【感想・ネタバレ】守り人シリーズ電子版 4.虚空の旅人のレビュー

あらすじ

舞台となるのは、異界と人の世界が交錯する世界 ── 。

海にのぞむ隣国サンガルに招かれた、新ヨゴ皇国の皇太子チャグム。しかし、異界からの使いがあらわれたことで、王宮は不安と恐怖につつまれる。呪いと陰謀のなかで奔走するチャグムを描く、シリーズ第4作。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

チャグムが本当にたくましく賢くなっててかっこいい。政治の話、策略が本当に面白い…一作目の精霊の守り人と同じぐらい好きだな。
チャグムにめちゃくちゃ惹かれる。
闇の守り人に出てきたカンバルの王様がチラッと出てくるのもおもしろい。
頼りないけど純粋だしこの王様に任せてみるかーってされてた王様がヨチヨチ歩きながら頑張って王様してるのを家臣達が見守ってるのおもしろい

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2025年05月09日

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守人シリーズ。
14歳に成長したチャグム皇太子。
隣国のサンガル王国の王位継承の式典に招かれ、そこで起こる国を揺るがす大騒動に、チャグムの熱き心が揺れ・・・

冷静に物事を見極め、でも熱い心を持つ皇太子に成長したチャグム。
素敵だわ~
海の民である、サンガル王国の人々もまた魅力的です。

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2020年12月29日

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守り人シリーズの中で、チャグムが主人公の旅人シリーズ。
エンターテイメントとして超一級。面白い。
チャグムの葛藤は、少年たちに読んでほしい部分。

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2020年10月17日

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(2014年11月13日 再読)

チャグムが優しくかっこいいお話。
シュガになんだかぐっと来た。

海の国サンガル、南の大陸のタルシュ、世界が広がっていきます。
バルサやタンダが出てこないのは寂しいけど、外伝なんかじゃなくこっからこのシリーズすっごく面白くなる!と個人的には感じています。

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2014年11月13日

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あとがきを読んで、これは外伝になるということを知りました。前に、大人になったチャグムが少し寂しいと書いたけど、さらにたくましくなってかっこよく見えてきた。皇太子としての立場と、内でくすぶる想いとがせめぎあって、悩むチャグム。大物になるなぁ。なんか、これはまだ続きそうだなぁ。

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2013年05月01日

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うーむ、これもおもしろいです。
バルサ&タンダが出てなくてもおもしろいです。
描写がリアルで、またまた悪夢をみてうなされたけれど嫌いになれない一冊。
怪しい呪術師はのちのちにまた現れそうな予感がします。
そのときはぜひトロガイと対決してもらいたいです。

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2011年07月21日

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[ 内容 ]
海にのぞむ隣国サンガルに招かれた新ヨゴ皇国、皇太子チャグム。
しかし、異界からの使いといわれる“ナユーグル・ライタの目”があらわれ、王宮は不安と、やがて恐怖につつまれる。
海へと消える運命の者を救うため、呪いと陰謀のなかをチャグムは奔走する。
『精霊の守り人』からさらに広がる世界、守り人シリーズ4作目。

[ 目次 ]


[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2010年08月01日

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守り人シリーズ4作目だが外伝的位置。
子どもにも読める文章ですが、リアルで立体的な構成で、大人の鑑賞に堪えるファンタジー。
新ヨゴ皇国の皇太子チャグムはサンガル王国の王位継承の祝典に招かれて星読博士のシュガと訪れる。
島の多い国サンガルは、王家の娘達が島守に嫁ぐことで結束を固めていた。
かっての小領主が今も島守りとして自分の領土を守っているのだ。
ところが大国の回し者が島守りを誘惑…
島守りの元で漁師と共に育てられたたくましい次男タルサン王子が跡継ぎの兄に向かって銛を投げるという暴挙。
宮廷は大混乱に…チャグムは陰謀の渦中へ飛び込んだ形となる。
ナユーグル・ライタの目という哀しい運命を背負った幼女。
皇族は神聖とされる国で育ったチャグムは深窓の大人しいお坊ちゃんに見えるが、そこはバルサと放浪の旅をした経験のある少年。いざというときに活躍するかっこよさ!
サルーナ王女や一途な「海をただよう民ラッシャロー」の少女スリナァも活躍。
この版は2007年9月発行。挿絵画家の解説も収録。
今から買うなら文庫でしょうか?
でもこの版がけっこう好き。

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2009年11月11日

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[守り人]シリーズ外伝[旅人]最後までバルサ達の手助け無く、チャグム側のみでやり遂げたのが良かった。これからの様々な難関にチャグムがどう壁を突き進んでいくのか楽しみ。

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2009年10月07日

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チャグムがメインの番外編。バルサは出てきません。
世界も新ヨゴ皇国、カンバルのほかに、今回海の国サンガルが登場。
チャグムも皇太子として成長した姿が描かれており、今後のストーリーが楽しみ。

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2009年10月04日

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怒濤の読書ラッシュも、ここで一度幕を引くのか!?あぁー、手元にある守り人シリーズが終わってしまう・・・。苦しい。。今回の話はチャグムが主人公で、なんでバルサじゃないんだよ!しかもバルサが出てくる気配無しだしーと思ってちょっと取っ付きにくかったんだけれど、読み始めるともう上橋ワールド!素晴らしすぎる。きっとどの文章が1行抜けてもどの展開が抜けても登場人物が一人減ってもこの話ときっと今後の話も繋がらなくなってしまうのではないかってぐらい完成されたないようでした・・・。あぁ、先が気になりまくるけれど、手元にない。。。苦しい・・・

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2010年10月14日

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上橋菜穂子さんの守り人シリーズ外伝。主人公のバルサも偉大なる呪術師トロガイも出て来ない。もう1人の主人公ともいえるチャグムが活躍する。シリーズの中でバルサとチャグムのバランスが絶妙である。今回は新ヨゴ国の皇太子としてサンガル国の王位継承の式典に呼ばれたチャグムがサンガル国の危機を救うべく立ち向かう。チャグムの成長を感じられる。チャグムと同い年のサンガル国の王子、タルサンとの対比も秀逸。

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2025年08月03日

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ネタバレ

守り人シリーズ、4作品目。

これまで、新ヨゴ皇国、カンバル王国が舞台だったのが、一気に世界が広がっていく。と同時に、侵略、戦争といったきな臭いものが漂ってくる。

2つの序章の、読む側を惹きつける強さが素晴らしい。哀しい運命のエーシャナと、これまた悲しい運命になってしまったスリナァ。ここから、バルサやチャグムとどう繋がっていくのか、先を急ぎたくなる見事な書きっぷり。

チャグムの新ヨゴ皇国と、隣国で多くの島を有して海を抱くサンガル王国の王家のあり方の違いなどが見事に描かれている。上橋さんの知識の深さに圧倒される。フィールドワークが源泉になっているようにも感じた。

終盤になって、あれ、これ、バルサ出てこないんだ、と気づく(笑)

無事に冤罪が晴れて、王家に戻ったタルサン。しかし、タルシュ帝国の侵略に反撃すべく、生き生きと出陣するタルサンと、チャグムとの間に横たわる深い溝が悲しかった。似通った熱い想いを持っている二人なのに・・・。

そして、ラストシーンのチャグムとシュガのやり取りは胸に迫る。チャグムの人となりをよく表すシーンだった。こんな二人が国を守っていけば最強だろうと、短絡的に思いそうになるが、そうはいかないのが、これから続くシリーズでわかっていくのだろう・・・。

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2022年06月20日

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これまでのシリーズ史上もっとももどかしく、だからこそ人間味があるというか、共感する内容となっている。というのも、バルサもトロガイも出てこないため、「ここでうまくやっつけてくれる!」という人がいない。そのため、チャグムやシュガが自らの能力を限界まで発揮しつつも、勧善懲悪とはならない感じ。だがそれがよい(笑)
そしてサンガル家のしたたかな女性たち!純粋な心だけでは政治の世界は生きられないのよと言わんばかりに手練手管を披露していく。これは果たして子供向けの本なのだろうかと思ってしまう。
自分が南海の生まれ(でも船に酔う)ということもあり、非常に楽しく読めました。

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2019年12月14日

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こうあるとワクワクする、という内容を楽しめる巻です。何度目か読ですが、忘れっぽいので、今後どうなるんだっけとソワソワ。

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2018年12月15日

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ネタバレ

チャグムの成長に驚いた。
本編はバルサ中心の守り人シリーズとは異なるチャグの物語。シュガがチャグムに誓う場面が印象的。チャグムが「陰謀の存在を知りながら、誰かを見殺しにするようなことを、けっして、わたしにさせるな」と言い、それをシュガが約束する。そして後日「清い、かがやく魂を見に秘めたままで、政を行える方がいることを、私は信じます」と。
人の世にはダークなものがあり、それと同じくらいきれいなものがあると、物語に触れて改めて思った。

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2016年08月26日

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素晴らしく成長したチャグムの男気溢れるストーリー。
バルサは登場しないが、精霊の守り人シリーズでもおなじみの国々の登場。そしてとある陰謀をチャグムらしく解決していく人間ドラマ。
こんなにも感動させられるとは!

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2016年04月19日

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呪術師は…〈はずれた者〉だった。死に深くかかわるもっとも穢れた者でありながら死の淵から魂をとりもどす力をもつ者。もっとも穢れた者だが、大いなる力をもつ者として、身分の外に身をおいていた。人に呪いをかけて金をもらう穢れた者と怖れ、きらわれながら、一方では、医術師にも見放された者が、最後にすがるのは、呪術師だった。

きちんと
呪術師への悲哀も含めて
その存在の意味が書き込まれている

呪術師に限らず
物語に登場する
どんなに些細な者へも
きちんと愛情が注がれている
単純に 悪 とか 善 とか
言い切れない
その細やかさが
素敵です

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2015年07月30日

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海にのぞむ隣国サンガルに招かれた新ヨゴ皇国、皇太子チャグム。しかし、異界からの使いといわれる“ナユーグル・ライタの目”があらわれ、王宮は不安と、やがて恐怖につつまれる。海へと消える運命の者を救うため、呪いと陰謀のなかをチャグムは奔走する。『精霊の守り人』からさらに広がる世界、守り人シリーズ4作目。(「BOOK」データベースより)

あの小さかったチャグムがこんな立派な皇太子になったのね。
国王の名代を立派につとめて、わが子の成長を見るようで感激してしまいます。
シュガのファンなのですが、冷静沈着に意見を述べたり、チャグムを命を掛けて守ろうとする姿に胸キュン(笑)。

バルサは登場しない、シリーズの中では外伝的な位置づけのこの作品。
でもチャグムの中にはバルサやタンダと過ごした証がしっかり残っていてうれしい。
宮から出ず、外の世界を知らないままでいたより、ずっといい皇太子になれたと思います。

自分の命を掛けて、幼い少女の命を救おうとするチャグム。
ただ闇雲に感情だけで動いているのかと思いきや、きちんと国や諸外国との関係も考えているなんて。
立派になったわ、チャグム。
そして忠誠を尽くすシュガ。
二人の確かな信頼関係に安心しました。
これからも大丈夫ってね。

でもバルサやタンダと暮らしていた頃のチャグムも、自由で楽しそうだったから、ちょっと複雑かなあ。
またバルサたちに会わせてあげたいな。

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2014年12月31日

Posted by ブクログ

11月-3。4.0点。
サンガル王国へ招かれたチャグム、シュガ。
ある国の呪術師の罠が。
大きく成長を遂げる、皇太子チャグム。
物語の転換点かな。相変わらず面白い。

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2014年11月14日

Posted by ブクログ

自分的にはバルサが出てこなくてあまり面白くありませんでした(まあ外伝なので出てこないのですが・・・)

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2014年09月10日

Posted by ブクログ

守り人シリーズ4作目です。

今作では、バルサは登場しません。
チャグムのお話です。

私はバルサが好きなので最初はちょっと残念に思いましたが、面白かったー!

これまでのレビューにも書いていますが、淡々と物語が進む感じで、あまり感情移入は出来ません。
でも、キャラクターに魅力があるんですよね。
から物語の中に入り込んでしまう、惹きつけられます。

チャグムとシュガの成長が楽しみですね。

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2013年10月25日

Posted by ブクログ

私は南国と海が好き。
だから、今回のこのサンガルの風土は、
すごく魅力的でした。
あたたかい気候、
ゆたかなフルーツ、
真珠や貝の飾り、
おいしそうな魚。
夏が待ち遠しい!

チャグムとシュガ、すきなので、
読んでて楽しかったです。
あとサンガルのこともわかってよかった。

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2012年04月27日

Posted by ブクログ

「旅人」ということで、守り人シリーズの外伝(シリーズ通しでは4冊目)。
チャグム、成長してますね~。

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2009年11月22日

Posted by ブクログ

守り人シリーズ外伝一作目。隣国サンガル王国に赴いたチャグムの物語。チャグムの成長と、真っ直ぐな未来への強い意志が眩しく清々しい。道は険しくとも、ずっとこの強さと優しさを持ち続けて欲しいです。

追記:H27.10 以前に「精霊の守り人」をあげて気に入ってくれた様子の、中2の甥へ誕生日プレゼント。見た瞬間、表情が嬉しそうに、一気にニコッとしてくれて、本当によかった!

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2015年10月29日

Posted by ブクログ

上橋菜穂子の虚空の旅人を読みました。精霊の守り人シリーズの外伝で、ちょっと大きくなったチャグムが南隣のサンガル王国で活躍する物語でした。この物語でもこの世と並行して存在しているナユグが物語の重要な舞台になっています。チャグムはサンガル王国の皇太子の即位の式典に招かれます。そして、海の向こうからサンガル王国を攻め落とそうとするタルシュ帝国の陰謀や、呪術使いの呪いがサンガル王家の人たちを危険にさらします。そこで、チャグムとシュガが活躍してサンガル王家の人たちを助けるのでした。サンガル王国の王族たちも魅力的に描かれていて読んでいて気持ちのよい物語になっています。この経験を通してチャグムもまたひとまわり大人になったのではないでしょうか。

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2011年07月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 この本は最初、守り人シリーズの外伝という形でしたので、旅人という題名になっています。
 そして、主人公もチャグムという事でしたが、とっても面白かったです。
 新ヨゴ王国での皇太子という立場で、様々な物事に対応していくチャグムと、その内面にある本心のチャグムが如実に描かれていて、すごく共感を覚えました。
 確かに舞台は作り物の王国であり、ありえない世界ですが、人間模様はどこにでもある現実で、それが大人も楽しめる由来になっていると思います。
 どんどん精神的にも強く成長していくチャグムの今後がとっても楽しみです。

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2017年03月28日

Posted by ブクログ

今回はチャグムの物語。
お隣の国へ出向いた時に巻き込まれた陰謀を解いていくのですが、やはりその細部まで作り込まれた世界観に飲み込まれます。

チャグムとシュガのコンビが最高!

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2016年05月31日

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