上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 守り人シリーズ電子版 2.闇の守り人

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    ネタバレ

    ユグロの口のうまさが本当にすごい。そして、自分のことしか考えてない人の方が迷ったりせずハッキリと物事を言えるし進めるので周りの人は流されるんだろうなぁと思った。断定する人に人は騙されやすい。気をつけよう…。
    そして、最後のお別れ。驚いたのは、「辛かった。それでもバルサを育てて幸せだった」みたいなことを告げずに、バルサを守るために友を殺さなければいけないことへの憎しみが伝わって怒りながら育ての親を刺した後、バルサが哀しみと共に寒い中自分を包んで守ってくれたことを思い出し、ジグロが消えてゆくという…。いい意味で予定調和ではなく、ただひたすら、「憎んでいた、それでも守り抜いた」というジグロの現実を置

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    2025年05月02日
  • 鹿の王 1

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    本って、、イイね。
    活字大嫌いでしたが、この本を読んで、面白さに魅了され、様々な他の本を読んでみようと思わせてくれました。


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    2025年05月01日
  • 狐笛のかなた

    購入済み

    感動ストーリー

    今まで小説を読んで泣くことはなかったですが、ラストにかけてボロボロ泣きました…小夜と小春丸の友情、小夜と野火の友情、恋愛感情を超えた魂の繋がり、残酷な宿命に立ち向かう人々が本当に涙をそそってきました。自分にはありえない話なのにこんなに感情移入できたのが自分の中で新しい発見で好きな小説に入りました!

    #深い #感動する #泣ける

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    2025年04月28日
  • 守り人シリーズ電子版 1.精霊の守り人

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    初めからラストまで一気読み、胸を打ちつける名作。精霊に卵を産みつけられ産み出すまで皇子を護衛する話。
    いつか自分が子どもを産む時はこの話を読みたい。
    12歳なのに世の中と折り合いをつけてどんどん大人になっていくチャグムの切なさと
    バルサの愛情深さ、タンダの優しさ、トロガイの飄々としたかっこいいおばあちゃんぶりが最高なんだよな…。主人公のバルサ、今年30になるんだ、私もそうだよ…。30歳になる今年読めて本当によかった

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    2025年04月25日
  • 獣の奏者 IV完結編

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    ネタバレ

    学問と戦争の話だとも思った。基本的に好きなんだけど、ラストシーンが悲惨すぎて辛いし、そういう悲惨さに向かって展開する物語を読み進めていくのも辛かったので、元気な時に読んだ方がいい。明らかになったラストを見て、核戦争のこととかも意識してあるのかなあと思った。知識と教訓が受け継がれていても、後世の人間は毒性の薄い闘蛇を育成できないかと考えはじめそうなので、なんかそんなに明るいラストでもないような気はした。。

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    2025年04月18日
  • 獣の奏者 I闘蛇編

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    さすがみんなが絶賛するだけある。
    ファンタジー溢れる内容で、物語に吸い込まれる感覚が心地いい。続きが気になる。

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    2025年04月16日
  • 鹿の王 4

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    とうとう長い旅が終わってしまいました。いや、これからも続いていくのでしょう。

    私としては寂しい終わりでしたが、ヴァンにとってはやっとゴール?役割?を見つけたということなのでしょうか。

    物語を通して、「人は自分の身体の内側で何が起きているのか知ることができない」「人の身体は、細菌やウィルスやらが、日々共生したり葛藤したりしている場でもある」ということを改めて意識しました。
    しかもそれを人の社会とも似ているという視点に目から鱗です!
    確かに!と思いました。
    身体の内部も、人の社会もお互いが影響し合って動いていますもんねー
    それにしても、そこからこのファンタジーを生み出すっていう発想がすごいです

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    2025年04月09日
  • 獣の奏者 IV完結編

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    『獣の奏者 Ⅳ 完結編』上橋菜穂子著 - 深遠なテーマを内包する完結編
    上橋菜穂子著『獣の奏者 Ⅳ 完結編』は、長らく多くの読者に愛され続けたファンタジーシリーズの最終巻であり、物語の集大成として極めて重厚な内容を誇ります。本書は、主人公エリンを通じて、「命」「自然」「戦争」、そして「人間としての選択の重要性」を深く掘り下げた作品です。シリーズ全体を貫くテーマが完結編で見事に結実し、深い余韻を残します。

    世界観と設定の深化
    『獣の奏者』シリーズの魅力の一つは、その美しくも壮大な世界観です。上橋菜穂子氏は、独自のファンタジー世界を精緻に描写し、物語が展開される国々や文化、獣との関わりを緻密に構

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    2025年04月06日
  • 獣の奏者 IV完結編

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    ネタバレ

    もしかして、エリンとイアルとリランは──
    いやいや、そんなことにはならないはず……と祈りながら、家事を放棄し読みふけりました。
    やがて迎えた結末は読まなきゃよかったとすら思うショッキングなラスト。
    悲しくてしばらく言葉がでませんでした。
    エリンがもっと家族の時間を過ごせて、王獣たちはみな寿命を全うするという別ルートの結末をください…
    しかし、この物語は、ひとつの国の歴史であり現実であると考えると、この結末でなければ未来への希望は見えなかったかもしれません。
    臭い物に蓋をするようなことはせず、受け止め、考え行動し、松明の火をつないでいかなければ。

    読み終えて2日が経ちますが、この結末が徐々に受

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    2025年04月06日
  • 物語ること、生きること

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    上橋菜穂子さんがどのように育ち、何に触れて何を感じたかを知ることが出来てとても興味深かったです。
    特に目からウロコだったのが、物語を読むことで色んな体験や知識を手に入れることができるが自分自身ではなんのリスクも負わずに受け取れるのはずるいという考え方です。私は、読書をすることで登場人物が体験したことや、感じたこと、様々な知識を得ることができることに有難みを感じていましたがそのような考え方を今まで感じずに与えられていたんだと思いました。だからこそ、物語の中で体験してきたことの大切な部分を、生身の自分で体験してみようという、上橋さんの考えが素敵だと感じました。ぜひ、私も臆病な自分がいたら「靴ふきマ

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    2025年04月04日
  • 鹿の王 1

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    第12回本屋大賞受賞ということで読んでみた
    ため息が出てしまった
    物語の中にどっぷり浸かってしまった
    こういうのをファンタジーっていうんだな
    ちと感想語ることすら出来ない、とんでもなく圧倒的な世界観
    自分はその中に完全に埋まってその情景を見てることしか出来なかった
    とにかくすげー

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    2025年04月01日
  • 隣のアボリジニ――小さな町に暮らす先住民

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    以前からオーストラリアの歴史に興味はあったけれども、今回一人旅をしてからオーストラリア関連の動画をよく見ておりその過程で知ったこの本。

    出版年が古いと最新情報じゃないよなとか思うことはあるけれど、この本くらい本腰を入れてフィールドワークをしたうえで書かれた本が世の中にどのくらいあるのだろうか。

    安易な結論づけや私情は挟まずに、情報量と公平性を重視したこういう本をたくさん読みたいと思った。

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    2025年03月31日
  • 香君3 遥かな道

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    虫害によって国の威信が揺らぎ、迫りくる危機に翻弄される人々の葛藤を描いた、圧倒的世界観のシリーズ第3巻。

    虫害による惨状をその目で見ていない為政者達は、アイシャ達とその危機感を共有できないので、対策の決定までに時間がかかる(自分達で即決できない)のは、仕方がないことなのかなぁっと思いました❗️

    本書で一旦虫害の話しが一区切りしたかと思いきや、最後の最後に何やら不穏な知らせが届き、とても気になります。

    アイシャ達に平穏な生活が戻ることを祈って、最終巻に進みます❗️

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    2025年03月30日
  • 獣の奏者 III探求編

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    闘蛇編と王獣編を読んで2年以上が経ってしまいました。
    その間、鹿の王シリーズを読破しているし。なぜ…
    王獣編のラストが完璧だったからかもしれません…

    2年以上経っていますが、わりと覚えていてすぐ物語に入り込むことができました。
    やっぱりとても面白い。
    しかし、ずっとどこか切なくて安心ができない。

    エリンとイアルの二人が家族であるからこそ選んだ選択。
    どうか幸せな未来であってほしい。

    今度は間を開けずに完結編読みます!

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    2025年03月28日
  • 香君1 西から来た少女

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    めっちゃ面白い。
    シンプルに物語が面白く、険しいシーンもあるものの優しい雰囲気を感じる。稲の情景のせいだろうか?
    登場人物みな性格がよく、聡明で読んでてストレスがない。
    設定や作中の世界情勢が読んでるうちに分かるようになってるのも良い。
    誰かに本をオススメするならこれだな

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    2025年03月27日
  • 狐笛のかなた

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    上橋菜穂子さんのファンタジー面白すぎ
    しっかり世界が作られてるのに、読みやすい。
    すごく好きです!

    ラストは綺麗だったなぁって感じ

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    2025年09月23日
  • 獣の奏者 外伝 刹那

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    エリンとイアンの馴れ初めも読め、エサルの恋模様も見ることが出来、すぐ読み終えてしまった…
    獣の奏者、本編含め全て読んだが外伝もかなりおもしろかった。

    ジェシの出産を機に、
    過去の行動を後悔しても意味がない
    今の幸せは過去の後悔も含め全て繋がっている
    この言葉が個人的に心に響きました。

    過去はもう後悔しません!

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    2025年03月11日
  • 獣の奏者 IV完結編

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    最後まで飽きることなく、読めました。期待を裏切りません!
    獣の姿や動きなど、頭の中でドンドンリアルになってきて、エリン、イアル、ジェシの表情までも鮮明に出来上がりました

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    2025年03月06日
  • 獣の奏者 IV完結編

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    最上級に素敵な物語だった。エリンには生きていて幸せな家族を作って欲しかったが、やはり難しかったのかな…
    闘蛇編から完結編まで他の時間を割いて一気見してしまいました。とても素敵な作品で友人達にもおすすめしたいものです。

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    2025年03月06日
  • 香君4 遥かな道

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    読み終えるのを先延ばしにしたい本だったー
    全4巻なので物足りなさはあるけど、良い世界観のお話だったなー
    スピンオフや続編が出たらいいな。

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    2025年03月06日