上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 香君3 遥かな道

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    事件の全容を知りたく、サクサク読み進められる。

    事件の中で更に色々とオアレ稲について解明されていくこともあるが、スッキリしないところもある。
    そのスッキリしないのは何故なのか、アイシャがモヤモヤしてるのをモヤモヤみてる。

    藩王母、本当はいい人じゃん⋯やり方が強引なだけで、民を守るために⋯。

    マシュウは出生を考えると、頭も切れるし王となって欲しいし、なれる人なんだろうけど、王にならず、王の右腕とか、裏で奔走するタイプかな。表に出ず、裏から支えるのが似合う男ではあるかな。でも⋯ちょっとオリエの為が見えすぎててたまに萎える。主人公はアイシャだと思うし、オリエも香君ではあるんだけど⋯本人も違うところを認めてる状況で、オリエ本意はアイシャがするならいいけど、マシュウがしちゃうとなんだかなと。

    後半は、今までみんなが懸念してた厄災が起こり⋯
    しばらくは、とてもリアルなバッタ(架空)描写があるので、虫嫌いな人大丈夫かなと心配になったくらい。超リアル。
    あとがき読んだら頑張ったんだなぁと思うところでもあった。
    バッタとか虫平気だけど、バッタ⋯ゾワッとした(笑)

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    2026年07月15日
  • 獣の奏者 外伝 刹那

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    上橋菜穂子さんの『獣の奏者』全4巻と外伝を読んだ。主人公はもちろん、彼女を支える周囲の人々がとても魅力的。自然や生き物の営みの精緻な描写含め、上橋さんワールドを存分に堪能することができた。日本発のハリポタに代わる物語を描ける書き手がいるとしたら、それは上橋さんだと僕は信じている。

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    2026年07月12日
  • 神の蝶、舞う果て

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    ネタバレ

    30年以上前に連載していた作品を修正して1冊にしたということを知っていたので、作品に懐かしさをより感じた。勢いを大切に修正は最低限なのも私的には良かったと思う。
    確かに設定などにやや「?」と気になるところもあるが、それを置いてもやはり丁寧な作りの作品だと感じる。
    ご飯のくだりで沢山出るファンタジー用語と美味しそうな描写はやはり上橋さんだなと。美味しそう。
    話がどんどん展開していくので読みやすいが、もっと作品を味わいたいと思う気持ちもありつつ…
    とりあえず上橋さんのファンタジー世界は好きだなと改めて思えた作品だった。

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    2026年07月08日
  • 獣の奏者 外伝 刹那

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     外伝さえも面白かった一冊。本編で語られていなかったところが短編集として登場。すべて読み終えた後だからこその感動を覚えられる一作。とても面白く、素敵でした。

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    2026年07月07日
  • 香君4 遥かな道

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    ネタバレ

    異郷の地から飛来したバッタの対策として「救いの稲」の全焼却を訴えようとするアイシャたち
    当然藩王たちは応じず、被害は拡大するばかり
    13歳から「香君」としての役割を担ってきたオリエと、オリエを想うマシュウの計画と、帝国の利益の為に動こうとするイール・カシュガ
    未曾有の飢饉の怖さに何も知らない民衆、税収や利権に囚われて頑なになる為政者たち
    最後まで面白く一気に読んだ完結編です

    ずっと「香君」という神性に殉じてきたオリエや、異郷から現れたというアイシャとマシュウそれぞれの母親、孤独の中で生きながら自分に出来ることをする芯の強さが素敵でした
    この世界と確かに繋がっている異郷にも変化があり、今回に限らずその前にもオアレ稲に纏わる危機があり乗り越えたけれど、次はどうなるか分からない未来への警鐘も含めて余韻も残り、なお前向きになれる結末でした

    214ページ

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    2026年07月03日
  • 獣の奏者 IV完結編

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    ネタバレ

    エリンの人生過酷すぎる…
    家族の時間を過ごしている時はどうか幸せになって…と思っていたので、最後の結末が本当に悲しかった。
    闘蛇と王獣を戦わせたらどうなるんだろうと思っていたけど、想像を超えた大惨事で、もう少しエリン達が早く真実を知っていれば…と本当にどうしようもない気持ちになった。でも王獣が人間に縛られず野に放たれるようになったのは良かったのかな。
    全体的に苦しかったけど、心に残る良い話だった。

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    2026年07月03日
  • 香君3 遥かな道

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    ネタバレ

    オゴダ藩の海上の島へ攫われたアイシャとオラムはあり得ない光景を目にする
    その間も、はるか昔に絶えたはずのオオヨマは数を増やしオアレ稲を食い尽くす勢いで、オゴダの藩王母と帝国はオラムの提案に乗り危機を乗り越えたかに見えたが、アイシャの耳にはずっとオアレ稲の呼び声が聴こえていた
    呼び声に惹かれてやってきた、新たな脅威の出現に脅かされる3巻です

    初代の香君たちがオアレ稲を手にした時も、餓死者を減らしたい 民を救いたいという気持ちだったでしょうに、オアレ稲は人には扱いきれない正に「喜びと悲嘆の稲」らしい展開になりました
    必死に足掻くアイシャを始めとした香使たちと、この世界の理を超えたオアレ稲がどう決着するのか、足下から世界が崩れ落ちるような緊迫感の中で、4巻が楽しみです

    255ページ

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    2026年07月03日
  • 香君2 西から来た少女

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    ネタバレ

    山荘でタクおじさん達との暮らしに馴染んだアイシャは、オリエとマシュウから過去に起こった事の真実を探している事、2人やその考えを共にする人達が取り組んできた事を知らされ、協力を請われる
    三年後、恐れていた事態が発生し、アイシャ達は密かに行動を起こしていたが、危険に晒されてしまう2巻です

    オリエとマシュウの長い話から明かされたオアレ稲の秘密と、神話にも似た初代の始祖と香君の行動を解き明かそうとした人の存在
    「香君」達の使命の重さと切なさ
    帝国の為政者達の面子と、庶民が被る命の被害、オゴダ藩の怪しい動き
    神隠しのような伝承と現実世界が重なって、益々面白くなってきました

    210ページ

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    2026年07月03日
  • 香君1 西から来た少女

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    ネタバレ

    祖父が元藩王だったアイシャは幼い弟と逃げていたが、現藩王に囚われ殺される事を悟る
    アイシャには不思議な力があった事で秘密裡に命を救われて、帝国で活神と言われる「香君」の元へ送られたが、その力ゆえに更に別の地へ送られオリエと知り合う
    一方で初代香君が伝えたという特別なオアレ稲には共に伝わる規定集があるが時代の移り変わりと共に改変され…という始まりを告げる1巻です

    弟を支えて逃げる冒頭からすでに緊迫感が漂っていて、すぐに引き込まれてしまいました
    民達の怨みを買った元藩王の祖父に対して初めは良いイメージが無いのに、祖父の真意が分かったらゾワリとする危うさに気がつく怖さ
    アイシャが巻き込まれるであろう、この先の苦難の予兆、帝国の為政者達が隠してきた歴史とオアレ稲の真実、完結まで一気読みしたくて待った甲斐がありそうです

    246ページ

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    2026年07月03日
  • 香君4 遥かな道

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    アイシャほど強くはないけど、雨が降りそうな匂いとか土、草、花の匂いは分かる。私にとっては落ち着く心地よい匂い。だいぶ前に読んだからうろ覚えだけれどとても良い物語でした。

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    2026年06月28日
  • 獣の奏者 I闘蛇編

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    海外文学のファンタジーになれていると、日本人作家のファンタジーの読みやすいこと読みやすいこと。
    世界観も好きだし、これを機にシリーズ読み進めたい。

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    2026年06月27日
  • 神の蝶、舞う果て

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    光と闇が同居する〈闇の大井戸〉で、光を守る降魔士〈カタゼリム〉ジェードとルクランの物語。

    鬼火の予兆に強く反応してしまうルクランの謎が明かされていく中で、生き物たちが大きなつながりの中で生きているこの世界の真理が見えてくるところが面白かった。

    ジェードとルクランの愛の深さにも胸が打たれ、涙ぐんでしまうような場面も。夢中で読んだし、美しいものに触れた感覚に満たされて本を閉じた。

    ーーーーー

     覆いかぶさって、鬼火から守ってくれたジェードの重みと温かさを思い、インガの言葉を思い、こうして朝食をともにしている幸せを思い……ここから離れたくない、とルクランは思った。P39

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    2026年06月25日
  • 獣の奏者 IV完結編

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    終わっちゃった。
    本当に一気読みした。
    色んな人に貸したいシリーズ。
    本棚に置いておきたくて読み終わった後購入しちゃった。

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    2026年06月24日
  • 香君4 遥かな道

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    自分の道を切り開くための、難しさと勇気と覚悟。1人の少女を中心にそんなものを感じる物語だった。

    自分の状況は自分で変えることができ、作ることができる。ただ、その事実に気づくのは難しいことでもあり、実行するには勇気と覚悟が必要になる。
    でも、それを達成した先のはありたい姿がある。
    ありたい姿になってもなお、不安や恐れはうまれる。それを理解し、事実に対しての味方を変えて自分の中に落とし込むことが生きる上では必要なのかもしれない。

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    2026年06月21日
  • 香君1 西から来た少女

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    新幹線に乗っている間に何か読めるものをと探していてこの本を手に取ったら…当ったり〜!上橋さんのファンタジーは広がりと厚み深み、動きを感じる。
    特別な稲、香りの声、政治的操作…。香君としてのオリエやマシュー、これからのアイシャはどうなっていくのか。この世界観にどっぷり浸かっていこう。

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    2026年06月21日
  • 獣の奏者 II王獣編

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     2作目となりますが、1つの壮大なストーリーが終わった感じです。翻弄されるエリンの人生が本当にリアル。ファンタジーはあまり得意ではないのですが、これは本当に面白く読めます。

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    2026年06月19日
  • 獣の奏者 III探求編

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    ネタバレ

    読み始めたときにエリンが結婚して子供もいるという描写にイアルの存在を感じられなくてちょっとショックだったの。
    個人的にイアルが大好きで、エリンとイアルがくっつけばいいなぁ。と思っていたのに、エリンの相手について序盤は明かされてないですよね??
    わたしの読み落としかなぁ…。
    エリンの相手がイアルじゃないと勝手に思い込んでただけ?
    でも、何故かエリンの相手はイアルじゃない。って思いながら読み進めていたら
    イアルじゃーーーーん!!!!!
    となりました後半です(笑)
    スタンディングオベーションです。
    え、マジ?ほんと?ありがとう…と天を仰ぎたかった(不審者になるのでやめたけど。)

    闘蛇や王獣に関する謎が明らかになることと
    新たな問題、課題が浮上していくことと
    話の展開がすさまじいのに
    着いていけないとか、置いてけぼりみたいなのがなくて
    ずっとドキドキ、ワクワク!
    続きをありがとうございます。

    外伝あるけど、本編は次で最後かぁ…。
    読みたいけど、読んだら終わっちゃうのよね。
    と思うと、読み始めるのを躊躇してしまう(笑)
    でも読みたいので近々読み始めます(笑)

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    2026年06月16日
  • 獣の奏者 I闘蛇編

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     職場の同期に勧められた1冊。これまでファンタジーはあまり読むことがなかったんだけど、読んでみたらものすごく面白かった。感動するし、読みやすいし、続きが気になる良い1冊。人のお勧めを読むって、自分の知らない世界が開けるところがいい。

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    2026年06月15日
  • 獣の奏者 I闘蛇編

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    ネタバレ

    小学生の時、青い鳥文庫で読んで、今回再読。
     第一声は「懐かしい」
     でも、小学生に読んだ印象と今読んだ印象が
     全く違って、「これだから再読は辞められな
     い」と再確認。世界観が本当に大好きで、た
     だファンタジーではなく、厳しいところもあ
     るのがこの作品の魅力だと思っています。
     早く「2」を読も (⁠*⁠˘⁠︶⁠˘⁠*⁠)⁠.⁠。⁠*⁠

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    2026年06月12日
  • 狐笛のかなた

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    この平均以下の語彙力で表現したくないからあえて

    めっちゃ好き、とっても素敵な物語
    そろそろ再読してもいい頃

    くらいにしておく

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    2026年06月08日