感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
面白かった〜!!!!
すっかりエリンが大人になっていたけれどまだまだ自分の感情とやるべき事の折り合いをつけられていない感じが成長過程で良かった
ダミヤやっぱりよくない ああいう男は絶対裏切るんだ
イアルはとてもかっこよかった 信念のある男性はかっこいいと常々思うけれどイアルのそれは信念と呼んでいいのか 与えられたものを信念と呼ぶのを躊躇ってしまいます
多くのものを失いながら リランのことはわがままを通してきたエリンだけれどその不器用さは現代で言うアダルトチルドレン的なものに当てはまるのだろうか、と考えた
両親を失い 育ての親の最期もわからず 獣と暮らしていくエリンが変に大人びて見える描写があるのはそういうことなのかなあと思います
エリンにはエサルやユーヤンもいて一人では無い けれど人格の形成に一番あるべきだった実の両親はいない
ただエリンが獣の気持ちを考えられる優しい子であるのはジョウンがいてくれたからなのだろうなと思います
面白かったな〜
Posted by ブクログ
すごく良かった。
やっぱり上橋菜穂子さんの紡ぐ物語や考え方が震えるほど好きだな。
生きとし生けるものへの深い愛情を持ちながら、考え抜いた末に感じた世界への諦念や無力感も持ち合わせていて、でもそれでも優しい世界を信じたいというような。
物語の展開も巧妙ですごく面白い。
遠い過去の異国の物語なのに、現実とリンクする部分がたくさんあって、むしろ物語だからこそすっと心に入ってくる。
こんな風に世界を捉えて言葉を紡いでいる大人がいるというだけで、私は救われた。
ファンタジー要素があるから、読みながら子どもの頃のワクワクした気持ちも思い出させてくれる。
ずっと側に置いておきたいと感じる物語。
Posted by ブクログ
闘蛇編から早く次が読みたくて(闘蛇編、いいとこで終わってるから!)即買いしてきた。
前巻より深みが増し、スケールが壮大!
エリンは、ただただ素直に知りたいことを追求する少女で、その努力がリランとの絆を深めたわけだけれど、この巻ではエリンの知識がいかに危険なものであるか、エリン自身が気づき、迷い、誓う。
自分の力が利用されないためにはどうすればいいのか?
エリンが人として成長していく巻だと思う。
リランに笛を吹くシーンは胸が痛んだ。
Posted by ブクログ
イアルとエリンが遂に出会った巻…!
とはいえ、本題は過去の過ちと再び起こりうる災いのお話だと思います。
自然のままにリランを育てた結果、美しく空に翔けることが出来るようになったリラン。当然、利用する人も出てきます。己の欲の為に獣を利用する者たち。もし自分がエリンのように奏者の技が使えたとしても戦いの為には使いたくないですが、もしポケモンの世界のように戦うことが公認されていて、獣自身もそれを求めていたら…?利害の一致と看做して"悪"では無くなるのかもしれない。まあ、実際に殺戮の現場を見たらそんな気持ちは無くなると思いますけどね…(笑)
ダミヤ側の気持ちも分からなくは無いですけど、エリンを応援する側としては汚く、狡猾で憎く感じてしまいました。
Posted by ブクログ
2.3日で一気読みしてしまった。人間の過ちは繰り返させると言われるが、そのサイクルを壮大なスケールのストーリーで感じることができた。
Posted by ブクログ
2022.09.11
再読。
ファンタジーはほとんど読まないこの本以来読んでいないが、面白かった記憶があり再読。やっぱりいい!
ファンタジーならではの世界観ですが、その中に生物と人間の関わり、親子の関係、政治といった現実の要素が多々あり、単なる闘いでは終わらない物語を感じました。2回目のせいか、以前は世界観や名前が分からず見返すことが多かったですが、今回はさくさく読み進められ、泣けるポイントも多かった気がします。(エリンとエサルの名前はもう少し違いがあるように変えて欲しい!)
悪者はすぐに分かりますがそこがメインではなく、戒めで規律を重んじる世界で、自分だけでなく周りも巻き込むかもしれない恐怖の中、自分がどうしたいか、どんな世界にしていきたいかを過去や周りの考えに捉われることなくエリン自身が考え行く姿にグッときます。
2011.01.09
Posted by ブクログ
リランがエリンを襲ってしまった場面から、話の展開がどんどん進んでおもしろかった、、
人間の過去の過ちを止めることが、エリンならできる気がした
シュナンとセィミヤ、エリンとイアルの関係が1巻のときからまた進んでいたのも良かった、、