上橋菜穂子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
圧倒的な世界観
人間中心の世界に、疑問を投げかけてくる物語
作者 上橋菜穂子さんは児童文学者、SFファンタジー作者であり、文化人類学者
前作「鹿の王」では「日本医療小説大賞」を受賞
そして、児童文学のノーベル賞と言われる
「国際アンデルセン賞」も受賞しています
人間が自分たちの都合に合わせて自然のバランスを崩したその結果は自分たちへと戻される
この社会を成立させる為、支配者の決断は何が最善なのか!
読みながらどう決断すればいいのか、分からないながらずっと考えてしまいました
温暖化による気候変動や地球環境も心配だし
食糧の時給率も低いし先が心配になりました
文庫版は4冊になってい -
Posted by ブクログ
上橋 菜穂子さんの超長編ファンタジー作品
主人公は少女エリン
巨大なヘビ「闘蛇」を操って戦争をする世界で
闘蛇を育て飼育する村で母と2人で暮らす
母は獣医でありエリート闘蛇キバの面倒を見る仕事をしている
やがてキバの死をきっかけに母とエリンの運命は大きく変化していく
母の死後、様々な運命に翻弄され、母と同じ獣医を目指すエリンは
闘蛇をも凌駕する王獣にも触れ獣を戦争に利用するので無い道を考えるようになる
王獣と心通じる唯一の人となったエリンは、王国の、世界の存亡をも握るようになり
そして運命に翻弄される。。。
エリンの一生と想像を絶する世界観が五感をくすぐるファンタジー
児童書ですが夢中にな -
Posted by ブクログ
本当に大事なのは、「なぜ」と問い続けること。
そして、その答えを探す自分自身の行動に「責任」を持つこと。
大人でも子どもでも、きっと変わらない姿勢だと思う。
『神の蝶、舞う果て』上橋菜穂子
長年ファンに愛される上橋菜穂子先生の最新刊…!
なのだけれど、実は本作は先生がまだ30代の頃に書かれた作品。
あとがきには「まだ熟していない」
と感じられたとあるけれど、
今回は最低限の修正にとどめて、
そのままの形で上梓されたといいます。
いまの上橋先生なら、きっとどんな改稿もできたはず。
それでも若き日の熱や勢いを失わせずに世に送り出してくれた。
その選択に、読者としては感謝しかない。
私 -
Posted by ブクログ
ネタバレなんとも壮大な世界観で、しっかりと作り込まれた物語性の高くて深淵さをも感じる小説であった。
本屋大賞をも受賞したというのも頷けるものである。
さて最終巻であるが、まさに故郷を失った火馬の民オーファンらの、巧妙な計画で東乎瑠への復讐を、ヴァンが防ぐために、まさに彼が唱える「鹿の王」とも言える行動をとる。
「飛鹿の群れの中には、群れが危機に陥ったとき、己の命を張って群れを逃がす鹿が現れる、群れを支配する者、という意味ではなく、本当の意味で群れの存続を支える尊むべき者」が、鹿の王とのことであれば、まさに、ヴァンはその行動をとることになるのであるが、ここでこの小説が医療にも根源を求めている小説 -
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