上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 獣の奏者 IV完結編

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    エリンの人生を見事に描ききった大作。
    あまりにも読み応えがあり、最高でした。

    人間が生き物を操ろうとする愚かさ、争うことをやめることができない人間の習性を、その合間で揺れるエリンの人生と重ね合わせた。
    エリンと、その思いを継いだジェシが王獣を解放したラストが綺麗すぎた。

    エリンの人生を描いたファンタジーだけど、これは親子の話でもある。ソヨンとエリン、エリンとジェシ。
    母になってから読んだので、泣けて泣けて仕方なかった。これは子供の時に読むか、親になってから読むかで視点や感じ方が違う物語だったとおもう。

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    2025年01月01日
  • 獣の奏者 I闘蛇編

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     大好きなシリーズ。
     エリンとリランの成長に、絆に、物語に、のめり込んだ。

     人と動物。言葉以外のなにかを介して繋がる絆だからこそ、奇跡みたいな温かさの中に危うさを感じて、大事に、大事に、読み進めたくなる。

     エリンもリランも、大好きになった。二人の表情や行動が訴えてくる、言葉で表す以上の信頼に何度も震えた。格好良くて、やさしくて、温かい。

     文章も、読みやすい上に表現が鮮やか。
     行ったことも見たこともないのに、空を飛んで切る王獣の迫力も、日本ともどこの国ともつかない広大で過酷な世界の景色も、読み終えて時間が経った今でも鮮明に思い出せる。

     ファンタジーだけど無理な窮屈さなんて無く

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    2024年12月31日
  • 獣の奏者 II王獣編

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    獣の奏者とは、操者の事だった。
    最後、エリンを救ったリランに大号泣。
    王獣と心を通わすことができるエリンの過酷な運命を辿る壮大な物語。政治や医術を織り交ぜながらファンタジーを作るんだな上橋菜穂子は。
    はあ、つぎも楽しみ。

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    2024年12月30日
  • 狐笛のかなた

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    好きな本は何ですか?

    と聞かれたらこれを挙げることが多いです

    ファンタジックで和風であたたかくて切ない

    そんなお話です

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    2024年12月19日
  • 香君3 遥かな道

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    ネタバレ

    後半から一気に不穏な状況で、虫の薄気味悪さも相まって息つく暇もない。アイシャが感じる救いの稲の正体不明の怖さは何なのか…。稲がなければ飢えるから栽培地の人たちがオアレ稲を焼き尽くすことに同意できないのは当然のことだと思うけど、より多くを救うためには犠牲も必要でもどかしい。虫害も一筋縄ではいかない展開。初代香君の絶対の下限の真意が気になる。

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    2024年12月18日
  • 獣の奏者 III探求編

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    2巻のラストから11年後。エリンはイアルと結婚し、息子ジェシが8歳から話は再開。
    イアルがエリンに、生まれてから死ぬまでにこの10年があって良かったと言うシーンに涙。
    何だか明るいラストにはなりそうもないなぁ。
    エリンやイアル、ジェシそれぞれの思いが胸に迫る。
    2011/5/30

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    2024年12月15日
  • 獣の奏者 II王獣編

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    エリンと王獣の物語なんだけど、やっぱりエリンよりも母ソヨンの方が好き。だからか、そこまでエリンに感情移入できなかったな。
    とはいえ、とても面白い。
    娘にもいつか読ませたい。
    2011/5/25

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    2024年12月15日
  • 獣の奏者 I闘蛇編

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    アニメと違って、母ソヨンの処刑の前日から物語は始まる。アニメ観ていなかったらソヨンにはあまり感情移入できなかっただろうなぁ。それぐらい、あっさり。
    ジョウンに育てられた4年間は何とも牧歌的でじーんときた。

    独特の世界で引き込まれるけど、もっと長く描いて欲しかったかな。あっさりしすぎていてもったいない。
    2011/5/20

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    2024年12月15日
  • 香君3 遥かな道

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    装丁とタイトルに惹かれて購入したあの日のわたしの判断は正しかった。おもしろい。
    この勢いで4巻に手を伸ばす。

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    2024年12月14日
  • 香君2 西から来た少女

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    ストーリーが面白くて、つい1日で読み切ってしまった。
    植物が香りを通じて人間のように話す。自分が知らない世界の一面をみているようで、とてもワクワクした。

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    2024年12月08日
  • 守り人シリーズ電子版 2.闇の守り人

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    (小6女子)『闇の守り人』は、守り人シリーズの二巻目だ。一巻目である『精霊の守り人』では分からなかった主人公の過去が明らかになる。『闇の守り人』を読む前に『精霊の守り人』も読んでみてほしい。私は以前、自分の本当の気持ちを外に出すのが苦手だった。私と同じように、主人公と育ての親も、怒りや憎しみなどを隠し続けてきた。しかし、この本の最後でついに、今まで言えなかった感情をお互いにぶつけあう。だから私は、この場面が一番好きだ。誰にでもいつか、本当の気持ちを言える日がくることを私はこの本から学んだ。私は特に、自分の気持ちを外に出せていない人にこの本を読んでもらいたい。

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    2024年12月03日
  • 獣の奏者 IV完結編

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    ネタバレ

    友人の勧めで読んだ

    アニメも見たことがあるが、話がだいぶ違い、少し新鮮な感覚で読めた

    あとがきに、本来は闘蛇編と王獣編で完結の予定だったことを知った
    作者曰く、その二編で完成した玉のようなものらしいが、もっと先が読みたいとの声で続編を書いたらしい

    続編を出してくれて本当に良かった
    あの世界観を長く楽しめるのは本当に嬉しい

    外伝を読むのもとても楽しみ

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    2024年12月01日
  • 獣の奏者 IV完結編

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    ネタバレ

    中学生か高校生の時に読んで、約10年ぶりに再読。あの時はこんなに深い物語だと理解できていなかったのではないかと思う。読み終わった後、放心状態になるくらい考えさせられた。

    全てを隠すことで民を守ろうとした初代真王をはじめとした過去の人々と、全てを明らかにすることで人々を守ろうとしたエリンたち。

    その対比が緻密に描かれており、何が正解で何が不正解か、その答えはないのだと思った。

    まさに、人々は争い続けるものであり、エリンの夫イアルも、エリンの死後も闘蛇乗りであった。
    エリンが全てを明らかにしてもなお、戦はやまないのだ。

    読んでよかったと思える長編。

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    2024年12月01日
  • 香君2 西から来た少女

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    香君1を読み終えて直ぐに香君2を
    読みはじめました。
    読み進めていく中で人物や地図での関係を
    確認する事も少なくなり、物語の色彩を
    感じながら深いところで読み進めていました。
    主人公のアイシャが
    香りで万象を知る  それがどういう事か
    と考えながらの時間でした。
    全く同じような事が物語の中だけでなく
    私達が暮らしている世界でもある事だし
    細かく物事を色々な角度で見る事をしたら
    生活の中でも沢山の犠牲や矛盾は
    悲しいけどあるんだよなぁと
    少し物語とはズレて考えてしまっりの
    不思議な読後感でした。

    この壮大な物語の香君2の最後の終わり方
    気になりすぎる!ですが
    大丈夫です、実はもう
    香君3も手元

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    2024年11月29日
  • 香君2 西から来た少女

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    稲穂のさざなみ、山間の夕暮れや草木の香り、農村の風景や煮炊きする香り、暮らしている人たちの様子が目に浮かびます。アイシャがオアレ稲の謎に立ち向かって行く様が頼もしい。
    オアレ稲は現実の話のようにも思えます。種子や肥料は購入しなければならない、除草剤などで土が弱って、ますます肥料に頼る、アグリビジネス企業ばかりが儲かる仕組みで買い叩かれる、不況でも援助はない・・・身につまされますね。
    さて囚われたアイシャは? 次巻も楽しみ。

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    2024年11月19日
  • 狐笛のかなた

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    何度目かわからないけど、また読んだ。
    小夜と野火の純愛に胸打たれる。
    何度読んでも、読み出したら止まらなくなる上橋作品。初めて読むかのように話に惹き込まれ、また一気読みです。ホント大好き!

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    2024年11月07日
  • バルサの食卓

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    守り人シリーズ、獣の奏者、狐笛のかなたに出てくる食べ物を実際に日本の食材で作るとどうなるのか…!
    どれも本を読んで想像していた以上に美味しそう!料理が写真付きで、材料もシンプルで、作りたいレシピがたくさんでした。

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    2024年10月26日
  • 獣の奏者 II王獣編

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    堪えていたものがグググっと込み上げてラストのシーンでは涙が溢れた。

    獣と少女が必死に通わせた心の軌跡の物語でもあり、愚かさを繰り返す人間の物語でもあり。
    戦争映画を見ているような気分にもなった。

    後半になるに連れて目が離せなくなって行く。
    主人公のエリンとリランを小さな頃から見守って来た読者にとっては、胸が痛いシーンの連続であったりもした。

    どのシーンでも悔しさと怒りと虚しさが入り混じっていて苦しくなった時が多かった。
    それがラストのシーンでは救われたような、だけど「人間は愚かでごめんなぁ!泣」と叫びたくなるような胸熱シーンに心奪われた。

    これで完結と言っていた作者の気持ちもわかる。

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    2024年10月20日
  • 狐笛のかなた

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    ネタバレ

    久しぶりに読んだが、期間を空けて読んでも本当に面白く、上橋菜穂子さんの描く「なつかしい場所」が好きだなぁと思う。
    優しくて芯が強くて正直な小夜も、主を裏切ったら死ぬと分かっていて小夜と小春丸を守ろうとした野火もとても好きだ。
    若桜野がどちらの国にも水を運ぶようになったのも、小夜が戦いの道具にされなかったのも、本当によかった。

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    2024年09月17日
  • 獣の奏者 外伝 刹那

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    この外伝が読めて本当に良かった
    本編では語られなかったエリンとイアルの馴れ初めも嬉しかったし、エサル師の若い頃もよかった
    あの経験をしているからこそのエサル師の考え方があるんだなぁとしみじみ思う
    1番嬉しかったのはソヨンとエリンの話
    本編でのソヨンはエリンにだけじゃなくすべてのものに対して淡々としており、エリンに愛はあるんだけどどこか血が通っていないというか…冷めたイメージが拭えなかったのだけど、今回の短編を読んですごく嬉しくなった
    私にとってこの話も外伝自体も〈余分な一滴〉ではなく、必要なものだった
    この外伝を読んだからこそ本編での違和感や理解できなかった心情なんかもスッと胸に入ってきたので

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    2024年09月14日