上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 獣の奏者 I闘蛇編

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    あ〜おもしろ〜試しに1冊目だけ買ってみたのが悔やまれる。まとめて買えばよかった。早く続き読みたい。

    エリンの可愛さと聡明さが同居するあの感じが、春の暖かさと時折吹く冬の名残の風のようでここちいい。
    これからエリンはどうなっていくの〜!その内に秘めたるパワーで全部いい感じになっちゃうのかな???

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    2025年10月12日
  • 獣の奏者 II王獣編

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    神話と歴史、政治劇が複雑に絡み合い、その渦の中で揺れ動くエリンと王獣リランの心の通いに、読みながら一緒に気持ちが揺さぶられ、とても切ない。登場人物それぞれがもつ背景には様々なしがらみがあり、その中で懸命に生きる姿も胸を打つ。何が善で何が悪か、立場によって見方が変わり、それはファンタジーだけれどとても現実的で、没入してページをめくった。

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    2025年10月11日
  • 獣の奏者 I闘蛇編

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    ずっと気になっていたけどやっと読み始めた。
    何冊にも渡ってるやつ同時進行で読み始めてしまったけど、、
    ファンタジーだけど、世界観に入り込みやすくて、読みやすくて続きが気になる!
    エリンがどう考えるのか、どう成長していくのか、早く次も読みたい

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    2025年10月09日
  • 獣の奏者 I闘蛇編

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    王獣と闘蛇という神秘的な生き物が象徴的に登場し、彼らの力がそれぞれ政治的に利用されているリョザ新王国内で何やら暗躍する陰謀。唐突に始まる悲劇から、獣ノ医術師を目指す主人公エリンが、その陰謀の渦中に少しずつ足を踏み入れていく…
    描写が瑞々しく、絵が思い浮かぶような文章と、話しのテンポの良さにあっという間に世界観に入ってしまった。

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    2025年10月07日
  • 獣の奏者 III探求編

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    そうなんだよ、なんで全滅した?独り勝ちのはずやん?と思っていた。
    尋ねに行ければよかったけれど、それは、自ら確かめなければならないことに…
    過酷だなぁ。
    ハッピーエンドを期待したいのだが。

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    2025年09月26日
  • 隣のアボリジニ――小さな町に暮らす先住民

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    全く違うルーツや文化をもつ隣人と共存するということの複雑さや奥行きを平らかに伝えてくれた本。
    ここまでまっすぐに相手と向き合って研究することは簡単なことではないと思う。
    移民政策というものが重要になってきた今の日本にも決して無関係ではないテーマだと思うし、この本に出会えて良かった。

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    2025年09月23日
  • 獣の奏者 II王獣編

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    面白かった!
    後半は一気読み。ページをめくる手がとまらんかった。
    『香君』にも通じる自然との共生の在り方…考えさせられる。
    作者のあとがきを読んで、当初はここで終わりだったと知る。作者のねらいを描き切ったからだそうだ。
    そうと知れば、「なるほど」と思うのだが、知らなかったら、絶対、「いやいやいや、その後どうなったん?!」と思うよね。

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    2025年09月26日
  • 獣の奏者 IV完結編

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    ネタバレ

    人と王獣。本来結ばれないはずだった絆をエリンが結んでしまったことでこんな哀しい展開を迎えるなんて…
    獣のことを、リランのことを、知りたくて知りたくて走り続けて、いつか野に解き放ってあげたくて試行錯誤してきたはずなのに、その結果戦の武器にせざるを得なくなるなんて、本当に人間はなんて醜く愚かで哀れなんだろうかと心底思う…
    でもエリンが言っていたように「人は殺し合いをすることで均衡を保とうとする獣」であるなら、それが人を人たらしめる所以なんだろうなとも思う。
    戦争は良くないと言いつつも、時が経てばまた争いの火種が生まれて同じことを繰り返す。
    自分たち人間が醜く愚かな生き物だってわかってるから、そうじ

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    2025年09月18日
  • 守り人シリーズ電子版 2.闇の守り人

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    めっちゃおもしろかった。
    サラサラサラ〜っと読めた。
    気づいたらもう残りわずかで。
    『精霊の守り人』もおもしろかったけど、その数倍おもしろかった。
    死んだジグロ(ヒョウル)と冒頭から槍で舞うシーンが好き。
    ヒョウルの正体はその冒頭から分かってはいたけど、『山の王』や『最後の扉』が気になり過ぎて最後まで飽きなかった!
    ヒョウルの存在意義がすごいよくできてる。
    国を守るため、また世代交代というか、きちんと弔われることもいい。
    『オコジョを駆る狩人』、や『牧童』という不思議な存在にもわくわくしたし、洞窟の中の深い川や儀式などの神秘的なところも印象的。

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    2025年09月14日
  • 香君3 遥かな道

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    おもしろすぎて本を閉じられなかった。丸一日、夢中で読んでしまった。蔓延していく災厄を絶望とともにアイシャと追いながら、どうにかして食い止められないか必死に考える巻。植物と虫は密接に関わり合っているのだと、深く感じられた展開だった。虫害ノ省の人たちが大好き。好きを極めた学者さんが、社会のために知識を使ってくれる展開、胸が熱くなる。

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    2025年09月13日
  • 風と行く者

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    上橋菜穂子の守り人シリーズは とても好きな話しです。
    随分と久しぶりに 読みました。
    若い時のバルサとジグロ
    若い時の私には わからなかったジグロの愛情
    無骨な武人だったジグロ 若い娘に 優しい言葉なんかかけられなかったんでしょうね。
    サリの娘 エオナは ジグロの娘かもしれません。
    もし そうだったら ジグロにも娘がいたんだ!
    よかったなあ!
    そして物語の最後には バルサにも 帰るところ
    タンダの家が あります。
    自分をわかってくれる人が待っていてくれる
    というのは 幸せですね。
    戦い 怪我 策略のシーンが続く中 穏やかな終わり方が あったかい気持ちになります。
    上橋さんの書く食べ物も 美味し

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    2025年09月02日
  • 獣の奏者 III探求編

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    国のために、自分たちの穏やかな暮らしのために、そして獣のためにどうするべきか。
    いよいよ話がどんどん大きくなっていく。
    これがどう終着するのか次巻も楽しみ。

    (リランの出番がほとんどなくて寂しい…)

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    2025年08月30日
  • 獣の奏者 外伝 刹那

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    命が息づいている文章。妊娠中に読んだこともあり、生きる喜びに溢れた物語に触れることができて元気付けられた。

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    2025年08月28日
  • 香君1 西から来た少女

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    読みやすい。馴染みのない名前を覚えるのがちょっと大変だけど、主要人物一覧も概略地図もある親切設計なので問題ない。次巻も楽しみ。

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    2025年08月25日
  • 鹿の王 3

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    やっと全員集合
    性根の悪い人だけが死ぬ病気があればどんなにいいか
    運命の不平等さを知って、虚無になるヴァンの気持ちに共感。

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    2025年08月22日
  • 獣の奏者 I闘蛇編

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    ネタバレ

    アニメにもなった超有名ファンタジーを今更手に取る笑
    魔法だのドラゴンだのが出るキラキラド派手なファンタジーもいいけどこういう落ち着いた自然豊かな世界観のファンタジーの方が好き。
    エリンの母ソヨンが処刑されてしまうということ以外知らないからこれから始まる冒険が楽しみで読みながら心踊る✨
    1巻ではいよいよ学校に入ったけど、ジョウンとの別れが寂しいなぁ……もう少しジョウンと蜂飼いしながら自然について学んでいき、絆を深めていくシーンが欲しかったし何ならずっと一緒にいて欲しかったけどそれじゃお話にならないもんね…仕方ない(;_;)

    続きが楽しみ!

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    2025年08月21日
  • 守り人シリーズ電子版 炎路を行く者

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    ヒョウゴの物語。胸がいっぱいに切なくなるいい話だった。

    正直、あとがきで15のバルサがヒョウゴを救った…ということは読み解けなかった。

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    2025年08月18日
  • 守り人シリーズ電子版 11.守り人短編集 流れ行く者

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    ネタバレ

    浮もみ なんだか切なくて涙が滲むような短編

    ラフラ 
    アズノの心より機微について、最後まで付き添われてないからこそ想像こそ余地があり、思いを馳せてしまう物語だった。
    読み解けているかわからないが、きっとアズノにとってターカヌとの勝負は金銭も、人の目も絡まない純粋で大切な勝負だったのだろう、というのが私の解釈だった
    合っているかはわからない。ただ、わかったつもりでこうだ、と言ってしまうのも嫌だな。また読みたい。

    流れゆくもの
    バルサの初めての人殺しの話。重い。

    あとがきも含めてとても好きだった。ため息をつくほど胸が切なくなる短編集。

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    2025年08月16日
  • 獣の奏者 II王獣編

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    圧巻の描写力、ワクワクしてめくる手が止まらない経験は何時ぶりか。
    ファンタジーに苦手意識があったが、上橋菜穂子さんの設定力、ありありとエリン達の暮らす様を読者に想像させる筆力に、その熱量に息付く間もなく読み切ってしまった。文章だけで、こんなに繊細な獣の息遣いや美しい野山や渓谷を、描ききれるものか、、、、。

    10年も前にアニメ化までされた名作と聞いていたが、なるほどこれは売れるし、願わくばもっと若い時、今ほど娯楽もなく時間もたっぷりあった10代に出会いたかった作品。それでも心強く揺さぶられた。

    続編があるとはいえ(まだ未読だが)、あとがきにもあった様に、潔いラストも文句のつけようがない。どう

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    2025年08月10日
  • 鹿の王 3

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    争いと病ともに危機が拡大し、緊迫する中で2組の主人公格が合流し、結末に向けた動きが加速してきた。楽しみしかないですね。

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    2025年08月10日