上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 獣の奏者 II王獣編

    Posted by ブクログ

    久しぶりにファンタジーでも読むかと思い、上巻を購入したのが15年くらい前。そのまま本棚に突っ込んでいたのを、急に読もうかという気になって引っ張り出して来ましたが、この年でいまさらファンタジーというのもあれかなと思いましたが、面白かったです。
    まず章立てがちょうどいい長さにまとめられていて、入浴中に読むとちょうどアニメ1話分くらいの読後感で、読みやすかったです。またファンタジーとはいえ、いろんな要素が現実世界のリアリティラインから外さず、その辺も読みやすさの一因なのかなと思いました。
    闘蛇と王獣、真王と大公の関係が、ちょうど日本とアメリカ、または国内の天皇制、核の問題などが読み取れて、その辺はち

    0
    2026年04月28日
  • 獣の奏者 I闘蛇編

    Posted by ブクログ

    ワクワクしてます。

    上橋菜穂子さんの「守り人」シリーズを全て読み、紡がれるファンタジー世界のリアリティに衝撃を受けた。
    「獣の奏者エリン」って昔アニメか何かで放送されていたような。テレビっ子じゃ無かったから当時は見る機会に恵まれなかったんだけれど、今更ながら小説で読み始めることができてよかった。
    全4部作?っぽいので、まだ全貌は見えてこないけれど、毎ページどんなことが書かれてるんだろうとワクワクしている。

    0
    2026年04月26日
  • 鹿の王 水底の橋

    Posted by ブクログ

    「鹿の王」のスピンオフで、主人公はオタワル医術師のホッサルと彼の恋人で助手でもあるミラウ。
    医術の2つの流派をめぐる政争や、治療の是非、生きるとは何かということが書かれていて、いつもながらいろいろ考えさせられながら読みました。

    この作品は上橋氏には珍しく恋愛部分の比重が大きくて、こんなのも書くんだと驚かされました。最後は氏の粋な計らいがあって思わずニンマリ。

    私は上橋氏の自然描写が好きで、特に好きな一節がこちら。
    「屋敷の中は静かで、ただ屋根を打つ小雨の音だけが聞こえている。」
    これを読んだとき、屋根を打つ雨音だけでなく、雨と草の匂い、部屋の暗さなどが急に私の周りを取り囲み、一瞬にして別世

    0
    2026年04月25日
  • 鹿の王 水底の橋

    Posted by ブクログ

    終わり方もとても良かった
    上質な物語の旅をさせてもらえてとても有意義な時間だった
    時間が経った時、もう一度読み直したいと思うような本
    受け取り方が変わるのではないかなと思う
    良い本に出会えて良かった

    0
    2026年04月24日
  • 鹿の王 4

    Posted by ブクログ

    とても上質な物語を読んだという素敵な読後感
    巻を重ねるごとに読むペースが速くなった
    ファンタジーなのに現実離れしていない、地に足が着いた世界というか
    自分を犠牲にして何かを助けるのは美学とされがちだけど本当はそうじゃないと示してくれたり、心が浮つくというかそういうことが全くない
    真っ直ぐ確実に物語が進んでいく

    よくあるバッドエンド、ハッピーエンドとは違う本当になにも矛盾のない終わり方だった

    読んで良かった
    有意義な時間だった

    0
    2026年04月15日
  • 狐笛のかなた

    Posted by ブクログ

    獣の奏者で好きになった上橋菜穂子さん。狐笛のかなたは世界観がどんぴしゃすぎて、完全に癖(へき)になり、今でもこのような構造の作品に出会うと狐笛のかなたみたいだ!と好きになってしまう、原点のような作品。

    0
    2026年04月15日
  • 青い鳥文庫版 (総ルビ)獣の奏者(1)

    Posted by ブクログ

    小学校の図書室で全巻読み、人生の礎になっている。当時小学校で流行っていたことも、イラストの良さも込みで、青い鳥文庫のバージョンで記録する。単行本も読み、今手元には講談社文庫とコミックもあるが、。獣の奏者で上橋菜穂子さんを好きになったので、他の作品も全て読んだ。本は大好きだが獣の奏者は別格で殿堂入りの作品。

    0
    2026年04月15日
  • 鹿の王 4

    Posted by ブクログ

    「鹿の王」というタイトルから、偉大な動物がテーマなのかと思っていましたが、さにあらず。

    人の身体も国も同じようなものだということが大きなテーマ。「人は身体の内でも、外でも共生と葛藤を繰り返しながら生きている」(あとがきより)
    また、命は親から伝わるが、どの命も個性を持った唯一無二の命であり、血のつながりにこだわることなく、共に生き、共に支え合う人の集まりが家族なのだということが描かれています。
    ヴァンとユナちゃん、サエ、トマたちは、血は繫がらないけど立派な家族。最後はとても心が温まりました。

    0
    2026年04月14日
  • 鹿の王 3

    Posted by ブクログ

    いろいろな思惑が複雑に絡み始め、物語が大きく動き始めた第3巻。
    「きたきたー!これが上橋文学の醍醐味!」と盛り上がってしまいました。

    これまで少しずつしか描かれなかったヴァンの家族を思う気持ちが胸に迫ります。

    これはネタバレかもしれないけれど、フッタ、貴様だけは許さん!
    とだけ書き置いて、第4巻読んで参ります。

    0
    2026年04月11日
  • 獣の奏者 II王獣編

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    好きだった言葉は、「人にどう思われるか気にしていると、発想も縮こまるんだな。」と、「この世に生きる、たくさんの生き物たちの営みの不思議さを感じてほしい。学ぶということの、ふるえるような興奮を感じとってほしい。」の2つである。1つ目は、普段私は周りの目を気にして生きているからドキッとさせられた。知らないうちに発想が縮こまって損してたかもと思うと、今後はあまり周りの目を気にせず自分らしく生きていきたいと思った。2つ目は、成功する人は学ぶときにふるえるような興奮を感じ取っているよねと思った。何かで成功した人の話を聞くときよく感じるのは、この人はこれが本当に大好きで取り組んでいるんだなってことだ。私は

    0
    2026年04月11日
  • 鹿の王 4

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     自分の命が終わった後も巡っていく命について考えさせられる。
     ヴァンの虚しさや悲痛な思いが痛いほど伝わってくる心理描写だった。
    ユナが最後まで明るかったのが救い。その先を描かず、広がりを見せようとするところで終わらせるのは、「獣の奏者」通じる技だった。

    0
    2026年04月10日
  • 鹿の王 2

    Posted by ブクログ

    ヴァンとユナの体に起こった変化はそういうことだったの!? え、そこでサエが出てくる? あぁぁぁぁぁ、あの人の安否はどうなったの???
    というところで、第3巻へ続く。

    感染症の正体が少しずつ明らかになり、そこに政治も絡んできて、話はいよいよ佳境に入っていきます。

    もう、これ以上、余計なことは語るまい。今日も朝日が眩しいぜ。

    0
    2026年04月08日
  • 獣の奏者 IV完結編

    Posted by ブクログ

    人は同じ過ちを繰り返す。多くの命が失われてもなお、無くなることはない戦争。その愚かさを心に刻みながらも、その概念が人の記憶から消されることは無い。しかし、結果が同じ過ちであったとしても、その後が同じであるとは限らない。一度目の過ちは、過ちであるかもわからぬままに犯してしまう。しかし、二度目は過ちであると知りながら犯したのだ。己の信じる未来のために、希望と共に暮らすことができる世界のために。エリンはその選択をしてみせた。かつて災いを起こし、二度と同じことを起こさぬようにしてきたジェの意思は、既にあった小さな綻びを突いてみせたエリンの手によって崩された。しかし、そのエリンによって、かつて起きた災い

    0
    2026年04月06日
  • 鹿の王 4

    Posted by ブクログ

    死に至る謎のウイルスに対峙する時、人は不安や恐れを抱き、結果、自分と家族だけは助かる道を選ぶのでしょうか。
    そうではない事を、この本の主人公達が表してくれていました。
    コロナ禍では、国、人種を超えて、世界中の医療、科学、政府、様々な人達が未知のウイルスに向き合い、終息に向かう事が出来ました。
    この本が出版された後の現実の話ですが、どこか予言書を見ているような気持ちで読み進めていました。

    0
    2026年04月05日
  • 鹿の王 1

    Posted by ブクログ

    またもや眠れぬ日々を始めてしまいました。ページをめくる手が止まらない!

    動物から感染する病気をモチーフに、様々な民族の葛藤が描かれています。
    感染の描写がリアルで、これって本当にコロナ前に書かれた本なの?と何度も奥付を確認したほど。

    これを読んでいたらトナカイに乗りたくなりました。本当は飛鹿(ピュイカ)に乗りたいけど空想の動物だからね。

    独角のヴァンと、天才医術師ホッサルの行く末はどうなるのか?幼子ユナはどんな風に成長していくのか?
    ・・ひきつづき、眠れぬ夜を過ごす予定です。

    0
    2026年04月05日
  • 獣の奏者 II王獣編

    Posted by ブクログ

    苦しい。
    思えばエリンの周りには敵が多かった。祖父から始まり、闘蛇衆や、霧の民、そして王獣規範など。全ての事の始まりは、彼女の芯から溢れ出る知識欲とそれに伴う行動力だった。「私も母のようになりたい」「蜂の生態について知りたい」「野生の王獣のように、リランを育てたい」その結果彼女はかつてない偉業を成し遂げてみせた。しかし、その術は禁忌であり、歴史上に留めておかねばならなかった。
    人は武力を求め続ける。地位のため、名誉のため、誇りのため。自らとはかけ離れた生態を持つ王獣。その力を我がものとするために、獣としての本能をも縛ってみせた。エリンはそれが許せなかっただけ。人は知識を探求するものを淘汰し、今

    0
    2026年04月04日
  • 狐笛のかなた

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    上橋さんの作品は登場人物が駆け抜けていくのを追いかけるような感覚があるけれども、野火と小夜がまっすぐに駆け抜けていってくれた。
    何度か読んだことがあるけれども梅や桜の描写が目の前に浮かぶようで、なんとなくこの時期に読みたくなったのはそれかな。

    0
    2026年04月01日
  • 香君4 遥かな道

    Posted by ブクログ

    1冊目を読んでからトントンと読み進めてしまった。
    この続きがこんなに読みたい、いったいどうなるんだろう、とお手本のような好奇心が湧いて出てくる作品だった。

    農作物、人、民、国、信仰、政治という切っても切り離せない視点を多角的に描写していてファンタジーだけではない現実味にも惹きつけられた

    0
    2026年03月31日
  • 香君4 遥かな道

    Posted by ブクログ

    面白かった。もう、一気に読んでしまった。
    未来のために今飢えろと言われても、人はそれを飲み込めない。多数のために切り捨てられる側にされたら耐えられない。そういう政治のもどかしさみたいなものがすごく丁寧に描かれている。

    大きな脅威や災害に対して人ができることはあまりにも小さいということを思い知らされる。
    それでも象徴として在ろうするオリエが本当に素敵だった。頑張るアイシャのひたむきさもよき。
    あとがきで「アレロパシー」から構想を得た的なことが書かれていたけど、本当に植物も興味深いな。

    0
    2026年03月26日
  • 守り人シリーズ電子版 1.精霊の守り人

    Posted by ブクログ

    昔、アニメ版は見ていた。原作を手に取るのは初めてで、上橋菜穂子さんの本は『獣の奏者』以来。

    面白かったぁぁぁぁぁ
    チャグムかわいいぃぃぃぃあと賢いし強いし絶対いい王になるわ(੭ु´͈ ᐜ `͈)੭ु⁾⁾

    5日で読んじゃった。とても面白かった。

    0
    2026年03月21日