイ引き込まれた。大人が読んで面白いファンタジー。ボリュームがあるけれど、上橋ワールドに入り込んでアタマのなかに世界ができてしまうと、次、次、早く読みたい!と登場人物たちがうずく。今回は日本の地名のように思うけれどどこでもない場所で、時代は私のアタマのなかでは室町時代あたりの設定。

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    2026年05月15日
  • 香君4 遥かな道

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    ネタバレ

    おもしろすぎて3日で全巻読破した!
    神郷オアレマヅラが謎に包まれたまま終わってしまい、まあそうだよね〜と思いつつ、同じ世界線ではなく異世界の扉が開かれて、香君やオアレ稲はもたらされたのではないか…と妄想が止まらない。

    香りから自然の摂理を色々知れるのも面白いし、政治的な側面も読み応えがある。
    そして一つのことに依存する恐ろしさも改めて感じた。

    人間が自分たちの力で道を切り拓いていく大切さも。

    そして何より登場人物がみんな良い。
    それぞれの思惑があって対立することがあっても、どちらか一方が悪者には見えない。
    それぞれの信念が理解できる。

    アイシャ、オリエ、マシュウにもまた会いたい。

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    2026年05月11日
  • 鹿の王 水底の橋

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    名作『鹿の王』の後日譚。
    ただし、ヴァンとユナはいっさい登場しない。『鹿の王』のもう一人の主人公のような立ち位置のホッサルの物語であり、わたしにとっては気になる存在だったミラルの物語だ。
    とにかくミラルがかっこいい。今回は、少し情けないホッサルとの対比も鮮やかで、ミラルの魅力が全面に出ている。むしろ、本作の主役はミラルと言ってもいいかもそれない。
    副題の「水底の橋」も秀逸。『鹿の王』は、そのいわれを作品中で語られ、作品の内容をストレートに表現していたけど、これと比べると「水底の橋」は少しわかりづらいかも?
    水底の橋とは、今でも高知辺りでよく見かける沈下橋のこと。大水に流されない頑丈な橋……では

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    2026年05月10日
  • 獣の奏者 I闘蛇編

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    「地に足のついた日本のファンタジー」と言われて一番初めに思い浮かべる作品。当初は2巻完結だったが、その後3,4巻が発売された。幻獣に近いものを取り扱っているにも関わらず物語の中には生態系が息づいており、それらが政治とも密接に関係している。リアリティのある緻密な設定の一方で、描写としては雄大な構図の場面も多くあり、ファンタジー色もしっかりと感じられる。また、食事の描写が非常に上手い作家さんなので、読んでいて作中の料理を食べてみたくなること必須。その場合には、同氏のレシピ本「バルサの食卓」に近い料理が掲載されているため、オススメしておく。

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    2026年05月07日
  • 神の蝶、舞う果て

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    ネタバレ

    見えない流れに運ばれながら、それでも、私たちは光を求めて羽ばたく

    上橋先生が、執筆から20年以上の時を経て蘇った「幻の1冊」。

    それに、なんと言っても、装丁が素敵すぎる…!

    本作は、フリガナも振ってあるので、小学生でも読める。
    ファンタジー初心者にも、オスメメの作品な気がする◎

    1話完結のファンタジー小説!
    世界観に一気に惹き込まれます!
    読みやすくて、手に取りやすい作品です。

    最後の終わり方が良かった!

    実際に最初に執筆してた時代の本作を読んで、読み比べてみたいなぁ。

    それで、何がどう変わったのか、改めて読み直したいと思いました!

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    2026年05月06日
  • 鹿の王 4

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    ネタバレ

    鹿の王の意味は早々に明かされた。確かに、犬の王との対比なんだろう。
    ヴァンのこの先の人生を暗示してるんだろうな、と思いながら読んでいた。
    ヴァンを追っていった人たちとともに、幸せに暮らしてたらいいな…

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    2026年05月03日
  • 獣の奏者 II王獣編

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    歴代で読んだ本の中で1番面白いかも。少なくともここ1年の中では1番。馴れることのないはずの獣と言葉を通い合わせていくエリンの姿にフィクションだと分かっているのに心が熱くなり、引き裂く壁に心が痛む。

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    2026年04月30日
  • バルサの食卓

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    『バルサの食卓』は、『精霊の守り人』や『獣の奏者』に登場する料理を再現したレシピ本。

    『精霊の守り人』でタンダがつくる山菜鍋や『獣の奏者』でエリンが母親と食べていた猪肉のごちそう。『狐笛のかなた』で小夜が作って小春丸と一緒に食べた胡桃餅。

    作品を読んだものならば、誰でも一度は食べてみたいと思う、その料理を実際に目にすることができ、なおかつ作れてしまうという、上橋ファン待望の一冊です。

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    2026年04月29日
  • 鹿の王 4

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    「鹿の王」というタイトルの意味が、想像と大きく異なっていたのが印象的。
    相変わらず世界観の作り込みがすごい。

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    2026年04月29日
  • 獣の奏者 II王獣編

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    久しぶりにファンタジーでも読むかと思い、上巻を購入したのが15年くらい前。そのまま本棚に突っ込んでいたのを、急に読もうかという気になって引っ張り出して来ましたが、この年でいまさらファンタジーというのもあれかなと思いましたが、面白かったです。
    まず章立てがちょうどいい長さにまとめられていて、入浴中に読むとちょうどアニメ1話分くらいの読後感で、読みやすかったです。またファンタジーとはいえ、いろんな要素が現実世界のリアリティラインから外さず、その辺も読みやすさの一因なのかなと思いました。
    闘蛇と王獣、真王と大公の関係が、ちょうど日本とアメリカ、または国内の天皇制、核の問題などが読み取れて、その辺はち

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    2026年04月28日
  • 獣の奏者 I闘蛇編

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    ワクワクしてます。

    上橋菜穂子さんの「守り人」シリーズを全て読み、紡がれるファンタジー世界のリアリティに衝撃を受けた。
    「獣の奏者エリン」って昔アニメか何かで放送されていたような。テレビっ子じゃ無かったから当時は見る機会に恵まれなかったんだけれど、今更ながら小説で読み始めることができてよかった。
    全4部作?っぽいので、まだ全貌は見えてこないけれど、毎ページどんなことが書かれてるんだろうとワクワクしている。

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    2026年04月26日
  • 神の蝶、舞う果て

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    上橋菜穂子さんの世界観が大好き。命の営みの美しさと、抗えない本能の恐ろしさを感じた。あとがきに書かれている出版に至る経緯を読んで、心から感動した。出版してくださって感謝です。

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    2026年04月25日
  • 鹿の王 水底の橋

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    「鹿の王」のスピンオフで、主人公はオタワル医術師のホッサルと彼の恋人で助手でもあるミラウ。
    医術の2つの流派をめぐる政争や、治療の是非、生きるとは何かということが書かれていて、いつもながらいろいろ考えさせられながら読みました。

    この作品は上橋氏には珍しく恋愛部分の比重が大きくて、こんなのも書くんだと驚かされました。最後は氏の粋な計らいがあって思わずニンマリ。

    私は上橋氏の自然描写が好きで、特に好きな一節がこちら。
    「屋敷の中は静かで、ただ屋根を打つ小雨の音だけが聞こえている。」
    これを読んだとき、屋根を打つ雨音だけでなく、雨と草の匂い、部屋の暗さなどが急に私の周りを取り囲み、一瞬にして別世

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    2026年04月25日
  • 鹿の王 水底の橋

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    終わり方もとても良かった
    上質な物語の旅をさせてもらえてとても有意義な時間だった
    時間が経った時、もう一度読み直したいと思うような本
    受け取り方が変わるのではないかなと思う
    良い本に出会えて良かった

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    2026年04月24日
  • 神の蝶、舞う果て

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    読み始めてすぐに、上橋さんの世界にどっぷり浸かった感覚になりました。
    1回目では捉えきれなかった前半の描写が、最後まで読んでもう一度読むと、なるほどと思える解像度で浮かび上がり何度も楽しめる物語でした。
    人間がどうにもできない自然の中での生物の営み、つながりについて考えさせられました。

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    2026年04月19日
  • 鹿の王 4

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    とても上質な物語を読んだという素敵な読後感
    巻を重ねるごとに読むペースが速くなった
    ファンタジーなのに現実離れしていない、地に足が着いた世界というか
    自分を犠牲にして何かを助けるのは美学とされがちだけど本当はそうじゃないと示してくれたり、心が浮つくというかそういうことが全くない
    真っ直ぐ確実に物語が進んでいく

    よくあるバッドエンド、ハッピーエンドとは違う本当になにも矛盾のない終わり方だった

    読んで良かった
    有意義な時間だった

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    2026年04月15日