上橋菜穂子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ本作を読み、獣の奏者を初めて読んだときのように、恐ろしく作り込まれている緻密な設定に胸が躍りました。植物の名前や、職業名。全く聞き覚えがない言葉たちなのに、読めば読むほど物語の世界へと惹き込まれていく。
まるで自分がその世界で暮らしているかのように、実際に自分の身の回りで起こっている出来事かのように感じます。
そんな世界観だけではなく、人間同士の関係、
人間と命ある存在との関係性にも夢中になりました。ルクランにはどんな秘密が隠されているのか。ジェードはルクランを守れるのか。なぜ蝶は…。神官たちはこの現状をどう乗り越えるのか。読み進めるほど、わたしはジェードに感情移入してしまいました。ルクランが -
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Posted by ブクログ
ネタバレオタワルの天才医師・ホッサルは、祭司医・真那に誘われた安房那にミラルと共に訪れる。東乎瑠帝国の次代皇帝の座を巡る政争に根深く絡むオタワル医術と清心教医術の確執。異国の地でホッサルが遭遇する事件とは…。「鹿の王」の続編。
ホッサル推しへの供給本。
これはまさにホッサルファンブックです、本当にありがとうございます。「鹿の王」の続編で、ヴァンとユナのその後ではなく、ホッサルとミラルのその後を描いてくれて本当に嬉しかった。冒頭のミラルと真那の親密そうな様子に嫉妬して拗ねるホッサルに、にやにやが止まらなかった。それをまた母のように見守るマコウカンもまた良し。ああ、本当に供給過多。感謝の意で溺れそう。
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Posted by ブクログ
ネタバレおもしろすぎて3日で全巻読破した!
神郷オアレマヅラが謎に包まれたまま終わってしまい、まあそうだよね〜と思いつつ、同じ世界線ではなく異世界の扉が開かれて、香君やオアレ稲はもたらされたのではないか…と妄想が止まらない。
香りから自然の摂理を色々知れるのも面白いし、政治的な側面も読み応えがある。
そして一つのことに依存する恐ろしさも改めて感じた。
人間が自分たちの力で道を切り拓いていく大切さも。
そして何より登場人物がみんな良い。
それぞれの思惑があって対立することがあっても、どちらか一方が悪者には見えない。
それぞれの信念が理解できる。
アイシャ、オリエ、マシュウにもまた会いたい。 -
Posted by ブクログ
名作『鹿の王』の後日譚。
ただし、ヴァンとユナはいっさい登場しない。『鹿の王』のもう一人の主人公のような立ち位置のホッサルの物語であり、わたしにとっては気になる存在だったミラルの物語だ。
とにかくミラルがかっこいい。今回は、少し情けないホッサルとの対比も鮮やかで、ミラルの魅力が全面に出ている。むしろ、本作の主役はミラルと言ってもいいかもそれない。
副題の「水底の橋」も秀逸。『鹿の王』は、そのいわれを作品中で語られ、作品の内容をストレートに表現していたけど、これと比べると「水底の橋」は少しわかりづらいかも?
水底の橋とは、今でも高知辺りでよく見かける沈下橋のこと。大水に流されない頑丈な橋……では -