上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 神の蝶、舞う果て

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    あー……
    自分の気持ちをうまく表現できないこの読後感。

    人と人、人と生き物、人と植物など、
    これまでもいろいろなものとの関わりをていねいに紡いで来られた作家さん。

    今回も壮大なテーマの中、
    本を読む行為だけにとどまらず、
    書かれている文章からその中に潜む思いを手繰って
    考えて、自分なりの答えを見つけようとする機会をもらっているような読書体験だった。
    いつもなら先へ先へという気持ちになるのに
    なぜか立ち止まり考え込んでしまうような
    そんな読書になった。

    久しぶりの宝物本、星5つ!

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    2026年02月06日
  • 神の蝶、舞う果て

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    元々は昔に書かれたものだとは思えないほどの上橋ワールドでした。ここはどんな絵になるんだろうと想像しながらぐんぐん文章に引き込まれていきました。先生の作品の中では短いものなので、今でも綺麗にエンディングを迎えてはいますが、彼らの今後がとても気になる!読みたい!と思わせてくれる一冊でした。読む手が止まりません。

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    2026年02月05日
  • 神の蝶、舞う果て

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    三宅香帆さんのYouTube「1月に読みたい新刊」で紹介されていて、読んでみたい!と思いました。
    日本の作家さんのファンタジー作品は初めてだったと思いますが、物語の情景や匂いまでも感じられて、この先はどうなるんだろう…と鼓動も高まるような、世界観に引き込まれる一冊でした。
    良い意味で現実逃避させてくれて、でも現実も感じられて、心にある種の清涼感を与えてくれるファンタジーてやっぱり好きだなあと思わせてくれた作品でした。

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    2026年02月05日
  • 神の蝶、舞う果て

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    27年程前に発表された、上橋菜穂子先生の初期の作品とのこと。確かに「香君」とは違う粗削りな感じと心地よい青臭さが感じられました。
    子ども向けであった為か、段組みやルビが独特ですが、さすが上橋菜穂子ワールドの原点!たった数行でスコンと別世界へ連れ去られ、不思議で見たこともないはずの世界なのに何故か微かな懐かしさまで感じながら読み進めました。

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    2026年02月04日
  • 獣の奏者 IV完結編

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    とても美しく完結している。大人になったジェシが学童たちに語る場面が最初に出来上がったという、後書きの裏話も面白かった。繰り返し読みたい名作。

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    2026年02月03日
  • 獣の奏者 III探求編

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    完結編の後書きを読んで初めて知ったのだが、獣の奏者はもともと王獣編までで完結しており、探究編と完結編はしばらく経ってから書かれたものらしい。エリンが大人になってからの物語で、完結篇まで読むと王獣編までは序章だったように思えるから不思議だ。息子のジェシが登場し、完結篇への繋ぎでありながら中弛みのようなものは感じられない。

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    2026年02月03日
  • 明日は、いずこの空の下

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    大好きな上橋奈緒子さんのエッセイ。アボリジニとの生活、羊やカンガルーの尻尾を食べたこと、鎖帷子の意外な軽さ、などなど、体験しないとわからないことばかり。そういう体験があってこそ彼女の物語は生き生きとして魅力があるのでしょうね。お母様のアクティブさにも笑わされました。好奇心って幾つになっても必要だなぁ。

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    2026年02月03日
  • 香君4 遥かな道

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    圧倒的な世界観

    人間中心の世界に、疑問を投げかけてくる物語

    作者 上橋菜穂子さんは児童文学者、SFファンタジー作者であり、文化人類学者
    前作「鹿の王」では「日本医療小説大賞」を受賞
    そして、児童文学のノーベル賞と言われる
    「国際アンデルセン賞」も受賞しています


    人間が自分たちの都合に合わせて自然のバランスを崩したその結果は自分たちへと戻される

    この社会を成立させる為、支配者の決断は何が最善なのか!

    読みながらどう決断すればいいのか、分からないながらずっと考えてしまいました

    温暖化による気候変動や地球環境も心配だし
    食糧の時給率も低いし先が心配になりました

    文庫版は4冊になってい

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    2026年02月01日
  • 青い鳥文庫版 (総ルビ)獣の奏者(8)

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    上橋 菜穂子さんの超長編ファンタジー作品

    主人公は少女エリン
    巨大なヘビ「闘蛇」を操って戦争をする世界で
    闘蛇を育て飼育する村で母と2人で暮らす
    母は獣医でありエリート闘蛇キバの面倒を見る仕事をしている
    やがてキバの死をきっかけに母とエリンの運命は大きく変化していく
    母の死後、様々な運命に翻弄され、母と同じ獣医を目指すエリンは
    闘蛇をも凌駕する王獣にも触れ獣を戦争に利用するので無い道を考えるようになる
    王獣と心通じる唯一の人となったエリンは、王国の、世界の存亡をも握るようになり
    そして運命に翻弄される。。。

    エリンの一生と想像を絶する世界観が五感をくすぐるファンタジー
    児童書ですが夢中にな

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    2026年02月01日
  • 神の蝶、舞う果て

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    本当に大事なのは、「なぜ」と問い続けること。
    そして、その答えを探す自分自身の行動に「責任」を持つこと。
    大人でも子どもでも、きっと変わらない姿勢だと思う。
     

    『神の蝶、舞う果て』上橋菜穂子

    長年ファンに愛される上橋菜穂子先生の最新刊…!
    なのだけれど、実は本作は先生がまだ30代の頃に書かれた作品。

    あとがきには「まだ熟していない」
    と感じられたとあるけれど、
    今回は最低限の修正にとどめて、
    そのままの形で上梓されたといいます。

    いまの上橋先生なら、きっとどんな改稿もできたはず。
    それでも若き日の熱や勢いを失わせずに世に送り出してくれた。
    その選択に、読者としては感謝しかない。

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    2026年01月31日
  • 神の蝶、舞う果て

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    久しぶりの上橋ワールドを満喫。
    獣の奏者や鹿の王、守り人シリーズに慣れきっているせいか、短すぎてあっけなく感じてしまったが、よく考えれば普通に長編児童文学。
    いわゆる恋愛関係じゃないにせよ、年頃の少年少女ペアが主人公なのはちょっと珍しい?恋愛で繋がっているカップルじゃないから、カップルカップルしていないものの、むしろその距離感や素朴な触れ合いにちょっとした官能味がある。でも不思議と、初読では下線を引きたい文にはひとつも出会わなかった。下線を引きたい文がない=感動しなかった ではないが、深みで言えば獣の奏者とかの方が数段上かと。

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    2026年01月30日
  • 神の蝶、舞う果て

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    上橋菜穂子さんのファンです
    この本は 30代の時書かれて 60代でやっと本になった物語だそうです。
    なんかフレッシュチーズみたいな感じです。
    ラフレシアみたいな大きな花と蝶

    降魔士の少年ジェードと相棒の少女ルクランの物語

    大きなラフレシアのような花
    沢山の蝶々
    光る繭に変身する少女ルクラン
    最後にルクランが助かってよかったなあ!
    ルクランを助けたのは 同じ降魔士で漁師の子として育ったインガとナシェムでした。
    主人公たちが孤立しないのもいいですね。
    とりとめのない感想ですが
    上橋さんが 優しい柔らかな心で描かれた本だと思いました。

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    2026年01月27日
  • 鹿の王 水底の橋

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    鹿の王を読み終わってから数年経ってしまい、話についていけるのか不安だったけど問題なかったです。

    立場や考え方によって正しさとはいくつもあり、それを貫くための策略が張り巡らされていて読みがいがありました。

    本の初めにある人物一覧のおかげで途中で誰だっけ?って思ってもつまずかずに読めました。

    私も現代の医療に支えられながら生きていますが、この治療にもとてもたくさんの人の思い、努力があったのだろうと非常に頭の下がる思いです。頑張って日々生きなきゃなと思いました。

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    2026年01月23日
  • 鹿の王 水底の橋

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    上橋菜穂子さんの本が大好きです。ファンタジーだけど、設定が細かくほんとうに面白い。
    のめり込んでしまう。

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    2026年01月21日
  • 鹿の王 4

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    ネタバレ

     なんとも壮大な世界観で、しっかりと作り込まれた物語性の高くて深淵さをも感じる小説であった。
     本屋大賞をも受賞したというのも頷けるものである。
     さて最終巻であるが、まさに故郷を失った火馬の民オーファンらの、巧妙な計画で東乎瑠への復讐を、ヴァンが防ぐために、まさに彼が唱える「鹿の王」とも言える行動をとる。
     「飛鹿の群れの中には、群れが危機に陥ったとき、己の命を張って群れを逃がす鹿が現れる、群れを支配する者、という意味ではなく、本当の意味で群れの存続を支える尊むべき者」が、鹿の王とのことであれば、まさに、ヴァンはその行動をとることになるのであるが、ここでこの小説が医療にも根源を求めている小説

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    2026年01月17日
  • 獣の奏者 II王獣編

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    ネタバレ

    音無し笛で縛られる王獣、堅き楯の誓いに縛られるイアル、王家の盲信に縛られるセィミヤ等から縛られる生き方の虚しさを感じると同時に、それでも戒律を必要とする人間の性の虚しさを感じた。

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    2026年01月16日
  • 獣の奏者 II王獣編

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    ネタバレ

    旅の道中で読んでいたのもあって
    2日で読み終えてしまいました(笑)

    展開が早過ぎず、遅すぎず。
    読む手が止まらない。

    純粋にリランのことを想って関わっていただけなのに
    そのおかげで心を通わせることもできたのに
    王獣と人間のどうしてもわかり合えない部分が
    出てきてしまったり、
    国に利用されそうになったり。

    ここで話は終わりだったというあとがきを読んで
    思わず、嘘でしょ!?となりました(笑)
    だって続きが気になりすぎる!!
    やはり全巻揃えてから読み始めて正解でした(笑)
    続きが楽しみです!

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    2026年01月14日
  • 鹿の王 水底の橋

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    鹿の王にハマりすぎてスピンオフ?の水底の橋まで一気読み。1-4巻のサブ主人公であるオタワル医療の医術師 ホッサルが主人公の医療&政治ファンタジー。オタワル医療という現代の西洋医学に近い医療と、清心教という宗教的な死生観に基づいた医術の二つが対立するという面白すぎる世界観は前作までと同じだが、そのテーマにフィーチャーされた作品になっているのでより面白い。

    上橋先生が家族の介護を終えて書かれた作品ということで、命や医療とどう向き合うかという葛藤がファンタジーを通して色濃く描かれていると感じた。

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    2026年01月13日
  • 獣の奏者 I闘蛇編

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    ネタバレ

    野生との違いが見えてくるにつれて、闘蛇も王獣も人が飼わなければいいのにと思うが、そうできないのは政治的事情があるからだろう。エリン視点の物語と王族視点の物語の今後の交錯に注目したい。

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    2026年01月11日
  • 鹿の王 1

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    強大な帝国に侵略された架空の地方が舞台。奴隷のヴァンと赤子のユナは伝説の病「黒狼熱」にかかるも生き残り旅をする。ファンタジー&医療サスペンス。2015年本屋大賞。

    四巻まで一気読み。そして大好きな西加奈子さんが三巻の解説を書いていることに気づき歓喜。身体と国家、ミクロとマクロなようで共通の構造を持つという面白さが良い。登場人物も全員魅力的。いろんな思惑を持つ人物や組織がいて、謎解き的要素もあって、エンタメ的にも哲学的にも面白かった。

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    2026年01月04日