上橋菜穂子のレビュー一覧
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事件の全容を知りたく、サクサク読み進められる。
事件の中で更に色々とオアレ稲について解明されていくこともあるが、スッキリしないところもある。
そのスッキリしないのは何故なのか、アイシャがモヤモヤしてるのをモヤモヤみてる。
藩王母、本当はいい人じゃん⋯やり方が強引なだけで、民を守るために⋯。
マシュウは出生を考えると、頭も切れるし王となって欲しいし、なれる人なんだろうけど、王にならず、王の右腕とか、裏で奔走するタイプかな。表に出ず、裏から支えるのが似合う男ではあるかな。でも⋯ちょっとオリエの為が見えすぎててたまに萎える。主人公はアイシャだと思うし、オリエも香君ではあるんだけど⋯本人も違うところを認めてる状況で、オリエ本意はアイシャがするならいいけど、マシュウがしちゃうとなんだかなと。
後半は、今までみんなが懸念してた厄災が起こり⋯
しばらくは、とてもリアルなバッタ(架空)描写があるので、虫嫌いな人大丈夫かなと心配になったくらい。超リアル。
あとがき読んだら頑張ったんだなぁと思うところでもあった。
バッタとか虫平気だけど、バッタ⋯ゾワッとした(笑) -
Posted by ブクログ
ネタバレ異郷の地から飛来したバッタの対策として「救いの稲」の全焼却を訴えようとするアイシャたち
当然藩王たちは応じず、被害は拡大するばかり
13歳から「香君」としての役割を担ってきたオリエと、オリエを想うマシュウの計画と、帝国の利益の為に動こうとするイール・カシュガ
未曾有の飢饉の怖さに何も知らない民衆、税収や利権に囚われて頑なになる為政者たち
最後まで面白く一気に読んだ完結編です
ずっと「香君」という神性に殉じてきたオリエや、異郷から現れたというアイシャとマシュウそれぞれの母親、孤独の中で生きながら自分に出来ることをする芯の強さが素敵でした
この世界と確かに繋がっている異郷にも変化があり、今回に限らずその前にもオアレ稲に纏わる危機があり乗り越えたけれど、次はどうなるか分からない未来への警鐘も含めて余韻も残り、なお前向きになれる結末でした
214ページ -
Posted by ブクログ
ネタバレオゴダ藩の海上の島へ攫われたアイシャとオラムはあり得ない光景を目にする
その間も、はるか昔に絶えたはずのオオヨマは数を増やしオアレ稲を食い尽くす勢いで、オゴダの藩王母と帝国はオラムの提案に乗り危機を乗り越えたかに見えたが、アイシャの耳にはずっとオアレ稲の呼び声が聴こえていた
呼び声に惹かれてやってきた、新たな脅威の出現に脅かされる3巻です
初代の香君たちがオアレ稲を手にした時も、餓死者を減らしたい 民を救いたいという気持ちだったでしょうに、オアレ稲は人には扱いきれない正に「喜びと悲嘆の稲」らしい展開になりました
必死に足掻くアイシャを始めとした香使たちと、この世界の理を超えたオアレ稲がどう決着するのか、足下から世界が崩れ落ちるような緊迫感の中で、4巻が楽しみです
255ページ -
Posted by ブクログ
ネタバレ山荘でタクおじさん達との暮らしに馴染んだアイシャは、オリエとマシュウから過去に起こった事の真実を探している事、2人やその考えを共にする人達が取り組んできた事を知らされ、協力を請われる
三年後、恐れていた事態が発生し、アイシャ達は密かに行動を起こしていたが、危険に晒されてしまう2巻です
オリエとマシュウの長い話から明かされたオアレ稲の秘密と、神話にも似た初代の始祖と香君の行動を解き明かそうとした人の存在
「香君」達の使命の重さと切なさ
帝国の為政者達の面子と、庶民が被る命の被害、オゴダ藩の怪しい動き
神隠しのような伝承と現実世界が重なって、益々面白くなってきました
210ページ -
Posted by ブクログ
ネタバレ祖父が元藩王だったアイシャは幼い弟と逃げていたが、現藩王に囚われ殺される事を悟る
アイシャには不思議な力があった事で秘密裡に命を救われて、帝国で活神と言われる「香君」の元へ送られたが、その力ゆえに更に別の地へ送られオリエと知り合う
一方で初代香君が伝えたという特別なオアレ稲には共に伝わる規定集があるが時代の移り変わりと共に改変され…という始まりを告げる1巻です
弟を支えて逃げる冒頭からすでに緊迫感が漂っていて、すぐに引き込まれてしまいました
民達の怨みを買った元藩王の祖父に対して初めは良いイメージが無いのに、祖父の真意が分かったらゾワリとする危うさに気がつく怖さ
アイシャが巻き込まれるであろう、この先の苦難の予兆、帝国の為政者達が隠してきた歴史とオアレ稲の真実、完結まで一気読みしたくて待った甲斐がありそうです
246ページ -
Posted by ブクログ
光と闇が同居する〈闇の大井戸〉で、光を守る降魔士〈カタゼリム〉ジェードとルクランの物語。
鬼火の予兆に強く反応してしまうルクランの謎が明かされていく中で、生き物たちが大きなつながりの中で生きているこの世界の真理が見えてくるところが面白かった。
ジェードとルクランの愛の深さにも胸が打たれ、涙ぐんでしまうような場面も。夢中で読んだし、美しいものに触れた感覚に満たされて本を閉じた。
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覆いかぶさって、鬼火から守ってくれたジェードの重みと温かさを思い、インガの言葉を思い、こうして朝食をともにしている幸せを思い……ここから離れたくない、とルクランは思った。P39 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読み始めたときにエリンが結婚して子供もいるという描写にイアルの存在を感じられなくてちょっとショックだったの。
個人的にイアルが大好きで、エリンとイアルがくっつけばいいなぁ。と思っていたのに、エリンの相手について序盤は明かされてないですよね??
わたしの読み落としかなぁ…。
エリンの相手がイアルじゃないと勝手に思い込んでただけ?
でも、何故かエリンの相手はイアルじゃない。って思いながら読み進めていたら
イアルじゃーーーーん!!!!!
となりました後半です(笑)
スタンディングオベーションです。
え、マジ?ほんと?ありがとう…と天を仰ぎたかった(不審者になるのでやめたけど。)
闘蛇や王獣に関する謎が明らかになることと
新たな問題、課題が浮上していくことと
話の展開がすさまじいのに
着いていけないとか、置いてけぼりみたいなのがなくて
ずっとドキドキ、ワクワク!
続きをありがとうございます。
外伝あるけど、本編は次で最後かぁ…。
読みたいけど、読んだら終わっちゃうのよね。
と思うと、読み始めるのを躊躇してしまう(笑)
でも読みたいので近々読み始めます(笑)