上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 鹿の王 4

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    死に至る謎のウイルスに対峙する時、人は不安や恐れを抱き、結果、自分と家族だけは助かる道を選ぶのでしょうか。
    そうではない事を、この本の主人公達が表してくれていました。
    コロナ禍では、国、人種を超えて、世界中の医療、科学、政府、様々な人達が未知のウイルスに向き合い、終息に向かう事が出来ました。
    この本が出版された後の現実の話ですが、どこか予言書を見ているような気持ちで読み進めていました。

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    2026年04月05日
  • 鹿の王 1

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    またもや眠れぬ日々を始めてしまいました。ページをめくる手が止まらない!

    動物から感染する病気をモチーフに、様々な民族の葛藤が描かれています。
    感染の描写がリアルで、これって本当にコロナ前に書かれた本なの?と何度も奥付を確認したほど。

    これを読んでいたらトナカイに乗りたくなりました。本当は飛鹿(ピュイカ)に乗りたいけど空想の動物だからね。

    独角のヴァンと、天才医術師ホッサルの行く末はどうなるのか?幼子ユナはどんな風に成長していくのか?
    ・・ひきつづき、眠れぬ夜を過ごす予定です。

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    2026年04月05日
  • 獣の奏者 II王獣編

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    苦しい。
    思えばエリンの周りには敵が多かった。祖父から始まり、闘蛇衆や、霧の民、そして王獣規範など。全ての事の始まりは、彼女の芯から溢れ出る知識欲とそれに伴う行動力だった。「私も母のようになりたい」「蜂の生態について知りたい」「野生の王獣のように、リランを育てたい」その結果彼女はかつてない偉業を成し遂げてみせた。しかし、その術は禁忌であり、歴史上に留めておかねばならなかった。
    人は武力を求め続ける。地位のため、名誉のため、誇りのため。自らとはかけ離れた生態を持つ王獣。その力を我がものとするために、獣としての本能をも縛ってみせた。エリンはそれが許せなかっただけ。人は知識を探求するものを淘汰し、今

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    2026年04月04日
  • 狐笛のかなた

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    ネタバレ

    上橋さんの作品は登場人物が駆け抜けていくのを追いかけるような感覚があるけれども、野火と小夜がまっすぐに駆け抜けていってくれた。
    何度か読んだことがあるけれども梅や桜の描写が目の前に浮かぶようで、なんとなくこの時期に読みたくなったのはそれかな。

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    2026年04月01日
  • 香君4 遥かな道

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    1冊目を読んでからトントンと読み進めてしまった。
    この続きがこんなに読みたい、いったいどうなるんだろう、とお手本のような好奇心が湧いて出てくる作品だった。

    農作物、人、民、国、信仰、政治という切っても切り離せない視点を多角的に描写していてファンタジーだけではない現実味にも惹きつけられた

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    2026年03月31日
  • 香君4 遥かな道

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    面白かった。もう、一気に読んでしまった。
    未来のために今飢えろと言われても、人はそれを飲み込めない。多数のために切り捨てられる側にされたら耐えられない。そういう政治のもどかしさみたいなものがすごく丁寧に描かれている。

    大きな脅威や災害に対して人ができることはあまりにも小さいということを思い知らされる。
    それでも象徴として在ろうするオリエが本当に素敵だった。頑張るアイシャのひたむきさもよき。
    あとがきで「アレロパシー」から構想を得た的なことが書かれていたけど、本当に植物も興味深いな。

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    2026年03月26日
  • 守り人シリーズ電子版 1.精霊の守り人

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    昔、アニメ版は見ていた。原作を手に取るのは初めてで、上橋菜穂子さんの本は『獣の奏者』以来。

    面白かったぁぁぁぁぁ
    チャグムかわいいぃぃぃぃあと賢いし強いし絶対いい王になるわ(੭ु´͈ ᐜ `͈)੭ु⁾⁾

    5日で読んじゃった。とても面白かった。

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    2026年03月21日
  • 月の森に、カミよ眠れ

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    ファンタジーではあるけれど、古代の日本の辺境の地で、あたかも本当にこんなことがおこっていたのかなと思わせるリアリティもあり、素晴らしい。もののけ姫とも通ずる趣き。

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    2026年03月18日
  • 香君2 西から来た少女

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    2巻になって世界の輪郭が見えてきたなーという感じ。めちゃくちゃ面白い。

    いつの時代も、どこの世界でも、国を治めるというのは大変だなと思う。尊敬と恐怖を同じだけ集めて束ねなければならない。そしてそのためには象徴が必要で、この世界ではそれはオアレ稲。

    言い伝えがいつか風化してしまう恐ろしさを考える。何かを正しく伝え続けるのは難しい。

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    2026年03月18日
  • 獣の奏者 外伝 刹那

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    ネタバレ

    「綿毛」が読みたくて。外伝は読んだことあったのですが、改めて文庫版を買って読みました。ソヨンのことを知れてよかった。本編に書いてある生い立ちの情報だけでは、「なんて不幸な人なんだろう」という感想で終わってしまっていました。せっかく一族を離れてまで共に生きたいと思えた人と一緒になれたのに、先立たれてひとりエリンを育てる人生はつらかっただろうなと。その答えが書かれていて、たくましさに胸が熱くなりました。

    「秘め事」がやっぱりこの本の肝なのかなあと思います。ユアンのことがずっとよくわからなくて、頭に残っていたのですが、読み返すと「物言わぬ王獣のよう」な彼の姿がつかみ取れる気がします。何一つ不自由な

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    2026年03月15日
  • 獣の奏者 II王獣編

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    第五章 運命の曲がり角
    1 竪琴の響き
    2 運命の曲がり角
    3 教導師たちの決定
    4 最期の便り
    5 傷
    第六章 飛翔
    1 不安の胎動
    2 飛翔
    3 霧の民(アーリョ)の大罪
    4 野生の雄
    5 二頭の飛翔
    第七章 襲擊
    1 真王(ヨジエ)の行幸
    2 ダミヤの誘惑
    3 襲擊
    4 治療
    5 闘蛇の印
    6 決意
    第八章 風雲
    1 求婚
    2 獣の血
    3 ダミヤの命令
    4 魔がさした子(アクン・メ・チヤイ)
    5 露見
    6 逃亡者
    7 風の夜
    8 王祖の来し方
    9 虚しさの天地
    終章 獣の奏者

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    2026年03月13日
  • 獣の奏者 I闘蛇編

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    ネタバレ

    上橋菜穂子ファンタジーの、最高傑作だと思う。
    読みやすさ、扱うテーマ、展開と構成、どれをとっても一級品。
    人と獣というテーマを扱いながら、振り返ると一瞬でしかない人生を、こんな風に大事に生きたいと思わせてくるような物語だった。こうなるしかないという結末と、それに至るまでの歩み、その全てを、一読者である自分でさえ振り返って愛おしく、尊く思えるほど、感情を移入させられる。

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    2026年03月12日
  • 獣の奏者 II王獣編

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    リランと心を通わせていく数々の場面が本当に瑞々しく美しく描かれている。そしてエリンにとって初めての父親であり自身の身体も心も救ってくれたジョウンとの呆気ない突然の別れ。そしてイアルとの出会い。

    リランと心を通わせたことでこの国の将来を左右する濁流に巻き込まれていくエリンとリラン。

    とにかく美しい結末は著者がここでこの物語が完結したとしていたことも納得の出来栄え。



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    2026年03月11日
  • 獣の奏者 II王獣編

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    なによりリランの飼育に奮闘するエリンの情熱に感動。
    真王襲撃からは色々絡みあった目まぐるしい展開。
    こんな歪な国家が長年崩壊しないとは信仰の力は恐ろしい。

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    2026年03月09日
  • 獣の奏者 I闘蛇編

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    一巻から面白すぎて引き込まれてる。
    過酷な生いたちのエリンだが、ジョウンやエサル、ユーヤンなど良い人達と巡り会えて良かった。
    真王と大公の関係が、公家と武家のような構図なのも面白い。

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    2026年03月09日
  • 獣の奏者 I闘蛇編

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    序章 母の指笛
    1 闘蛇の弔い笛
    2 霧の民(アーリョ)
    3 母の指笛
    4 精霊獣
    第一章 蜂飼い
    1 流れついた子
    2 女王の飛翔
    3 女王の乳(タブ・チム)
    第二章 天翔ける獣
    1 蜂と竪琴
    2 夏の小屋
    3 天を翔ける獣
    第三章 幼獣の献上
    1 神速のイアル
    2 真王(ヨジエ)と大公(アルハン)
    3 幼獣の献上
    第四章 カザルム王獣保護場
    1 ジョウンの息子
    2 入舎ノ試し
    3 ユーヤン
    4 王獣の笛
    5 光(リラン)
    6 トムラ
    7 下から射す光

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    2026年03月04日
  • 獣の奏者 II王獣編

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    ネタバレ

    読み直し。
    あとがきを読んで、本当はここで物語が1幕を下ろす予定であったことを初めて知った。

    全ての生き物に共通するものは"恐怖"でありながら、最後の最後で愛を感じられるのが良い。

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    2026年03月02日
  • 鹿の王 3

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    ヴァンにあるのは、敵国でなく病に対する怒りであり、同じ病でも生き延びる人と死んでしまう人がいることへの無力感。多分、ヴァンは犬の王の力(進撃の巨人でいうところの座標)を手にしたが、どのように制御するのか。

    3巻にして交差していたものが綺麗に繋がってきた。鹿の王はすごい名作。

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    2026年03月01日
  • 狐笛のかなた

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    呪いと和風テイストの世界観が、より面白く感じさせてくれました。最後の主人公の選択が和風ファンタジーの醍醐味みたいな作品でした。

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    2026年02月28日
  • 鹿の王 2

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    国同士が争い覚醒したヴァンが飛鹿に乗って戦い名を馳せる物語かと想像してたが、よい意味で期待を裏切られた。

    侵略で土地を追われたものや移住民の生活の苦悩。そして広がりをみせる黒狼熱の応急措置と原因究明。明確に敵味方に別れてないのがリアルであり、静かだが不気味で面白い。

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    2026年02月28日