上橋菜穂子のレビュー一覧
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ネタバレ異郷の地から飛来したバッタの対策として「救いの稲」の全焼却を訴えようとするアイシャたち
当然藩王たちは応じず、被害は拡大するばかり
13歳から「香君」としての役割を担ってきたオリエと、オリエを想うマシュウの計画と、帝国の利益の為に動こうとするイール・カシュガ
未曾有の飢饉の怖さに何も知らない民衆、税収や利権に囚われて頑なになる為政者たち
最後まで面白く一気に読んだ完結編です
ずっと「香君」という神性に殉じてきたオリエや、異郷から現れたというアイシャとマシュウそれぞれの母親、孤独の中で生きながら自分に出来ることをする芯の強さが素敵でした
この世界と確かに繋がっている異郷にも変化があり、今回に限 -
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ネタバレオゴダ藩の海上の島へ攫われたアイシャとオラムはあり得ない光景を目にする
その間も、はるか昔に絶えたはずのオオヨマは数を増やしオアレ稲を食い尽くす勢いで、オゴダの藩王母と帝国はオラムの提案に乗り危機を乗り越えたかに見えたが、アイシャの耳にはずっとオアレ稲の呼び声が聴こえていた
呼び声に惹かれてやってきた、新たな脅威の出現に脅かされる3巻です
初代の香君たちがオアレ稲を手にした時も、餓死者を減らしたい 民を救いたいという気持ちだったでしょうに、オアレ稲は人には扱いきれない正に「喜びと悲嘆の稲」らしい展開になりました
必死に足掻くアイシャを始めとした香使たちと、この世界の理を超えたオアレ稲がどう決 -
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ネタバレ山荘でタクおじさん達との暮らしに馴染んだアイシャは、オリエとマシュウから過去に起こった事の真実を探している事、2人やその考えを共にする人達が取り組んできた事を知らされ、協力を請われる
三年後、恐れていた事態が発生し、アイシャ達は密かに行動を起こしていたが、危険に晒されてしまう2巻です
オリエとマシュウの長い話から明かされたオアレ稲の秘密と、神話にも似た初代の始祖と香君の行動を解き明かそうとした人の存在
「香君」達の使命の重さと切なさ
帝国の為政者達の面子と、庶民が被る命の被害、オゴダ藩の怪しい動き
神隠しのような伝承と現実世界が重なって、益々面白くなってきました
210ページ -
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ネタバレ祖父が元藩王だったアイシャは幼い弟と逃げていたが、現藩王に囚われ殺される事を悟る
アイシャには不思議な力があった事で秘密裡に命を救われて、帝国で活神と言われる「香君」の元へ送られたが、その力ゆえに更に別の地へ送られオリエと知り合う
一方で初代香君が伝えたという特別なオアレ稲には共に伝わる規定集があるが時代の移り変わりと共に改変され…という始まりを告げる1巻です
弟を支えて逃げる冒頭からすでに緊迫感が漂っていて、すぐに引き込まれてしまいました
民達の怨みを買った元藩王の祖父に対して初めは良いイメージが無いのに、祖父の真意が分かったらゾワリとする危うさに気がつく怖さ
アイシャが巻き込まれるであろ -
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光と闇が同居する〈闇の大井戸〉で、光を守る降魔士〈カタゼリム〉ジェードとルクランの物語。
鬼火の予兆に強く反応してしまうルクランの謎が明かされていく中で、生き物たちが大きなつながりの中で生きているこの世界の真理が見えてくるところが面白かった。
ジェードとルクランの愛の深さにも胸が打たれ、涙ぐんでしまうような場面も。夢中で読んだし、美しいものに触れた感覚に満たされて本を閉じた。
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覆いかぶさって、鬼火から守ってくれたジェードの重みと温かさを思い、インガの言葉を思い、こうして朝食をともにしている幸せを思い……ここから離れたくない、とルクランは思った。P39 -
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ネタバレ読み始めたときにエリンが結婚して子供もいるという描写にイアルの存在を感じられなくてちょっとショックだったの。
個人的にイアルが大好きで、エリンとイアルがくっつけばいいなぁ。と思っていたのに、エリンの相手について序盤は明かされてないですよね??
わたしの読み落としかなぁ…。
エリンの相手がイアルじゃないと勝手に思い込んでただけ?
でも、何故かエリンの相手はイアルじゃない。って思いながら読み進めていたら
イアルじゃーーーーん!!!!!
となりました後半です(笑)
スタンディングオベーションです。
え、マジ?ほんと?ありがとう…と天を仰ぎたかった(不審者になるのでやめたけど。)
闘蛇や王獣に関する -
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【あらすじ】
名著『鹿の王』に続くシリーズ第二作。黒狼熱(ミッツァル)に端を発する動乱が終息した後、オタワル深学院の天才・ホッサルは、清心教祭事医・真那(まな)の誘いを受け、清心教医術発祥の地である安房那(あわな)に赴く。領主の娘が患う奇病の治療法を求め、花部山地へと足を踏み入れたホッサルは、清心教医術の起源に触れる。かかるなか、次期皇帝の選定に纏わる陰謀が、彼とその伴侶であるミラルの関係にも変化を齎すことになりーー。
【短評】
前作『鹿の王』の記憶が色褪せないうちに次作に挑戦である。私が前作を読んで気になっていたのは「ヴァンとユナのその後」と「オタワル医術と清心教医術の和合」であったため、