月の森に、カミよ眠れ

月の森に、カミよ眠れ

小説・文芸
770円 (税込)

3pt

九州の祖母山に伝わる、蛇神と娘の婚姻伝説「多弥太伝説」をもとにした、日本古代を舞台にした壮大なファンタジー。1992年、上橋菜穂子が日本児童文学者協会新人賞を受賞した記念すべき作品。

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月の森に、カミよ眠れ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ファンタジーではあるけれど、古代の日本の辺境の地で、あたかも本当にこんなことがおこっていたのかなと思わせるリアリティもあり、素晴らしい。もののけ姫とも通ずる趣き。

    0
    2026年03月18日

    Posted by ブクログ

    上橋菜穂子の初期の作品。班田収授法が行われていた時代に、九州の山奥の小さなむらが朝廷の定めを守るために稲作を行おうとする村長たちと古いカミのしきたりを守ろうとする巫女とカミと人との間に生まれた人との対立と交流を描く。

    0
    2018年10月19日

    Posted by ブクログ

    古代文化においてこの極東にある島国に
    大陸から多くの帰化人が押し寄せ
    彼らが持ち込んだ全体観を見失う物質至上主義の台頭に翻弄され
    大自然との絆でつながる長い縄文人の自律文化に
    依存という武力を背景とする搾取と支配の天皇制による政治がはびこり
    利己的部分観にとらわれていく新たな不安と恐怖
    その過渡期の変動に巻き込まれてあえぐ人々をモティーフにした物語
    文化人類学者として沖縄からアボリジニへと関わり
    その後創作活動へと進展した上橋さんの二作目です
    お互いの個を尊重することでつながる
    対等観による信頼関係の現場を踏まえた
    中身の濃い意識と心を今に伝えてくれる客観性の中に
    主観的な思いを織り込んだ壮大なストーリです

    0
    2017年01月08日

    Posted by ブクログ

    小学生の時に読んで以来の再読。
    舞台は古代日本……多分平安? で、隼人のある村を舞台にしたファンタジー。

    あとがきによると、この物語は中学生でもわかるように意識して書かれているらしい。漢字にはいちいちふりがなが振ってあるし、そんなに長い小説でもない。だからといって大人が楽しめない児童書というわけではない。
    実際、初めて読んだ時と今回読み直した時の感想はけっこう違っているけれど、今は今で歴史や宗教、文化の予備知識がついたおかげで新しい観点から楽しめた。当時の私はキシメとタヤタ、ナガタチの恋愛物語にばかり気をとられてどきどきしていた。今も勿論その辺りの話は大好きだが、古代の人とカミの在り方と変容について考えさせられたり、朝廷の出現が他の地域にどんな影響を及ぼしたか、古代日本は都と地域の発展度合いにかなりの差があったこと(小学生当時の話はこれを縄文時代が舞台の話だと思っていたくらい)など歴史の教科書を読む分では素通りしてしまう部分に目を向けることができた。
    ただし、あとがきで著者も言っているようにこれはあくまでファンタジー。溢れる想像力に裏打ちされた、とてもリアルなファンタジーだ。
    ただちょっと気になったところは、頻繁に視点移動が起こること。そのせいでどの登場人物の言動、気持ちなのか混乱する箇所が多々あった。

    それにしても、上橋菜穂子さんが書く恋愛はいいですね。私は歯の浮くような台詞とシチュエーションを前面に出す恋愛ゲームや少女漫画にはのめりこめないが、この小説や同著者の『狐笛のかなた』にはかなり魅了された。静かな愛の形、触れ合い。

    0
    2016年12月17日

    Posted by ブクログ

    守り人シリーズの完結編。
    精霊の守り人であのとき決めた道をただまっすぐに歩くチャグム。
    そしてバルサも、チャグムを送り出し、少しずつ変化が。
    読まないと人生の90%は損します!

    0
    2015年05月31日

    Posted by ブクログ

    カミとの絆を紡ぎ続けられなかったヒト。そして今の世界がある。これがヒトとしての現実。
    初期の作品ということだけれど、最近の作品に通じるものは感じられる。

    0
    2015年05月11日

    Posted by ブクログ

    「守り人」シリーズの作者の初期作品。
    古代日本を舞台としたファンタジー。大きなるクニに飲み込まれるムラ、オニとして滅ぼされるカミ、大きく歴史がうねり人の生き方が変わっていく頃の物語。
    自然に根付いた原始宗教観を大蛇に託して見せるやり方が巧いです。正史を裏から見たような構成も面白かったです。
    でも物語としては切ないですね。オニとされ封じられたカミと、カミと人との境で悩む巫女の心のすれ違い、そして一瞬の逢瀬を描いた物語ですから。

    0
    2023年10月03日

    Posted by ブクログ

    ここのところヘボファンタジーが続いたが、やっとちゃんとしたファンタジーが来た。カミと人の真面目な物語。
    カミといっても、西洋的な唯一絶対神ではなく、ネイティブアメリカンやアイヌの神々に近い。こっちの考え方の方が好きだし、自然にやさしいと思う。
    色々あったが、他者(人とは限らない)への思いやりのお話に感じた。

    0
    2024年06月27日

    Posted by ブクログ

    誰の話をしているのか途中読みづらかったけど、人が自然からはなれていく変遷、そこで起こる葛藤が分かりやすく描かれていて、ファンタジー小説とされているけれど歴史の話、現実世界に通じるところがあって考えさせられた。

    0
    2023年05月28日

    Posted by ブクログ

    初めて作者の本を読んだ。この世界観、探していたものだった。聴き慣れない名前や言葉に理解が追いつきにくかったけれど、本当に素敵な世界観だった。

    0
    2022年10月30日

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