【感想・ネタバレ】獣の奏者 II王獣編のレビュー

あらすじ

児童文学のノーベル賞にあたる、国際アンデルセン賞作家賞受賞! 世界的注目作家の新たなる代表作。カザルム学舎で獣ノ医術を学び始めたエリンは、傷ついた王獣の子リランに出会う。決して人に馴れない、また馴らしてはいけない聖なる獣・王獣と心を通わせあう術を見いだしてしまったエリンは、やがて王国の命運を左右する戦いに巻き込まれていく――。新たなる時代を刻む、日本ファンタジー界の金字塔。

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

一気に読み終えました。とにかく面白かった。
最初の母親との別れのところは本当にしんどくて…
でもその後は、エリンの成長と国の問題に巻き込まれていくストーリーが本当に面白かったです。

最後、リランがエリンを助けたところは泣きました。今までリランが懐いたと思っても、大怪我をさせられ、勝手に期待しては落ち込み、を繰り返していたところ、最後はやはり、絆が生まれているのかも、という流れに、感動しました。

0
2026年10月20日

Posted by ブクログ

獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫)につづいて、一気読み。
2冊まとめて3日間くらいで読み終わった。
あー面白かった。面白かった。
てっきり4冊続きだと思っていたが、いったんここで中締め。
第3巻と4巻は別枠の話になるっぽい。
まだまだ続くと思っていただけに、どう話が続くのか気になりながら読んでいたがあっけなくここで終わり。もっと続けてほしかったなあ!でもこれは贅沢なオカワリであって、とても満足のいく小説でした。

0
2026年08月19日

Posted by ブクログ

王獣と心を通わせるようになったエリン。
静かに暮らして生きたいが、真王と大公とのしがらみに巻き込まれて行きます。最後は怒涛の展開で一気読みしました。獣の奏者シリーズでは1番盛り上がりがある本かも。

0
2026年08月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今年になって上橋菜穂子さんに出会いましたが、もうこのまま全部読んでしまおうと思っています。
鹿の王→守り人シリーズから、ここまでノンストップで読み続けています。
動物好きにはたまらない。
リランと少しずつ理解しあって行く描写がたまらない。
それでもやはり指を食いちぎられてしまうところが、夢物語ではない。
最後にリランが優しく助けてくれたのは、何故なんだろう。
きっと、決して解明できない、理解できない摂理もあるのだろう。
とっとと続きを読みにいきます。

0
2026年08月05日

Posted by ブクログ

子どもを持つことに対して、今の時代は色々考えなくちゃいけないことがあるし、周りの意見もものすごく入ってくる。産む時期とか年齢、お金のこと、環境、育て方、いろいろ。だから、軽々しく子どもが欲しいなんて言っちゃダメなんだと思っていた。
だけど、このお話を読んで、出産は生命の神秘で、とても尊いことなんだと感じられ、救われた。

0
2026年08月02日

Posted by ブクログ

 2作目となりますが、1つの壮大なストーリーが終わった感じです。翻弄されるエリンの人生が本当にリアル。ファンタジーはあまり得意ではないのですが、これは本当に面白く読めます。

0
2026年06月19日

Posted by ブクログ

時間を忘れてどんどん読んでしまった。
最初はエリンとリランが心を通わせていく様子にわくわくしたけど、そのことで後半は嫌なのに政治に巻き込まれて苦しかった。
お母さんが言っていたことや王獣規範の謎が分かったのはスッキリした。
最後のシーンで人に慣れないはずの王獣がエリンを助けたのにはうるっときた。

0
2026年06月03日

Posted by ブクログ

歴代で読んだ本の中でもかなり面白い方だ。
ここ1年の中では1番。馴れることのないはずの獣と言葉を通い合わせていくエリンの姿にフィクションだと分かっているのに心が熱くなり、引き裂く壁に心が痛む。

0
2026年04月30日

Posted by ブクログ

久しぶりにファンタジーでも読むかと思い、上巻を購入したのが15年くらい前。そのまま本棚に突っ込んでいたのを、急に読もうかという気になって引っ張り出して来ましたが、この年でいまさらファンタジーというのもあれかなと思いましたが、面白かったです。
まず章立てがちょうどいい長さにまとめられていて、入浴中に読むとちょうどアニメ1話分くらいの読後感で、読みやすかったです。またファンタジーとはいえ、いろんな要素が現実世界のリアリティラインから外さず、その辺も読みやすさの一因なのかなと思いました。
闘蛇と王獣、真王と大公の関係が、ちょうど日本とアメリカ、または国内の天皇制、核の問題などが読み取れて、その辺はちょっと大人向きを感じる要素かなと思いました。
ただ、あとがきを読んでみると、王獣編までをわずか3か月で書ききったとのことで、そういう要素を織り込もうとして織り込んだわけでなく、手近にあるテーマを引っ張ってきたらたまたまそうなったのかなという印象でした。
エリン中心に物語を引っ張っていくので分かりやすいのですが、ジョウンやユーヤン、イアルなどがあっさり退場していったのがちょっと物足りなかったかなと思いました。続刊で、その辺が深堀されることを期待してもいいのでしょうか?

0
2026年04月28日

Posted by ブクログ

苦しい。
思えばエリンの周りには敵が多かった。祖父から始まり、闘蛇衆や、霧の民、そして王獣規範など。全ての事の始まりは、彼女の芯から溢れ出る知識欲とそれに伴う行動力だった。「私も母のようになりたい」「蜂の生態について知りたい」「野生の王獣のように、リランを育てたい」その結果彼女はかつてない偉業を成し遂げてみせた。しかし、その術は禁忌であり、歴史上に留めておかねばならなかった。
人は武力を求め続ける。地位のため、名誉のため、誇りのため。自らとはかけ離れた生態を持つ王獣。その力を我がものとするために、獣としての本能をも縛ってみせた。エリンはそれが許せなかっただけ。人は知識を探求するものを淘汰し、今に変化をもたらさない。これまでも歴史をなぞり、ただ安寧を求める。
同じようなことは高山羽根子著「首里の馬」でも描かれた。自らのため、または他者のために知識を蓄えようとするものを、嘲笑い、非難する。その結果、求める者が追放され、目の届かぬ位置への移動を余儀なくされる。本作品が現代の日本と全く違う世界であることを念頭に置いた上で、どの世界でも人は同じことを繰り返す。私はエリンに対して何もしてあげられない。無力である。それでも彼女の選択を尊重し、彼女の人生を見守ることはできる。そうしたいと思わせるモノを彼女は多く持っている。

苦しいことが多い本巻ではあるが、心温まる描写も少なくない。ユーヤンとの間で育まれる友情は心温まるし、リランの初飛翔の場面には驚き共に溢れる成長の喜びや、世界の美しさに感動した。

0
2026年04月04日

Posted by ブクログ

第五章 運命の曲がり角
1 竪琴の響き
2 運命の曲がり角
3 教導師たちの決定
4 最期の便り
5 傷
第六章 飛翔
1 不安の胎動
2 飛翔
3 霧の民(アーリョ)の大罪
4 野生の雄
5 二頭の飛翔
第七章 襲擊
1 真王(ヨジエ)の行幸
2 ダミヤの誘惑
3 襲擊
4 治療
5 闘蛇の印
6 決意
第八章 風雲
1 求婚
2 獣の血
3 ダミヤの命令
4 魔がさした子(アクン・メ・チヤイ)
5 露見
6 逃亡者
7 風の夜
8 王祖の来し方
9 虚しさの天地
終章 獣の奏者
1 払暁
2 弦の調べ


6章の終わりに教導師になったエリン
教えることについて。
学ぶということの、ふるえるような興奮を感じとってほしい、というエリンの言葉。

0
2026年03月13日

Posted by ブクログ

リランと心を通わせていく数々の場面が本当に瑞々しく美しく描かれている。そしてエリンにとって初めての父親であり自身の身体も心も救ってくれたジョウンとの呆気ない突然の別れ。そしてイアルとの出会い。

リランと心を通わせたことでこの国の将来を左右する濁流に巻き込まれていくエリンとリラン。

とにかく美しい結末は著者がここでこの物語が完結したとしていたことも納得の出来栄え。



0
2026年03月11日

Posted by ブクログ

なによりリランの飼育に奮闘するエリンの情熱に感動。
真王襲撃からは色々絡みあった目まぐるしい展開。
こんな歪な国家が長年崩壊しないとは信仰の力は恐ろしい。

0
2026年03月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み直し。
あとがきを読んで、本当はここで物語が1幕を下ろす予定であったことを初めて知った。

全ての生き物に共通するものは"恐怖"でありながら、最後の最後で愛を感じられるのが良い。

0
2026年03月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

旅の道中で読んでいたのもあって
2日で読み終えてしまいました(笑)

展開が早過ぎず、遅すぎず。
読む手が止まらない。

純粋にリランのことを想って関わっていただけなのに
そのおかげで心を通わせることもできたのに
王獣と人間のどうしてもわかり合えない部分が
出てきてしまったり、
国に利用されそうになったり。

ここで話は終わりだったというあとがきを読んで
思わず、嘘でしょ!?となりました(笑)
だって続きが気になりすぎる!!
やはり全巻揃えてから読み始めて正解でした(笑)
続きが楽しみです!

0
2026年01月14日

Posted by ブクログ

最初は本編で完結していたのか!
人間と獣の超えられない壁について、まざまざと描き綴られる。動物を“獣”と表したところにも、そういった弱肉強食の合理的な恐ろしさが言い含められているのかな。
そんな獣と心を通わせたい少女エリンと、彼女を取り巻く政界の思惑とが交錯していくような人生譚。
これから3巻目の『探求編』へ。

0
2025年12月01日

Posted by ブクログ

王獣を人に慣れさせてはいけないという決まり。
純粋にリランのことを愛して育てていたのに、政治的な利用をされそうになったり、王獣の本能に恐怖を抱いたり、エリンの思うままにはできない理不尽さ。
政治が絡んだり、過去のことが絡んできたりで世界観がすごくてより面白くなってきた。
最初の闘蛇の謎の死とか、王獣規範のこととか、解き明かされていくのが楽しみ

0
2025年11月06日

Posted by ブクログ

神話と歴史、政治劇が複雑に絡み合い、その渦の中で揺れ動くエリンと王獣リランの心の通いに、読みながら一緒に気持ちが揺さぶられ、とても切ない。登場人物それぞれがもつ背景には様々なしがらみがあり、その中で懸命に生きる姿も胸を打つ。何が善で何が悪か、立場によって見方が変わり、それはファンタジーだけれどとても現実的で、没入してページをめくった。

0
2025年10月11日

Posted by ブクログ

面白かった!
後半は一気読み。ページをめくる手がとまらんかった。
『香君』にも通じる自然との共生の在り方…考えさせられる。
作者のあとがきを読んで、当初はここで終わりだったと知る。作者のねらいを描き切ったからだそうだ。
そうと知れば、「なるほど」と思うのだが、知らなかったら、絶対、「いやいやいや、その後どうなったん?!」と思うよね。

0
2025年09月26日

Posted by ブクログ

圧巻の描写力、ワクワクしてめくる手が止まらない経験は何時ぶりか。
ファンタジーに苦手意識があったが、上橋菜穂子さんの設定力、ありありとエリン達の暮らす様を読者に想像させる筆力に、その熱量に息付く間もなく読み切ってしまった。文章だけで、こんなに繊細な獣の息遣いや美しい野山や渓谷を、描ききれるものか、、、、。

10年も前にアニメ化までされた名作と聞いていたが、なるほどこれは売れるし、願わくばもっと若い時、今ほど娯楽もなく時間もたっぷりあった10代に出会いたかった作品。それでも心強く揺さぶられた。

続編があるとはいえ(まだ未読だが)、あとがきにもあった様に、潔いラストも文句のつけようがない。どうしようもなく、エリンとリランが愛しくて堪らなくなった。

0
2025年08月10日

4巻が一番泣けます。

アニメ「獣の奏者 エリン」を見てから読むと、
イメージしやすく読みやすいです。

また、多くの図書館では、
こちらの版が多いと思われます。
https://www.amazon.co.jp/獣の奏者-完結セット-全5巻-上橋-菜穂子/dp/406939270X/ref=pd_aw_sbs_5?_encoding=UTF8&pd_rd_i=406939270X&pd_rd_r=ff93e70b-171d-4387-ae33-7a45fc1e0a1d&pd_rd_w=dJALm&pd_rd_wg=oY5Zq&pf_rd_p=2eb5268e-6ff8-4b13-8822-fcfaa9eea37e&pf_rd_r=4PRM5QYV2EW0P58GA21F&psc=1&refRID=SG3VZXJQR5TWTQJ0HHFC


最終章の4巻が泣けます。

0
2019年08月04日

Posted by ブクログ

とりあえずの完結。
あっという間に読んでしまった。
頭の中に映像が浮かびやすい。ごくシンプルな設定だからこそ、ここまで引きつけて読ませるのはすごいなと思った。
どこか、未熟さも残っているエリンが、この先どんな女性になっていくのか。
続きも読んでいこうと思う。

0
2026年10月23日

Posted by ブクログ

全4巻と外伝まで読み終えると、エリンという一人の少女の人生をずっとそばで見てきたような気持ちになりました。
闘蛇をめぐる母との別れから始まり、王獣リランと出会い、やがて国や戦争にまで巻き込まれていく姿を見ていると、「ただ生き物を知りたいだけだったのに」と何度も切なくなりました。
特に印象に残ったのは、エリンが最後まで「知りたい」という気持ちを捨てなかったことです。
ただ、その知識が人を救うだけではなく、国に利用され、命を奪う力にもなってしまう。善意で始めたことでも、使う側によって意味が変わってしまう怖さにはかなり考えさせられました。
一方で、後半は政治や戦争の比重が大きくなり、1、2巻で感じたエリンと獣たちとの静かな時間が好きだった自分には、少し寂しさもありました。
だからこそ、外伝でエリンやイアルたちの穏やかな時間を読めたのは嬉しかったです。
読み終えた後は、エリンの人生を最初から最後まで一緒に見届けたような、寂しさと満足感が残りました。
ファンタジーなのに、人と動物、知識と権力、そして人が何を守って生きるのかまで考えさせられる、長く心に残るシリーズでした。

0
2026年10月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

傷ついた幼獣リランに対して、エリンがこれまでの経験と鋭い観察力を頼りに、少しずつ距離を縮めていく過程がとても良かった。言葉が通じない相手だからこそ、鳴き声や仕草を注意深く観察し、自分で考え、自分で答えを探していくエリンの姿が格好いい。

最初は、エリンとリランなら種族を超えて完全に分かり合えるのではないかと思わせられる。しかし、交流が深まるほど、人間と王獣の間には決して越えられない部分があることも見えてくる。「分かり合えた」と思った瞬間に、実はまだ分かり合えていなかったという描写が印象的だった。

そして、エリンがリランを育てる方法は、王獣を扱う人々が守ってきた規範から少しずつ外れていく。自分のやり方は本当に正しいのかと悩みながらも、自分の目で確かめ、自分の頭で考え続けるエリン。その姿勢に強く惹かれた。

さらに、王獣が戦争のための戦力として利用される可能性が浮かび上がり、物語は一気に重みを増す。「獣を守りたい」というエリンの思いと、「国を守るためには王獣を利用したい」という人間側の論理。その対立を通して、人間と獣が共存することの難しさを深く考えさせられた。エリンとリランの交流の温かさだけでなく、その先にある重いテーマまで描かれているところが素晴らしい。

0
2026年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作から少しずつ丁寧に積み上げてきたリランとの信頼関係が、一瞬でヒビが入って失われる展開は、ショックでした。ただ純粋に生き物を知りたいというエリンの思いが、国の事情に巻き込まれ、知ること自体が危険な行為に変わっていく過程は切なすぎる。でも、その残酷さがあるからこそ「人と獣の在り方」や、自分の意思を持って相手と向き合うことの難しさを深く考えさせられました。

0
2026年06月24日

Posted by ブクログ

現実をまざまざと見せつけられる2巻目だった
強大な力を持ちすぎたあまり政治利用されるのは分かっていたとしても悲しくやるせない

完全には理解し合えなくともお互いを探り続ける姿勢に希望はあるのかもしれない

0
2026年04月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

エリンがカザルム王獣保護場の教師となり、王獣の飼育に成功。王獣が政治利用されはじめるところまで。少しずつ運命の歯車が重なってラストに繋がっていくのを感じる。!

0
2025年12月05日

Posted by ブクログ

獣の奏者Ⅱ。真王と大公、王獣と闘蛇という対立で物語が進むため、分かりやすくて物語に入り込みやすかった。特に主人公エリンが後半に進むに連れて王獣と繋がることを恐れ、リランとの関係が悪化しつつあるのではないかと心配したが、その分最後にリランがエリンを助けるシーンに感動した。人間と王獣にはどうしても分かり合えない壁がありつつ、それでもエリンとリランの間には、切れない絆があるのだろうなと感じました。

0
2025年10月12日

Posted by ブクログ

エリンの綺麗な心に胸を打たれた。私の推しはイアルとシュナン。シュナンがもう少し登場して活躍して欲しかった〜。

0
2025年07月13日

Posted by ブクログ

エリンとリランにどうか幸せが訪れますように、と祈りを捧げるような気持ちで王獣編を読み終わった。とても嬉しい終わり方でしたが、続刊があるということで…!早く読みたいような、一旦この余韻を味わいたいような。ユーヤンが好きなので、どこか出てきてくれたら嬉しいな。

0
2025年05月29日

Posted by ブクログ

うん、面白い。

誰が裏切るのかとか、どういう展開になるのか、先の展開はある程度予想がついた。が、そんな事は本書の面白さとは関係ない。

描かれている世界や人物が非常に魅力的で、主人公のエリンから目が離せない。

非常に楽しく読ませてもらった。電車の遅延も今日は許そう。

0
2025年04月06日

「SF・ファンタジー」ランキング