上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 香君4 遥かな道

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    ネタバレ

    ゾクゾクした。植物 というか、農業 でこんなにゾクゾクすると思わなかった。稲の話かぁ。終盤のオリエとアイシャの毅然とした態度が胸を熱くさせる。

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    2026年02月26日
  • 鹿の王 1

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    ヴァンが岩塩鉱から脱出し、凄腕の跡追いに直ぐに追い詰めらられるのかと思わせつつ、まったく違う方向に話が進んでいき一安心。

    別々のエピソードがゆるやかに繋がっていき、不穏な空気感を漂わせ進んでいく展開が面白い。

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    2026年02月26日
  • 香君4 遥かな道

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    やはり上橋菜穂子はすき。
    他の人と決定的に何か違う知覚をする主人公が政に巻き込まれていく話。世界観の描写がうまいのと、人間関係、というか政を鑑みたときの力関係の描写がうまいので自分がその世界にいるように思える。
    今作や鹿の王はそのような上橋菜穂子作品の前提の上に科学の要素がうまく組み合わされていて、フィクションというより世界史の一幕を読んでいるような気になってくる。
    今回も一気読みでした。

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    2026年02月24日
  • 香君1 西から来た少女

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    まだ序盤だけど、ワクワクする。
    何より、死の間際に凄むアイシャの強いまなざしに惹きつけられる。

    「香り」が大きなテーマになっていきそうな物語。
    もともと、スパイス料理やお茶に興味があり、香りや植物に関心があったため、
    架空の「香り」に関する描写には、どんな香りなんだろう...とうっとりしながら読んだ。

    稲に関する物語というのは、令和の米騒動を思い起こさせるようなお話だなあとびっくりした。偶然らしいけど。

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    2026年02月23日
  • 香君1 西から来た少女

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    面白かった。2巻もすぐ読みたい。
    どこかに本当にこの国があるのではないかと思えるような圧倒的なリアリティと風土がすごい。逆境から己の才覚を武器に戦っていくヒロインがかっこいい。

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    2026年02月18日
  • 鹿の王 4

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    圧巻。
    ファンタジーであり、心をえぐるような現代の問題とも直面する。
    戦争、移民、差別、宗教、倫理観。作品に描き出された世界は、いまの社会を投影しているかのようだ。こうした現代社会に通じる世界観を意識せずにはいられない一方で、気がつけば、そんな第三者的な思考を放り出して、世界に没入し、主人公たちとともに「生きる」とはどういうことなのか、一心に問い続けている。
    なかでも、第10章「人の中の森」が印象的だった。そこで静かにかわされる二人の対話は、「生きる」とはどういうことなのか、ひとつの答えが示されていたように思う。
    「生まれて来るすべては、そのとき一回しか生まれない個性をもった命」
    上橋菜穂子さ

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    2026年02月17日
  • 獣の奏者 外伝 刹那

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    上橋菜穂子作品だから⭐︎5ではないです。
    特にエサルの物語は外伝とは思ない深みがありました。なぜラザルではなくカザルムなのか、なぜ教導師になったのか、なれたのか「本編では余分な一滴」になってしまいかねないもの。
    それにエリンとイアルの馴れ初めなど時間が経ったからこそかける物語も最高でした。

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    2026年02月17日
  • 狐笛のかなた

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    全編通してすごく切なかった。

    訳あって屋敷に閉じ込められている少年と、訳あっておばあちゃんと二人村ハズレに住んでいる少女。そこに逃げ込んでくる怪我をして死にそうな狐。切なくて暖かい話だった。

    そして宮部みゆきさんと金原瑞人さんの解説が良かった。金原さんが上げていくファンタジーの数々は大概読んだ。とても懐かしくてどれも大好きだった。

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    2026年02月13日
  • 狐笛のかなた

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    ネタバレ

    上橋さんの純和風ファンタジー。人の心の声が聞こえてしまう「聞き耳」の力を持つ少女小夜と、とある屋敷に隠し育てられたお殿様の息子、霊狐の少年野火の運命が絡み合い、先祖たちの血塗られ、憎しみに満ちた領土争いに巻き込まれていく。
    死のにおい、呪術、復讐など全体的に薄暗い雰囲気なのだが、それを裂くように走る野火の健気さ、小夜のまっすぐな気持ちが火花となって光り、とてもうつくしい。どこまでも応援したくなる二人だったから、ラストは感無量だった。人の世で生きていくことはかなわなくとも、二人が一番幸せになる道を選んだのだから、それでいいのだ。
    たった370ページほどの物語で、魅力的なサブキャラクターも多いので

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    2026年02月12日
  • 物語ること、生きること

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    *どちらか一方が正しいと信じこんで、疑いもしない人間は、もう一方を、理解しがたい他者として糾弾して排斥しようとするかもしれない。
    の言葉に
    だから戦争は無くならないのだなぁと思った。
    上橋さんの物語がよく伝わる本でした。

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    2026年02月10日
  • 獣の奏者 IV完結編

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    とても美しく完結している。大人になったジェシが学童たちに語る場面が最初に出来上がったという、後書きの裏話も面白かった。繰り返し読みたい名作。

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    2026年02月03日
  • 獣の奏者 III探求編

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    完結編の後書きを読んで初めて知ったのだが、獣の奏者はもともと王獣編までで完結しており、探究編と完結編はしばらく経ってから書かれたものらしい。エリンが大人になってからの物語で、完結篇まで読むと王獣編までは序章だったように思えるから不思議だ。息子のジェシが登場し、完結篇への繋ぎでありながら中弛みのようなものは感じられない。

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    2026年02月03日
  • 明日は、いずこの空の下

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    大好きな上橋奈緒子さんのエッセイ。アボリジニとの生活、羊やカンガルーの尻尾を食べたこと、鎖帷子の意外な軽さ、などなど、体験しないとわからないことばかり。そういう体験があってこそ彼女の物語は生き生きとして魅力があるのでしょうね。お母様のアクティブさにも笑わされました。好奇心って幾つになっても必要だなぁ。

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    2026年02月03日
  • 香君4 遥かな道

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    圧倒的な世界観

    人間中心の世界に、疑問を投げかけてくる物語

    作者 上橋菜穂子さんは児童文学者、SFファンタジー作者であり、文化人類学者
    前作「鹿の王」では「日本医療小説大賞」を受賞
    そして、児童文学のノーベル賞と言われる
    「国際アンデルセン賞」も受賞しています


    人間が自分たちの都合に合わせて自然のバランスを崩したその結果は自分たちへと戻される

    この社会を成立させる為、支配者の決断は何が最善なのか!

    読みながらどう決断すればいいのか、分からないながらずっと考えてしまいました

    温暖化による気候変動や地球環境も心配だし
    食糧の自給率も低いし先が心配になります

    文庫版は4冊になっていて

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    2026年02月01日
  • 青い鳥文庫版 (総ルビ)獣の奏者(8)

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    上橋 菜穂子さんの超長編ファンタジー作品

    主人公は少女エリン
    巨大なヘビ「闘蛇」を操って戦争をする世界で
    闘蛇を育て飼育する村で母と2人で暮らす
    母は獣医でありエリート闘蛇キバの面倒を見る仕事をしている
    やがてキバの死をきっかけに母とエリンの運命は大きく変化していく
    母の死後、様々な運命に翻弄され、母と同じ獣医を目指すエリンは
    闘蛇をも凌駕する王獣にも触れ獣を戦争に利用するので無い道を考えるようになる
    王獣と心通じる唯一の人となったエリンは、王国の、世界の存亡をも握るようになり
    そして運命に翻弄される。。。

    エリンの一生と想像を絶する世界観が五感をくすぐるファンタジー
    児童書ですが夢中にな

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    2026年02月01日
  • 鹿の王 2

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    架空の世界なのに信念が確りとあるのがよい。良い人、悪い人の簡単な分け方じゃなくて、それぞれの思いがある。登場人物多いけどそれぞれの気持ちや考え方がちゃんと伝わってくる。
    後書きも名文。

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    2026年03月13日
  • 鹿の王 水底の橋

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    鹿の王を読み終わってから数年経ってしまい、話についていけるのか不安だったけど問題なかったです。

    立場や考え方によって正しさとはいくつもあり、それを貫くための策略が張り巡らされていて読みがいがありました。

    本の初めにある人物一覧のおかげで途中で誰だっけ?って思ってもつまずかずに読めました。

    私も現代の医療に支えられながら生きていますが、この治療にもとてもたくさんの人の思い、努力があったのだろうと非常に頭の下がる思いです。頑張って日々生きなきゃなと思いました。

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    2026年01月23日
  • 鹿の王 水底の橋

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    上橋菜穂子さんの本が大好きです。ファンタジーだけど、設定が細かくほんとうに面白い。
    のめり込んでしまう。

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    2026年01月21日
  • 鹿の王 4

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    ネタバレ

     なんとも壮大な世界観で、しっかりと作り込まれた物語性の高くて深淵さをも感じる小説であった。
     本屋大賞をも受賞したというのも頷けるものである。
     さて最終巻であるが、まさに故郷を失った火馬の民オーファンらの、巧妙な計画で東乎瑠への復讐を、ヴァンが防ぐために、まさに彼が唱える「鹿の王」とも言える行動をとる。
     「飛鹿の群れの中には、群れが危機に陥ったとき、己の命を張って群れを逃がす鹿が現れる、群れを支配する者、という意味ではなく、本当の意味で群れの存続を支える尊むべき者」が、鹿の王とのことであれば、まさに、ヴァンはその行動をとることになるのであるが、ここでこの小説が医療にも根源を求めている小説

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    2026年01月17日
  • 獣の奏者 II王獣編

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    ネタバレ

    旅の道中で読んでいたのもあって
    2日で読み終えてしまいました(笑)

    展開が早過ぎず、遅すぎず。
    読む手が止まらない。

    純粋にリランのことを想って関わっていただけなのに
    そのおかげで心を通わせることもできたのに
    王獣と人間のどうしてもわかり合えない部分が
    出てきてしまったり、
    国に利用されそうになったり。

    ここで話は終わりだったというあとがきを読んで
    思わず、嘘でしょ!?となりました(笑)
    だって続きが気になりすぎる!!
    やはり全巻揃えてから読み始めて正解でした(笑)
    続きが楽しみです!

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    2026年01月14日