上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 獣の奏者 IV完結編

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    一生の中で、自分にできることは限られている。
    でも、多くの人の手に松明を手渡し、ひろげていくことでひか、変えられないことがある。

    上橋さんや、この本の制作に携わった方達が手渡してくれたこの松明が、自分の中の何かを変えてくれてると思う。

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    2025年01月09日
  • 獣の奏者 III探求編

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    エリンがひたすらに陰謀渦巻く政に巻き込まれる話。
    王獣と闘蛇に生き物らしく生きて欲しい、でも、やはり、それを育ててしまった自分の責任は果たさなければならない。いや、果たすしかない。そんな立場に立たされているエリンがひたすらに不憫だなぁと思った。
    本作の根幹は闘蛇の生態を探ることなのだが、それの設定がとにかく練られていることに私は驚いた。設定資料集を読みやすいように噛み砕き、それにストーリーを付加して頭にひたすらに流し込まれるような気持ちよさは想像を絶する。

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    2025年01月12日
  • 狐笛のかなた

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    上橋菜穂子ファンとしては、面白くて読み応えがある作品でした。子供たちに読んでほしい物語。日本の懐かしい風景を感じとり、物語の世界を楽しむことができた。

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    2025年01月07日
  • 香君2 西から来た少女

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    ネタバレ

    良すぎる。あっっという間に読み終わってしまった。。

    香使という荘園があった時代の行政制度に似た仕組みや、天皇のように香君を立てていることなど、国の運営におけるシンボルの重要性とストーリーの大切さなど政治の観点を他作品同様に織り混ぜながら、この世界独特のしがらみの中で、大事が起きることを予想して秘密裏に動くマシュウは、江戸幕末の薩長に思えてしまった。
    このように、一見オリジナルの別世界の話だと思えるが、日本人の頭にすっと入るように日本史の要素を骨組みに入れていることがとにかく素晴らしい。

    これらが本作品の読みやすさとSFファンタジーとしての世界観の構成を手助けしているのではないだろうか。

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    2025年01月05日
  • 鹿の王 水底の橋

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    番外編 
    登場人物見ると次期宮廷祭司医長とか次期皇帝候補とか色々とめんどくさそう!と思ったけどきれいにまとまる 読後の満足感がすごい

    ヴァンとサエ、ユナは出てこない
    でも鹿の王で出てきた医術の話面白かったーという方にはおすすめできます 
    鹿の王を読んでいないと、この独特な世界の言葉が入ってこないと思うので単独で読むにはむかない

    ↓ネタバレあり


    水底の橋 

    タイトルが良すぎる!オタワル医術と清心教医術 ホッサルとミラル 水の底でしっかりと繋がっている涙涙
    偶然もあったけどこの結末を狙った安房那候の策がすごい まさかミラルがまとめるとは!
    ホッサルとミラルを見るマコウカンの微笑がいい

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    2025年01月04日
  • 香君3 遥かな道

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    言い伝えの表現通りのことがものすごい速さで起こって行く中で、百聞は一見に如かずのことわざ通りに、判断が後手後手に回ってしまってこの後どうなるの!?ってすぐ次の巻を読み始めました。
    普段から判断が遅い私はヂュークチのような果断な判断をしていけるように視野を広めて行きたい

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    2025年01月02日
  • 獣の奏者 IV完結編

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    エリンの人生を見事に描ききった大作。
    あまりにも読み応えがあり、最高でした。

    人間が生き物を操ろうとする愚かさ、争うことをやめることができない人間の習性を、その合間で揺れるエリンの人生と重ね合わせた。
    エリンと、その思いを継いだジェシが王獣を解放したラストが綺麗すぎた。

    エリンの人生を描いたファンタジーだけど、これは親子の話でもある。ソヨンとエリン、エリンとジェシ。
    母になってから読んだので、泣けて泣けて仕方なかった。これは子供の時に読むか、親になってから読むかで視点や感じ方が違う物語だったとおもう。

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    2025年01月01日
  • 狐笛のかなた

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    好きな本は何ですか?

    と聞かれたらこれを挙げることが多いです

    ファンタジックで和風であたたかくて切ない

    そんなお話です

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    2024年12月19日
  • 獣の奏者 III探求編

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    2巻のラストから11年後。エリンはイアルと結婚し、息子ジェシが8歳から話は再開。
    イアルがエリンに、生まれてから死ぬまでにこの10年があって良かったと言うシーンに涙。
    何だか明るいラストにはなりそうもないなぁ。
    エリンやイアル、ジェシそれぞれの思いが胸に迫る。
    2011/5/30

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    2024年12月15日
  • 守り人シリーズ電子版 2.闇の守り人

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    (小6女子)『闇の守り人』は、守り人シリーズの二巻目だ。一巻目である『精霊の守り人』では分からなかった主人公の過去が明らかになる。『闇の守り人』を読む前に『精霊の守り人』も読んでみてほしい。私は以前、自分の本当の気持ちを外に出すのが苦手だった。私と同じように、主人公と育ての親も、怒りや憎しみなどを隠し続けてきた。しかし、この本の最後でついに、今まで言えなかった感情をお互いにぶつけあう。だから私は、この場面が一番好きだ。誰にでもいつか、本当の気持ちを言える日がくることを私はこの本から学んだ。私は特に、自分の気持ちを外に出せていない人にこの本を読んでもらいたい。

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    2024年12月03日
  • 狐笛のかなた

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    何度目かわからないけど、また読んだ。
    小夜と野火の純愛に胸打たれる。
    何度読んでも、読み出したら止まらなくなる上橋作品。初めて読むかのように話に惹き込まれ、また一気読みです。ホント大好き!

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    2024年11月07日
  • バルサの食卓

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    守り人シリーズ、獣の奏者、狐笛のかなたに出てくる食べ物を実際に日本の食材で作るとどうなるのか…!
    どれも本を読んで想像していた以上に美味しそう!料理が写真付きで、材料もシンプルで、作りたいレシピがたくさんでした。

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    2024年10月26日
  • 狐笛のかなた

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    ネタバレ

    久しぶりに読んだが、期間を空けて読んでも本当に面白く、上橋菜穂子さんの描く「なつかしい場所」が好きだなぁと思う。
    優しくて芯が強くて正直な小夜も、主を裏切ったら死ぬと分かっていて小夜と小春丸を守ろうとした野火もとても好きだ。
    若桜野がどちらの国にも水を運ぶようになったのも、小夜が戦いの道具にされなかったのも、本当によかった。

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    2024年09月17日
  • 獣の奏者 外伝 刹那

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    この外伝が読めて本当に良かった
    本編では語られなかったエリンとイアルの馴れ初めも嬉しかったし、エサル師の若い頃もよかった
    あの経験をしているからこそのエサル師の考え方があるんだなぁとしみじみ思う
    1番嬉しかったのはソヨンとエリンの話
    本編でのソヨンはエリンにだけじゃなくすべてのものに対して淡々としており、エリンに愛はあるんだけどどこか血が通っていないというか…冷めたイメージが拭えなかったのだけど、今回の短編を読んですごく嬉しくなった
    私にとってこの話も外伝自体も〈余分な一滴〉ではなく、必要なものだった
    この外伝を読んだからこそ本編での違和感や理解できなかった心情なんかもスッと胸に入ってきたので

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    2024年09月14日
  • 狐笛のかなた

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    物語に引き込まれて読み進めました!
    どなたかのコメントにあった、宮崎駿監督で映画化して欲しい、と。本当にそう思います。
    児童文学となってましたが、大人でもすごく楽しめました。
    娘にもいつか読んで欲しいし、二度三度と再読したい作品です!
    久々に大満足の読後感でした♪

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    2024年09月14日
  • 獣の奏者 III探求編

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    ネタバレ

    闘蛇編、王獣編が完璧すぎる世界観だったけどこれはさらに上を行くかもしれない
    今回は前作から10年ほどすぎエリンはイアルと結婚し、息子のジェシが生まれている
    国も真王と大公が結婚しており、様々な変化があった
    王獣リランもその後さらに子を産んだようで平和な日々が続いているようだった
    だけど闘蛇村の一つで牙が大量死する事件が起き調べるよう命がエリンに下ったところから物語は加速を増していく
    ある事からエリンが闘蛇を操れる事がバレてしまう
    いよいよ、想像していた最悪の状況となる…
    イアルとエリン全て話さずとも何を考えているのか理解しているところは、強い絆で結ばれてるんだなぁと読む度に思う
    王獣軍を作らな

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    2024年09月04日
  • 青い鳥文庫版 (総ルビ)獣の奏者(8)

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    壮絶なエリンの人生が描かれた話でした。
    人間の身勝手な意志によって他の生き物が命を落としたり、本来の野生の姿を失ってしまうことは実際の世界にも通じるものがあるのではと考えさせられました。
    また、1人では多くの人々を劇的に変えることはできなくても、エリンの意思が息子や様々な人に受け継がれ、少しずつ世界が変わるきっかけになったことがとてもかっこよく、またエリンがしたことが着実に世界に影響を与えているということに感動しました。
    人と獣の繋がりから世界のありようにまでつながるとても素晴らしい話でした。

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    2024年09月01日
  • 青い鳥文庫版 (総ルビ)獣の奏者(4)

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    エリンとリランには意思を伝えることができても決して超えられない人間と獣という隔たりがあり、完全にお互いを理解することはできないはずだが、それでもリランがエリンを守ったことに感動した。

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    2024年08月31日
  • 青い鳥文庫版 (総ルビ)獣の奏者(3)

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    王獣であるリランと心を通わせることに成功したエリンだが、それによって王獣を操る方法を見つけてしまいそのことによって王国の争いに巻き込まれていくというストーリー。
    単純に主人公が生き物と触れ合っていく話ではなく、強い力を持つ王獣が王の権威を象徴するということや、王獣を操ることができることを知られることと王を守ることで葛藤している様子がとても面白く、深いストーリーに引き込まれる。

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    2024年08月31日
  • 風と行く者

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    ジグロの娘かもしれないサダン・タラムの頭エオナを守るため、護衛を引き受けるバルサ。
    ジグロとサリから感じる大人の雰囲気と、それを見つめる16歳のバルサの気持ちが、なんとなく複雑なことがよく分かる。
    ジグロが覚悟を決めてバルサを育てていることが分かる過去話は面白い。
    もう一度、最初から読み返そうかな。

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    2024年08月30日