上橋菜穂子のレビュー一覧
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大好きなシリーズ。
エリンとリランの成長に、絆に、物語に、のめり込んだ。
人と動物。言葉以外のなにかを介して繋がる絆だからこそ、奇跡みたいな温かさの中に危うさを感じて、大事に、大事に、読み進めたくなる。
エリンもリランも、大好きになった。二人の表情や行動が訴えてくる、言葉で表す以上の信頼に何度も震えた。格好良くて、やさしくて、温かい。
文章も、読みやすい上に表現が鮮やか。
行ったことも見たこともないのに、空を飛んで切る王獣の迫力も、日本ともどこの国ともつかない広大で過酷な世界の景色も、読み終えて時間が経った今でも鮮明に思い出せる。
ファンタジーだけど無理な窮屈さなんて無く -
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Posted by ブクログ
(小6女子)『闇の守り人』は、守り人シリーズの二巻目だ。一巻目である『精霊の守り人』では分からなかった主人公の過去が明らかになる。『闇の守り人』を読む前に『精霊の守り人』も読んでみてほしい。私は以前、自分の本当の気持ちを外に出すのが苦手だった。私と同じように、主人公と育ての親も、怒りや憎しみなどを隠し続けてきた。しかし、この本の最後でついに、今まで言えなかった感情をお互いにぶつけあう。だから私は、この場面が一番好きだ。誰にでもいつか、本当の気持ちを言える日がくることを私はこの本から学んだ。私は特に、自分の気持ちを外に出せていない人にこの本を読んでもらいたい。
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Posted by ブクログ
ネタバレ中学生か高校生の時に読んで、約10年ぶりに再読。あの時はこんなに深い物語だと理解できていなかったのではないかと思う。読み終わった後、放心状態になるくらい考えさせられた。
全てを隠すことで民を守ろうとした初代真王をはじめとした過去の人々と、全てを明らかにすることで人々を守ろうとしたエリンたち。
その対比が緻密に描かれており、何が正解で何が不正解か、その答えはないのだと思った。
まさに、人々は争い続けるものであり、エリンの夫イアルも、エリンの死後も闘蛇乗りであった。
エリンが全てを明らかにしてもなお、戦はやまないのだ。
読んでよかったと思える長編。
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Posted by ブクログ
香君1を読み終えて直ぐに香君2を
読みはじめました。
読み進めていく中で人物や地図での関係を
確認する事も少なくなり、物語の色彩を
感じながら深いところで読み進めていました。
主人公のアイシャが
香りで万象を知る それがどういう事か
と考えながらの時間でした。
全く同じような事が物語の中だけでなく
私達が暮らしている世界でもある事だし
細かく物事を色々な角度で見る事をしたら
生活の中でも沢山の犠牲や矛盾は
悲しいけどあるんだよなぁと
少し物語とはズレて考えてしまっりの
不思議な読後感でした。
この壮大な物語の香君2の最後の終わり方
気になりすぎる!ですが
大丈夫です、実はもう
香君3も手元 -
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Posted by ブクログ
堪えていたものがグググっと込み上げてラストのシーンでは涙が溢れた。
獣と少女が必死に通わせた心の軌跡の物語でもあり、愚かさを繰り返す人間の物語でもあり。
戦争映画を見ているような気分にもなった。
後半になるに連れて目が離せなくなって行く。
主人公のエリンとリランを小さな頃から見守って来た読者にとっては、胸が痛いシーンの連続であったりもした。
どのシーンでも悔しさと怒りと虚しさが入り混じっていて苦しくなった時が多かった。
それがラストのシーンでは救われたような、だけど「人間は愚かでごめんなぁ!泣」と叫びたくなるような胸熱シーンに心奪われた。
これで完結と言っていた作者の気持ちもわかる。
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Posted by ブクログ
この外伝が読めて本当に良かった
本編では語られなかったエリンとイアルの馴れ初めも嬉しかったし、エサル師の若い頃もよかった
あの経験をしているからこそのエサル師の考え方があるんだなぁとしみじみ思う
1番嬉しかったのはソヨンとエリンの話
本編でのソヨンはエリンにだけじゃなくすべてのものに対して淡々としており、エリンに愛はあるんだけどどこか血が通っていないというか…冷めたイメージが拭えなかったのだけど、今回の短編を読んですごく嬉しくなった
私にとってこの話も外伝自体も〈余分な一滴〉ではなく、必要なものだった
この外伝を読んだからこそ本編での違和感や理解できなかった心情なんかもスッと胸に入ってきたので