【感想・ネタバレ】守り人シリーズ電子版 11.守り人短編集 流れ行く者のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2021年01月29日

守人シリーズ。
スピンオフ的な短編。

タンダとバルサが小さい時、タンダの優しさ、お互いに惹かれあう幼い二人が愛おしい。
ジグロとバルサの旅。
ジグロとの旅の間に、様々な経験を積んでいくバルサ。
それぞれの人となりが生まれていく軌跡がみえる。

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Posted by ブクログ 2017年12月01日

守り人シリーズの番外編。
タンダやバルサの10代のことの短編。
ジグロがまだ生きていた頃にバルサとどのように過ごしていたかがリアルに描かれる。
なかでもラフラ(賭け事師)のビターな流れは秀逸。
アズノの一世一代の勝負の結末と、それを選択したアズノの生き方がなんとも言えない読後感を感じさせる。これは子...続きを読む供向けの話ではない。

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Posted by ブクログ 2017年06月16日

バルサの少女時代がほんとに過酷(~_~;) でもなんかやることがまだ子供だなー。子供のタンダがなんとものんびりやさんで、バルサって少女時代から「子供」守ってたんだね(^ω^)

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年04月19日

短編4話。

浮き籾(うきもみ)
ラフラ<賭事師>
流れ行く者
寒のふるまい

「浮き籾(うきもみ)」は、タンダが小さい頃の話。バルサとの出会い。
「ラフラ<賭事師>」は、バルサと養父のジグロの話。
「流れ行く者」は、ジグロとバルサの旅の話。
「寒のふるまい」は、タンダの掌編小説。

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Posted by ブクログ 2012年04月29日

バルサの子供時代が泣ける この人の描く人と人の愛はストレートではないのだが、だからこそ素直に心に響く

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Posted by ブクログ 2011年11月07日

 『守り人』シリーズの短編編である。バルサとタンダの幼い頃の話や、バルサがまだ少女だった頃の話など、なかなか含蓄に富む短編が収められている。
 相変わらず、どれもしっかりとした世界観が貫いており、その中で主人公たちが動いているのが手に取るように分かる。非常に骨太な作品だ。
 困ったな、「守り人」シリ...続きを読むーズを最初から読み直したくなったではないか。(^_^)

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Posted by ブクログ 2011年05月21日

待ちわびて買ってあっという間に読んだ。タンダが少年だ、可愛い(笑)。バルサもバルサのまんまだけど若い。ただ少女って感じじゃないのがいかにもバルサらしい。
ジグロの様子はバルサの目を通してしか描かれてないけど、ジグロの思いがあちこちで感じられて、それが印象的だった…のは自分の年齢のせいもある?

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年08月22日

バルサがジグロと共に、追手から逃れて暮らしていた頃が描かれている短編集。

タイトルのとおり、村や家族から疎まれたり、離れてしまったりした流れ者が描かれる。

タンダの親戚のおじちゃんオンザ、老女賭事師のアズノ、年老いた護衛士スマル・・・

これは児童文学の域を超えている。私だって、正確に読み取れた...続きを読むかどうか(読書に「正確さ」もないとは思うけれど)自信がない。「ん?」と立ち止まって、上橋さんの意図をくみ取ろうとしたこと数回。

人間の良い面も悪い面も上橋さんの手にかかってしまえば、フラットに描かれ、一度しか登場していない人物も人間としての温度を持ったひとりの人となり、読者の心に住み着いてしまう。
人間の奥深さをここまで表現してしまうとは、さすがとしか言えない。

全体的に暗いお話ではあるけれど、昔のバルサとタンダの関係をのぞき見ることができ、生きているジグロをたどることができ、ファンには必読な短編集だった。

最後、タンダがバルサの帰りを待ちわびるところがなんとも言えず微笑ましかった。

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Posted by ブクログ 2020年02月29日

あー、これで本当に終わってしまった。
しかし仕事に追われる日々から異世界に心を飛ばす時間を作ってくれました。ありがとう守り人シリーズ。

あとがきにあった言葉に納得。
里に根づき、子供や孫にかこまれて一生を終えるという人生から外れてしまった人々ー流れ行く者たちーの、人生の行く末。

なかなか現代日本...続きを読むにおいて流れ行く者のスタイルをとることはできないので、だからこそ魅力的だったのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2017年05月28日

バルサが13歳くらいの時の短編集。
バルサもタンダも幼い(年の割にはしっかりしてるけど!)頃の話にしては、彼らの目から見た大人たち(バルサの場合は主にジグロ)のやり取りを描く話が多いからか、全体的にビターな読後感。
彼らの未来を知ってる立場からすると、微笑ましかったり切なかったり。

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Posted by ブクログ 2015年09月01日

当たり前のことですが
その人には
幼児期があり
児童期があり
青年期があり
そして
成人になっていく

かくてこそあれ
と思ってしまう
「守り人」シリーズの
登場人物たち

ますます
彼らたちに
愛着を持ってしまう
そんな
短編集です

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Posted by ブクログ 2013年02月09日

守り人シリーズを途切れ途切れに読み終わって最後にこれ。タンダは幼い頃からあったかい。タンダの村の風景は「狐笛の彼方」を思い出した。今はアズノがどうしてああいう選択をしたのか解らないけど、いつか腑に落ちる時がくるのかなー

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Posted by ブクログ 2018年10月15日

・浮き籾
タンダとバルサの幼少期。タンダの才能の片鱗が見える。2人は幼い頃から仲がよい。バルサも戦闘能力も子供離れしている。どこかの民俗学の引用か、農業の説明はあまりぴんとこなかった。

・ラフラ
肝心のゲーム「ススット」のルールや概要がわからないので、そこに疑問が生じる。始めの説明ではサイコロを振...続きを読むって運任せ、のような説明があるのだが、中盤以降はススットの達人の戦術の見事さの描写が目立つ。これはどういうことなのか。「ラフラ」と呼ばれる達人クラスになるとサイコロの目を自由自在に出せるとのことなので、自分がしたい戦略を実現できるようなコマの動きが可能なさいの目を、自分の意志で出しているということなのか。ということは上級者どうしの対戦では、さいころの目は自由自在に出せるのが前提、あとは対戦者の知略の勝負ということになる。これじゃあ、サイコロなんていらなくなるのでは。
ロタ王国にはチェスみたいなゲームもあるとどこかで書かれていたが、それで競った方がわかりやすいような気がしないでもない。

・流れ行く者
護衛士の厳しい現実にバルサが直面。護衛士たちと雇い主、もちろん腕が立つことは重要だがそれにもまして信頼というのが大事、という台詞が良かった。相変わらずジグロが格好いい。
堕ちていく人間の描写もあるんだが、もう少し人間のクズさがあっても良かったかな、なんて思った。

・寒のふるまい
タンダは本当に優しい男である。

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Posted by ブクログ 2012年07月20日

文庫化前の守り人短編集。先日読んだ「ユリイカ」の上橋菜穂子さんの特集に収められていた作品『ラフラ』とともに、バルサとタンダの幼い頃の物語。バルサがどんな風に大人になって行ったのか、タンダがまだ家族と共に暮らしていた時はどんな生活をし、どういう子どもだったのか、これらの背景があってこその守り人シリーズ...続きを読むなのだと強く強く思いました。

改めて、守り人シリーズを最初から読みたくなっています。
どこで読むか、いつ読むかも考えながら。

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Posted by ブクログ 2012年06月27日

守り人シリーズの短編集。
守り人シリーズを読んでから期間開いてしまったので「あれ?この人って誰だっけ?」と思う瞬間があったりなかったり(笑)

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Posted by ブクログ 2011年07月01日

バルサシリーズの短編集。短編だがバルサが子供のころの1年間を順を追って進んでいくため、長編のような後味となっている。
テーマは根なし草がなお後世に残したいもの。

バルサとタンダの子供ながらの愛情がほほえましい。

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Posted by ブクログ 2018年10月28日

浮き籾とラフラはちょっとモヤッと感が残った。
流れ行く者は切なくなった。
最後の寒のふるまいでホッコリした。

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Posted by ブクログ 2016年12月13日

◆王の奸計により父を殺された少女バルサと、暗殺者の魔の手から親友の娘バルサを救ったがゆえに反逆者の汚名を着ることになったジグロ。ふたりは故国を捨て、酒場や隊商の用心棒をしながら執拗な追っ手をかわし流れ歩く。その時々に出会った人々もまた、それぞれの過去を抱えて流れ行く者たちであった。
 地に足のついた...続きを読む里の暮らしと、そこからはみだしてしまった者の悲しみを描く「浮き籾」
 バルサがラフラ〈賭事師〉の老女と出会い、その生き様を目にする「ラフラ〈賭事師〉」
 護衛士暮らしの中でバルサが初めて命のやりとりをする「流れ行く者」
 幼いタンダの思いに心温まる「寒のふるまい」
の四編を収録。

 バルサが、そしてジグロが生きた苛酷な日々、そしてすれちがう人々との束の間の交流と非情な別れに心がふるえる。「終わったからこそ書けた」シリーズ番外編の短編集。


(^^)<Comment

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Posted by ブクログ 2012年06月07日

バルサ、タンダの幼少期の物語。
短編集ではあるけれど、シリーズ全体を思い出すシーンも。
あんなに強いバルサも色んな経験をたくさんして大きくなったんだな、と感じた。

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