上橋菜穂子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まさかバルサシリーズを書いて頂けるとは思ってもみなかったので、新刊が発売されたニュースを見た時は、本当に嬉しかったです。
そういう思いがあったので、この本(私以上にファンの娘が買ってきたサイン本!)は、一文一文を、とても大事に丁寧に読ませて頂きました。
やはり本当に素晴らしい物語でした。
登場人物が、それぞれの想いを持ちながら、自分の立場や役割との折り合いに葛藤しながら進んでいく様子が、歴史的な流れと、奥深い存在論的(ナユグまで織り込む世界観をなんと言えば良いのか、、)な視野で描写されていて、こちらの魂も揺さぶられる読後感でした。
ああ、これがバルサシリーズだよなあ、と、改めて感じ入りま -
Posted by ブクログ
ずっとずっと気にはなっていたが、なかなか一歩を踏み出せずにいた本の一つ。
なぜなら読み出したら最後、その世界に引きこまれてしまい、現実世界に帰ってこれなくなりそうだったから…。
上橋菜穂子さんのファンタジーはファンタジーであってファンタジーでない。
バルサ、タンダ、チャグムなど登場人物がまるでクラスメイトのように人格が手に取るようにわかり、いきいきとしている。
私たちの住む世界にバルサがいるかのように。
(実際には私たちがバルサの世界に住み込んでしまうのだが)
読み終わってしまうのが惜しくなり、なんども行きつ戻りつしながら読みたくなる本である。 -
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