上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 香君4 遥かな道

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    異郷の地から飛来したバッタの対策として「救いの稲」の全焼却を訴えようとするアイシャたち
    当然藩王たちは応じず、被害は拡大するばかり
    13歳から「香君」としての役割を担ってきたオリエと、オリエを想うマシュウの計画と、帝国の利益の為に動こうとするイール・カシュガ
    未曾有の飢饉の怖さに何も知らない民衆、税収や利権に囚われて頑なになる為政者たち
    最後まで面白く一気に読んだ完結編です

    ずっと「香君」という神性に殉じてきたオリエや、異郷から現れたというアイシャとマシュウそれぞれの母親、孤独の中で生きながら自分に出来ることをする芯の強さが素敵でした
    この世界と確かに繋がっている異郷にも変化があり、今回に限

    0
    2026年07月03日
  • 獣の奏者 IV完結編

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    エリンの人生過酷すぎる…
    家族の時間を過ごしている時はどうか幸せになって…と思っていたので、最後の結末が本当に悲しかった。
    闘蛇と王獣を戦わせたらどうなるんだろうと思っていたけど、想像を超えた大惨事で、もう少しエリン達が早く真実を知っていれば…と本当にどうしようもない気持ちになった。でも王獣が人間に縛られず野に放たれるようになったのは良かったのかな。
    全体的に苦しかったけど、心に残る良い話だった。

    0
    2026年07月03日
  • 香君3 遥かな道

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    オゴダ藩の海上の島へ攫われたアイシャとオラムはあり得ない光景を目にする
    その間も、はるか昔に絶えたはずのオオヨマは数を増やしオアレ稲を食い尽くす勢いで、オゴダの藩王母と帝国はオラムの提案に乗り危機を乗り越えたかに見えたが、アイシャの耳にはずっとオアレ稲の呼び声が聴こえていた
    呼び声に惹かれてやってきた、新たな脅威の出現に脅かされる3巻です

    初代の香君たちがオアレ稲を手にした時も、餓死者を減らしたい 民を救いたいという気持ちだったでしょうに、オアレ稲は人には扱いきれない正に「喜びと悲嘆の稲」らしい展開になりました
    必死に足掻くアイシャを始めとした香使たちと、この世界の理を超えたオアレ稲がどう決

    0
    2026年07月03日
  • 香君2 西から来た少女

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    山荘でタクおじさん達との暮らしに馴染んだアイシャは、オリエとマシュウから過去に起こった事の真実を探している事、2人やその考えを共にする人達が取り組んできた事を知らされ、協力を請われる
    三年後、恐れていた事態が発生し、アイシャ達は密かに行動を起こしていたが、危険に晒されてしまう2巻です

    オリエとマシュウの長い話から明かされたオアレ稲の秘密と、神話にも似た初代の始祖と香君の行動を解き明かそうとした人の存在
    「香君」達の使命の重さと切なさ
    帝国の為政者達の面子と、庶民が被る命の被害、オゴダ藩の怪しい動き
    神隠しのような伝承と現実世界が重なって、益々面白くなってきました

    210ページ

    0
    2026年07月03日
  • 香君1 西から来た少女

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    祖父が元藩王だったアイシャは幼い弟と逃げていたが、現藩王に囚われ殺される事を悟る
    アイシャには不思議な力があった事で秘密裡に命を救われて、帝国で活神と言われる「香君」の元へ送られたが、その力ゆえに更に別の地へ送られオリエと知り合う
    一方で初代香君が伝えたという特別なオアレ稲には共に伝わる規定集があるが時代の移り変わりと共に改変され…という始まりを告げる1巻です

    弟を支えて逃げる冒頭からすでに緊迫感が漂っていて、すぐに引き込まれてしまいました
    民達の怨みを買った元藩王の祖父に対して初めは良いイメージが無いのに、祖父の真意が分かったらゾワリとする危うさに気がつく怖さ
    アイシャが巻き込まれるであろ

    0
    2026年07月03日
  • 香君4 遥かな道

    Posted by ブクログ

    アイシャほど強くはないけど、雨が降りそうな匂いとか土、草、花の匂いは分かる。私にとっては落ち着く心地よい匂い。だいぶ前に読んだからうろ覚えだけれどとても良い物語でした。

    0
    2026年06月28日
  • 神の蝶、舞う果て

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ファンタジー世界での自然と人間の関わりの描き方が相変わらず素敵な作品でした。その中でも政治や国の関係も差し込んでくるのがさすがでした。今回はそこまで掘り下げられませんでしたが。

    昆虫の生き様って謎ですよね…ちょっと調べてみたくなりました。

    なんだか他の作品に比べて密度が薄いか…?と思ったらあとがきを読んで納得。それでも素敵な作品で読んで良かったなと思いました。

    0
    2026年06月27日
  • 獣の奏者 I闘蛇編

    Posted by ブクログ

    海外文学のファンタジーになれていると、日本人作家のファンタジーの読みやすいこと読みやすいこと。
    世界観も好きだし、これを機にシリーズ読み進めたい。

    0
    2026年06月27日
  • 神の蝶、舞う果て

    Posted by ブクログ

    光と闇が同居する〈闇の大井戸〉で、光を守る降魔士〈カタゼリム〉ジェードとルクランの物語。

    鬼火の予兆に強く反応してしまうルクランの謎が明かされていく中で、生き物たちが大きなつながりの中で生きているこの世界の真理が見えてくるところが面白かった。

    ジェードとルクランの愛の深さにも胸が打たれ、涙ぐんでしまうような場面も。夢中で読んだし、美しいものに触れた感覚に満たされて本を閉じた。

    ーーーーー

     覆いかぶさって、鬼火から守ってくれたジェードの重みと温かさを思い、インガの言葉を思い、こうして朝食をともにしている幸せを思い……ここから離れたくない、とルクランは思った。P39

    0
    2026年06月25日
  • 獣の奏者 IV完結編

    Posted by ブクログ

    終わっちゃった。
    本当に一気読みした。
    色んな人に貸したいシリーズ。
    本棚に置いておきたくて読み終わった後購入しちゃった。

    0
    2026年06月24日
  • 香君4 遥かな道

    Posted by ブクログ

    自分の道を切り開くための、難しさと勇気と覚悟。1人の少女を中心にそんなものを感じる物語だった。

    自分の状況は自分で変えることができ、作ることができる。ただ、その事実に気づくのは難しいことでもあり、実行するには勇気と覚悟が必要になる。
    でも、それを達成した先のはありたい姿がある。
    ありたい姿になってもなお、不安や恐れはうまれる。それを理解し、事実に対しての味方を変えて自分の中に落とし込むことが生きる上では必要なのかもしれない。

    0
    2026年06月21日
  • 香君1 西から来た少女

    Posted by ブクログ

    新幹線に乗っている間に何か読めるものをと探していてこの本を手に取ったら…当ったり〜!上橋さんのファンタジーは広がりと厚み深み、動きを感じる。
    特別な稲、香りの声、政治的操作…。香君としてのオリエやマシュー、これからのアイシャはどうなっていくのか。この世界観にどっぷり浸かっていこう。

    0
    2026年06月21日
  • 獣の奏者 II王獣編

    Posted by ブクログ

     2作目となりますが、1つの壮大なストーリーが終わった感じです。翻弄されるエリンの人生が本当にリアル。ファンタジーはあまり得意ではないのですが、これは本当に面白く読めます。

    0
    2026年06月19日
  • 獣の奏者 III探求編

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み始めたときにエリンが結婚して子供もいるという描写にイアルの存在を感じられなくてちょっとショックだったの。
    個人的にイアルが大好きで、エリンとイアルがくっつけばいいなぁ。と思っていたのに、エリンの相手について序盤は明かされてないですよね??
    わたしの読み落としかなぁ…。
    エリンの相手がイアルじゃないと勝手に思い込んでただけ?
    でも、何故かエリンの相手はイアルじゃない。って思いながら読み進めていたら
    イアルじゃーーーーん!!!!!
    となりました後半です(笑)
    スタンディングオベーションです。
    え、マジ?ほんと?ありがとう…と天を仰ぎたかった(不審者になるのでやめたけど。)

    闘蛇や王獣に関する

    0
    2026年06月16日
  • 獣の奏者 I闘蛇編

    Posted by ブクログ

     職場の同期に勧められた1冊。これまでファンタジーはあまり読むことがなかったんだけど、読んでみたらものすごく面白かった。感動するし、読みやすいし、続きが気になる良い1冊。人のお勧めを読むって、自分の知らない世界が開けるところがいい。

    0
    2026年06月15日
  • 獣の奏者 I闘蛇編

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小学生の時、青い鳥文庫で読んで、今回再読。
     第一声は「懐かしい」
     でも、小学生に読んだ印象と今読んだ印象が
     全く違って、「これだから再読は辞められな
     い」と再確認。世界観が本当に大好きで、た
     だファンタジーではなく、厳しいところもあ
     るのがこの作品の魅力だと思っています。
     早く「2」を読も (⁠*⁠˘⁠︶⁠˘⁠*⁠)⁠.⁠。⁠*⁠

    0
    2026年06月12日
  • 神の蝶、舞う果て

    Posted by ブクログ

    あとがきで記されている出版までの経緯含めて、とても好きだなぁと。
    こういう方面から世界観を作りこんでいるファンタジーがやはり大好きだなと再認識。

    0
    2026年06月09日
  • 狐笛のかなた

    Posted by ブクログ

    この平均以下の語彙力で表現したくないからあえて

    めっちゃ好き、とっても素敵な物語
    そろそろ再読してもいい頃

    くらいにしておく

    0
    2026年06月08日
  • 神の蝶、舞う果て

    Posted by ブクログ

    すごく面白かった。これぞファンタジー!! 少年少女たちの心の動きに共感し、どんな世界でも人の心は変わらないなと思いつつ、一方で現実世界にはない不思議な現象や生き物にワクワクした。この物語はどう着地するのか気になってページをめくる手が止まらなかった。

    0
    2026年06月07日
  • 鹿の王 水底の橋

    Posted by ブクログ

    【あらすじ】
    名著『鹿の王』に続くシリーズ第二作。黒狼熱(ミッツァル)に端を発する動乱が終息した後、オタワル深学院の天才・ホッサルは、清心教祭事医・真那(まな)の誘いを受け、清心教医術発祥の地である安房那(あわな)に赴く。領主の娘が患う奇病の治療法を求め、花部山地へと足を踏み入れたホッサルは、清心教医術の起源に触れる。かかるなか、次期皇帝の選定に纏わる陰謀が、彼とその伴侶であるミラルの関係にも変化を齎すことになりーー。

    【短評】
    前作『鹿の王』の記憶が色褪せないうちに次作に挑戦である。私が前作を読んで気になっていたのは「ヴァンとユナのその後」と「オタワル医術と清心教医術の和合」であったため、

    0
    2026年06月06日