上橋菜穂子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
知りたいと思い追い求める事は恐ろしい側面を伴う…それでもひたすら自分の道を信じその先を知ろうとするエリン…凄いなぁ…どうしたらこんなに面白い話が書けるんだろう
リランがエリンを守った姿が頭に浮かんで感動した
リランにもエリンを慕う気持ちがあるんじゃないかなと今作で感じた
今までエリンがリランに対して抑えていた愛情が溢れ出していた場面良かったなぁ
「知りたくて、知りたくて…おまえの思いを知りたくて」ってところ泣きそうになった。知りたいけれど王獣の気持ちを人が完全に理解することは難しい…
お母さんが子どもの気持ちを理解したくてもどうすれば理解してあげられるか苦悩している様だった
小5の頃、上橋先生の作品が難しく感じていたけれど大人になった今読んでみると心に響くものがある -
Posted by ブクログ
もう10年以上前、小学生か中学生の時にお小遣いで買った大好きな作品を再読。
上橋菜穂子さんの作品に出てくる食べ物ってすごく美味しそうで魅力的。独特の甘辛い香辛料で煮付けた魚、タレがしみたご飯、読んでるだけで口の中に唾がたくさんわいてくる。
これは全10巻のシリーズの第1巻目。新ヨゴ王国第二皇子のチャグムが、目には見えないもう一つの世界の水の精霊の卵を身に生み付けられていて、ひょんなことから女主人公の用心棒・バルサがチャグムを守ることになる話。当時2巻目の『闇の守り人』から読み始めた私的に、シリーズものだけど1話完結的な楽しみ方もできると思う。
呪術師のおばあさんトロガイ、その弟子タンダ、宮に仕える若き星読み博士のシュガとか、キャラが濃くて素敵な登場人物が多いのも魅力。
幼かった頃に好きだったお話って、時を経て読み返しても色褪せないどころか、もっと違う良さを感じられる気がする。
夏の終わりに、童心を思い出しつつの読書体験、贅沢な時間だった。 -
購入済み
とかげのしっぽ
人の生と死の概念について考えさせられる濃厚でいて、かつ異世界というファンタジー感、そして人々の思惑が織りなす絡み合った物語で読みごたえは抜群でした!
鹿の王というタイトルから読み始め前は「もののけ姫」のイメージを漠然と持っていました。確かにそのイメージが間違っていたとは思いませんが、私が印象に残ったことは「病理学」についてです。流石にこのタイトルから想像することはできないでしょう!
まだ病気が菌によるものでなく宗教的なものが深く絡んでいると多くの人々が思っている時代。少数派ではあるが、病気は菌という目に見えない小さな原因があるんだということが分かってきたという背景があります。そんな中で描かれる、人の生と死の考え方は強烈に私の印象に残った。人の体を「国」と例えていたところはわかりやく、すんなりと頭に入ってきました。
他にも政治的な思惑が幾重にも絡み合って進む物語は濃厚!私はそこら辺が得意ではないのでサラッと読み進めましたが、そういった策略などが好きな方が読んでもまず面白いと感じるのではないかと思います。
そして、異世界のようでいて現実味のあるファンタジー舞台。古い時代のアジア圏のような世界。「策略好き」「ファンタジー小説好き」「理系話好き」の一つでも当てはまればこの作品が好きなはず。言わずもがな、これら3つとも当てはまる方は是非とも読んでみて下さい!
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Posted by ブクログ
小学生の頃から何度も読んでいる大好きな本。数年ぶりにチャグム達に会いたくなって再読。はじめて読んだ時はチャグムよりも幼かったのに今ではバルサと十しか離れていない。時の流れる速さに驚いた。
今回は、突然母と離されたり、父である帝に暗殺を企てられたり、よくわからん異界の生き物に卵を産み付けられたりと大変なチャグムの心情に着目して読んだ。チャグムが、バルサ達に感情をぶつける所でバルサとタンダはチャグムに安心を与える存在になれたんだなと実感できた。
上橋菜穂子の作品を読むのは1年ぶりだが、文章の読みやすさですぐに話に入れた。バルサ達と共に旅をするのはやはり楽しい