上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 青い鳥文庫版 (総ルビ)獣の奏者(7)

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    エリン32歳~。
    物語としては大きな動きはないものの、王獣の生態がまた一つ明らかになる。
    エリンとジェシの家族愛も強く感じられ、非常に読後感が良い。
    次が最終巻か…。楽しみ。

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    2017年07月09日
  • 守り人シリーズ電子版 11.守り人短編集 流れ行く者

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    バルサの少女時代がほんとに過酷(~_~;) でもなんかやることがまだ子供だなー。子供のタンダがなんとものんびりやさんで、バルサって少女時代から「子供」守ってたんだね(^ω^)

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    2017年06月16日
  • 守り人シリーズ電子版 10.天と地の守り人 第三部

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    面白かった! チャグムとバルサの人生、こんなに深く結びついてたんだね。血まみれだとしても、チャグムやアスラを守り抜いたバルサは子供を守る獣の母親みたい(;_;) タンダはそれを待つ大きな木かも。雨露しのいで、木陰で休ませてあげて。生きるのはしんどいけど、どうぞみんなが幸せでありますよう。

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    2017年06月14日
  • 守り人シリーズ電子版 5.神の守り人  上  来訪編

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    軽装版軽くていい〜*\(^o^)/* 王様だからって無条件に国動かせないのね。なんかちゃんとやろうとすると、足引っ張られるような気がする(−_−;)

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    2017年06月08日
  • 青い鳥文庫版 (総ルビ)獣の奏者(3)

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    エリン14歳〜18歳?もう少し上だっけ?
    リランの成長と国のゴタゴタ。
    前半のエリンとリランのふれあいが感動的。終盤には物語が大きく動き始めた感じ。
    ジョウンさん…。
    開始早々、ユーヤンが可愛すぎた。好きだったのにもう登場しないのかな?
    イアルさん、カッコいいな。

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    2017年06月01日
  • 青い鳥文庫版 (総ルビ)獣の奏者(1)

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    ファンタジー。
    児童書として描かれた作品だそうですが、一般向けの作品かと思うほど濃い世界観。
    主人公エリンがとても可愛らしい。
    基本的にファンタジーは苦手な自分でも、夢中で読み進めた。
    この一冊だけの印象ですが、生き物と共に生きる物語、という雰囲気が好みに合うのか。
    これはシリーズ読破を目指したい。

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    2017年05月14日
  • 命の意味 命のしるし

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    ページ数はそんなになくても、内容はとてもとても深かった。
    野生の獣の医術師と聞いたときは、病院だけで手当てやリハビリをする人だと思っていたけど、この本を読んでこの動物は何故死んでしまったのかと監視役になり、よりよく人間と野生の動物が共存できる道を日々研究し、森や山に入って野宿をし、
    想像以上にハードな職業なんだとイメージががらりと変わった。
    本という形になったのは大きな意味があると思うの。一人でも多くの人が沢山この本を手に取ってくれたら、後々の未来が少しだけ良くなるかもしれない。

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    2017年02月25日
  • 守り人シリーズ電子版 2.闇の守り人

    購入済み

    バルサは面白い

    違う世界の物語なのにスーッと入れます。そしてやめられません

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    2017年02月18日
  • 獣の奏者(11)

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    風呂に行くのも、飯を食うのも忘れて、ただただ読み耽った。あまりにも壮大で、あまりにも深淵を手繰るような、恐ろしいほどに素晴らしい作品。ちょっとまだ言葉がまとまらないけど……原作の素晴らしさは語るまでもないだろうが、本当に絵の、表情の、線の、淡い色のひとつひとつに魂が命が神様が宿っているような漫画だ。やわらかさ、厳しさを携えるその様は、万物に流れる命の姿そのものの化身なのだろう。読み終えて、惘然として、涙が枯れてきたころに、深い深いあたたかさが心に宿り戻ってきた。別々の呼吸を、読み合いながら、わたしたちは混ざり合ってゆく。/作画担当さん、ちょっとこのコミカライズが歴史的成功し過ぎていて今後何をや

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    2017年02月14日
  • 獣の奏者(3)

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    あまりにも素晴らしい。『プラネテス』以来の衝撃。圧倒的なサーガ、自由自在のスケール感、その重厚かつ親しみやすいシナリオを、正に渾身という様子で漫画が応えようと振り絞られている。モチーフはたぶん「グスコーブドリの伝記」なのだろうから、悲しい終わり方になるんじゃないかって震えるくらいには先が読みたい。もったいなくて先が読みたくない。ああ、どーしよう……。

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    2017年02月11日
  • 獣の奏者 全5冊合本版

    購入済み

    エリンの強さに惹かれますねぇ。
    初めて呼んだ上橋先生の小説です。是非もう一度読みたくて、電子書籍という形態を選びました。
    合本という形も、大変にありがたいです。

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    2017年02月09日
  • 守り人シリーズ電子版 10.天と地の守り人 第三部

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    チャグムが地上の帝となり、父である帝は天上の帝となる。
    現実世界の天皇や各国の皇帝を思い浮かべてしまったのは僕だけだろうか?児童文学と思いきや、それぞれの世代の読者が、それぞれの思いで熟読できる壮大なファンタジーであると改めて思う。

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    2017年02月06日
  • 隣のアボリジニ――小さな町に暮らす先住民

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    隣のアボリジニ 上橋菜穂子 筑摩書房

    小説家で有名な文化人類学者によるフィールドワークのお話

    先住民は遠くに在りて思うもの
    という意味から上橋さんは学者の調査研究としてではなく
    海外派遣の教師という立場でオーストラリアに潜入して
    アボリジニの生徒がいる小学校を選びました
    日々の暮らしの中でできるだけ対等な関係のお付き合いから
    彼らの伝統文化と現状の中での生き方を吸収しようと考えたようです

    この本の全体を通して
    客観性を保ちながらも心の機微に注目している様子がうかがえます
    歴史を戻す訳にはいきませんし現状を受け入れた上で
    過去も精算しつつ今から迎える未来を個人の単位でいかに棲み分けて

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    2017年01月17日
  • 月の森に、カミよ眠れ

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    古代文化においてこの極東にある島国に
    大陸から多くの帰化人が押し寄せ
    彼らが持ち込んだ全体観を見失う物質至上主義の台頭に翻弄され
    大自然との絆でつながる長い縄文人の自律文化に
    依存という武力を背景とする搾取と支配の天皇制による政治がはびこり
    利己的部分観にとらわれていく新たな不安と恐怖
    その過渡期の変動に巻き込まれてあえぐ人々をモティーフにした物語
    文化人類学者として沖縄からアボリジニへと関わり
    その後創作活動へと進展した上橋さんの二作目です
    お互いの個を尊重することでつながる
    対等観による信頼関係の現場を踏まえた
    中身の濃い意識と心を今に伝えてくれる客観性の中に
    主観的な思いを織り込んだ壮大

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    2017年01月08日
  • 月の森に、カミよ眠れ

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    小学生の時に読んで以来の再読。
    舞台は古代日本……多分平安? で、隼人のある村を舞台にしたファンタジー。

    あとがきによると、この物語は中学生でもわかるように意識して書かれているらしい。漢字にはいちいちふりがなが振ってあるし、そんなに長い小説でもない。だからといって大人が楽しめない児童書というわけではない。
    実際、初めて読んだ時と今回読み直した時の感想はけっこう違っているけれど、今は今で歴史や宗教、文化の予備知識がついたおかげで新しい観点から楽しめた。当時の私はキシメとタヤタ、ナガタチの恋愛物語にばかり気をとられてどきどきしていた。今も勿論その辺りの話は大好きだが、古代の人とカミの在り方と変容

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    2016年12月17日
  • 守り人シリーズ電子版 炎路を行く者

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    ◆タルシュ国の密偵アラユタン・ヒュウゴの少年時代を描く「炎路の旅人」と、女用心棒バルサの少女時代を描いた「十五の我には」の中編2編を収録。

    『蒼路の旅人』『天と地の守り人』で暗躍した謎多きタルシュの密偵、アラユタン・ヒュウゴ。ヒュウゴはなぜ家族を殺した国の王子に仕えることになったのか。女用心棒バルサは、養父ジグロとの放浪の旅の中で、どうやって成長していったのか。やがて、新ヨゴ国の皇子チャグムを助けるふたりの10代の頃の物語。


    (^^)<Comment

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    2016年12月13日
  • 守り人シリーズ電子版 10.天と地の守り人 第三部

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    ネタバレ

    ああ終わっちゃった。もっとこのシリーズ読みたいなあと思ったのが一番の印象。すべての登場人物がリアルで生き生きとしている。物語とは思えない。最後のシーンは作者が書きたかったんのだろう。短槍を立てかけて我が家に入るシーン。タンダの笑顔が目に浮かぶようである。
    ちっとも恋愛のネタは書かれていないのに、なんと愛に満ち溢れた2人だろうと思う。

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    2016年09月24日
  • 守り人シリーズ電子版 7.蒼路の旅人

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    素晴らしいチャグムの成長の物語。バルサもシュガもいない状況で皇太子という宿命の中で彼がどう何を思い、どう判断するかが伝わってくる。
    すべての彼の判断がラストシーンに繋がる。

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    2016年09月04日
  • バルサの食卓

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    守り人シリーズは、ご飯が本当においしそうですよね。
    その世界観はそのままにこだわりの料理たちが並ぶこんな素晴らしい本、買わないわけにはいかない。
    作品への並々ならぬ愛を感じます。

    こうやって並べてみると改めて、食べ物たちが作品の風景を鮮やかにしているのがわかります。
    筆者の様々な場所での体験が反映されているのがわかり、それでこんなに実感の伴った書き方ができるのかと納得。

    ああああ、おいしそうううう…!と悶えながら読みました。
    私はまずはノギ屋の弁当から。うまうま。

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    2016年08月11日
  • 獣の奏者(1)

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    ファンタジーものではあるけども、そんなフワフワしたものでは決してない。
    ストーリーはリアルではないけども、リアルと結び付けれる内容です。

    それに心理描写がたまらない!
    ファンタジーもので、ここまで感情移入できたのは初めてかも。

    ラスト、リランの行動に心が震えました!
    もっと続きを読んでみたいと思わせる作品。

    原作は読んでませんが、読んでみようかな・・・

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    2016年07月15日