上橋菜穂子のレビュー一覧

  • 守り人シリーズ電子版 炎路を行く者

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    「天と地の守り人」を読んでいるときに、登場人物のヒュウゴが魅力的だと思った。アニメにするならどんなビジュアルでどの声をあてるのがいいんだろう、などと考えながら読んでいた。

    魅力のある人物だと思ったヒュウゴの物語。「天と地〜」で重要な位置にいた彼。ヨゴ人である彼が、どんな人生を歩んであそこにいたのか、それがわかる話。

    もう一度「天と地〜」を読み返したくなった。

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    2016年07月12日
  • 守り人シリーズ電子版 2.闇の守り人

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    大人には一番人気の本らしい。バルサの過去と向き合いと決別が素晴らしい。おそらく大人に人気の理由は過去との向き合いへの対面が身近に感じるからではないか。そりゃ子供にはわからないかもしれないね。
    誰しも自分の過去、親、少年時代に向き合って何かを変えよううとし、何かを受け入れようとすることはある。そんな感じ方を思い出させるのかもしれない。
    それにしてもバルサのかっこよさは尋常ではない。

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    2016年06月23日
  • 精霊の守り人 3巻

    Q

    購入済み

    さすが名手!

    元々原作が好きで、コミックスも良いかな?と購入してみたが、
    原作の幻想的な部分を余すところなく表現した上、微妙に違う説話を折り込みながら違和感を感じさせないところ、藤原カムイ氏、さすが名手!と言う他ない。
    素晴らしかった。

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    2016年05月18日
  • 獣の奏者(1)

    購入済み

    面白いだけではない

    面白いだけでなく、色々考えさせられるそんなマンガです。

    このマンガに出会えてよかったです!

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    2016年05月17日
  • バルサの食卓

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    ”精霊の守り人”を中心に、作中に出て来る飲食の対象物を実体化させ、レシピと作成手順を概説したもの。
    作中の料理名も材料名も架空だが、元のイメージは主にアジア系の食材・料理であることが分かる。
    著作を読んだときに、「やけに食事のシーンが細かく描かれているなあ?」と感じた(仮想の言葉なので、人物名と料理名・食材名が頭の中でゴッチャになる...)。
    これは、原作者の原体験である”書籍の中での食事シーンへの憧憬”が元になっていたんだなあと納得。
    出来上がった料理だけでなく、器や什器、テーブルなども良く選ばれており、原作のイメージにマッチしている。

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    2016年05月04日
  • 守り人シリーズ電子版 2.闇の守り人

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    ログサム以上にユグロがムカつく分、カッサとバルサの活躍に胸がスッとする。そしてジグロとバルサの想いに泣ける。

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    2016年04月10日
  • 物語ること、生きること

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    作家・上橋菜穂子の作家になるまでの生い立ちや、作品創作についてのインタビューをまとめた本。なぜ本人によるエッセイという形でなく他人の手を介する形にするのだろうという疑問がありましたが、あとがきに相当する部分を読むと、インタビューという形で他人が介することで引き出されるものもあり、自分のことを自分で語る以上のものが出てくるのだということがわかり、なるほどと目から鱗の落ちる思いでした。
    上橋菜穂子の作品には「こちら側」と「あちら側」の境界線が舞台となることが多く、またその両方を行き来する人が出てくることも多いです。それが魅力となっているのですが、これを読むとなるほどここからあの物語たちが生まれてく

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    2016年04月10日
  • 獣の奏者(1)

    購入済み

    面白いです

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    2016年04月09日
  • 守り人シリーズ電子版 炎路を行く者

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    ネタバレ

    番外編!チャグムを影から救うことになる、敵国の猛者。
    実は国を奪われた元ヨザ皇国の青年の少年期からのスピンオフ。個々のキャラクターにも力あるこの作家さんの力を感じる一冊。

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    2016年04月05日
  • 守り人シリーズ電子版 2.闇の守り人

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    バルサの故郷カンバル王国の過去の歴史を、バルサの歴史ととも弔っていく。ファンタジーの枠を超えた奥の深い人間ドラマ。

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    2016年03月26日
  • 守り人シリーズ電子版 10.天と地の守り人 第三部

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    ネタバレ

    新ヨゴ皇国に帰還したチャグムと、タンダを探すバルサ。
    真正面から向き合ってなお、父と袂を分かつことになるチャグム。
    半死のタンダを見つけたバルサは、壊死したタンダの腕を切り落とし、寄り添う。

    川が海へと流れるように、すべてが気持ちよく収束していく様がすごい。
    はじめからこの結末が用意されていたような気さえする。

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    2016年03月08日
  • 物語ること、生きること

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    上橋菜穂子さんが、作家になるまでに至る幼少の頃からの経緯を語り、インタビュアーが本にまとめた一冊。
    小さな頃に昔話を語ってくれた祖母のことや、読書が大好きで行動することは苦手だったこと。
    あこがれの作家、ボストン夫人に会いに行った話や、大学で文化人類学を学び、やがて研究者になる話等々。
    精霊の木や守り人シリーズを書いた背景が目に浮かぶように、この一冊に詰め込まれています。

    体調の悪いときに読み始めたけれど、一気に読んでしまった、心が奮い立ってくる本でした。

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    2016年02月13日
  • 守り人シリーズ電子版 6.神の守り人  下  帰還編

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    ネタバレ

    タンダはバルサを助けようと隠密と手を組むが、バルサは罠にかかる。アスラを狙う隠密の一味が分裂したのだ。
    アスラは「神」としてあがめられ、その力を利用されることとなる。

    神、言い伝え、民族、人種。フィクションだけれども、現実世界にも十分に通用する話なので重みがあった。
    無理にハッピーエンドにもちこんでないところが自然でいい。
    小さな針の穴が広がるのか、また閉じてしまうのか。

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    2016年02月05日
  • 守り人シリーズ電子版 5.神の守り人  上  来訪編

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    ネタバレ

    用心棒バルサは人買いから兄妹を助ける。
    妹アスラは美少女だが、恐ろしい力を宿していた。その力は国家をもゆるがす。
    アスラは命を狙われながらも、自分の身のうちに宿る恐るべき力に魅せられていく。

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    2016年02月05日
  • 物語ること、生きること

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    人が全身全霊でモノを書いていくとは
    どういうことかを
    学んだような

    作家が生きてきた過程そのものが
    あの作品に こんなふうに昇華されていくのだ
    あの作品の 背景はここにあったのだと
    綴っておられる
    上橋菜穂子さん

    改めて 上橋作品のファンであることを
    再認識してしまいます

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    2016年01月16日
  • バルサの食卓

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    ネタバレ

    とりあえず、一言でいうと、守り人シリーズに登場した、数々のお料理、作ってみたいレシピ集。

    まだ作ってはいませんが、料理の写真はすべてカラー写真なので、見ているだけでも楽しい本です。

    とにかく食べてみたいと思った料理が載っているので、かなり気になります。
    次は見てばかりいないで、作ってみようと思います!!

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    2016年01月03日
  • 守り人シリーズ電子版 3.夢の守り人

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    【2015年交換会】
    木花さんからさやかJにいただきました。
    現実がつらくて夢にとらわれてしまう人たちの姿が花の描写とともに目に浮かぶように描かれています。
    一作目から通して読んでくると、主人公の心の成長も感じられました。
    一作目の登場人物もたくさん出てきて、色々な人の思いが昇華されて、ちょっと心がほっこりした一冊でした。

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    2015年12月21日
  • 守り人シリーズ電子版 2.闇の守り人

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    【2015年交換会】
    木花さんからさやかJにいただきました。
    守り人シリーズの2作目です。
    精霊の守り人の舞台から場所を移して主人公は故郷に帰ります。
    悲しい記憶のある場所で主人公が繰り広げる弔いの闘いに胸を突かれます。
    ファンタジーの世界ならではの不思議な出来事の数々に目を見張る一冊。

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    2015年12月20日
  • 物語ること、生きること

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    上橋菜穂子さんが小説を書くようになるまでのインタビューをまとめた1冊。
    物語への思いや今までの読書体験、上橋菜穂子さんが今に至るまでの物語。
    自然や、生き物、人へ向ける眼差しはこのようにして培われ、物語に生きてきていたのだと感慨深いものがある。
    ファンタジーは今まで手に取ることのほとんどなかったが、上橋さんの著書は一通り読んでいる。ファンタジーとはいえすぐそこに実際にありそうに感じられる人々の息づかい、生活の描写、その筆力に引きずり込まれる。そしてその根底にある想いはこの本の中にあるように「境界線を越えて交わろうとすること」なのかもしれない。

    ○ひとりの人間が考える事と、群れとしての人類が起

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    2015年12月12日
  • 物語ること、生きること

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    上橋さんが小説を書くようになるまでのお話を書いた本。
    ひとつひとつの経験を通じて納得することができました。
    「上橋さん、引き返すならいまよ。今ならまだまともな人生が待っているわよ。」
    何の保証もあるわけではないのに、就職する道を棒に振って、作家や研究者を目指した上橋さん。
     目指す道は違いますが、つい自分をそこに重ね合わせてしまいました。

     余白やひらがなをうまく使っていて、とても読みやすいな、と感じました。
    上橋さんの作品は読んだりしたことがなかったのだけれども、読みたいなと思いました。

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    2015年09月29日