上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 香君4 遥かな道

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    やっぱり王の物語って面白いよな~
    アイシャは香君として生きる星のもとに生まれてきて、そこにはやはり王の気質が備わっている必然性がある。食糧問題と政治、信仰心により生まれる人々の暮らしぶりと命のうねりみたいなものを感じられた。著者あとがきにもあったけど、この世界は知らないものがあまりにも多く、植物も昆虫も人も全てが命の連鎖の中に繋がっていること。それを無視しては生きていけないこと。今の時代だからこそ刺さるものがあった。ハガレンでも言ってた「一は全 全は一」を思い出す。

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    2025年12月21日
  • 鹿の王 1

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    ちょうど5年前の今ごろ、冬っぽい本がほしい!と買っていた鹿の王。積んだねー5年は。

    ハァ、それにしても読むの楽しすぎてため息がでる。こちらのお話には、鹿、飛ぶ鹿、なんか自我を持ってそうな黒い狼が出てきます。繊細でうつくしい自然描写がすてき。世界観にも、人間の身勝手さにも、気になる続きにも、ワクワクが止まらん。

    ファンタビに跪く麒麟が出てきた時の興奮、味わえるのは日本に生まれたから。日本の上質なファンタジーを楽しめる自分で生まれてきてくれてありがとう。
    自然も、物語も大切にして生きたい。


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    2025年12月17日
  • 鹿の王 1

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    ワクワクドキドキのファンタジー小説でした!
    出てくる人みんな生き様がカッコ良いし尊敬します!
    孤独なヴァンと赤子のユナのやりとりが読んでいて心を温かくさせてくれました。

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    2025年12月14日
  • 狐笛のかなた

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    和風のファンタジー作品です。

    主人公小夜は確かに不思議な力を持っていますが、それ以上に本人の健気な姿勢や優しさ、勇気が状況を変えていきます。
    領土争いや大人の思惑はありますが、純粋な気持ちで動かしていく姿が素敵だと思いました。
    和風のファンタジーなので、どこか懐かしさを感じさせます。

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    2025年12月13日
  • 狐笛のかなた

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    ネタバレ

    元が児童書だと思えない大人でも楽しめる呪いに纏わる少女「小夜」が生まれゆえに巻き込まれた人生劇。12歳の時犬に追われる子狐を助けたことにより運命が変わり始めるその子狐はこの世と神の世のあわいに棲む霊狐「野火」だったそうしてお屋敷に閉じ込められている少年小春丸との交流。果たして小夜はどのような結末を迎えるか。自分の出自を知り小春丸を助けたいと思った小夜。だけど敵組織に使役されている小夜に惚れている野火がいてという恋愛模様だがあらすじを全く読んでいなかったためてっきり小春丸とくっつくと思っていたら最初から結ばれぬ恋見ているだけでいいと言っていた野火が大活躍を繰り広げ自分の命がどうなってもいいと野火は小夜を守り通し最終的に小夜が人間をやめ人外となり異種族婚の話として終わる。呪術と政敵争いの政治や少女の淡い恋や野火による異種族からの恋心だが敵通しであったというみんなが好きな物詰め合わせセットで最終的に綺麗によく終わらせられたなと感心するレベルでありこの大がかりなテーマを上手くまとめたこの物語に賞賛を送りたい。そうして児童書の賞を当時見事に取っているからみんな楽しんでいる物を私も楽しめた喜びがある

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    2025年12月01日
  • 獣の奏者 II王獣編

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    最初は本編で完結していたのか!
    人間と獣の超えられない壁について、まざまざと描き綴られる。動物を“獣”と表したところにも、そういった弱肉強食の合理的な恐ろしさが言い含められているのかな。
    そんな獣と心を通わせたい少女エリンと、彼女を取り巻く政界の思惑とが交錯していくような人生譚。
    これから3巻目の『探求編』へ。

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    2025年12月01日
  • 香君1 西から来た少女

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    最初の数ページでグイッと物語に引き込まれた。
    そしてそのまま勢いで最後まで読んでしまった。
    ド派手な演出はないけれど、どんどん伏線が張られていく感じがたまらない。
    最近わくわくしてない人にオススメしたいファンタジー。
    2巻は既に買ってある。

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    2025年11月26日
  • 香君4 遥かな道

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    ネタバレ

    一度は静まったはずの天炉のバッタ。
    けれど物語は、まるで風が巻き戻るように、
    再び羽音が空を覆うところから始まりました。
    この巻があるということは、きっとまだ世界には揺らぎが残っている――
    そんな予感を胸の奥で鳴らしながら、私はページを開きました。

    バッタたちは、生き抜くために、より大きく、より強く変わっていた。
    その変化を知ったアイシャは、御前会議で
    「国中のオアレ稲を焼くべきだ」と進言します。
    それを実行できるのは、皇帝か香君の言葉だけ。
    オリエとマシュウは策をめぐらせ、
    香君としての言葉が民に届く場を用意しようとします。

    しかしその思いを察したイール・カシュガは、
    オリエに毒を盛るという残酷な手を選びました。
    満身創痍の体で、それでもオリエは香君として、
    国の民が自ら選び取るための場をつくろうとします。
    けれど、その道半ばで倒れてしまう――。

    オリエの意志を継いだアイシャは、
    香りで見通す力を示しながら、
    香君としての言葉を人々の心へ送り届けます。
    はじめは拒んでいた民も、やがてその香りで見通す力を目の前にし、
    “決断には、自分たちが向き合わなければならないものがある”
    と気づいていく。

    そして、皇帝オードセンは覚悟を定め、
    オアレ稲の焼却が行われました。
    天炉のバッタの脅威は、再び燃え尽きてゆきます。

    ――物語の中で、私の心に深く残ったのは、
    オリエがアイシャに告げたこの言葉でした。

    「生き物はどんな存在に生まれるのか選ぶことはできない。
    望む力を持って生まれてくるわけでもない。
    それでも、それぞれが己の持つ力を活かし、
    あるときは他者を助け、あるときは他者を害して生きていく。」

    香君の力を持たず、けれど香君として生きてきたオリエだからこそ、
    この言葉には静かな重みが宿っているように感じます。
    苦しみを知り、役割の痛みを知り、
    それでも前に進もうとしてきた人の声。

    私は、自分のことを「平均的な人間」と思っています。
    特別に秀でたものがあるわけではなく、
    時に誰かを傷つけてしまう自分に
    胸がきゅっとなることもあります。

    でも――オリエの言葉は、
    そんな自分をそっと包み込むように感じられました。
    「それでも、生き物は生きていくのだ」と。
    ありのままの力で、ありのままの役割を担いながら。

    この物語を閉じたあと、
    私の胸には小さな灯のような願いが残りました。

    自分の持つ力を、静かに活かしていきたい。
    与えられた役割を、自分なりに全うしていきたい。

    そう思わせてくれる一冊でした。

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    2025年11月24日
  • 香君3 遥かな道

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    ネタバレ

    「なにか呼んでいる、遥か遠いものを」
    その帯を目にした瞬間、胸の奥で小さな気配が動きました。
    ――呼ばれてはならないものが、呼び出されてしまうのだ、と。

    ミリアに攫われたアイシャたちが見た、
    海辺で風に揺れるオアレ稲。
    本来そこにあるはずのない生命の姿。
    そして、〈絶対の下限〉を越えて育てられた稲が放つ、
    「来て」と囁くような気配。
    応じる生き物のいないその声は、
    ひどく静かで、どこか不吉でした。

    やがて見えてきた“救いの稲”という名。
    政治のために掲げられた旗のようなその言葉の下、
    遠い異郷からマシュウの父が戻る知らせが届きます。
    そこで出会ったのは、マシュウに似た男と、
    空気をざわめかせるほどのバッタの群れでした。

    その瞬間、私は自分の大きな勘違いに気づきました。
    ずっと“虫害”は“蝗害”のことだと思い込んでいたのです。
    オオヨマがそのままバッタなのだと、
    何の疑いもなく読み進めていました。
    けれど、マシュウの父とバッタの描写が現れたとき、
    胸の内を冷たい風が抜けていきました。
    ――今まで描かれていたのは、あくまで“虫害”だったのだ、と。

    別の作品で蝗害の恐ろしさを読んだ記憶があり、
    大地を飲みこむような、雲のようなその気配を思い出すと、
    物語がこれからあの惨禍へ向かうのだと想像して、
    背筋がすっと冷えました。
    実際の描写は悲惨さをあまり帯びていませんでしたが、
    “鈍い雲”のように現れる天炉のバッタの群れを思うだけで、
    心がわずかに凍りつくようでした。

    オオヨマを食べて増え、産み落とされた若虫が
    次のオアレ稲へと飛んでいく。
    その繰り返しの中で広がっていく気配を前に、
    自分ならきっと無力感に押しつぶされてしまう――
    そんな想いも、静かに胸に落ちました。

    それでも、広がりがなんとか抑えられたとき、
    深いところからふっと息が抜けるような安堵がありました。

    そして今、最終巻へ向かう道の先で思います。
    バッタよりも大きなものが現れるのか、
    それとも物語は異郷へ向かうのか。
    その行方を思うだけで、
    まだ見ぬ遠い景色が、そっと呼んでいるようです。

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    2025年11月14日
  • 香君2 西から来た少女

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    ネタバレ

    「香君は、③と④は違うサブタイトルなのに、どうして①と②は『西から来た少女』なのだろう。」
    そんな小さな疑問を胸に、私は本を手に取った。
    読めばきっとわかるのだろうと、想いを馳せながらページをめくる。

    物語は、オリエが本当の香君ではないことをアイシャが知る場面から始まる。
    マシュウの計画、オアレ稲の秘密、香りを感じる力――
    その一つひとつが、アイシャの出自の謎へと繋がっていく。
    やがて彼女は、初代香君もまた西から来たのだと知り、
    その血の流れと、自らの歩む道とが交差していることを悟る。

    マシュウたちとともに、人々を飢えから救うために動き出したアイシャは、
    祈願の鳩の占い師として、山間の村をめぐり、麦や蕎麦を育てる手助けをする。
    けれど、その隠し畑を偶然見つけてしまった同僚のオラムが攫われ、
    アイシャは自分の行いを悔いて彼を追う。
    そして、オゴダの暁に捕らわれた彼女の前に現れたミリアが見せた光景を残して、
    物語は次巻へと託される。

    読み終えたとき、最初の疑問の答えが胸に落ちた。
    ①の「西から来た少女」はアイシャを、
    ②のそれは、初代香君を示していたのだ。
    二人、そしてマシュウに共通するのは、香りを感じ取る力。
    彼らは同じルーツを持つのかもしれない――そう思った瞬間、胸の奥が震えた。
    皇帝がウマールの帝都からではなく、大崩渓谷から来たという描写。
    言葉や葬儀の文言に潜む共通点を手がかりに世界をつなぐ筆致は、
    まさに上橋菜穂子さんらしい、世界の深呼吸のような描き方だと感じた。

    なかでも心に残ったのは、オリエに促されて、
    自分の感じていることを言葉にしていくアイシャの姿だった。
    彼女は、難しい言葉ではなく、
    自分と相手が分かり合えそうな言葉を選び、
    そこに“感じること”の輪郭を描いていく。

    私はここ数年、「感じる力」が少し弱まっていると感じていた。
    心の奥のさざ波を、うまく言葉にできなくなっていたのかもしれない。
    けれど、アイシャを見て思った。
    感じることは、失われるものではなく、育てていくものなのだと。

    音楽を聴いたとき、絵を見たとき、風に香りを感じたとき――
    その小さな“気づき”を言葉にしていく練習をしてみたい。
    それが、再び「感じる力」を取り戻す道になる気がする。
    自分の中に眠る感覚を少しずつ呼び覚ましながら、
    世界ともう一度、やさしくつながっていけたらいい。

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    2025年11月10日
  • 獣の奏者 外伝 刹那

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    獣の奏者外伝。エリンとイアルの馴れ初めやエサル師の若い頃の話などを含む4篇が収録された短編集。エリンがどのような気持ちでジェシを産むこと決めたのか、そんな葛藤が心に響きました。またエサルの少女時代の恋愛が切なく、彼女の決意に感動した。ストーリーは前巻で完結済みだが、キャラクターの人物像の深掘りによって、より獣の奏者が好きになれます。

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    2025年11月10日
  • 香君1 西から来た少女

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    ネタバレ

    この本を初めて手に取ったのは、まだ単行本で出版されたばかりの頃だった。
    けれど、そのとき私は買わなかった。
    当時の私は「本を買う」という行為に満足してしまっていて、
    その先にある「読む喜び」を見失っていたからだ。
    だからこそ、上橋菜穂子さんの本をそんな自分の手で扱うことが、
    どこか申し訳なく思えたのだと思う。

    あれから数年がたち、
    もう一度「物語」に触れたいという想いが静かに胸に芽生えた。
    そのとき自然と思い出したのが、この『香君』だった。

    ――物語の幕開けは、追われる少女の姿から始まる。
    アイシャ。旧藩王の血筋を理由に命を狙われ、捕らえられた少女。
    彼女を救ったのは、利用価値を見出した男マシュウだった。
    マシュウの親族を名乗り、庭園に身を寄せたアイシャは、
    そこで現香君・オリエと出会う。
    やがて心を許し、庭園での苦しみを打ち明け、
    オリエと共に山荘で日々を過ごすことになる。

    一方で、オアレ稲の問題が動き出す。
    初代香君の思想を探るカシュガ家の姿が描かれ、
    物語は少しずつ、香君という名の重さを浮かび上がらせていく。

    その中で、心に深く残った言葉がある。
    草木の植え替えをしたアイシャに向けて、オリエが言う。
    「ここで暮らすことは、草木にとってだけでなく、あなたにも残酷なことね。」

    その一言に、私は胸を打たれた。
    「感じる力があるということは、苦しさとも共に生きること」――
    そう思っていたアイシャに、
    オリエはそっと「生きやすい場所を選んでもいい」と伝える。
    その言葉の中に、柔らかな優しさと、生き方の自由が感じられた。

    けれど同時に、私は思う。
    その優しさは、オリエ自身が“香君”という重い立場から逃れ、
    穏やかな時間を与えられていることと無縁ではないのではないか、と。
    オリエはアイシャが本当の香君であると知っていたのか。
    それとも、マシュウの面影を重ねていたのか。
    時間が彼女たちの想いを引き継いでいるのかもしれない。

    今の私は、オリエの優しさをただの「優しさ」として受け取れない。
    どこかで疑い、ためらう自分がいる。
    それはきっと、私自身が人の心を疑うことを覚えてしまったからだろう。
    それでも、オリエの言葉が純粋な慈しみであることを信じたい。

    その思いを胸に、
    私は次の巻へと静かにページをめくっていこうと思う。

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    2025年11月08日
  • 獣の奏者 II王獣編

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    王獣を人に慣れさせてはいけないという決まり。
    純粋にリランのことを愛して育てていたのに、政治的な利用をされそうになったり、王獣の本能に恐怖を抱いたり、エリンの思うままにはできない理不尽さ。
    政治が絡んだり、過去のことが絡んできたりで世界観がすごくてより面白くなってきた。
    最初の闘蛇の謎の死とか、王獣規範のこととか、解き明かされていくのが楽しみ

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    2025年11月06日
  • 狐笛のかなた

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    兄にとってのベストオブ・ファンタジーが「2分間の冒険」なら私にとってのベストはこの本「狐笛のかなた」
    繰り返し読んできたお気に入りの一冊だ。

    世界観の描写が自然の細部まで繊細に表現され、呪いと憎しみが渦巻く物語なのに、出てくる風景はどこか柔らかく、美しい。

    命を救われた時小夜の温かさを胸に、一途に小夜を見守り続けてきた野火と、その想いに触れ、野火を守りたい小夜。
    見返りも求めずに、ただ小夜を守りたいと命をかける野火の姿に本当に切なくなる。
    そして覚悟を決め、迷いが消えたの野火の端々に出てくる、小夜と居る時だけの年齢相応の表情や所作にキュンとくる。

    誰しもにとって完璧なハッピーエンドではないが、「共に生きる」二人だけの道を見つけた野火と小夜が長く幸せに生きていければいいと思う。

    愛し、慈しむことの美しさと切なさに溢れる、この本が大好きだ。

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    2025年11月03日
  • 鹿の王 2

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    リーダビリティの高いこと。
    ヴァンとホッサルを中心に展開する中で、どちらも気になるところで切り替わる。また、医学を扱うと専門知識を求められるのは当然だが、決して負担にはならない。
    素晴らしいシリーズだ。

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    2025年10月28日
  • 狐笛のかなた

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    和製ファンタジー 今作は日本っぽさが強くて、すごく好き
    上橋菜穂子作品にしては短いけれど、それでもかなり、作品の世界に引き込まれる
    児童文学なので、誰にでも読みやすいと思う
    子どもたちみんなに読んでもらいたいな

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    2025年10月24日
  • 獣の奏者 IV完結編

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    は〜面白かった。最後の最後まで、もうどうしようもないんじゃないかという状況の中、ハラハラドキドキしながら読みすすすめて、ラストは涙がじわり。
    歴史や事実をひた隠したご先祖様も、それらを明るみにしようとしたエリンやセイミヤ達も、国や子孫を想ってのことで、そこはファンタジーというか、物語たる美しさだけれど、だからこそその美しい世界観に浸れたし、清々しい気持ちで読み終えられて大満足だった。

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    2025年10月22日
  • 獣の奏者 III探求編

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    母となったエリン。大切な家族との幸せ、王獣への想い、国の平和、それぞれを叶える手段が綺麗には重ならない葛藤の中、何を信念として歩めば良いのか窮地に立たされる。けれど、答えが分からない中でも、希望を捨てずに自分がやれることを手探りしながら進んでいくエリンに胸を打たれる。少女の頃のように情熱だけでは守りたいものを守れないことを知り、迷いながらも決断していくエリンの成長と共に、リョザ神王国に迫る危機へと立ち向かう。なんとか、明るい未来へ突破して欲しい!

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    2025年10月19日
  • 獣の奏者 II王獣編

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    神話と歴史、政治劇が複雑に絡み合い、その渦の中で揺れ動くエリンと王獣リランの心の通いに、読みながら一緒に気持ちが揺さぶられ、とても切ない。登場人物それぞれがもつ背景には様々なしがらみがあり、その中で懸命に生きる姿も胸を打つ。何が善で何が悪か、立場によって見方が変わり、それはファンタジーだけれどとても現実的で、没入してページをめくった。

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    2025年10月11日
  • 獣の奏者 III探求編

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    そうなんだよ、なんで全滅した?独り勝ちのはずやん?と思っていた。
    尋ねに行ければよかったけれど、それは、自ら確かめなければならないことに…
    過酷だなぁ。
    ハッピーエンドを期待したいのだが。

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    2025年09月26日